知的財産ニュース 欧州ワイン大手、中国での模倣品摘発に巨額投入

2013年4月11日
出所: 国家質検総局公式サイト

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フランス最大手のワインメーカー、カステル(CASTEL)社はこのほど北京で、同社製品に使用されていた中国語社名「卡斯特」に代わって、「卡思黛楽」を新しい中国語商標と中国語社名として起用することを発表した。輸入ワイン市場における同社製品の模倣品氾濫に歯止めをかけるために、巨額の資金を投入し、ワインボトルに偽造防止技術を使用するなどの措置を講じることもわかった。

カステル社は、中国市場で同社商標を完全に模倣した偽物のほかに、「 CASTRE」や「 CASITE」など類似の表示を使用して消費者に誤認させる商品が出回っているのに頭を悩ませてきた。

同社責任者によると、フランスにある総本部が巨額の資金でドイツから導入したこの偽造防止技術は、最先端セキュリティー技術を詰め込んだ二次元コードを携帯電話で識別し、真贋を判定することができる。

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