知的財産ニュース 日中韓FTAの第2回交渉が開始、知的財産権などの専門家会議も同時開催

2013年8月1日
出所: 証券時報網

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日本、中国、韓国の3国間の自由貿易協定(FTA)締結に向けた第2回交渉が7月30日から8月2日まで上海市で行われる。中国商務部の愈建華国際貿易交渉副代表によると、交渉の方式や貨物、サービス、競争などの分野の関連議題を検討するほか、知的財産権、電子商取引などをめぐり専門家会議を行う。

日中韓3カ国は互いに重要な経済貿易協力パートナーであり、ターゲット市場でもある。3カ国のGDP(国内総生産)は2012年合計で15兆ドルに達し、世界全体の約20%、東アジアの90%、アジアの70%を占める。FTAが締結されれば、15億人の人口と15兆ドルのGDPを持つ共同市場が形成され、世界3位の経済協力体となる。これにより中国、日本、韓国の3カ国のGDPはそれぞれ1.1%~2.9%、0.1%~0.9%、2.5%~3.1%成長する見通しだ。

東アジア経済貿易枠組みの重要な一部として、日中韓FTA交渉は2012年11月から始まり、13年3月にソウルで第1回交渉が行われた。第3回交渉は今年末、日本で開催される予定。

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