沸騰するメキシコの製造業 日本の“オンリーワン”を売り込め!
2024年11月21日
「世界は今」のアクセシビリティ対応について
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中米メキシコは、米国や南米向けの製造・輸出拠点として、世界が注目する国。自動車産業を中心に日系企業や外国企業の進出が相次ぎ、製造業の発展が目覚ましい。こうしたなか、製造業の課題を解決しようと日本企業が“オンリーワン”の製品を売り込もうとしている! 彼らのビジネス参入の舞台裏を追った。
(11分33秒)
テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。
映像説明: なだらかな山肌に広がる町を見晴らす、丘の上の展望台。若いカップルやグループなど、観光客らしき大勢の人でにぎわっている。
テロップ: メキシコ
ナレーション: 中米、メキシコ。
映像説明: 眼下に広がる街並みには、赤茶色やオレンジ色(いろ)、黄色(きいろ)、赤、緑など、色とりどりの建物が並んでいる。ドーム状の屋根がある塔や教会のような建物も見える。
テロップ: ピピラの丘
ナレーション: カラフルな中世の街並みなど、
映像説明: 手を伸ばせば届く間隔で建物が建ち並ぶ一角。隣り合う建物のバルコニーの手すり越しに、女性と男性がキスを交わす。
テロップ: 口づけの小道
ナレーション: 数多くの世界遺産があり、国内外から観光客が訪れる。
映像説明: 屋根の上に3層構造の鐘つき堂があり、正面の出入り口には荘厳な彫刻が施された、やまぶき色(いろ)の外壁の教会。周囲には2階建てや3階建ての古い建物が軒を連ね、赤いパラソルのテラス席がある店の前をTシャツやジーンズ姿の人々が行き交っている。
テロップ: 製造 輸出の拠点
ナレーション: ビジネスでは、アメリカ、南米向けに、製品の製造、そして、輸出の拠点として、世界から注目されている。
映像説明: 屋内に設置された電気自動車の充電施設。ひさしの部分に「WEG(ウェグ)」のロゴマークが見える。通路に面して白と黒でデザインされた充電器が展示され、銀色の自動車が止まっている。 青い壁の前に展示された大型バス。窓の部分に電源プラグを図案化したイラストが描かれていて、車体には「Unebus(ウネブス)」のロゴがある。 セダンやステーションワゴンなど、乗用車が展示されているコーナー。展示車の背後には、同じ車種の写真が載った大型パネルが設置されている。
テロップ: 主な進出日系企業 トヨタ自動車 日産自動車 マツダなど約1,500社が進出
ナレーション: 自動車産業を中心に、日本企業(にほんきぎょう)や、外国企業の進出が相次ぎ、製造業の発展が目覚ましい。
映像説明: イベント会場。薄緑色(うすみどりいろ)の植物が飾られた六角柱のガラスショーケースの前で、ロングヘアーの女性スタッフが3人の男性来場者を応対している。 銀色のロボットアームがガラスショーケースの中でデモ動作をおこなっている。
テロップ: シーメンス 本社ドイツ エンジニアリング企業
ナレーション: 100年以上前からメキシコに進出している、ドイツの大手エンジニアリング企業は…。
映像説明: シーメンスのブースの前で、紺色のTシャツを着た短髪の男性がインタビューに答える。
テロップ: シーメンス メキシコ アレハンドロ・アビラ バーティカル マネージャー
アビラ バーティカル マネージャー・スペイン語: メキシコ市場への期待は大きいです。 米国向け以外に、国内にあらゆる分野でチャンスがあります。
映像説明: 別のブース。壁掛け式のモニターの前で、短髪で薄くあごひげを生やした男性がボーダー柄のセーターを着た男性来場者を応対している。 モニター画面。分厚い金属板を重ねた重量物をクレーンで水平移動している映像が映し出されている。重量物を中心とする半径1.5mほどの床面に円を描く緑色(みどりいろ)の光が当たり、重量物の動きに合わせて移動している。
ナレーション: こうしたなか、製造業の課題を解決しようと、
