知的財産ニュース 国内外の著作権関連9協会、著作権法改正の年内完成を呼び掛け

2013年8月19日
出所: 法制日報

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中国音楽著作権協会など国内外の著作権関連9協会はこのほど、国務院法制弁公室に建議書を提出し、著作権法改正作業を1級立法計画に組み入れるよう呼び掛けた。

国家版権局が起草した著作権法改正案は昨年、2回にわたる一般向け意見募集を経て12月18日に国務院法制弁公室に提出されたが、2級立法計画に組み込まれた。国務院の立法計画は1級が年内完成、2級が予備項目、3級が研究項目であるため、年内の可決は期待できないことを意味する。

9協会は建議書の中で、2001年と2010年に2度改正された著作権法は依然として権利者の権利保護が不充分だと指摘するとともに、インターネットの発展に伴い深刻化しつつある海賊版問題でクリエイティブ産業の発展が苦境に陥っていると指摘した。建議書では、クリエイティブ産業とインターネット産業が共に発展していくことを実現するには、著作権法改正が根本的な解決方法だと呼び掛けた。

9協会はそれぞれ、中国音像著作権集団管理協会、中国音楽著作権協会、中国映画著作権協会、中国文字著作権協会、中国撮影著作権協会、国際レコード産業連盟(IFPI)、日本レコード協会、米国映画協会(MPAA)、韓国著作権委員会。

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