水素革命Ⅲ 世界がわかる! オーストラリアで見た最前線
2024年11月14日
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水素社会は実現するのか? シリーズの第3弾は水素大国を目指し、「グリーン水素」の生産国としても世界から注目されているオーストラリアから。大規模な見本市や日本企業など約30社が参加した「水素ビジネスミッション」を通して、現場の最前線に迫る!
(12分02秒)
テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。
映像説明: 鮮やかな朱色のバックボードで設営されたイベントステージ。腰みのと頭飾りを身につけ、顔や体に白い塗料でペイントをした男性が管楽器を演奏している イベントステージ。舞台の上には腰みのと頭飾りを身につけ、顔や体に白い塗料でペイントをした男性が4人上がっていて、1人は舞台の端のほうにあぐらをかいて座り、長さ2mほど、太さ10cmほどの管楽器を吹いている。その隣で1人が拍子木をたたき、中央では2人が、両手に木製のブーメランを持って、足を踏み鳴らして踊っている。
テロップ: オーストラリア
テロップ: 水素
ナレーション: オーストラリアで、先住民の力強いステージで始まったのは、なんと、水素関連のイベント!
映像説明: 側面に透明のカバーが付いた、半円筒形(はんえんとうけい)の黒い装置。スイッチを押すと内部に明かりがつき、歯車やシリンダー状の部品が動き始める。背後に青いパーティションが見えている。 グレーの通路沿いにブースが並ぶイベント会場。直径30cmほど、長さ1mほどのオレンジ色(いろ)のボンベが展示された横で、3人の男性と女性が談笑している。 展示物が次々に映る。銀色の球に数個の突起が付いた装置。直径2cmほどの白い球などをつないで立方体のフレームを形づくった模型を持って説明している様子の手元。
ナレーション: 世界から最先端の技術が集合! 100を超える企業や政府機関が出展した。
映像説明: スーツ姿の人々でにぎわうイベント会場。場内の案内板や看板など、あちこちで、アルファベットの「H」と数字の「2」を組み合わせた「エイチツー」の文字が目に留まる。
テロップ: オーストラリア 水素大国へ
ナレーション: オーストラリアは、水素大国を目指して積極的な取り組みを行っている。
映像説明: オーストラリア北東部の地図が描かれたパネル展示の前で、短髪でグレーのジャケットを着た男性がインタビューに答える。
テロップ: オーストラリア国旗 クイーンズランド州政府 担当者
クイーンズランド州政府 担当者・英語: 水素は、世界の脱炭素化や持続可能な経済にとって重要。
映像説明: 屋外。緑色(みどりいろ)の屋根の日よけテントに、スーツ姿の男性と女性が大勢集まっている。テント内にはスクリーンが張られ、森と茶色の大地が広がる航空写真が映し出されている。短髪で薄くひげを生やした日本人男性(にほんじんだんせい)が手ぶりを交えて発言する姿に、周りの人々が注目している。
テロップ: 日本企業(にほんきぎょう)が視察
ナレーション: そこへ視察にやって来たのは日本企業(にほんきぎょう)の一行。
映像説明: ガラス張りのビルの出入り口付近で、短髪で薄くひげを生やした日本人男性(にほんじんだんせい)がインタビューに答える。
テロップ: 商船三井(しょうせんみつい) エネルギー営業戦略部 廣井 信一(ひろい しんいち) ICVチームリーダー
廣井(ひろい)ICVチームリーダー: 豪州(オーストラリア)の水素産業と関わってきて、ま、あの、年々ですね、非常にあの、盛り上がってきてるのを感じております。
映像説明: 白い壁に掛けられた額の前で、紺色のジャケットを着てメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)がインタビューに答える。
テロップ: 横河電機(よこがわでんき) マーケティング本部イノベーションセンター 松井 康弘(まつい やすひろ) マネージャー
松井マネージャー: ま、どんなですね、えー、ま、事業者とですね、えー、具体的な議論ができるのかということに、大変期待しております。
映像説明: ロイヤルブルーの背景に水色のアルファベットと数字で「エイチツー」と書かれた、イベント会場の看板。
テロップ: 二酸化炭素を排出しないエネルギー “水素”
ナレーション: 水素は、二酸化炭素を排出しないエネルギー!
映像説明: いくつもの煙突が立つ広大な工場。あちこちで白い蒸気が上がっている。
テロップ: 普及に向けた課題は?
ナレーション: 普及に向けた課題は?
映像説明: イベント会場。自動車メーカーの出展ブースに、シルバーの乗用車がボンネットを開けて展示されている。ボンネットの中には、小ぶりのスーツケースを寝かせたような銀色の装置が入っている。 屋外。50人ほどの男性と女性が、数ヵ所に反射材が付いたオレンジ色(いろ)の安全ベストを着て、倉庫のような建物がある広い敷地に集まっている。人々の視線の先には金属のフレームだけの建築中の建物があり、作業員が高所作業車で屋根に上っているのが見える。
テロップ: 水素技術でリードする日本
ナレーション: 水素技術で世界をリードしてきた日本に求められているものとは?
