知的財産ニュース 「スノーデン事件」に北京企業が便乗、名前を商標登録に

2013年8月22日
出所: 中国新聞網

ipshow_BID_3971.html

米当局の監視プログラムを暴露し訴追されたエドワード·スノーデン(Edward Snowden)氏が世界から注目されている中、北京のある会社もその流れに便乗した。

北京市のエネルギー技術会社·北京鴻遠藍翔はこのほど、自社が研究開発した電気自動車の新技術に対し、スノーデンの中国語訳である「斯諾登(英文:Snowden)」を商標とする登録申請を国家工商総局商標局に提出したと発表した。現在、商標局で審議段階に入ったという。

「斯諾登」という名前を商標登録する理由について、同社の責任者は「われわれが開発した新技術はスノーデン氏のように多くの機密事項が含まれており、その価値は将来、さらに大きくなるため」とコメントした。

社会的にマイナスの影響を与える理由で、最終的に商標登録できる可能性が低いと専門家たちの見通しだが、北京鴻遠藍翔は「斯諾登(Snowden)」の商標登録に勢いを付けるため、北京市のメーンストリート·長安街にて「斯諾登(Snowden)」のロゴやスノーデン氏の肖像、「電気自動車の秘密技術」といった宣伝文句などで車体を飾った同社の電気自動車を走行させた。車体の改装違反と長安街における宣伝車両の走行違反の容疑で交通警察に阻止されたらしく、「1回の充電で500km以上の走行可能」は証明されなかったという。

本ページに関するお問合せ

ジェトロ・北京事務所 知的財産部
Tel:(+86)10-6528-2781(日本語可)
E-mail: PCB-IP@jetro.go.jp