パラグアイがアツい! “南米のへそ”で日本人が奮闘中

2024年07月11日

南米の内陸国、パラグアイ。膨大な水源を活用した水力による発電量は世界最大規模。これまでは、その豊富な電力や地理的な条件から南米向けの製造拠点だったが、近年、国内向けのビジネスが急成長している。この国でチャンスをつかもうと奮闘する日本企業の動きを追った。

(12分06秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: 山の斜面を切り裂くように、土色に濁った水が、ごうごうと流れ落ちている。幅の広い巨大な滝の2段の滝には、白い水しぶきが煙のように上がっている。 滝の2段目に土色に濁った水が、ごうごうと流れ落ちている。水が落ちた先に煙のように白い水しぶきが上がっている。

テロップ: イグアスの滝

ナレーション: 世界最大の滝、イグアスの滝。

映像説明: 流れの速い濁流の真上には、柵で囲われた展望デッキが突き出していて、観光客が間近で滝を見物している。画面左下の四角い枠に、南米・ブラジルとアルゼンチンの地図が表示され、国境に位置するイグアスの滝が赤い星印で示されている。続いて、両国に挟まれたかたちで国境を接する小国、パラグアイが赤い色で塗られる。 対面交通の橋の上。手前から奥へ走っていく車の列の先に、パラグアイの国旗が翻っている。

ナレーション: 3つの国の国境と接している。それが南米の大国、ブラジルとアルゼンチン。そして、パラグアイ。

映像説明: ゆっくりと走る車のフロントガラスからの車窓風景。森の中の一本道。タイヤの跡がくっきりと残る未舗装の道が続いている。 青空の下、先端に長い花穂をつけたトウモロコシが風に揺れている。

テロップ: “南米のへそ”

ナレーション: 大陸の、ど真ん中に位置することから、“南米のへそ”とも呼ばれている。

映像説明: 高い所から見下ろした深緑色(ふかみどりいろ)の大きな川がある風景。両岸には、茶色い土(つち)の上に形成された緑の森が広がり、はるか遠くにダウンタウンの白いビル群が見えている。

テロップ: イタイプダム 1984年から稼働 世界最大規模の水力発電所 14ギガワットの発電能力を持つ

ナレーション: 膨大な水源を活用して、水力による発電量は世界最大の規模。

映像説明: 走る車からの車窓風景。巨大なダムの水門施設。コンクリートの高い壁のふもとに、くしの歯状の水の出口があり、そこから深緑色(ふかみどりいろ)の水面に向けて水が噴出している。 レンガ色(いろ)の建物の前に、英文字で「ITAIPU(イタイプ)」の文字とロゴ入りのヘルメットをかぶり、水色のシャツを着た男性が立っている。男性の背後には、青地に白い英文字で「ITAIPU」と書かれ、赤、黄、青、緑のロゴマークが入った看板が出ている。建物の背後には、背の高い鉄塔が無数に立っている。

ナレーション: 国の電力の9割以上は、水力発電で賄っており、隣接するブラジルにも送電している。

映像説明: 白い外壁の平屋の建物。玄関のひさしの手前に、モスグリーンに白い文字で「ITAIPU」の社名ロゴが描かれている。数人の男性や女性が玄関から入っていくのが見える。

テロップ: Itaipu Technological Park(イタイプ テクノロジカル パーク) イタイプダムが運営する研究開発拠点

映像説明: 車が出入りできる大きな開口部がある部屋。白地に明るい緑色(みどりいろ)と水色でペイントされた1人乗り電気自動車が2台と、黒い自転車が数台止まっている。 1人乗り電気自動車と黒い自転車から少し離れたところに、黒のポロシャツを着た短髪の男性が松葉づえをついて立っている。

