知的財産ニュース 知財侵害と摘発が綱引き状態、王岐山副総理は「手を緩めない」と強調

2013年1月19日
出所: 人民日報

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昨年に全国では知的財産権侵害に係わる犯罪36万6244件が摘発された。金額にして199億5000万人民元に上る。行政機関により司法機関に移送された、犯罪の疑いがある事件は6999件。容疑者5万8908人が逮捕され、このうち、1万5658事件で2万7385人の容疑者が起訴された。また、1万5121件が結審され、1万7869人の容疑者に判決が言い渡された。18日に国務院の王岐山副総理により招集された全国知的財産権侵害と模倣品摘発活動指導グループ会合で明らかになった。

集中取締活動で大きな成果を上げた。一方、「摘発する中に氾濫が続く」、「摘発を強化したら好転の動きが見えるが、少しでも手を緩めると元に戻る」という課題も浮上している。会議では、経済発展レベルと人々の教育程度などの原因で、中国の知的財産権侵害の摘発活動は綱引き状態になっていると指摘したうえ、問題の悪化に歯止めをかけるための一連の施策により、好転の兆しも見えているとし、今後は手を緩めなく、知的財産権保護と侵害行為の摘発を長期にわたって続けていく方針を強調した。

会議では今年第1四半期の権利侵害と模倣品の摘発活動、ソフトウエア正規版推進活動が討議された。

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