知的財産ニュース アリババと公安部が覚書締結、知財保護で関連部門との提携を強化

2013年5月1日
出所: 新華網

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アリババグループと公安部、質監総局、版権局、知識産権局など政府の知的財産権関連当局が4月23日に杭州市で行なった、「模倣品を摘発し、知的財産権を保護し、電子商取引の健全な環境を構築する」をテーマとする深いレベル協力事業の始動式で、同社と公安部の経済犯罪調査局は知的財産権の刑事保護に関する協力覚書を締結した。

始動式で、政府の関連各部門はアリババグループと提携を深め、ネット上の模倣品摘発分野の同社の技術と経験を生かせて、より密接で長期的、効果的な、深いレベルの協力体制を構築したいと表明。一方、アリババでは最高経営責任者(CEO)がグループ長を担当する「知的財産権保護活動グループ」を設置している。ネット上の模倣品に対する監視管理を強化するための技術的措置を強化するとともに、政府との協力において「事後の移送」から「即時通報」への転換、情報共有の強化などに努める方針だ。

模倣品の摘発に取り組むとともに、アリババはまた、自社の運営するショッピングサイト「タオバオ」に出店している経営者のブランド立ち上げを後押しし、知的財産権の保護に正面から取り組もうとしている。

アリババが昨年に提供した情報で、警察当局は総額1億7000万元に上る模倣品の摘発に成功し、容疑者324人を逮捕したという。

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