映像説明: イベント会場。大小さまざまなネジが並んだ展示台を前に、メガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)が白いポロシャツを着た男性とワイシャツを着た男性を応対している。そばに黒いジャケットを着たにサングラスを乗せたショートボブヘアーの女性スタッフが立ち、一緒に話を聞いている。
テロップ: オンリーワンの日本製品(にほんせいひん)
ナレーション: 日本企業(にほんきぎょう)は“オンリーワン”の製品を売り込もうとしている。
映像説明: メガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)が、展示台に並ぶ大小さまざまなネジを整頓している。 大小さまざまなネジを整頓している手元のアップ。
テロップ: ネジ
ナレーション: 職人の技術の粋(すい)を集めた「ネジ」や、
映像説明: 緑色(みどりいろ)と赤のライトが、天井の方向を向いている。ライトから出た光が点線になって天井付近の白い壁に照射され、緑色(みどりいろ)はプラスの形、赤はプラスを丸く囲んだ形で映し出されている。
テロップ: LED(エルイーディー)技術
ナレーション: エルイーディーを自在に操る技術で工場の安全を守る新商品など。
映像説明: イベント会場。自社ブースで、メガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)が白いポロシャツを着た男性とワイシャツを着た男性を応対している。
ナレーション: チャンスをつかもうと奮闘している。
映像説明: たくさんのブースが並ぶイベント会場で、メガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)がインタビューに答える。
テロップ: 阪神ネジ(はんしんねじ) 山里 憲一郎(やまざと けんいちろう) 社長
山里社長: 毎日不安との戦いですけど、はい。
映像説明: 重量物をクレーンで水平移動する映像が流れる壁掛けモニターの前で、短髪で薄くあごひげを生やした男性がインタビューに答える。
テロップ: パイフォトニクス 営業部 アエド・ルイスさん
アエドさん・日本語: 営業、セールスマンですね。それしかないので頑張ります。
映像説明: 展示されているオレンジ色(いろ)の機械装置の前で、山里社長が、あごひげを生やした男性と話している。 重量物をクレーンで水平移動する映像が流れる壁掛けモニターの前で、アエドさんが男性と女性の来場者を応対している。
テロップ: 日本の“オンリーワン”を売り込め! 沸騰するメキシコの製造業
ナレーション: メキシコの製造業界に新たな技術を売り込もうとする日本。ビジネス参入の舞台裏を追った。
映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。各国のさまざまな人々の笑顔や、農作物(のうさくぶつ)を収穫している様子、ガントリークレーンが並んでいる港、緑色(みどりいろ)の仏像、小型飛行機や新幹線、バイクなどの乗り物や生き物など、世界中のいろいろな写真が現れて白い画面を埋めていく。連なった写真に重なるように世界地図のCGが浮かび上がり、中央に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。
映像説明: 下町の路地の一角にある建物の外観。「阪神ネジ株式会社」と書かれた突き出し看板がある。正面に搬入口(はんにゅうぐち)があり、中型トラックと軽貨物自動車が止まっている。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 下町から世界を目指す! 社長のメキシコ奮闘記
テロップ: 大阪市 福島区
テロップ: 阪神ネジ
ナレーション: 大阪市内にある、こちらの企業。
映像説明: 高い位置から屋内の作業場を見下ろす。棚、床、ローラーコンベヤーの上に大小の箱やコンテナが無数にあるなかで、社名ロゴのバックプリントがある紺色や黒のポロシャツを着たスタッフたちが忙しく働いている。 小さなネジがいっぱいに詰まった箱や箱の中のネジのアップ。