ナレーション: これまでは、地理的な条件や豊富な電力から、ブラジルなど南米向けの製造拠点だったが、近年、電気自動車など新たな技術の開発も進んでいる。

映像説明: 車が出入りできる大きな開口部がある部屋で、黒のポロシャツを着た短髪の男性が松葉づえをついて立ったままインタビューに答える。男性の背後には、長方形の太陽光パネルが10数枚並べられている。

テロップ: 電気自動車などの専門家 Itaipu Technological Park タマティア・コルマン さん

コルマンさん・スペイン語: ルノーやフィアットと共同研究を行っている。

映像説明: 電気自動車の充電設備が2種類並んでいる。片一方は、グレーと水色のツートーンカラーの箱形、もう片一方は黒い長方形のフレームに緑色(みどりいろ)のパネルがついている。どちらにも、電気自動車に接続する充電用のプラグが数本ついている。そばには、白地に明るい緑色(みどりいろ)と水色でペイントされた1人乗り電気自動車が、跳ね上げ式のドアを開けた状態で止まっている。

ナレーション: その背景にあるのは、急成長する、パラグアイ国内向けのビジネス。

映像説明: タブレットの写真を使った電光看板の前に、タブレットの実機やスマートウォッチが展示されている、米国メーカーのショップの店内。 白い展示台に、日本メーカーの一眼レフのデジタルカメラが陳列されている。商品の脇には米ドル建ての値札が添えられている。

ナレーション: その背景にあるのは、急成長するパラグアイ国内向けのビジネス。続々と外国企業が進出し、新たな製品、サービスが展開されているのだ。

映像説明: たくさんの可動いすが並ぶ会場。スーツ姿の人々が立って迎えるなか、青いスーツを着た長身の男性と岸田(きしだ)首相、ほか数人の男性が通路を歩いていく。報道カメラマンや、スマートフォンを持った人々が、その様子を撮影している。 壇上のいすに座り、話を聞いている岸田首相のバストショット。

テロップ: 岸田首相

ナレーション: ことし5月には、岸田総理大臣がパラグアイを訪問。日本との今後の関係について、次のように述べた。

映像説明: 岸田首相が演台(えんだい)でスピーチをしている。背後には、パラグアイと日本、両国の国旗が立っている。

テロップ: 岸田首相

岸田首相: われわれ両国の企業同士が、積極的に交流をいただき、えー、それが、実を結んでいくことを、期待をいたします。

映像説明: 壇上に、青いスーツを着た長身の男性と、メガネをかけた、かっぷくのよい男性、岸田首相が横並びに立っている。短髪でメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)が加わり、岸田首相と握手を交わしたあと、手に持っていた書類を収めた証書フォルダーを体の前で広げて撮影に応じる。

ナレーション: こうしたなか、ビジネスチャンスをつかもうと奮闘する、若きニッポンの社長がいる。

テロップ: パラグアイがアツい! “南米のへそ”で日本人(にほんじん)が奮闘中

映像説明: 屋外。短髪でメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)が、コンクリート舗装された道路にしゃがみ込んでいる。男性が立ち上がり、インタビューに答える。

撮影スタッフ: ここに御社の製品が使われているんですか?

短髪でメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい): そうなんです。

ナレーション: 南米のへそ、パラグアイで、彼の挑戦を追った!

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。各国のさまざまな人々の笑顔や、農作物(のうさくぶつ)を収穫している様子、ガントリークレーンが並んでいる港、緑色(みどりいろ)の仏像、小型飛行機や新幹線、バイクなどの乗り物や生き物など、世界中のいろいろな写真が現れて白い画面を埋めていく。連なった写真に重なるように世界地図のCGが浮かび上がり、中央に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: 曇り空の下。外壁が薄いピンク色の建物の外観。横に長い2階建ての中央に、さらに2階程度高さの四角柱(しかくちゅう)の棟があり、その屋根の上ではパラグアイの国旗が風に翻っている。建物の前には芝生があり、形が整えられた植木も見える。 大きな窓から屋外の熱帯植物が見える、ショッピングモールのフードコート。たくさんの人々がテーブルで食事を取ったり、談笑したりしている。画面右下の四角い枠に、南米・パラグアイの地図が表示され、首都アスンシオンが赤い星印で示されている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): パラグアイって どんな国? 移民の文化が融合

