日本のアニメに熱狂! 米国アニメ市場の舞台裏

2024年09月19日

今、米国では、大都市を中心にアニメをはじめ、玩具専門店やコラボカフェなど日本コンテンツのファンが急増している。同国のアニメ市場規模は年々拡大し、2030年には約60億ドルに達すると予想。その市場に勝負をかける日本企業の挑戦と舞台裏に迫る!

(11分31秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: 植物がまばらに生えた、なだらかな山の斜面に白い英文字で「HOLLYWOOD(ハリウッド)」と書かれた文字看板が設置されている。 白い外壁のショッピングモールのような場所。1階部分にドアのない開放的な出入り口があり、多くの人が中へ入っていく。出入り口の上部には、日本のアニメ作品や、おもちゃなどの名前が書かれた看板が並んでいる。

テロップ: ロサンゼルス

ナレーション: アメリカ、ロサンゼルスの街角。

映像説明: 多くの人が行き交うショッピングモールのような場所の通路。ネオンライトが光るショーウィンドーに沿って、出入り口から行列が出来ている店舗がある。

ナレーション: そこに、長蛇の列が。彼らのお目当ては?

映像説明: 白い壁の室内。棚の上に、セーラー襟の服やフリル付きのエプロンを着けた女性のフィギュアが6種類並んでいる。フィギュアの足元には日本のアニメキャラクターの名前と価格が書かれたプレートが置かれている。 ガラス製の扉が付いた木目調の棚。水色やピンク色の髪をした女性のフィギュアが並ぶガラスショーケースを、髪を後ろで束ねた男性が真剣な表情でのぞき込んでいる。

テロップ: 日本のアニメグッズ

ナレーション: 日本のアニメグッズ。

映像説明: 白い壁の室内の一角。黒いスウェットシャツを着てメガネをかけた男性が商品の箱を手に持ちながらインタビューに答える。アニメキャラクターのフィギュアが3種類入った側面が透明のパッケージのアップ。 白い壁の前で、黒いスウェットシャツを着てメガネをかけた男性が話を続ける。

黒いスウェットシャツを着た男性・英語: フィギュアをたくさん買いました。 多分、使った金額は 200ドル以上です。

映像説明: レストランのような店内。黒いワンピースに白いフリル付きのエプロンを着けたメイド服姿の2人の女性スタッフが料理を載せたトレーを運びながらカメラに向かって笑顔を見せる。

ナレーション: さらに…。

映像説明: レストランのような店内の別の一角。白いテーブル席で、メイド服姿の茶色い髪の女性スタッフが銀色のシェーカーを振りながら掛け声をかけると、それに合わせてお客も掛け声を返す。

茶色い髪の女性スタッフ・日本語: フリフリ、 シャカシャカ、 萌え萌え。

映像説明: メイド服姿の赤茶色の髪の女性スタッフが、プラスチック容器に入ったオムライスにケチャップで豚のイラストを描いている(かいている)。 レストランのような店内。店内は満席で、メイド服姿の数人の女性スタッフたちが各テーブル席でお客の応対をしている。

テロップ: メイドカフェ

ナレーション: 日本生まれの(にほんうまれ)のメイドカフェがアメリカに進出。

映像説明: メイドカフェの店内の壁際にメイド服姿をしたアニメキャラクターの等身大パネルが2枚置かれている。 液晶ディスプレーがある特設ステージ。メイド服姿の2人の女性スタッフがパフォーマンスを行うと、テーブル席のお客がライブ用のペンライトを振りながら掛け声をかける。

テロップ: 人気アニメとコラボ

ナレーション: 人気アニメとコラボしたカフェということで、連日、大盛況だという。

映像説明: アニメグッズやフィギュアなどが販売されている店内を見渡した映像。黒い棚にフィギュアやプラモデルの箱が並び、レジカウンターの前には、商品を手にした男性客が会計待ちの列を作っている。壁面にはガラスショーケースや棚が設置され、フィギュアやぬいぐるみ、服などの商品が数多く陳列されている。