ナレーション: 大阪を中心に、日本全国(にほんぜんこく)のネジを国内外に販売する、ネジの専門商社だ。
映像説明: 事務所内。壁に掛けられたカレンダーの前で、山里社長がインタビューに答える。 8月のカレンダーの最終週へのズームアップ。
テロップ: 撮影日 8月21日
テロップ: 阪神ネジ 山里 憲一郎 社長
山里社長: スペイン語の勉強はね、もう、今、週4回ぐらいやってるんですよ。 8月28日に日本(にほん)を出て、29日にもう、向こうの早朝に着きます。
映像説明: 作業場。パレットに載ったネジの入ったコンテナやケージ、段ボールのケースなどが、床のあちこちに置かれている。山里社長が手ぶりを交えて説明をしている。その向こうで社名ロゴのバックプリントがある紺色のポロシャツを着た男性スタッフが作業をしている。
ナレーション: 山里社長は、メキシコに現地法人を立ち上げるため、渡航する準備を進めていた。
映像説明: 山里社長が男性スタッフを話している。2人の向こう側に、天井やロフトまでびっしりと並んだ商品棚が見える。山里社長がロフトの下をくぐって奥の作業場へ入っていく。 山里社長が長さ30cmほどのボルトを手に取り、カメラのほうを見ながら説明する。
ナレーション: 2015年にはタイに進出し、次に目指したのがメキシコ。海外の製造現場で日本製(にほんせい)のネジが必要になると考えている。
映像説明: ネジの製造ライン。ベルトコンベヤーで流れてきたナットが、赤いライトに照らされたエリアを通過して、さらに次の工程へと流れていく。 事務所で、いすに腰掛けた山里社長がインタビューに答える。
山里社長: 将来は、何としても(なんとしても)日本(にほん)の、本当に(品質の)いいもん作ってる、このネジを、あの、海外で販売したいなあ、っていう。 「んなもん(そんなもん)、いるかいな!」って、言われるかもしれないし、 あのー、それは分からないんですけど、ま、とにかくやってみようと、はい。
映像説明: 下町の路地を、山里社長と黒のTシャツを着た白髪交じりの日本人男性(にほんじんだんせい)が談笑しながら歩いている。路地の両側に、「野島製作所(のじませいさくしょ)」の突き出し看板がある建物がある。 黒のTシャツを着た男性に案内され、山里社長が町工場(まちこうば)の中に入っていく。
テロップ: 野島製作所
ナレーション: 大阪には、オンリーワンの製品を作る熟練の職人が多く集まっている。
映像説明: 工場(こうば)の一角。山里社長が、黒のTシャツを着た白髪交じりの日本人男性(にほんじんだんせい)ほか3人の人々と立ち話をしている。
テロップ: 野島製作所 野島 淳(のじま じゅん) 社長
ナレーション: 少数精鋭のネジ工場で、手間暇かけて、趣向を凝らして作る。
映像説明: 黒のTシャツとキャップを身につけた男性が、年季の入った鉄の枠が付いた機械を大型のスパナで整備している。
野島社長: あの方(かた)はもう、80歳です。
山里社長: えーっ!?
映像説明: 年季の入った鉄の枠が付いた機械の前で、野島社長が男性の肩に手を添えながら紹介する。
野島社長: もう、功労者です。
映像説明: 黒のTシャツとキャップを身につけた男性が溶接用ゴーグルをかけ、やっとこを使って、真っ赤に焼けた鉄の塊を機械の台座へはめ込む。台座が上昇し、上の面に当たって下りてくると、鉄の塊は半分ほどの高さにプレスされている。
ナレーション: 世界で流通しているネジの多くは、大量生産され、種類が限られていることが多い。日本の町工場(まちこうば)では、職人が、お客の細かい注文にも1本1本対応し、製造業を支えてきた。
映像説明: 別の作業場。紺色のTシャツを着た男性が、太さ5cm、長さ30cmほどのボルトを機械から取り出し、別のボルトを機械に設置している。 無数の溝が付いた2つのローラーが回転している。ローラーのあいだには太い金属の棒が挟まれ、ローラーでネジ山が切られている。
ナレーション: 山里社長は、こうした、職人が生み出す日本のネジを世界に広めていきたいと考えている。
