知的財産ニュース 知財権の帰属が明確でない国際共同研究を許可しない、『人類遺伝資源管理条例』の意見募集案

2013年1月14日
出所: 中国知識産権網

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科学技術部、衛生部などにより作成した『人類遺伝資源管理条例』は先日、パブリックコメントの募集を終了した。その意見募集案の中で、中国国境内で、中国にかかわる人類遺伝資源の国際共同研究開発活動を行う場合、知的財産権の帰属が明確でないものについて、許可しないと規定されている。

意見募集案によれば、中国の人類遺伝資源に関する国際協力プロジェクトは、中国政府に申請手続きを行わなければならず、知的財産権の帰属と分割の計画が非合理的、不明確であるものについて、その申請を許可しないとしている。

また、意見募集案は許可を経ず、如何なる組織又は個人は如何なる形式で中国国内で採集した中国人類遺伝子資源を海外に輸出してはならず、科学研究の目的のために海外で採集した人類遺伝子資源を国内に輸入する場合、国務院科学技術行政管理部門に届出しなければならないことを明確にした。

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