テロップ: 人口 約700万人

ナレーション: パラグアイは、大国に囲まれた内陸国。首都、アスンシオンを中心に、人口およそ700万人が暮らす。

映像説明: 町なかの風景。衣料品や雑貨を扱う店が並ぶ商店街。 露店の店頭にバナナ、パイナップル、オレンジなどのフルーツが段ボール箱のまま並べて売られている。

テロップ: 公用語 スペイン語 グアラニー語

ナレーション: 公用語は、スペイン語のほか、先住民の言語であるグアラニー語。独特の文化を形成してきた。

映像説明: 熱帯性の街路樹が茂り、歩道をたくさんの人々が行き交う(いきかう)繁華街。 商店街には、衣料品や小物を売る店が軒を連ねているほか、小さなテーブルで商いをする人々や、そこへやって来るお客など、多様な人々でにぎわっている。

ナレーション: ドイツやイタリア、台湾、さらに日本から移民を受け入れ、多様な人種、民族が生活している。

映像説明: レストランのちゅう房。横に広いステンレス製のグリルマシンに、太い鉄串に刺したブロック肉や骨付き肉、野菜などが数十本並び、こんがりと焼かれている。 マシンの中の鉄串は、ゆっくりと自動で回転している。

テロップ: バーベキュー料理

ナレーション: 地元の郷土料理で人気なのは、「アサード」と呼ばれるバーベキュー料理。

映像説明: 木目調のてーぶの上に置かれた白い皿に、平らなフライ料理。ニンジンやブロッコリーなど、たっぷりの野菜とともに盛りつけられ、具だくさんの赤いソースがトッピングされている。 こげ茶色(こげちゃいろ)のポロシャツを着た男性が、黒い長方形のスープ皿から、さらっとした白いスープをスプーンですくって口に運ぶ。

テロップ: ナマズ料理

ナレーション: そして、ナマズ料理。フライやクリームスープがおいしい。

映像説明: 通りに面したレストランの出入り口。ジョッキのビールや大皿料理の写真と共に、メニュー名が書かれた看板には、英文字で「SASHIMI」や「UDON」、「GYOZA(ギョーザ)」といった日本食の料理名も並んでいる。

ナレーション: 各国からの移民が持ち込んだ料理も定着していて、

映像説明: 木目調のテーブルの上に置かれた小花柄の白い皿に赤いソースを絡めた1口大のだんご状のパスタのようなものが盛りつけられている。 小花柄の白い皿にからスプーンで1口大のだんご状のパスタのようなものを持ち上げている手元。

ナレーション: キャッサバ芋から作るニョッキや、

映像説明: テーブルの上に置かれた四角い渦巻き模様がある丼に、太めの麺に、半分に切ったゆで卵やネギの小口切りをトッピングした、しょうゆラーメンが盛られている。

ナレーション: 国産の小麦を使ったラーメン、

映像説明: 店内。テーブル席で、うぐいす色のTシャツを着た男性が丼にたっぷり入ったカレーうどんを箸で口に運んでいる。

ナレーション: うどんを一緒に提供する店もある。

映像説明: テーブル席で、うぐいす色のTシャツを着た男性がインタビューに答える。

うぐいす色のTシャツを着た男性・スペイン語: おいしいよ!

