知的財産ニュース 上海自由貿易試験区管理弁法が発表、知的財産権保護を強調

ipshow_BID_4261.html

上海市人民政府がこのほど開いた第24回常務会議で「中国（上海）自由貿易試験区管理弁法」が採択された。国務院の「中国（上海）自由貿易試験区総体方案」を踏まえて作成された同「弁法」は、自由貿易試験区を建設する活動の重要な内容として知的財産権の保護を強調した。

「管理弁法」第31条は、「投資·貿易が便利で、監視管理が高効率で、法制環境が規範化されている国際レベルの自由貿易試験区を建設するためには、知的財産権の保護を強化しなければならない」と明記。また、自由貿易試験区管理委員会が知的財産権の行政管理を担当する部門であると第4条に規定したほか、第8条には税関や工商、質監、公安等部門が試験区に出先機構を設置しそれぞれの知的財産権関連業務を展開する旨の内容が盛り込まれている。

このほか、「管理弁法」には、特許や商標、著作権、地理的表示などをめぐる管理部門の具体的業務、職責と知的財産権紛争に係わる調停、支援サービスなどの内容が取り込まれた。