知的財産ニュース 李克強総理がドイツ訪問、知財権保護戦略実施の重要性を強調

2013年5月27日
出所: 新華網

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ドイツ訪問中の中国の李克強総理は26日、独メルケル首相の招待を受け、政府の首脳や同国の大企業経営者らを交えた晩餐会に出席する際に、「知財権保護戦略の実施は中国の発展に必要で、中国政府の重要任務だ」と述べ、「中国企業でも外国企業でも、中国政府は同一視し、公平に競争できる環境を提供する」と表明した。

李総理とメルケル首相は貿易·経済協力の深化をめぐり率直に意見を交換した。シーメンスやBASFSE、フォルクスワーゲン、DHL、クラースといったドイツ大手企業の経営者らが中国側との合弁事業について状況を説明した。李総理は経営者らの質問に答え、中国政府の政策、主張を説明したうえ「中国はドイツ企業の対中投資拡大に期待を寄せており、中国企業も対独投資を拡大したいと考えている。ドイツ企業が中国企業との協力をさらに拡大し、相互利益を実現すべきだ」との期待を示した。

李総理によれば、イノベーションによって経済発展を促していくことは、中国の戦略的政策決定となっている。また、李総理は「中国の市場とドイツの技術を結びつけることが、両国に巨大な発展への原動力を与える」としたうえで、知財権保護の重要性を改めて強調した。

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