映像説明: 紙パッケージのマテ茶の茶葉(ちゃば)が、卓上サイズのプラスチックコンテナに入れて置かれている。 半透明のプラスチックの容器に入ったマテ茶の茶葉(ちゃば)が、茶色い保温ポットとともに並べられて置かれている。保温ポットの注ぎ口の下には、茶葉が入った金属製のマグカップが見える。

ナレーション: 南米で多く飲まれるマテ茶も、実は、パラグアイ発祥。

映像説明: 茶葉(ちゃば)が入った紺色の金属製のカップに、紺色の保温ポットから水を注いでいる様子。

テロップ: テレレ

映像説明: 黒いボブヘアーの女性が、金属製のストローで金属製のカップに入ったマテ茶を飲んでいる。

ナレーション: そのマテ茶を冷たい水でいれたものは「テレレ」と呼ばれ、あらゆる場所で、よく飲まれている。

映像説明: 街路樹が青々と茂る街角。赤いカーディガンを着た女性が、茶色のすり鉢で緑色(みどりいろ) の葉をすりつぶしている。女性の前にある台には、緑色(みどりいろ)の葉や実、赤い色をした茎のようなものが何種類(なんしゅるい)も載っている。 太い木の棒を使って茶色のすり鉢に入ったハーブをつぶす女性の手元。

ナレーション: テレレは、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている。

映像説明: 建物の中にある売店の前で、短髪でメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)が、平らな紙袋に包まれた硬いクレープ生地のような食べ物を両手で持ってかじっている。

ナレーション: 地元で人気のパンを食べている、こちらの男性。

映像説明: 建物の中にある売店の前で、短髪でメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)がカメラ目線でインタビューに答える。

撮影スタッフ: これ、なんですか?

短髪でメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい): これは「ベジュー」といいまして、チーズとキャッサバ粉で作った、パラグアイの、お菓子みたいなパンです。

映像説明: 屋外。短髪でメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)が、熱帯性の植物が茂る緑地帯の前を歩いている。前の通りには、車やバスが行き交っている。 男性が、こげ茶色(こげちゃいろ)のテーブルの上で、紺色の証書フォルダーに入った書類にサインをしている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): パラグアイの道路安全を守る! 岡山の社長が奮闘中

テロップ: Hagihara Industries Yguazu(ハギハラ・インダストリーズ・イグアス) 萩原 佳明(はぎはら よしあき) 社長

ナレーション: 萩原さん、36歳。1年ほど前から、パラグアイに住んでいる。

映像説明: クリーム色(いろ)の壁の部屋。ブルーグレーのスーツを着た日本人男性(にほんじんだんせい)、黒のポロシャツを着た男性、黒いスーツを着た萩原社長の3人が、こげ茶色(こげちゃいろ)の棚の上に置かれたパラグアイの地図を見ながら話をしている。

ナレーション: 萩原さんの会社は、岡山県に本社のある建設資材メーカー。萩原さんは、パラグアイ東部に立ち上げた、製造拠点の社長だ。

映像説明: 白い壁に黒で描かれた世界地図の、日本周辺地域のアップ。地域ごとに、萩原工業(はぎはらこうぎょう)の会社拠点を示した四角いプレートが貼られている。 白い壁に黒で描かれた世界地図。地図の上部に「GROUP HAGIHARA INDUSTRIES」の文字が掲げられている。アジア、オセアニア、ヨーロッパ、北米、南米と、広い範囲に会社拠点を示した四角いプレートが貼られている。

ナレーション: ここ数年、南米向けの輸送コストが10倍近くに高騰したことから、現地進出に踏み切った。

映像説明: 暖色系の明かりがともるレストラン。窓際にある2人から3人掛け(さんにんがけ)のテーブルが3席あり、それぞれのテーブルで人々が食事をしている。 テーブル席で、萩原社長が紫色のポロシャツを着た男性と真剣な表情で話をしている。 ロックグラスにかすみ草(かすみそう)が飾られたテーブル席で、萩原社長が、短髪で薄くあごひげを生やした男性の話をうなずきながら聞いている。萩原社長と短髪で薄くあごひげを生やした男性のあいだに座る黒のポロシャツを着た男性も、うなずきながら話を聞いている。