テロップ: 日本のコンテンツ ファンが急増

ナレーション: 今、アメリカでは、大都市を中心に、アニメをはじめとした日本コンテンツ(にほんこんてんつ)のファンが急増。

映像説明: 店内の別の一角。手のひらサイズの商品がびっしりと掛けられているフックが付いた棚が並んでいる。商品を手に取る人や店内を眺めながら歩く人で混雑している。

テロップ: 日本企業(にほんきぎょう)が続々進出

ナレーション: それを受け、日本の企業も続々とアメリカに進出している。

映像説明: 本棚がある一角にボカシ加工をした静止画に重ねて「米国アニメ市場規模予測」と題した縦棒グラフが現れる。縦軸の目盛りには0から60億米ドルまでの金額が20億米ドル刻みで記されていて、横軸には2020年から2030年までの年数が記されている。 アニメの市場規模を表す縦棒は、2020年から2022年までは20億米ドル以下、2023年に20億米ドルに達し、2024年に22億ドルに増え、2025年から2029年まで右肩上がりで増えていき、2030年は58億ドルと、6年間で倍以上になることが予想されていることが示されている。(出所:https://www.grandviewresearch.comを基に作成)

ナレーション: アメリカのアニメ市場の規模は年々拡大し、2030年には、およそ60億ドルに達すると予想されている。

映像説明: ほの暗いステージに赤い照明が照らされたホール。大型スクリーンに赤いボブヘアーの女性がパフォーマンスをするCGアニメーションが映し出される。階段状の観客席でライブ用の赤いペンライトが大きく揺れている。 グレーの壁がある室内。黒いマスクをつけた男性とボブヘアーの女性が数台の液晶モニターに向かって作業をしている。

テロップ: 日本のアニメに熱狂! 米国アニメ市場の舞台裏

ナレーション: その市場に勝負をかける日本企業(にほんきぎょう)の挑戦と舞台裏に迫る。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。各国のさまざまな人々の笑顔や、農作物(のうさくぶつ)を収穫している様子、ガントリークレーンが並んでいる港、緑色(みどりいろ)の仏像、小型飛行機や新幹線、バイクなどの乗り物や生き物など、世界中のいろいろな写真が現れて白い画面を埋めていく。連なった写真に重なるように世界地図のCGが浮かび上がり、中央に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: 青い海が広がるビーチ。白い砂浜で人々が日光浴をしている。その奥にあるなだらかな丘陵に、低層の住宅が建っているのが見える。 画面左下の四角い枠に米国の地図が緑色(みどりいろ)で表示される。西海岸地方に位置するロサンゼルスが赤い星印で示されている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 行列のLA(エルエー)リトルアキハバラ 日本のアニメが大盛況!

ナレーション: アメリカ西海岸、ロサンゼルス。

映像説明: 薄いグレーの外壁にアジア風の装飾が施された建物。手前にある石畳の広場は、多くの観光客でにぎわっている。米国国旗がモチーフのボディースーツを着た男性や赤いマントを羽織った男性など、映画のキャラクターのコスプレをした人の姿もある。 広場にある石畳のアップ。有名人のサインや手形、足形が刻まれている。 多くの観光客が行き交う通り。通りの先にある白く急な坂道を人々が上っていくのが見える。

ナレーション: 映画の聖地ハリウッドを有し、多くの観光客が訪れる、アメリカきってのエンターテインメントの街。

映像説明: 日本風(にほんふう)の建物が並ぶ一角。物見やぐらや瓦屋根の建物のそばに、「日本村広場(にほんむらひろば)」、「Japanese Village Plaza(ジャパニーズ ビレッジ プラザ)」と書かれた黒い角柱の看板が立っている。

テロップ: リトルトーキョー

ナレーション: ここに、アメリカ最大級の日本人街(にほんじんがい)、「リトルトーキョー」がある。

映像説明: 瓦屋根の店舗が建ち並ぶ通り。中央には街路樹が植えられ、上部に赤や白のちょうちんが飾られている。店舗の前にあるベンチに座る家族連れや通りを歩く観光客でにぎわっている。