映像説明: 緑色(みどりいろ)の屋根の日よけテントに設けられた野外プレゼンテーション会場。丸刈りであごひげを生やした男性が、スクリーンに映る航空写真を手で示しながら説明している。
テロップ: 水素革命Ⅲ 世界がわかる! オーストラリアで見た最前線
ナレーション: オーストラリアから、その最前線に迫る!
映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。各国のさまざまな人々の笑顔や、農作物(のうさくぶつ)を収穫している様子、ガントリークレーンが並んでいる港、緑色(みどりいろ)の仏像、小型飛行機や新幹線、バイクなどの乗り物や生き物など、世界中のいろいろな写真が現れて白い画面を埋めていく。連なった写真に重なるように世界地図のCGが浮かび上がり、中央に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。
映像説明: 小高い丘の上から見下ろした海辺の工場区域。緑豊かな森に囲まれた赤茶色の工場施設には高い煙突が立ち、あちこちで白い蒸気が上がっている。
テロップ: 豊富な資源
テロップ: 石炭や天然ガスの輸出国
ナレーション: オーストラリアは豊富な資源を誇り、石炭や天然ガスの輸出国だが、
映像説明: 背の低い円柱形(えんちゅうけい)の巨大な白いタンクが並んでいる。手前にある道路にはタンクローリーを2台けん引したトラックが止まっている。
テロップ: 温室効果ガスの削減
ナレーション: 世界的な温室効果ガスの削減の流れを受けて、
映像説明: 青空の下、高層ビルがそびえる一角。巨大な円筒形(えんとうけい)に見える中層の建物や、だ円柱(だえんちゅう)の形をした近代的なビルが並んでいる。
テロップ: 水素を新たな主要産業に
ナレーション: 国家戦略として、水素を今後の新たな主要産業に位置づけている。
映像説明: 正面にスクリーンと演台(えんだい)があるプレゼンテーション会場。満席の聴衆を前に、丸刈りの男性がプレゼンテーションをしている。スクリーンには、英文字で「Port of New Castle(ポート オブ ニューカッスル」と題された地図が映し出されている。
テロップ: 再生可能エネルギーからつくる “グリーン水素”生産国
ナレーション: 近年は、再生可能エネルギーからつくる“グリーン水素”の生産国としても世界から注目されている。
映像説明: 階段状の観客席の対面に、巨大なスクリーンが設置されたイベントステージがある。壇上では、4人の男性が横1列でいすに腰掛け、話している。 ボンネットやトランク、フロントシートのドアが開かれた白い乗用車が展示されているブース。展示車の前で、短髪でチャコールグレーのスーツを着た男性が黒と白のギンガムチェックのシャツを着た男性、薄グレーのジャケットを着た男性と、次々に握手を交わす。その様子を、たくさんの報道カメラが撮影している。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 水素普及の課題を解決!? 各国の最新技術とは
テロップ: オーストラリア ブリスベン
テロップ: 9月12~(から)13日 ASIA‐PACIFIC HYDROGEN 2024 SUMMIT & EXHIBITION(アジア パシフィック ハイドロジェン 2024 サミット アンド エキシビション)
ナレーション: そのオーストラリアで、大規模な水素の国際会議と見本市が開催され、36ヵ国から3,000人を超える人が参加した。
映像説明: ロイヤルブルーの背景に水色のアルファベットと数字で「エイチツー」と書かれた看板が掲げられているブース。大勢の来場者でにぎわっている。
テロップ: オーストラリア国旗 フォーテスキュー
ナレーション: グリーン水素の先駆者として知られる企業が、資源大手の「フォーテスキュー」。
映像説明: フォーテスキューのブース。中央に、大小の金属のパイプを組み合わせた装置のようなものが展示されている。
テロップ: フォーテスキュー 2025年以降 国内外でグリーン水素製造を計画
ナレーション: 2025年以降、国内外でグリーン水素の製造を計画しているという。
映像説明: 3DCG(スリーディーシージー)で描かれた、水素分子のイメージイラスト。水色の背景に、透明な球体が2個つながった形が描かれ、それぞれにアルファベットの「H」の文字がある。イラストに重ねて、「水素の貯蔵・運搬方法」と題したテロップが表示される。
テロップ: 水素の貯蔵・運搬方法 MCH(液体有機水素キャリア) 液化水素 アンモニアへの変換 水素吸蔵合金(すいそきゅうぞうごうきん) など
ナレーション: 水素は、気体のままでは、とてもかさばるため効率的な貯蔵や運搬方法が必要とされ、世界中で、さまざまな方法が開発されている。
映像説明: テロップのうち、「液化水素」の文字がピックアップされ、見出しになる。その下に、イラストとテロップが現れる。「気体」と書かれた雲のような形のイラストから、「-253℃(マイナスにひゃくごじゅうさんど)」のテロップとともに矢印が右に伸びる。その先に「液体」と書かれ、水がすこしだけ入った貯水タンクのイラスト。液体の部分から「体積1/800(はっぴゃくぶんのいち)」と書かれた吹き出しが出ている。
ナレーション: そのなかの1つ「液化水素」は、水素を冷やし、体積を800分の1にする方法だ。
