知的財産ニュース 台湾人弁理士の大陸部就職が可能に、今年は福建省で試行

2013年3月4日
出所: 新華網

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台湾人弁理士が大陸部で就職することが可能になる。今年はまず、福建省での就職を認める見通し。国家知識産権局の田力普局長が3日、明らかにした。

中国大陸部の弁理士試験に2011年から台湾住民も受験することができた。試験に合格した台湾人弁理士の就業は課題となっている。田局長は「台湾人弁理士は能力も高く、台湾系企業の事情にも詳しい。(台湾人弁理士の就職は)地方の知的財産権サービスの改善につながるだろう」と話し、今年に国家知識産権局は福建省でパイロット事業を実施し、次第に全国で展開する方針だと説明した。

大陸部と台湾は2010年に「海峡両岸知的財産権保護協力協定」を締結した。その後、双方は知的財産権分野の協力を徐々に拡大し、知的財産権シンポジウムを定期的に開催するようになっている。企業同士の間における特許技術の実施、移転などについての提携も深まっている。「台湾系企業はすでに大陸部の知的財産権という大家族の一員となっている」と田局長が指摘している。

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