テロップ: リトルトーキョー 19世紀半ば 日本食レストラン(にほんしょくレストラン)の開業がきっかけ

ナレーション: 19世紀半ば、日本食レストラン(にほんしょくレストラン)がオープンしたのをきっかけに街が広がった。

映像説明: 白い外壁のショッピングモール。1階部分にドアのない開放的な出入り口があり、多くの人が中へ入っていく。出入り口の上部には、日本のアニメ作品や、おもちゃなどの名前が書かれた看板が並んでいる。

ナレーション: そのリトルトーキョーの中で、最近、特に多くの人々が集まるスポットがある。

映像説明: 白い外壁のショッピングモールの出入り口の上部に掲げられた、ピンク色の英字で「LITTLE AKIHABARA(リトルアキハバラ)」と書かれたイラスト入りの垂れ幕と、赤い英字で「LITTLE TOKYO MALL(リトル トーキョー モール) 319」と書かれた立体文字看板のアップ。

テロップ: リトルアキハバラ

ナレーション: リトルアキハバラ。

映像説明: ショッピングモール内の通路。買い物袋を提げた男性やキャラクターのぬいぐるみの形をしたリュックを背負った女性など、多くの人が行き交っている。

ナレーション: オタク心(オタクごころ)をくすぐる9店舗が集まったショッピングモールだ。

映像説明: 黒地に白の英字で「JUNGLE(ジャングル)」と書かれた看板が掲げられた店舗。ネオンライトが光るショーウィンドーに沿って、出入り口から店舗沿いに行列が出来ている。通路を挟んだ反対側にもJUNGLEの店舗があり、同じように行列が出来ている。

ナレーション: こちらは開店以来、多くのお客が訪れる人気店「JUNGLE」。

映像説明: JUNGLEの店内。黒い棚にフィギュアやプラモデルの箱が並び、レジカウンターの前には商品を手にした男性客が順番待ちの列を作っている。 店内の商品棚のアップ。英字でGUNDAM(ガンダム)と書かれたプラモデルが数箱置かれた棚、銀色のゴジラが陳列された棚、緑色(みどりいろ)や光沢のある紫色のゴジラやさまざまな色や形の怪獣のフィギュアが陳列された棚が次々に映る。

テロップ: JUNGLE

ナレーション: 扱っているのは、ガンダムのプラモデルやゴジラのグッズなど、アニメや特撮作品の関連商品だ。

映像説明: 白い壁の前で、黒いキャップをかぶった男性が箱に入った商品を手に持ちながらインタビューに答える。 黒いキャップをかぶった男性が持っている箱のアップ。箱には細長い戦艦の写真などがプリントされている。 白い壁の前で、黒いキャップをかぶった男性が話を続ける。

黒いキャップをかぶった男性・英語: 大好きなガンダムに出てくる戦艦を買いました。 祖父が米軍の沖縄基地にいました。その影響で戦艦も好きです。

映像説明: 店内のレジカウンター。ひげを生やした男性店員が水色と薄紫色(うすむらさきいろ)などのグラデーション模様のシャツを着た男性を応対している。 別の一角。黒い短髪の男性がスマートフォンを見ながら商品をチェックしている様子や赤や白の帽子をかぶったアニメキャラクターのコスプレをしたカップルが商品を眺めている様子。

ナレーション: この店舗が、大阪からアメリカに進出したのは2001年。以来、20年以上にわたり、アメリカのアニメファンたちの絶大な支持を得てきた。

映像説明: 板張りの壁の店内。壁面には、コスプレ用の服を着せたマネキンが数種類ディスプレーされている。 女子高生の制服やメイド服など、さまざまなコスプレ用の服を黒いショートヘアの女性がスマートフォンで撮影している。 店内の別の一角。透明なケースに入った商品が陳列されていて、それをカップルが眺めている。