映像説明: 波板(なみいた)の壁の前に年季の入った機械が並ぶ工場(こうば)の一角で、山里社長と野島社長が立ち話をしている。2人のあいだに黒のノースリーブのカットソーを着た女性が立っていて、うなずきながら2人の話を聞いている。
テロップ: 阪神ネジ 山里 憲一郎 社長
山里社長: いや、ホントね、こういう工場って、世界で少ないんですよ。
テロップ: 野島製作所 野島 淳(のじま じゅん) 社長
野島社長: ぜひ、世界に広めていただいて。
映像説明: 野島社長が話を続ける。隣に立っている山里社長がうなずきながら話を聞いている。
テロップ: 野島製作所 野島 淳(のじま じゅん) 社長
野島社長: あのー、タイから始まってね、今度はまた、メキシコへ行く、ゆうことで、いや、このー、たくましさが、すごいなって思ってまして。
映像説明: 山里社長に握手を求める野島社長。山里社長の肩を軽くたたき、激励する。山里社長は、両手で野島社長の手を握る。
ナレーション: 地元の期待も大きい。
映像説明: オレンジ色(いろ)の画像を映し出した巨大なデジタルサイネージがある、大規模な会場施設のエントランス。 イベント会場。両側に出展ブースが並ぶ通路の中央を、大人の腰ほどの高さの台形のロボットが進んでいく。ブースの前にいる人々が、珍しそうな顔で眺めたり、スマートフォンで撮影したりしている。
テロップ: メキシコ グアナファト州
テロップ: 10月9~(から)11日 Industrial Transformation Mexico(インダストリアル トランスフォーメーション メキシコ) 2024
ナレーション: 10月、メキシコで行われた産業技術の展示会。
映像説明: 展示会場の通路を、大人の腰の高さよりやや低い台形の掃除ロボットや大人の旨の高さほどの運搬ロボットが、すいすいと動き回っている。 展示台の上で、先端にカメラが取り付けられたロボットアームがデモ動作をおこなっている。
テロップ: 自動化に必要な製品や技術に特化(とっか)
ナレーション: 製造業の自動化に必要な、製品、技術に特化した(とっかした)イベントで、
映像説明: 頭にVRゴーグルを着け、片手にコントローラーを持った女性に、黒のジャケットを着た男性スタッフが操作の説明をしている。 50cm四方ほどの大きさの上皿(うわざら)に緑色(みどりいろ)の鉄球にやかんの取っ手のようなハンドルをつけたケトルベルを載せた装置の実演展示。男性スタッフが装置を取り囲む数人の来場者を応対している。
テロップ: 出展社数:250社 来場者数:2万人
ナレーション: 6回目を迎えることしは、250社以上の企業が出展した。
映像説明: 白と赤を基調にした大規模なブース。正面に、黒の英文字で「JAPAN」、「JETRO(ジェトロ)」と書かれている。前の通路は大勢の来場者でにぎわい、大人の腰ほどの高さの台形のロボットが巡回している。
テロップ: ITM(アイティーエム)ジャパンパビリオン 主催:ジェトロ
ナレーション: ジェトロが主催するジャパンパビリオンには、
映像説明: 大量のネジが並べられた展示台を前に、黒いキャップをかぶった山里社長が、頭にサングラスを乗せたショートボブヘアーの女性スタッフと打ち合わせをしている。背後のスペースには搬入物のコンテナが積まれ、向かいのブースでは脚立に乗った男性がパーティションを組み立てているのが見える。
ナレーション: 山里社長率いる、阪神ネジのブースが。
映像説明: 白いパーティションの前で、山里社長がインタビューに答える。
テロップ: 阪神ネジ 山里 憲一郎 社長
山里社長: ようやく会社(現地法人)も出来まして。で、今回、ここに来たのは、きょう…今朝。
映像説明: 阪神ネジのブース。ボルトやナットがずらりと並んだ展示台の端に、仕切り付きのケースに入ったネジやドライバーなどの工具が置かれ、巨大な赤いネジの置物が飾られている。 ボルトやナットのほか、ワッシャーや座金、歯車、チェーンなど、さまざまな大きさの製品が並んでいる。ネジ穴の形が六角形や星形をしたネジ、正方形のナットなどもある。
山里社長: たくさんネジも並べさしていただいて。とてもいい感じになってます。
スタッフ: 何種類(なんしゅるい)ぐらい持ってきたんですか?
