知的財産ニュース 出版社30社とタオバオ、海賊版図書通販の取り締まりで提携強化

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30の出版社を代表する「京版十五社反海賊版連盟」と浙江淘宝網絡公司（タオバオ）はこのほど、「図書著作権保護補充協定」を締結し、海賊版図書のオンライン通販取り締まりで協力を一層強化することで合意した。

オンラインショップを利用した海賊版図書の通販はここ数年、深刻な状況にある。一方、販売手段の分散化、巧妙化が進むなどの原因で、出版社としては権利保護の困難さが増している。このため、反海賊版連盟は昨年6月8日にタオバオと「著作権保護の協力強化に関する覚書」を締結し、電子商取引分野における図書の著作権保護の強化に手を携えることになった。過去1年間における協力で、タオバオに出店した数百のオンラインショップが海賊版販売で閉鎖されたなど、多くの実績を上げている。

これまでの協力モデルを改善し、実店舗の海賊版摘発も含めた全面的な著作権保護を実現することを目指し、双方は今回の補充協定を締結した。