テロップ: 2015年取材

テロップ: 現地ニーズに柔軟に対応

ナレーション: 勝因は柔軟性だ。当初はレーザーディスクの専門店だったが、フィギュアやコスプレグッズなど、現地のニーズに柔軟に対応。

映像説明: JUNGLEの店内。青いTシャツをきた男性と黒いTシャツを着た男性が、ロボット型のプラモデルが並んだガラス製の棚を眺めている。 店内の別の一角。黒いジャケットを着た男性と白いTシャツを着た男性が棚に並べられた箱入りの商品を手に取りながら話をしている。

テロップ: 事業の進化

ナレーション: 事業は日々、進化を続けている。

映像説明: ロボットのおもちゃがディスプレーされたガラスショーケースの前で、白いあごひげを生やした男性がインタビューに答える。 店内の一角。黒地に赤い文字で「ゴジラ・ストア」などと書かれたパネルが天井からつるされ、壁面の棚にはゴジラや怪獣のフィギュアが数多く陳列されている。茶色い髪の男性がスマートフォンで棚の上部にある商品を撮影している。 棚の上部に置かれている赤黒いゴジラの写真が貼られた段ボール箱。 棚の上に置かれた銀色のゴジラのフィギュアのアップ。 ロボットのおもちゃがディスプレーされたガラスショーケースの前で、白いあごひげを生やした男性が話を続ける。

テロップ: JUNGLE 塩田 哲也(しおた てつや) 副社長

塩田(しおた)副社長: 去年から、えー、東宝(とうほう)さん、えー、日本(にほん)の東宝さんと直接お話をさせていただいて、えー、東宝さんのゴジラストアの限定商品を、弊社で、オフィシャルで、扱わしていただいてます。 で、また、アメリカのアニメジャングル限定の商品も販売することができましたんで、で、そこに対して、やっぱ、コアなファン層が集まってきてるっていう結果ですね。

映像説明: リトルアキハバラにある路面店。赤いひさしが付いた出入り口から店舗の壁に沿って行列が出来ている。小さい男の子を連れた家族連れの姿もある。

ナレーション: 続いて、こちら。長蛇の列の先にあるのは…。

映像説明: 壁面に沿って、カプセル入りのおもちゃの販売機がびっしりと並ぶ店内。2人組(ふたりぐみ)の男性が販売機の1つを指さしながら話をしている。

テロップ: ガシャポン(R)(※(R)=Rを丸で囲んだマーク)

ナレーション: 日本でも、おなじみの「ガシャポン」。

映像説明: 店内の別の一角。4人組の客が販売機の前で話をしている。店の中央に並んだ販売機の上には透明のケースに入ったフィギュアなどの商品がディスプレーされている。

ナレーション: 日本の玩具(がんぐ)メーカー「バンダイ」の商品が並ぶガシャポン専門店で、去年2月のオープン以来、客足が絶えないという。

映像説明: 白い壁の室内。「BANDAI(バンダイ)」や「ガシャポン」のロゴなどがある販売機の横で、青いジャケットを着た男性がインタビューに答える。

テロップ: バンダイ ベンダー事業部 神山 洸ノ輔(かみやま こうのすけ) 海外担当チーフ

神山(かみやま)海外担当チーフ: 日本(にほん)に、こう、インバウンドで多く来られた方(こられたかた)が、あの、日本(にほん)の、ま、ショップですとか、あの、いろんなところでガシャポンを目に付いて、 アメリカで、それを楽しみたいっていう声も多くありまして。 エンタメの中心っていうところもあるので、あの、LAから、あの、スタートしていったほうが、より、こう、皆さんに浸透できるかなと。

映像説明: ガシャポンの販売機がある店内。白いキャップをかぶった女性がレジカウンターで料金を支払っている。髪を後ろで束ねた女性スタッフが白いキャップをかぶった女性にコインを手渡す。

