知的財産ニュース 江蘇省工商局、5種類の「傍名牌」を重点摘発対象に

2013年7月25日
出所: 中国新聞網

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国家工商行政管理総局が全国で進めている「傍名牌」(有名ブランドの便乗使用)取締特別行動で、各地の工商当局が「傍名牌」に係わる事件を多数摘発した。

江蘇省工商局では3月から8月までに、外国ブランドを装う違反行為を取り締まる特別行動が展開されている。1. 国内企業が外国で商標登録をし、外国ブランドと称する、2. 許諾なしに外国ブランドのアパレル、鞄、靴などを加工、販売する、3. 外国企業の名称、住所などを偽造して外国ブランドと称する、4. 不法に輸入された商品であることを知っていながら、「輸入商品」と称して販売する、5. A国ブランドをB国ブランドと称して販売する――といった5種類の「傍名牌」行為が重点摘発の対象とされている。

このほか、広西、貴州、浙江、海南、山東などの工商局は、アパレル、鞄、靴、化粧品などの商品に重点を置き、「傍名牌」取締特別行動を実施している。

国家工商行政管理総局は、今年第2四半期から全国で「傍名牌」取締特別行動を実施することを決定した。知的財産権を保護し、「傍名牌」といった不正競争行為を摘発するとともに、経営者に対し、自社のブランドを立ち上げ、知的財産権を尊重し、公平で公正な市場秩序の維持に共に努めるよう呼び掛けている。

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