山里社長: 100種類ぐらいじゃないですかね。ま、そんなに大したことはないですけど。はい。
映像説明: スマートフォンで撮影された縦長の映像。グレーの同じデザインの建物が並んでいる一角。 ガラスのドアを通って建物の中に入っていく。 床の一部に人工芝が敷かれた、フィットネスジムのような部屋。壁際に造り付けのトレーニング用具やタオル掛けがあり、自転車型のフィットネスマシンも置かれている。(映像提供:阪神ネジ)
テロップ: Hanshin Neji Mexico(ハンシンネジ メキシコ) 阪神ネジ メキシコ現地法人
ナレーション: 山里社長は、展示会の直前に無事に現地法人を立ち上げ、現地の産業機械メーカーや商社向けにビジネスを広げようとしている。
映像説明: 展示会場。紺地に白でネジのイラストが描かれた法被を着た山里社長の様子が次々に映る。 阪神ネジのブースで、大勢の来場者に囲まれている。手ぶりを交えながら、ショートボブヘアーの女性スタッフに話をしている。 藍色のシャツを着た男性に説明をしたり、展示したネジをスマートフォンで撮影している赤いジャンパーを着た男性を応対したりしている。
ナレーション: 展示会の開始早々、日本のネジに興味津々のメキシコ人たちが、次から次へとブースを訪れた。
映像説明: 自社ブースで、山里社長が白いポロシャツを着た男性とワイシャツを着た男性を応対している。
山里社長・スペイン語: どちらから来ましたか?
白いポロシャツを着た男性・スペイン語: (近くの)イラプアトです。
山里社長・スペイン語: すぐ近所ですね。
映像説明: 展示したネジを前に、山里社長がグレーのスーツを着た男性2人の来場者をスペイン語で応対している。
グレーのスーツを着た男性・スペイン語: これはどんなネジですか?
山里社長・スペイン語: これは、少し変わった素材のネジでして…。
映像説明: 山里社長がグレーのスーツを着た男性2人の来場者を交互に見ながらスペイン語で説明している。
ナレーション: 猛特訓したスペイン語で、必死に営業をかける。
映像説明: 展示会場の通路で、山里社長がインタビューに答える。
山里社長: むちゃくちゃ必死ですよ、本当。 もう、とにかくしゃべりかけて。 必死感は伝わると思いますね。ハハハ…。
映像説明: ネジが展示されている台を挟んで、山里社長が紺色のポロシャツを着た男性来場者を応対している。 紺色のポロシャツを着た男性が長さ8cmほどの太いネジを手に取り、熱心に話をしている。
テロップ: ネジ専門商社
ナレーション: ネジの種類の多さを評価するメキシコの企業も。こちらの、ネジ専門商社は…。
映像説明: 展示会場の通路で、ネジ専門商社の男性がインタビューに答える。
テロップ: ネジ専門商社
ネジ専門商社の男性・スペイン語: 特殊なネジが豊富にあり、すばらしいです。 超小型から大型のネジや、アルミやプラスチックなど多彩です。
映像説明: 自社ブースで、山里社長がインタビューに答える。背後の壁掛けモニターには阪神ネジのプロモーション映像が流れている。
テロップ: 阪神ネジ 山里 憲一郎 社長
山里社長: すごい興味を持っていただいてる感じで。 うちが、会社が、ケレタロ州(メキシコ)にありますよって言ったら、もう全然、話が変わってくるので、はい。 それやったら、ちょっと1回、見積もり、というか、1回来てください、とか、そんな感じで、はい。
映像説明: 展示会場の白い丸テーブル席がある一角。山里社長がテーブルにノートパソコンを広げて座り、食い入るように画面を見つめている。
ナレーション: メキシコ市場のポテンシャルの高さを実感した山里社長。しかし、こんな課題も。
映像説明: 阪神ネジのプロモーション映像が流れる壁掛けモニターの前で、山里社長がインタビューに答える。
山里社長: 国内の輸送(費)が結構高くて、宅急便代(送料)と、品物のお金(商品価格)が、ほぼ一緒みたいになっちゃうことがあるだろうなあと思うんで。 いろんな商社さんとかも含めて、あのー、みんなでネットワークを作って、こう、買っていただけたらいいなと…。
映像説明: 赤と緑の四角いライトを上向きに設置している手元。 アエドさんが「Pi PHOTONICS INC.(パイ フォトニクス インコーポレーテッド)の企業ロゴ入りの白い壁面のようなものの前にしゃがみ、床に置いた赤、緑、青のライトの角度を調整しながら照射している。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 製造現場を守る新技術! メキシコ市場を開拓中