テロップ: 料金:主に1回 4~(から)8ドル ※上記以上に設定されている商品もある

ナレーション: 料金は主に1回4ドルから8ドル。レジで専用コインを購入しておこなう。

映像説明: 白いキャップをかぶった女性がガシャポンの販売機の投入口(とうにゅうぐち)にコインを入れ、ハンドルに手を掛ける。

ナレーション: 最近の人気は…。

映像説明: ガシャポンの販売店の前で、紫色の髪の女性がインタビューに答える。

紫色の髪の女性・英語: これを買いました。 黒猫のフィギュアです。

映像説明: ガシャポンの販売店の前で、坊主頭に円いレンズのパイロットゴーグルを載せ、円い形のサングラスをかけ、ひげが特徴的なゲームキャラクターのコスプレをした男性がインタビューに答える。 ゲームキャラクターのコスプレをした男性が緑色(みどりいろ)のカプセルを開け、灰色の猫のフィギュアを見せる。 ガシャポンの販売店の前で、ゲームキャラクターのコスプレをした男性が話を続ける。

ゲームキャラクターのコスプレをした男性・英語: 黒猫が好きで狙っていたのですが、灰色の猫が出てきてしまいました。 ちょっとした小物で自分の個性が表現できて、好きです。

映像説明: 6種類のガシャポンの商品が並んだ写真。ガシャポンの販売機をかたどったもの、赤べこをモチーフにしたフィギュアとキーホルダー、膝を抱えたコアラのフィギュア、カワセミのキーホルダー、ヘラクレスオオカブトのフィギュア。 テロップ: (C)(※(C)=Cを丸で囲んだマーク)BANDAI(バンダイ) 発売元:バンダイ

テロップ: ※店舗により取り扱いが異なります。 ※販売が終了している場合がございます。

ナレーション: 小さいサイズながらも細部まで精巧に作られたフィギュアと、

映像説明: ガシャポンの販売店の前で、ゲームキャラクターのコスプレをした男性と髪の毛先をとがらせたゲームキャラクターのコスプレをした女性が、それぞれ手に持っている灰色の猫のフィギュアをカメラに向ける。

ナレーション: ゲットするときのドキドキ感がガシャポンの魅力だ。

映像説明: レンガ風の壁がある店舗の前で、順番を待つ人々。朱色のネクタイをした女性スタッフが右手を上げてお客の応対をしている。

ナレーション: 続いては、こちらの店舗。中をのぞいてみると…。

映像説明: 白いテーブル席のある店内。メイド服姿の茶色い髪の女性スタッフが銀色のシェーカーを振りながら掛け声をかけると、それに合わせてお客も掛け声を返す。

メイド服姿の茶色い髪の女性スタッフ・日本語: ワクワク。 ドキドキ。 おいしくな~れ(おいしくなーれ)。おいしくな~れ(おいしくなーれ)。 はい、ど~ぞ(どーぞ)。

映像説明: メイド服姿の赤茶色の髪の女性スタッフがプラスチック容器に入ったオムライスにケチャップで豚のイラストを描いている。

テロップ: メイドカフェ とんとことん

ナレーション: そう、日本でも、オタク層に絶大な人気があるメイドカフェ。

映像説明: 店内。特設ステージにある液晶ディスプレー。メイド服姿のアニメキャラクターのイラストと、筆文字のような書体でで「AKIBA MAIDWAR(アキバ メイドウォー)」のタイトルが書かれている。店内は女性スタッフとの掛け合いや食事を楽しむ客で満席になっている。

テロップ: 「アキバ冥途戦争(めいどせんそう)」とコラボ

ナレーション: 日本のアニメ「アキバ冥途戦争」とコラボした期間限定の店舗だ。

映像説明: 男性3人と女性1人が座るテーブル席。メイド服姿の銀色の髪の女性スタッフがペンタイプのケチャップを手に持ちながらお客の応対をしている。

テロップ: コース料理とショー 料金:90分 約60~(から)80ドル

ナレーション: 料金は90分 の入れ替え制で、およそ60ドルから80ドル。

映像説明: 店舗の前で、アニメキャラクターが描かれたピンク色の法被を着た男性がインタビューに答える。

ピンク色の法被を着た男性・英語: この店に来たのは2回目です。昨日も来ました。 雰囲気が好きだし、とても楽しいです。 通うのがクセになりそうです。

映像説明: 店舗の出入り口の近くで、アニメキャラクターが描かれた水色の法被を着た男性がインタビューに答える。

ナレーション: こちらの男性はなんと、きょうで10回目だとか。

水色の法被を着た男性・英語: 他にも(ほかにも)メイドカフェはあるけど、この店にハマっています。

映像説明: 店内の液晶ディスプレーがある特設ステージ。メイド服姿の女性スタッフ数人がスカートの裾をつまんでふわっと広げたり、ハートの形のハンドサインをするなど、さまざまなパフォーマンスを見せる。