映像説明: 銀色の筒形のパーツが展示されているブース。縦置き、横置き、ともに大小3種類が展示台に載っている。背後には、車両用の水素の補給施設や、液体水素の運搬関連の施設を図解し、英語で説明を付したパーティションが立っている。 縦置き型の銀色の筒形パーツのアップ。
テロップ: マレーシア国旗 Cryogenic Specialty Manufacturing(クライオジェニック スペシャルティ マニュファクチャリング)
ナレーション: その液化水素用のパイプラインの技術を紹介していたのは、マレーシアの企業。
映像説明: パーティションの前で、短髪でメガネをかけた男性がインタビューに答える。 横置き型の銀色の筒形パーツを手で示しているチャン ビジネス開発エグゼクティブの手元。パーツの中ほどには、だ円形(だえんけい)の穴が開けられていて、中を通っているパイプの接続部分が見える。
テロップ: Cryogenic Specialty Manufacturing(クライオジェニック スペシャルティ マニュファクチャリング) デビッド・チャン ビジネス開発エグゼクティブ
チャン ビジネス開発エグゼクティブ・英語: 液化水素を安全かつ効率的に輸送する特許技術を持っている。 オーストラリアの水素プロジェクトで需要があると考えている。
映像説明: 展示されている大中小のサイズがある横置き型の銀色の筒形パーツのアップ。中ほどに開けられただ円形(だえんけい)の穴にズームアップする。中を通っているパイプの接続部分が見える。
テロップ: パイプは真空の空間がある構造で 高い断熱性を維持し液化水素を低温に保つ
ナレーション: 液化水素は低温に保つ必要があるため、パイプは、真空の空間がある構造で高い断熱性を維持する造りだ。
映像説明: 白い球をつないで立方体のフレームを形づくった模型が展示されているブース。緑色(みどりいろ)のオーバーオールを着た男性と、短髪で黒のジャケットを着た男性が、展示台の上を整頓している。
テロップ: オーストラリア国旗 Rux Energy(ラックス エナジー)
ナレーション: こちらは、オーストラリアのスタートアップ。
映像説明: 緑色(みどりいろ)のオーバーオールを着た男性が、立方体の模型を説明している手元。 模型には、白い球の4分の1ほどの大きさで、2個連結した濃いピンク色の球がちりばめられ、その1つに、「水素」と書かれた矢印付きのテロップが表示される。
テロップ: 金属の構造模型
ナレーション: 手にしているのは、金属の構造模型。金属原子の周りには、このように空洞がある。このなかに水素を貯蔵する技術を紹介していた。
映像説明: 3DCG(スリーディーシージー)で描かれた水素分子のイメージイラストに重ねて、「水素の貯蔵・運搬方法」と題したテロップが表示される。
テロップ: 水素の貯蔵・運搬方法 MCH(液体有機水素キャリア) 液化水素 アンモニアへの変換 水素吸蔵合金 など
映像説明: テロップのうち、「水素吸蔵合金」の文字がピックアップされ、見出しになる。その下に、イラストとテロップが現れる。「金属原子」と書かれた20個の白い丸が横5列、縦4列で整列している周りに、「水素分子」と書かれた2個組のピンクの丸がランダムに散っている。「吸蔵」の文字がある矢印が右に伸び、その先で白い丸の列のあいだに水素分子がきちんと並んだ状態になる。「金属電子」の周りに「水素分子」がランダムに散っているイラストの下に「金属と水素を化合」、また、「金属原子」と「水素分子」がきちんと並んでいるイラストの下に「常温・常圧(じょうあつ)で貯蔵」のテロップが現れる。
ナレーション: これは、最近注目されている「水素吸蔵合金」という水素の貯蔵方法。金属と水素を化合させるものだ。燃料電池自動車でも利用されていて、常温かつ常圧(じょうあつ)で貯蔵できるというメリットがある。
映像説明: Rux Energyのブース。緑色(みどりいろ)のオーバーオールを着た男性が、金属の構造模型を展示した台の横に立っている。展示台の上には、小さなふた付きガラス瓶も並んでいる。 緑色(みどりいろ)のオーバーオールを着た男性が模型を持って説明している手元。
ナレーション: このスタートアップでは、独自の材料を使い、気体のままの状態で、液体のように密度の高い水素を貯蔵する技術を開発しているのだという。
映像説明: 金属の構造模型の展示のそばで、緑色(みどりいろ)のオーバーオールを着た男性がインタビューに答える。
テロップ: Rux Energy ジョハン・カンガ CEO
カンガ CEO・英語: MOF(金属有機構造体)という先進材料を扱っている。 ナノサイズの穴があり、多くの水素を収蔵し貯蔵できる。 効率的で、従来よりも、はるかに低コスト。
映像説明: 展示されている6本のふた付きのガラス瓶のアップ。瓶の中には、水色、紫色、薄紅色(うすべにいろ)、抹茶色(まっちゃいろ)の、かけらや粉末が入っている。
テロップ: 2030年までに貯蔵と運搬コストを 10分の1に削減を目指す
ナレーション: 2030年までに、水素の貯蔵と運搬のコストを、現在の10分の1まで削減することを目指している。
映像説明: シルバーの乗用車が展示されたブース。開いたボンネットの中に、小ぶりのスーツケースを寝かせたような銀色の装置が入っている。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 日本企業(にほんきぎょう)の水素技術 世界の反応は?