ナレーション: 日本の新技術で、メキシコの製造業に食い込もうとしている企業は、ほかにも。
映像説明: パイフォトニクスのブース。白いカウンターが床に置かれた3色のライトで照らされている。奥には、同社のプロモーション映像が流れる壁掛けモニターが設置されている。
テロップ: パイフォトニクス
ナレーション: 「パイフォトニクス」。
映像説明: パーティションに沿って設置された長机(ながづくえ)に、直方体や立方体など、数種類のライトが展示されている。
テロップ: ホロライト
ナレーション: 開発したのは「ホロライト」という特殊な製品だ。
映像説明: 緑色(みどりいろ)と赤のライトが、天井の方向を向いている。ライトから出た光が点線になって天井付近の白い壁に照射され、緑色(みどりいろ)はプラスの形、赤はプラスを丸く囲んだ形で映し出されている。 高い位置から下向きに設置された赤のホロライトが、ブースの床面に放射状の花びらのような図形を映している。
テロップ: ホロライト 離れた所に狭い領域で光を当てることができる
ナレーション: エルイーディーで特殊な光を作り、離れた場所の狭い範囲に照明を当てることができ、さまざまな模様を自由に描くことができる。
映像説明: 分厚い金属板を重ねた重量物をクレーンで水平移動している映像。重量物を中心とする半径1.5mほどの床面に円を描く緑色(みどりいろ)の光が当たり、重量物の動きに合わせて移動している。(映像提供:パイフォトニクス)
テロップ: 工場内安全対策
ナレーション: 工場では、主に、安全対策に活用されていて、
映像説明: スマートフォンで撮影された縦長の映像。クレーンでつり上げたグレーの箱形の重量物の真下に、半径2mほどの放射状の花びらのような赤の光が当たり、重量物との動きに合わせて移動している。(映像提供:パイフォトニクス)
テロップ: 危険ゾーン
ナレーション: クレーンで重量物を移動するとき、危険なゾーンを光で示し、事故を未然に防ぐために使われる。
映像説明: 画面の下部に英語字幕が入った映像。
2階にいる人の手が策に設置されたスイッチを入れると、1階の床面に黄色(きいろ)の線で描かれた四角形の中心に、赤の×印(ばつじるし)の点線が照射され、点滅する。 1階から天井を見上げると、レンズ面10cm角ほどの赤いホロライトが設置されているのが見える。ライトの点滅に合わせて、1階床面に照射された赤い×印(ばつじるし)も点滅している。(映像提供:パイフォトニクス)
ナレーション: 2008年の発売以来、日本では鉄鋼や自動車の製造現場などで導入が始まっている。
映像説明: 壁にたくさんの賞状などが飾られた会議室。アエドさんのほか、4人の男性と女性がノートパソコンや資料を広げて会議テーブルを囲んでいる。中央の席に座る短髪の日本人男性(にほんじんだんせい)へのズームアップ。
テロップ: パイフォトニクス 池田 貴裕(いけだ たかひろ) 社長
ナレーション: そして、次に見据えたのは海外市場。なかでも近年注目しているのが、メキシコだ。
映像説明: 会議室。池田社長が向かいの席に座るアエドさんに話している。
テロップ: パイフォトニクス 池田 貴裕 社長
池田社長: きっと必要性もあるはずだ、という、まだ仮説なんでね、メキシコ市場において。 メキシコのトップメーカーさんは、まず、こういう安全に対して取り組むはずだし、そうあるべきだし…。
映像説明: アエドさんが池田社長の話をうなずきながら聞いている。
テロップ: パイフォトニクス 営業部 アエド・ルイス さん
ナレーション: 今回、展示会を任されたのは、メキシコ出身、海外営業担当のアエドさん。
映像説明: 池田社長がアエドさんに話を続ける。 アエドさんの真剣な表情へのズームアップ。
池田社長: とにかく、やっぱりメキシコの現場の人と会って欲しい。 現場の人じゃないと、われわれの製品のよさは理解できないから。
映像説明: 展示会場のパイフォトニクスのブース。カウンターの向こうに立っているアエドさんが、おじぎをする。 カウンターの前で、アエドさんが女性と男性の2人連れの来場者を応対している。 スペイン語で接客するアエドさんのアップ。
ナレーション: メキシコの展示会の初日。ブースを訪れるお客に、丁寧に説明を重ねていく。
映像説明: パイフォトニクスのブース。カウンターの前で、8人のグループで訪れた来場者のうち、あごひげを生やした男性がアエドさんに質問をする。
テロップ: 自動車部品メーカー
自動車部品メーカーの男性・スペイン語: 離れた場所に、ライトはどのように照射されますか?