ナレーション: 人気の理由の1つが、メイドたちのショー。アニメのストーリーを変えずに登場人物や舞台をロサンゼルスに移したスピンオフ企画で、版権元からもお墨付きだ。

映像説明: メイド服姿の女性スタッフのパフォーマンスが続いている店内。テーブル席に座る人々が、真剣にその様子を見つめている。

ナレーション: アメリカのコラボカフェは、版権元に無許可で行っている場合が多いという。

映像説明: 液晶ディスプレーがある特設ステージの前で、グレーのシャツを着た男性がインタビューに答える。

テロップ: リトル秋葉原ホールディングス(リトルあきはばらホールディングス) 共同創設者 山本 信之(やまもと のぶゆき) さん

山本共同創設者: 見よう見まねで、コラボカフェ的に、メイドカフェを(無許可で)やってる人たちもいるんですけど。 やっぱり私たちがやるんであれば、全て台本も、あの、見ていただいて(版権元から)えー、許諾を取って、 えー、ちゃんとライセンス契約に、のっと、基づいて、商品企画から、えーと、制作までしたっていうところが、 やっぱり、あのー、次のビジネスにするためのポイントかなと思ってますけれどもね。

映像説明: 「アキバ冥途戦争」のキャラクターの等身大パネルが置かれているフォトスポット。黒いTシャツを着た男性客と赤いヘアピンを髪に付けたメイド服姿の女性スタッフがパネルと並んでポーズを決め、朱色のネクタイをした女性スタッフがカメラで撮影している。

ナレーション: 本物ならではのクオリティーが、日本企業(にほんきぎょう)が作るコンテンツの強みだ。

映像説明: 店の出入り口から次々と人々が出てくる様子。

ナレーション: そして、アメリカで人気の日本のコンテンツは、ほかにもある。

映像説明: ほの暗いステージに青や赤の照明が照らされたライブ会場。大型スクリーンに、赤いボブヘアーの女性がパフォーマンスをするCGアニメーションが映し出される。階段状の観客席で、赤いペンライトが大きく揺れている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 一夜で米国のファンを魅了! 日本の人気VTuber(ブイチューバー)

テロップ: TUBEOUT!(チューバウト) in Los Angeles 2024(イン ロサンゼルス にせんにじゅうよん)

ナレーション: これは、ロサンゼルスで開催されたVTuber(ブイチューバー)のライブコンサート。その名もTUBEOUT(チューバウト)。

映像説明: CGアニメーションのライブ映像。オレンジ色(いろ)のワンピースを着た3人組の女性がパフォーマンスをしている。

テロップ: 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ(はすのそらじょがくいんスクールアイドルクラブ)

映像説明: CGアニメーションのライブ映像が続く。赤いボブヘアーの女性が歌っている。

テロップ: 石狩 あかり(いしかり あかり)

ナレーション: 日本で大人気の「ラブライブ」や「石狩 あかり」など、5組のアーティストが参加。チケットは即日完売するほどの人気ぶりだ。

映像説明: 紫色の壁に液晶モニターが設置された室内で、黒いフード付きのジャンパーを着た男性がうなずきながら話を聞いている。

テロップ: NTTコノキュー(エヌ・ティ・ティ・コノキュー) サービスマネジメントグループ担当 副島 義貴(そえじま よしたか) 部長

ナレーション: イベントの主催者は狙いについて、こう話す。

映像説明: 紫色の壁に液晶モニターが設置された室内で、黒いフード付きのジャンパーを着た副島部長がインタビューに答える。

副島(そえじま)部長: 今、あの、日本の(にほんの)、ま、VTuber(ブイチューバー)の文化っていうのは、急速に、ま、拡大して、特に欧米で、非常に、ま、勢いを、ま、つけてきていますと。 ま、日本の(にほんの)、ま、アニメだったり、アニメソングと。あとは、さらに日本の(にほんの)VTuber(ブイチューバー)っていう文化、それを掛け合わせた…。

