知的財産ニュース 中国が新エネルギー車の開発を推進、研究開発費が90億元超

2013年1月14日
出所: 中国知識産権報

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科技部が先日明らかにしたところによると、中国の新エネルギー車開発能力、および商業化に向けたモデル運行規模はいずれも世界をリードするレベルに達している。中国政府は「第十二·五」期間中に、引き続き投資を拡大し、電気自動車を代表とする新エネルギー車の研究開発や市場での応用の支援に力を入れる方針だ。

2006年以降に国内企業は新エネルギー車分野で特許1015件を出願したほか、国家標準30件、業界標準32件を発表した。2012年末までに国内25のパイロット都市で省エネルギー車と新エネルギー車2万7400台が導入されている。また、国の関連部門と各地方政府が総額90億元以上の研究開発資金を投入し、55の新エネルギー自動車研究開発プラットフォームと87の産業化基地を建設した。

一方、「先進国と比べて、まだ格差がある」と業界関係者が指摘している。新エネルギー分野で特許出願が最も多い日本はおよそ9000件、2位米国はおよそ4000件で、中国の出願件数は遥かに下回っている。

このため、中国は「第十二期五ヵ年計画」と「863計画」、「科学技術支援計画」を踏まえて新エネルギー車分野における39の研究開発プロジェクトの実施を決定した。投資総額は50億元を超える。新エネルギー車の車種と動力電池などのコア技術の研究に重点を置くという。

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