知的財産ニュース 「教科書法定許諾使用作品報酬支払弁法」が発布、12月1日より施行

2013年10月29日
出所: 中国新聞出版報

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国家版権局と国家発展·改革委員会はこのほど、「教科書法定許諾使用作品報酬支払弁法」を共同で発布した。公表された作品を教科書に使用する場合の報酬支払問題を明確化した。12月1日より正式に施行される。

同「弁法」は、教科書が出版されてから2ヶ月以内に、所定の報酬を著作権者に支払うことを編纂者に義務付けている。また、期限内に支払わなかった場合は著作権集団管理組織にその支払うべき金額を送金し、著作権集団管理組織より権利者に支払うこととしている。

2001年施行の「著作権法」は、「著作権者が事前に使用を許諾しない旨を表明した場合を除き、公表された作品を教科書に編集する時、その著作権者の許諾を得る必要はない。ただし、報酬を支払わなければならない」旨の規定を導入した。著作権者の合法的権益を保護し、教科書編纂者の法的リスクを取り除くなどを狙い、国家版権局は昨年、立法作業を始め、意見募集や修訂を重ねた上この「報酬支払弁法」を作成した。

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