映像説明: TUBEOUT!(チューバウト)のライブ映像。石狩 あかりが、観客席に向けて両手を振る。それに応えるように多くの観客が赤いペンライトを振り、声援を送る。

ナレーション: 実は、このライブ…。

映像説明: グレーの壁の室内。黒いマスクをつけた男性とボブヘアーの女性が数台の液晶モニターに向かって作業をしている。ボブヘアーの女性がモニターを見ながらマイクで話をしている。液晶モニターには、エメラルドグリーンのリボンを髪に付けた女性のCGアニメーションが映し出されている。

テロップ: 東京都 中央区

テロップ: バルス

ナレーション: 日本のスタジオから、リアルタイムで配信している。

映像説明: 黒い壁のスタジオのようなスペース。天井や周囲を囲むように格子状のフレームが組まれていて、複数のカメラが設置されているのが見える。 格子状のフレームに取り付けられた長方形のカメラのアップ。レンズの下には番号が付いている。 モニターに映し出されたグラフィック画面。中央に映る人型が、骨格が透けた状態で動いている。人型のグラフィックを囲むようにある三角すいのグラフィックには番号がついたている。 別のグラフィック画面。エメラルドグリーンのリボンを髪に付けた女性の3D(スリーディー)キャラクターが、人型のグラフィック同じ動きを見せている。

テロップ: 人の動きを特殊マーカーで解析 アバターに反映

ナレーション: 20台を超えるカメラが設置された専用のスタジオで、特殊なマーカーを付けた人が動き、その動きを解析してアバターに反映させる仕組みだ。

映像説明: 黒い英文字で「Balus(バルス)」と書かれた企業ロゴの立体看板がある白い壁の前で、丸い黒縁のメガネをかけた男性がインタビューに答える。

テロップ: バルス 長谷川 智也(はせがわ ともや) ディレクター

長谷川ディレクター: スタジオの広さ、であったり、Vicon(バイコン)、えっと、モーションキャプチャーのカメラなんですけども、ま、その数が多いことによって、 えーと、精度高く、えー、ダンスだったり、動きを、ちゃんとトレースすることができて、えーと、表現、指先まで含めて見せることができる。

映像説明: グレーの壁の室内。黒いマスクをつけた男性とボブヘアーの女性が、数台の液晶モニターに向かって作業をしている。液晶モニターにはエメラルドグリーンのリボンを髪に付けた女性のCGアニメーションが映し出されている。

ナレーション: こうしたライブ配信技術は、世界でも日本がリードしているという。

映像説明: TUBEOUT!(チューバウト)のライブ会場。大型スクリーンにロングヘアーの2人の女性キャラクターが両手を広げて観客席に声をかける様子が映し出されている。階段状の観客席で青やピンク色に光ったペンライトが大きく揺れている。

ロングヘアーの2人の女性・英語: We are HIMEHINA(ヒメヒナ)!

映像説明: HIMEHINA の2人のパフォーマンスが続く。青いベレー帽をかぶった女性キャラクターと薄いピンク色の髪の女性キャラクターが、両手を広げ歌っている。

テロップ: HIMEHINA

ナレーション: 今回のライブイベントで、アメリカ初進出を果たしたのが、HIMEHINA。

映像説明: ライブ会場。HIMEHINAの薄いピンク色の髪の女性キャラクターが観客席に向かって声をかけると、観客が青やピンク色のペンライトを振り、声援を送る。

薄いピンク色の髪の女性: さあ、次はアニソンを歌おうと思います。

映像説明: HIMEHINAの2人が声をそろえて、次の曲を紹介する。

HIMEHINA: せーの、アイドル!