テロップ: トヨタ オーストラリア
ナレーション: 会場には日本企業(にほんきぎょう)もブースを構えていた。
映像説明: シルバーの乗用車を斜め後方から映す。車の向こう側には、英語で「TOYOTA(トヨタ)」、「Hydrogen(ハイドロジェン)」、「FUEL CELL CROWN(フューエル セル クラウン)」などと書かれたパネルが見えている。
テロップ: 水素で走る“クラウン”
ナレーション: トヨタは、水素で走る最先端の“クラウン”を展示した。
映像説明: トヨタ オーストラリアのブースで、短髪で紺色のポロシャツを着た日本人男性(にほんじんだんせい)がインタビューに答える。中に、 シルバーの展示車両のボンネットの中の、小ぶりのスーツケースを寝かせたような銀色の装置へのズームアップ。 チェック柄のブラウスを着た女性が、ボンネットが開かれたシルバーの展示車の正面に立ち、グレーのスーツを着た女性がスマートフォンで撮影している。
テロップ: トヨタ オーストラリア ナショナル・セールス部門 林 純平(はやし じゅんぺい) ナショナルプランニングコーディネーター
林ナショナルプランニングコーディネーター: クラウンというモデルは、オーストラリアでは、えー、現在、販売されてはいないんですけれども、 このモデルは日本(にほん)のトヨタのフラッグシップモデルっていうことで、その車両をオーストラリアへ持ってくるっていうことで、 FCEV(エフシーイーブイ)(燃料電池自動車)というモデルについて理解を広げていってもらえたらなあと。
映像説明: シルバーの展示車の前でグレーのジャケットを着た女性がインタビューに答える。隣にチェック柄のブラウスを着た女性が立っている。
テロップ: 来場者
来場者・英語: このエキサイティングな車を見るために来た。 水素を使っていて、すべてがグリーンなので、まさに私たちの未来だ。
映像説明: 白を基調とした出展ブース。白地に青い企業ロゴをプリントしたロールアップバナーに、英文字で「EBARA(エバラ)」と書かれている。 「Ebara's Rotating Equipment for Liquid Hydrogen Supply Chain(エバラズ ロテイティング イクイップメント フォー リキッド ハイドロジェン サプライ チェーン)」と題された、サプライチェーンを図解したパネル展示のアップ。
テロップ: 荏原製作所(えばらせいさくしょ)
ナレーション: 荏原製作所では、運搬の際に必要な液化水素用のポンプなどを紹介。
映像説明: グレーのスーツを着てメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)が、サプライチェーンを図解したパネル展示を手で示しながらインタビューに答える。
テロップ: 荏原製作所 CP水素関連戦略ビジネスユニット 基幹職 塩 貴之(しお たかゆき) さん
塩さん: これ、大容量のポンプなんですけど、 こちら、あの、弊社が世界で、あのー、初めて、あの、実液で試験を成功したという、あの、製品でございます。
映像説明: 塩さんが、金縁のメガネをかけた女性とプリント柄のシャツを着た男性の、2人連れの来場者を応対している。
ナレーション: こうした技術に、来場者から驚きの声も。
映像説明: 見本市会場の通路で、プリント柄のシャツを着た男性がインタビューに答える。隣で金縁のメガネをかけた女性がうなづきながら聞いている。
テロップ: 来場者
来場者・英語: この企業は間違いなく、最先端技術を開発している。 技術を実用化していて、すごい。
映像説明: 荏原製作所のブースの前で、丸刈りで墨色のポロシャツを着た男性がインタビューに答える。
テロップ: 来場者
来場者・英語: とても印象的だし、海外企業の参入はいいことだ。
映像説明: 薄い雲が浮かぶ空の下、50人ほどのスーツ姿の男性と女性が芝生の広場に集まっている。人垣の向こうには高い煙突が数本見えている。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 「豪州水素ミッション」 開催 日本企業(にほんきぎょう)など約30社が参加
ナレーション: 日本とのあいだでも、複数の水素プロジェクトがあるオーストラリア。
映像説明: 白い壁の室内。、50人ほどのスーツ姿の男性と女性が着席している。前方に設けられた演台(えんだい)に黒のスーツを着てメガネをかけた男性)が立っている。 演台(えんだい)で、黒のスーツを着てメガネをかけた男性が話をしている。横にあるスクリーンには資料が映し出されているのが見える。
テロップ: 2024年9月9~(から)11日 オーストラリア水素ビジネスミッション 主催:ジェトロ
ナレーション: ことし9月に行われたビジネスミッションに、日本の企業など、およそ30社が参加し、現場の視察や政府機関との意見交換などを行った。
映像説明: 聴衆席をゆっくりと見渡していた視点が、縁(ふち)のないメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)の姿で止まる。
ナレーション: こちらは、福井製作所(ふくいせいさくしょ)の伊藤さん。