ナレーション: いざ、進出してみると、パラグアイ国内に、思わぬビジネスチャンスがあることに気付いたという。現在は国内向けの営業に力を入れている。

映像説明: 工場の製造ライン。長さ5cmほど、直径5cmほどの灰色の円柱が、ベルトコンベヤーから次々に落ちてきて、下に置かれた白い袋にたまっていく。

ナレーション: 萩原さんの会社が製造しているのは、コンクリートの補強繊維。

映像説明: 灰色の円柱をカメラに近づけて見せている手元。シャープペンシルの芯ほどの太さの灰色の繊維が、ビニールのラップで束ねられている。

ナレーション: つまようじのように1本1本が細いのが特徴だ。

映像説明: 鉄骨の構造材がむき出しの広大な室内に、灰色の繊維が巻かれた直径1m弱ほどの白い糸巻きが並んでいる。糸巻きの背後には、長いままの繊維が青いローラーのついた装置を通して空中に渡されている様子が見える。 束ねられた何百本(なんびゃっぽん)もの繊維が、青いローラーのついた装置をゆっくりと通っていく(とおっていく)様子。

ナレーション: この繊維をコンクリートに混ぜると、強度が増し(まし)、水害や摩耗による損傷を防ぐことができる。

映像説明: コンクリートで舗装された、まっすぐな道路に、スペイン語で「Yguazú(イグアス)」などの文字があるゲートが立っている。その前で、萩原社長が短髪で薄くあごひげを生やした男性と立ち話をしている。 萩原社長と短髪で薄くあごひげを生やした男性が、道路にしゃがみ込んで路面を触ったり、路上を歩いたりしながら話を続けている。

ナレーション: 日本ではトンネル、海外では道路の舗装に多く使われている。

テロップ: Hagihara Industries Yguazu(ハギハラ・インダストリーズ・イグアス) 萩原 佳明 社長

萩原社長(声のみ): 改修が追いついてないようなとこが多いし、もう、未舗装(道路)が、そもそも多いので、 道路インフラをどれだけ増やすかっていうのが、パラグアイ政府としても、それが大きい仕事(課題)なので。

映像説明: 走る車の車窓風景。舗装工事中の道路の手前に、大きな水たまりが出来た赤土むき出しの土地がある。ぬかるんだ路肩には数台の工事用車両が止まっている。 タイヤの跡がくっきり残る、ぬかるんだ地面から、粘土状の灰色の土を小石ですくって見せる手元。

ナレーション: パラグアイの主な移動手段は自動車だが、道路の8割以上が未舗装。しかも…。

映像説明: 短髪で薄くあごひげを生やした男性が、未舗装の道路の割れ目に腰掛けてインタビューに答える。 短髪で薄くあごひげを生やした男性が座っている路面は、道路を横切る方向に細長く陥没している。

テロップ: カトリカ大学 フェルナンド・パニアグア 教授

パニアグア教授・スペイン語: 地面が緩い場所だと水害で道路が侵食されてしまう。 未舗装の場合には、こうした問題が多い。

映像説明: パニアグア教授が、床の一部が陥没したガソリンスタンドに立っている。陥没した箇所は赤土がむき出しの大きな水たまりになり、端に(はじに)寄せられた崩れたコンクリート片から補強材の鉄筋が飛び出している。

ナレーション: パラグアイでは雨が多いことから、道路状況が悪くなり、交通事故が多発。

映像説明: 路肩に大きな水たまりが出来た未舗装の道路を、シルバーのピックアップトラックが路肩を踏みながら通っていく。タイヤの周りやバンパーに、跳ね上がった赤土が貼り付いている。

テロップ: 交通事故による死亡件数 1,396件/年(ねん) 出所:WHO(ダブリューエイチオー) 2020年

ナレーション: 年間の死亡事故数は1,300件を超え、人口の少ないパラグアイで大きな問題になっている。

映像説明: コンクリートで舗装された、まっすぐな道路。スペイン語で「Yguazú(イグアス)」と書かれたゲートの前で、萩原社長とパニアグア教授が、それぞれ歩いて見て回ったり、しゃがみ込んで路面を触ったりしている。 赤土の未舗装の道路を、20輪ほどある大型のトラックが走っていく。

