セミナー開催レポートアフリカ産紅茶セミナー(2012年11月)

2012年11月
途上国貿易開発部

ジェトロでは、2012年11月29日に、日本紅茶、日本ティーインストラクター会との共催で、ケニア、マラウイ、ルワンダを中心とするアフリカ産の紅茶を紹介するセミナーを開催した。セミナー冒頭には、在日ケニア共和国ベンソン・オグツ大使らによる生産国紹介があり、その後、アフリカ産紅茶の特徴について(株)セレクティー代表取締役聞谷氏が講演した。3カ国で生産される紅茶のサンプル展示および、産地および製法の違いを理解するための試飲も行った。

本セミナーは、東京で開催し、115名の方にご出席いただいた。

※以下掲載資料は、講師の許諾を得て掲載しています。当日配付資料より若干修正・変更を入れていますのでご了承ください。

生産国紹介

ケニア共和国大使館 ベンソン・オグツ大使
マラウイ共和国大使館 グレース・カロンガ参事官
ルワンダ共和国大使館 ベネディクト・ンシミイマナ一等参事官

セミナーに先立ち、アフリカにおける主な紅茶生産国である、ケニア共和国、マラウイ共和国、ルワンダ共和国大使館が各国の紅茶産業概況、現地における紅茶の飲み方などを紹介した。

アフリカ産紅茶紹介

株式会社セレクティー 代表取締役 聞谷 正人 氏

アフリカ産紅茶を輸入・販売する講師が、統計データや生産国で撮影した写真を交え、アフリカ産紅茶の特徴について説明した。2011年にアフリカ地域は、主要生産国による全輸出量の34%を占めており、ケニアは世界最大の茶輸出国である。アフリカの茶産業の特徴は、無農薬での栽培、一芯二葉の手摘み、世界最大級の製茶会社による生産、CTC製法による加工等である。東アフリカ産の紅茶は、ケニアのモンバサにおけるオークションを経由して販売され、流通時の荷姿は東アフリカ茶業流通協会(EATTA)が定めている。


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