映像説明: 工場の一角に設置された、薄緑色(うすみどりいろ)の機械の写真。床面と水平にアームがあり、その先端に円筒形(えんとうけい)をした銀色の安全弁(あんぜんべん)が付いている。(写真提供:福井製作所)
テロップ: 福井製作所 ガスタンクや配管などに設置する「安全弁」を製造
ナレーション: ガスタンクや配管などに設置する、さまざまな「安全弁」を製造している。
映像説明: 銀色の安全弁が付いた薄緑色(うすみどりいろ)の機械が稼働している写真。安全弁の周りに白い蒸気が吹き出している。(写真提供:福井製作所)
テロップ: 安全弁 有事の際の“最後の砦(とりで)” 機器の爆発や破損を防ぐ
ナレーション: 安全弁は、有事の際に「最後の砦」として、機器の爆発や破損を防ぐ役割をする。
映像説明: 波の静かな海上を大型船が進んでいる。
白い船体に青と黒のラインが入り、側面に、ひらがなで「すいそ ふろんてぃあ」、アルファベットと数字で「LH2(エル エイチ ツー)」と書かれている。(映像提供:川崎重工(かわさきじゅうこう))
テロップ: 液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」 川崎重工(かわさきじゅうこう)が世界で初めて建造 NEDO(ネド)の助成事業で2022年日豪間の輸送に成功
ナレーション: 製品は、液化水素の運搬船「すいそ ふろんてぃあ」にも使用されている。
映像説明: 木目調の壁と大きな窓の前で、伊藤主任がインタビューに答える。 正面にスクリーンと演台(えんだい)が設置されたプレゼンテーション会場。満席の聴衆を前に、ロングヘアーでメガネをかけた女性が演台(えんだい)に立ち、プレゼンテーションをしている。スクリーンには、上空から撮影した大規模なプラントやつり橋、プラントの開発用地などの映像が流れている。
テロップ: 福井製作所 グローバルマーケティンググループ 伊藤 風太(いとう ふうた) 主任
伊藤主任: オーストラリアのほうではですね、ま、これから、まさに、あの、低炭素の水素、アンモニアを作って、で、大規模な量をですね、 こう、日本(にほん)とかアジアに運んで来るプロジェクトが、いろいろ計画されてるというところで、実際の部分を知りたい、というところで、あの、参加さしていただきました。
映像説明: 走る車の中からの車窓風景。緑豊かな住宅地で、緩やかにカーブした道路の両側に比較的新しい一戸建てが軒を連ねている。画面左下の四角い枠に、オーストラリアの地図が表示される。国土南東部のニューサウスウェールズ州が黄緑色(きみどりいろ)で塗られ、東海岸、シドニーの北に位置するニューカッスルが赤い星印で示されている。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): CO2(シーオーツー)から建材!? 水素供給現場に潜入
ナレーション: まず、一行が訪れたのは、ニューサウスウェールズ州のニューカッスル。
映像説明: 大小のバスや乗用車が駐車している広大な駐車場を、50人ほどの視察団が歩いて移動している。 芝生の一角に、英文字で「ORICA(オリカ)」の社名と企業ロゴが描かれた看板が立っている。
テロップ: オリカ
ナレーション: ここは、化学メーカー大手「オリカ」のアンモニア製造工場。
映像説明: 手前の芝生とフェンスを隔てて、いくつもの煙突が立つ広大な工場が広がっている。 工場の敷地内をゆっくりと走行する車の車窓風景。複雑な構造の鉄骨がむき出しの施設や銀色の箱形の装置などが見える。
テロップ: アンモニア 水素と並び次世代エネルギーとして注目
ナレーション: アンモニアは、燃焼しても二酸化炭素を排出しないことから、水素と並び次世代のエネルギーとして注目されている。
映像説明: 工場の敷地内の別の一角をゆっくりと走行する車の車窓風景。工場施設のあいだに高い煙突がいくつも立ち、あちこちで白い蒸気が上がっている。
テロップ: アンモニアを製造する燃料 天然ガス→水素への変更を検討
ナレーション: この工場では、製造過程で使う燃料を、天然ガスから、地元で生産したグリーン水素への変更を検討している。
映像説明: オレンジ色(いろ)のジャンパーを着た男性が、網目状のフェンスの前に集まった視察団を前に説明をしている。フェンスを隔ててすぐ目の前に建設中の工場が見えている。
テロップ: MCi Carbon(エムシーアイ カーボン)
ナレーション: オリカの敷地内では、スタートアップ「エムシーアイ カーボン」が、工場から排出される二酸化炭素を活用した事業を進めている。
映像説明: 網目状のフェンスの前で、オレンジ色(いろ)のジャンパーを着た男性の隣に立つ人の手が、筒形のフタ付き容器に入った石のようなものを見せている。
テロップ: CO2(シーオーツー)から建材をつくる CO2(シーオーツー)+(プラス)石炭灰(せきたんばい)やカルシウム マグネシウムを含む物質
ナレーション: それは、二酸化炭素と、さまざまな物質から建築材料をつくるというものだ。
映像説明: 網目状のフェンスの前で、視察団一行がオレンジ色(いろ)のジャンパーを着た男性を取り囲んでいるなか、廣井(ひろい)ICVチームリーダーが質問をする。
廣井(ひろい)ICVチームリーダー・英語: オリカからのCO2(シーオーツー)は、そのままの純度で使える?