映像説明: アエドさんが男性の質問に答える。 分厚い金属板を重ねた重量物をクレーンで水平移動している映像。重量物を中心とする半径1.5mほどの床面にホロライトで描かれた赤い光の円が映り、重量物との動きに合わせて移動している。
テロップ: パイフォトニクス 営業部 アエド・ルイス さん
アエドさん・スペイン語: 工場や設備の大きさに応じて、ライトの大きさが調整できます。
映像説明: パイフォトニクスのブース。自動車部品メーカーの男性とアエドさんとのやりとりを、同行者たちが真剣な表情で聞いている。
ナレーション: 熱心に話を聞いているのは、現地企業の製造部門の責任者たち。パイフォトニクスが提案する安全対策への反応は…。
映像説明: 展示会場の通路で、編み込みの髪型で黒の革ジャンパーを着た女性がインタビューに答える。
テロップ: 自動車部品メーカー
自動車部品メーカーの女性・スペイン語: 工場の安全環境を改善するために、必要な技術だと思います。
映像説明: 日の丸をモチーフにしたジャパンパビリオンのパーティションの前で、赤と白のストライプのシャツを着た男性がインタビューに答える。
テロップ: 金属部品メーカー
金属部品メーカーの男性・スペイン語: 危険な範囲をペンキで塗る必要がない。自在に表示ができ、実用的です。
映像説明: 自社ブースのカウンターで、アエドさんが3人の女性来場者を応対している。奥にある壁掛けモニターにはパイフォトニクスのプロモーション映像が流れている。
ナレーション: メキシコの製造現場では、安全対策へのニーズがあることが分かった。
映像説明: パイフォトニクスのプロモーション映像が流れる壁掛けモニターの前で、アエドさんがインタビューに答える。
テロップ: パイフォトニクス 営業部 アエド・ルイス さん
アエドさん・日本語: このみたいな(このような)技術は、メキシコで、ないんです。それなので、今から、はやって(普及して)いきます。 それと同時に、競合も気が付きます(出てくる)、と思い、と思いますので、 ちょっと不安がありますので、ああ…、頑張ります。
映像説明: 青い壁のブースの前。4本歩行のロボットが歩いたり立ち止まったりする様子を、大勢の来場者が見物している。 先端がカップホルダーの形になったロボットアームがデモ動作を行なっている。そばにはカラフルな液体が入った十数本の瓶を逆さに並べたラックやシェーカー、メジャーカップ、マドラースプーンといった道具も置かれている。
ナレーション: 製造業には欠かせない、日本のテクノロジー。その確かな技術力がメキシコで評価され始めている。
映像説明: 撤収作業が行われている展示会場。どのブースでも、装置や備品を搬出したり、壁掛けモニターを外したりと作業が進められている。山里社長が展示用のテーブルを折りたたんでいる。
ナレーション: 展示会を終えた山里社長は…。
映像説明: 撤収作業が進む展示会場で、山里社長がインタビューに答える。
テロップ: 阪神ネジ 山里 憲一郎 社長
山里社長: これからがね、本番なんで、はい。これは、お祭りなんで。こっから、いかんとあかん(始めないといけない)と思いますので、はい。 お客さんとこ行って、しっかり提案してこようと思います、はい。
映像説明: リュックサックを背負い、台車を押しす里社長と、両手に荷物を抱えたショートボブヘアーの女性スタッフが、赤紫色(あかむらさきいろ)のブラウスを着た女性に会釈をしながら展示会場内の通路を歩いていく。
ナレーション: 今後の日本企業(にほんきぎょう)の活躍が、楽しみだ!
映像説明: 水色グラデーション背景画。画面の右側で地球の陸地部分だけが点描され、中が空洞になった地球儀のグラフィックイメージが回転している。
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6月19日(予定)
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