映像説明: HIMEHINAのパフォーマンスが続く。2人がポーズを決めながら歌を歌うと、観客が青やピンク色のペンライトを大きく振る。

テロップ: HIMEHINA 田中 ヒメ(たなか ひめ)と鈴木 ヒナ(すずき ひな)の2人組(ふたりぐみ)VTuber(ブイチューバー)

ナレーション: HIMEHINAとは、「田中 ヒメ」と「鈴木 ヒナ」の2人組(ふたりぐみ)で活躍するバーチャルアイドルで、およそ95万人のYouTube登録者を抱えている。

映像説明: HIMEHINAのパフォーマンスが続く。2人が拳を突き上げながらサビの部分を歌うと、それに合わせて観客が青やピンク色のペンライトを大きく振ったり、コールと呼ばれる掛け声を送ったりする。

テロップ: ♪アイドル

映像説明: 観客席。観客が青やピンク色のペンライトを大きく振っている。

ナレーション: 続いて、オリジナル曲も披露。

映像説明: HIMEHINAの2人がダンスをしながら歌うと、観客が青やピンク色のペンライトを大きく振る。中には、顔の前で2本のペンライトを平行に持って回している人もいる。

テロップ: ♪愛包(あいぱい)ダンスホール (C)(※(C)=Cを丸で囲んだマーク)LaRa(ララ)

ナレーション: アメリカ初進出で、見事、観客の心をつかんだ。

映像説明: ベージュの壁のオフィス。黒い英字で「Brave group(ブレイブグループ)」と書かれた企業ロゴが壁に掲げられている。 出入り口の正面に液晶ディスプレーが設置された棚があり、VTuber(ブイチューバー)のフィギュアやグッズも飾られている。

テロップ: 東京都 港区

テロップ: Brave group

ナレーション: そのHIMEHINAをはじめ、18組(じゅうはちくみ)、160人を超えるVTuber(ブイチューバー)を抱えているのが、ここ、Brave groupだ。

映像説明: 大きなガラス窓がある会議室。男性と女性、計6人がテーブルを囲んで座り、それぞれノートパソコンを広げている。黒いジャケットを着た男性がクローズアップされる。

テロップ: Brave group 野口 圭登(のぐち けいと) CEO

ナレーション: 今後は、アメリカ市場での本格的な展開を考えているという。

映像説明: 黒文字に白い縁取り(ふちどり)のある企業ロゴが掲げられた壁の前で、野口CEOがインタビューに答える。 TUBEOUT!(チューバウト)のライブ会場。大型スクリーンにHIMEHINAがパフォーマンスをしている様子が映し出される。

野口(のぐち)CEO: ま、(HIMEHINAを)知ってる人が、ほぼ1~2割(いち、にわり)ぐらい、知らない人が8割ぐらいだったと思うんですけれども、 現地の、その、当日、うちわが、あの、HIMEHINAのうちわ、配ってたんですけど、 それが全部、はけたりとか(無くなり)、ライブ会場でも非常に、こう、盛り上がったり。 特にUS(米国)のマーケットが、大変、成長していると。もっともっとチャレンジしようと。

映像説明: 「メイドカフェ とんとことん」の店舗の前の通路。レンガ風の壁に「アキバ冥途戦争」のキャラクターのポスターが貼られ、人々がスマートフォンで撮影をしている。 アニメのイベント会場。VTuber(ブイチューバー)のキャラクターが描かれた、カラフルなスポーツカーが展示されている。 頭頂部に花を付けたゲームキャラクターのコスプレをしている6人の男性と女性が、カメラに向かってポーズを決めている。

ナレーション: 年々拡大するアメリカにおける日本のコンテンツ市場。ますます日本企業(にほんきぎょう)の活躍が期待される。

映像説明: 水色のグラデーション背景画。画面の右側で地球の陸地部分だけが点描され、中が空洞になった地球儀のグラフィックイメージが回転している。

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