映像説明: オレンジ色(いろ)のジャンパーを着た男性が質問に回答する。 網目状のフェンス越しに見た、建設中の工場。半分ほどは、鉄骨がむき出しで屋根も掛かっていない。 視察団の一行の前で、スーツ姿の大柄な男性が説明をしている。その様子を、丸刈りの男性が少し離れた所からスマートフォンで撮影している。
テロップ: MCi Carbon(エムシーアイ カーボン) 担当者
MCi Carbon(エムシーアイ カーボン) 担当者・英語: はい、そのまま使用できる。 (これは実証版で)フルサイズのプラントはオリカと同規模になり、非常に大きい。 これはフルスケールの100分の1の大きさ。
映像説明: 網目状のフェンスの前で、スーツ姿の大柄な男性が筒形のふた付き容器を両手に持ち、手ぶりを交えて説明をしている様子。
テロップ: 伊藤忠商事(いとうちゅうしょうじ) みずほ銀行(みずほぎんこう) 三井住友信託銀行(みついすみともしんたくぎんこう)が出資
ナレーション: この取り組みは、伊藤忠商事などが出資し、日本での展開も目指している。
映像説明: オリカの工場敷地内。伊藤主任が芝生を歩きながらインタビューに答える。 網目状のフェンスの前で、オレンジ色(いろ)のジャンパーを着た男性が視察団に説明をしている。 工場敷地の芝生に集まり、視察団の一行が談笑している。 オリカの工場敷地内。伊藤主任が芝生で立ち止まって話を続ける。
テロップ: 福井製作所 グローバルマーケティンググループ 伊藤 風太(いとう ふうた) 主任
伊藤主任: いやあ、すごい、あのー、おもしろかったです。 天然ガスを水素に置き換えて、えー、二酸化炭素の排出を減らしていくっていうのと、 (オリカと)MCi Carbon(エムシーアイカーボン)と連携してCO2(シーオーツー)をうまく、こう、利用するっていう、システムが、こう、うまく出来上がってるなと思いました。 アンモニアのタンクを増設するような話もあるらしいんで、 そこで、(安全弁を)お使いいただけるかな?
映像説明: 青空の下、小高い丘から見下ろした海辺の町並み。遠くに水平線を望み、海岸には煙突の立つ工場地帯があり、さらに手前の内陸側には森に囲まれた低層の住宅地が見える。海辺の工場地帯にズームアップする。画面左下の四角い枠に、オーストラリアの地図が表示される。国土北東部のクイーンズランド州が黄緑色(きみどりいろ)で塗られ、東海岸、ブリスベンの北に位置するグラッドストーンが赤い星印で示されている。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 巨大プロジェクト始動へ 水素の生産と輸出
ナレーション: 一方、クイーンズランド州のグラッドストーンでも、プロジェクトの計画が進んでいる。
映像説明: 走る車からの車窓風景。森と草原のあいだの、開けた(ひらけた)1本道を車で走っている。 茶色い土(つち)がむき出しの広大なさら地が広がっている。遠くに港のガントリークレーンが見える。
テロップ: グラッドストーン港の水素パーク用地
ナレーション: この広大な土地には、関連施設が集まる水素パークが作られる予定だ。すべて、州政府が管理しているという。
映像説明: 木々(きぎ)に囲まれた乾いた土(つち)の一角を50人ほどの視察団が歩いて移動している。一行の向かう先に、緑色(みどりいろ)の屋根の日よけテントが2つ並んで立っているのが見える。 緑色(みどりいろ)の屋根の日よけテントの中。壁のように横に広いスクリーンが張られ、航空写真が映し出されている。グレーのジャケットを着てヘッドマイクを着けた男性が、スクリーンの航空写真を手で示しながら説明している。
テロップ: CQ‐H2(シーキューエイチツー)プロジェクトの施設建設予定地
ナレーション: ここでは、「シーキューエイチツー」というグリーン水素とアンモニアの生産・輸出プロジェクトがある。
映像説明: 丸刈りであごひげを生やした男性が、スクリーンに映し出された航空写真を手で示しながら説明する。
テロップ: CQ‐H2(シーキューエイチツー)プロジェクト 担当者
CQ‐H2(シーキューエイチツー)プロジェクト 担当者・英語: グラッドストーンのサプライチェーンで、 私たちがいる、ここが生産現場。
映像説明: 3DCG(スリーディーシージー)アニメーションのイメージ映像。ドローン撮影のような視点で、上空から見た開発地域の広域の地形を移動する。平地や丘の一部には蛍光オレンジや蛍光グリーンの線が引かれている。
テロップ: 関連企業 スタンウェル(クイーンズランド州) 岩谷産業(いわたにさんぎょう) 丸紅(まるべに)(日本) ケッペル(シンガポール)
