知的財産ニュース 重慶、ネットショップ経営者の情報を公開、偽物販売者特定を容易に

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インターネットで偽物を誤って購入したが、経営者の身分が分からないため通報もできない、ということに多くの消費者が悩まされている。偽物取引の温床とも言われるネットショップへの監視·管理を強化するために、重慶市工商局は経営者の身分情報などを調べられるオンラインシステムの試験的導入に乗り出した。

国の指定した「電子商取引誠実信用サービスパイロット事業」の参加機関の１つである重慶市工商局は、同システムを全国で初めて開発した。消費者はネットショップのウェブページにある工商局ロゴをクリックするだけで、経営者の住所、法定代表者、経営範囲、営業許可期限などを簡単に調べることができる。全てのデータは工商当局のデータベースにより提供される。消費者が安心にショッピングできるようにするとともに経営者の自律を促し、オンライン取引への監視管理の強化につながる効果も期待される。

重慶市工商局は今後、同システムの更なる改善を図り、2014年までに市の全ての大型ショッピングサイトで普及させる方針だ。