知的財産ニュース USTR、「スペシャル301条年次報告書2013」を公表、商務部がコメント

2013年5月2日
出所: 商務部公式サイト

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米通商代表部(USTR)が1日、包括通商法スペシャル301条に基づく年次報告書を公表した。これについて、中国商務部条約法律司の責任者は、「中国の知的財産権分野における取り組み、成果を評価する同報告書の内容に留意している」とする一方、9年連続で中国を「優先監視国」に指定したことに「深く遺憾に思う」と表明した。

USTR報告書では「中国企業や政府が絡んだ米国の企業秘密の盗用が多発」と指摘しているのに対し、商務部責任者は「中国政府は知的財産権の保護を高く重視し、一連の措置を講じるとともに、長期的体制の整備も推進している」とし、「権利侵害·模倣品摘発活動全国指導グループで営業秘密の保護を強化している。中国政府は従来より企業秘密の保護を高度に重視し、企業の技術開発強化と、市場競争力の向上を奨励している」と強調した。

同責任者はさらに、知的財産権保護は国際的課題で、これには国際社会の共同の努力が必要だと主張する。中国側は、米国など関連の国や地域と提携を密にし、世界範囲で知的財産権保護レベルの向上を共に促進していきたいと話した。

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