ナレーション: このプロジェクトは、クイーンズランド州の電力公社、日本とシンガポールの企業によるもの。
映像説明: 3DCG(スリーディーシージー)アニメーションのイメージ映像。ドローン撮影のような視点で、上空から見た紺色の円筒形の(えんとうけい)タンクや白い箱形の建物が並ぶ工場敷地の様子を見せている。
テロップ: グリーン水素を製造
ナレーション: 計画では、ここでグリーン水素を製造する。
映像説明: 周辺地域の航空写真に、施設名のテロップやパイプラインのルートをCGで示した映像。水素の生産や液化の施設、アンモニア生産施設などがテロップで示され、パイプラインの通り道が蛍光オレンジや蛍光グリーンの線で描かれている。
テロップ: パイプラインでグラッドストーン港に運搬
ナレーション: そして、パイプラインでグラッドストーン港に運ぶ。
映像説明: 3DCG(スリーディーシージー)アニメーションで描かれた、燃料積み出し港(ねんりょうつみだしこう)のイメージ映像。ドローン撮影のような視点で、上空から見た船着き場にはクリーム色(いろ)の球体を積んだ船が停泊し、船に1番近い陸上に、白い球形の貯蔵タンクが並んでいる。
テロップ: 港でアンモニアや液化水素にして輸出
ナレーション: 港では、水素をアンモニアや液化水素にする。その後、日本などに輸出する予定だという。
映像説明: 白い工場や管理棟のような建物が建つ広大な敷地。駐車場でバスを降りた視察団の人々が続々と階段を上り、路面より1段高い所に建つ工場へと向かっていく。工場の白い外壁には鮮やかな黄緑色(きみどりいろ)の太線で半円が描かれている。 屋根の高い倉庫のような室内。鮮やかな黄緑色(きみどりいろ)の床の一角に集合した視察団は全員、服の上にオレンジ色(いろ)の安全ベストを着ている。
テロップ: フォーテスキュー
ナレーション: 続いて訪れたのは、見本市にも出展していた「フォーテスキュー」が、ことし開設した工場。
映像説明: 黄緑色(きみどりいろ)の円と「Fortescue(フォーテスキュー)」の文字がある企業ロゴが入ったバックボードの前に、見本市で展示されていたものと同じ装置が展示されている。四角形の金属板を数十枚重ねた頂上に、アルファベットの「J」を90度右に倒した形の銀色のパイプがのっている。装置の前面には黄緑色(きみどりいろ)のシンボルマークがある。 大型のモニターに装置の模式図がCGで映し出されている。水の電気分解が進むにつれて、模式図が水色と黄緑色(きみどりいろ)で塗り分けられていく。
テロップ: 電解槽 水の電気分解によって水素を製造する装置
ナレーション: ここでは、水素を水の電気分解によって製造する装置「電解槽」の製造を行っている。
映像説明: 建設現場。金属のフレームだけの建物の屋根に、作業員が高所作業車で上っている。
テロップ: 生産能力 国内最大の年間約2GW(にギガワット)
ナレーション: 生産能力は、国内最大規模の年間およそ2ギガワットになる見込み。
映像説明: 屋根の高い倉庫のような室内。黄緑色(きみどりいろ)の床の一角で、フォーテスキューのロゴ入りの黄色いシャツを着た短髪の男性がマイクを持ち、オレンジ色(いろ)の安全ベストを着た視察団の人にへ説明している。
ナレーション: フォーテスキューは、日本企業(にほんきぎょう)との協業に、非常に前向きだ。
映像説明: グレーのシャツの上にフォーテスキューのロゴ入りの黄色(きいろ)の安全ベストを着た男性がマイクを持って大型モニターのそばに立ち、手ぶりを交えながら説明している。
テロップ: フォーテスキュー 担当者
フォーテスキュー 担当者・英語: 当社は水素製造の先端技術を提供し、世界展開していく計画。 品質、性能、耐久性を維持するために、日本製(にほんせい)の優れた材料も使用している。
映像説明: 白い天井で大きな窓のある室内で、松井マネージャーがインタビューに答える。背後のガラス越しに、社員食堂のようなテーブルが並ぶ広い部屋が見えている。 屋根の高い倉庫のような室内。電解槽の展示の周りに視察団の一行が集まり、メガネをかけた男性はスマートフォンで装置を撮影している。 黄色(きいろ)のシャツを着て黒いキャップをかぶった男性が、大型モニターのそばに立ってプレゼンテーションをしている。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 日本企業(にほんきぎょう)が見た! 水素大国への挑戦
テロップ: 横河電機(よこがわでんき) マーケティング本部イノベーションセンター 松井 康弘(まつい やすひろ) マネージャー
