知的財産ニュース 浙江省公安庁とQBPC、知的財産権保護で協力覚書を締結

ipshow_BID_3604.html

浙江省公安庁と中国外資系企業協会優良ブランド保護委員会（QBPC）は5月14日、「知的財産権刑事保護協力の強化に関する覚書」を締結した。双方は権利侵害の摘発、防犯に向けて、連絡チームの設置、情報通報制度の整備、交流の強化などにおいて提携を深めることで合意した。

浙江省は近年、知的財産権侵害をめぐる犯罪の摘発で目覚ましい成果を上げている。2011年に3700件、容疑者2500人を摘発したのに続き、昨年は1700件、容疑者6400人を摘発した。一方、権利侵害犯罪の実態は依然に深刻だと言わざるを得なく、服飾アクセサリーから大型設備まで、外国知名ブランドから国内企業の商標まで権利侵害商品が蔓延している。

QBPCとの協力覚書締結は省公安庁の知名ブランドを保護するための新施策の1つ。関係者によると、同庁は今までの施策を引き続き進める上、今後はQBPCメンバー企業を含めた知名企業のブランドの保護を強力に進め、浙江省企業との連絡を簡素化する「緑の通路」を作り、インターネット上の模倣品摘発メカニズムを整備して、知的財産権の刑事保護をいっそう強化していくとしている。