松井マネージャー: 非常に、私は感銘を受けています。 あのー、やはり、プロトタイプと言われるようなメガワット級ではなくてですね、ギガワット級の、ま、水素生成に向けた、ま、動きが非常に進んでるなという印象を受けました。
映像説明: 白い天井と壁の明るい会場。数人ずつで立ち話をする人々で混み合っている。塩さんが、オレンジ色(いろ)のシャツを着た男性と立ち話をしている。男性は、数枚の名刺を重ねて持っている。 林ナショナルプランニングコーディネーターが、黄色(きいろ)のシャツを着た白髪の男性と立ち話をしている。 よく晴れた屋外。木々(きぎ)のあいだから海が見えるひらけた場所で、約50人の視察団の人々が並んで記念撮影をしている。
ナレーション: こうした各地での視察のほか、政府機関によるセッションやネットワーキングなどが行われ(おこなわれ)、3日間のビジネスミッションは幕を閉じた。
映像説明: 白い建物のバルコニーのような場所で、グレーのボタンダウンシャツと濃紺のジャケットを着た日本人男性(にほんじんだんせい)がインタビューに答える。 白い壁に写真が納められた額がいくつも飾られたネットワーキング会場で、グレーのボタンダウンシャツと濃紺のジャケットを着た日本人男性(にほんじんだんせい)が黄色(きいろ)のシャツを着た白髪の男性と真剣な表情で話している。 緑色(みどりいろ)の屋根の日よけテントの中。航空写真が映るスクリーンの前で、丸刈りであごひげを生やした男性が太陽光発電施設を手で示しながら話している。
テロップ: 三井住友銀行(みついすみともぎんこう) シドニー支店 藤猪 雄(ふじい ゆう) 支店長
藤猪(ふじい)支店長: セッションで、えー、「エコノミカル・サステナビリティ」っていう言葉を使ってらっしゃった方(かた)がいて、すごく印象に残ってるんですけども、 あの、環境面ではサステナブルなんですけれども、あの、事業としてサステナブルかどうかっていうところが、えー、まだ多分、十分に検証されていなくて、 えー、これから、あのー、みんなで考えていかなきゃいけないとこなんじゃないかなっていう課題も同時に見えました。
映像説明: 窓があり、写真が納められた額がいくつも飾られた室内で、伊藤主任がインタビューに答える。 ネットワーキング会場で、伊藤主任が黄色(きいろ)のシャツを着た白髪の男性と互いに大きくうなずきながら歓談している。 窓があり、写真が納められた額がいくつも飾られた部屋で、伊藤主任が話を続ける。
テロップ: 福井製作所 グローバルマーケティンググループ 伊藤 風太(いとう ふうた) 主任
伊藤主任: オーストラリアの日本(にほん)に対する、こう、熱意と言いますか、あの、ラブコールっていうのを、すごい感じまして。 当社が製造しているような、安全弁、いろんな機器、ま、せ、えー、エンジニアリングも含めて、ま、そういったところの、おー、力のマッチングってのがないと、サプライチェーンが、こう、成り立たないというところで、オーストラリア側のほうに、貢献していく必要があると、そういうふうに感じました。
映像説明: 緑色(みどりいろ)の屋根の日よけテントの中。航空写真が映るスクリーンの前で、グレーのジャケットを着てヘッドマイクを着けた男性が話をしている。 網目状のフェンス越しに建築中の工場が見える、オリカの工場敷地の一角。林ナショナルプランニングコーディネーターが、差し出しされた筒形のふた付き容器の石のような素材を手に取って見ている。周りにいる数人の女性や男性も、うなずきながら見ている。 見本市の会場。トヨタ オーストラリアのブースで、チェック柄のブラウスを着た女性がシルバーの乗用車の正面に立ち、グレーのスーツを着た女性がスマートフォンで撮影している。
ナレーション: 水素大国を目指すオーストラリア。日本企業(にほんきぎょう)と協業するプロジェクトも多い。ビジネスチャンスを捉えようとする企業の取り組みと挑戦が続く。
映像説明: 水色のグラデーション背景画。画面の右側で地球の陸地部分だけが点描され、中が空洞になった地球儀のグラフィックイメージが回転している。
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- 水素革命Ⅰ 世界はどうなる? オランダで見た最前線 (2023年7月21日)
- 水素革命Ⅱ 日本はどうする? 世界市場の獲得に挑む舞台裏 (2023年8月24日)
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