ナレーション: 萩原さんは、自社の製造する補強用の繊維を広めることで、パラグアイの道路環境の改善につながると考えた。

映像説明: 白い壁に液晶モニターや掲示板が掛かっている部屋。茶色い木製のドアの前で、萩原社長がインタビューに答える。

テロップ: Hagihara Industries Yguazu(ハギハラ・インダストリーズ・イグアス) 萩原 佳明 社長

萩原社長: やっぱり、ま、繊維コンクリートっていうものは、まだ新しい技術で、パラグアイの人たちは、まだ知らないものなので…。

映像説明: 大きなレンガの壁が目を引く建物の出入り口。ガラスドアの前に人の姿が見える。 白い壁の屋内。黒いポロシャツを着た男性がドアを開けて迎え入れ、萩原社長とブルーグレーのスーツを着た日本人男性(にほんじんだんせい)が室内へ入っていく。

ナレーション: そこで現在、アプローチしているのが、首都にある建設協会や大学の工学部などだ。

映像説明: クリーム色(いろ)の壁の部屋。萩原社長が、青いジャケットを着た男性と名刺を交換する。

ナレーション: 製品の強みは、耐久性とコスト。

映像説明: 黒いポロシャツを着た男性が、青いジャケットを着た男性に、赤と緑色(みどりいろ)の2種類の円柱形(えんちゅうけい)の製品を見せながら説明している手元。

ナレーション: これまでに世界各国で導入されてきた実績も、大きなアピールポイントだ。

映像説明: ソファーに座った萩原社長が製品のPRをしている。隣に座る黒いポロシャツを着た男性が話を聞いている。 黒いポロシャツを着た男性が、青いジャケットを着た男性に資料を見せて説明する様子。 青いジャケットを着た男性が見ている資料のアップ。

テロップ: Hagihara Industries Yguazu(ハギハラ・インダストリーズ・イグアス) 萩原 佳明 社長

萩原社長・英語: チリやブラジルを拠点として、南米で販売してきた。 パラグアイは鉄製の繊維は価格が高い。当社の製品が代替品になる。

映像説明: 萩原社長の向かい側のソファーに座る青いジャケットを着た男性がコメントする。隣のソファーに座るブルーグレーのスーツを着た日本人男性(にほんじんだんせい)が話を聞いている。

テロップ: 国立アスンシオン大学 工学部 ルベン・アルシデス・ロペスサンタクルス 学部長

ロペスサンタクルス学部長・英語: 若い世代の技術者に、特に薦めたい。新たな技術に高い関心がある。

映像説明: 床一面、白い大理石のフロア。花が飾られた黒いカウンターの前に、スペイン語で「日・パラグアイ・ビジネスフォーラム」と書かれた縦長の看板と、日本、パラグアイ両国の国旗が立られている。

テロップ: 2024年5月3日 日(にち)・パラグアイ・ビジネスフォーラム 主催:パラグアイ日本商業会議所(パラグアイにほんしょうぎょうかいぎしょ) 商工省 在パラグアイ日本大使館(ざいパラグアイにほんたいしかん)

ナレーション: ことし5月、日本とパラグアイの経済団体がフォーラムを開催。

映像説明: フォーラムの壇上。岸田首相と青いスーツを着た長身の男性が並んで座っている。

テロップ: 岸田首相

テロップ: ペニャ大統領

映像説明: 演台(えんだい)でスピーチをする岸田首相。背後には、パラグアイと日本、両国の国旗が立っている。 壇上に、岸田首相、ペニャ大統領、書類を収めた証書フォルダーを体の前に持ったスーツ姿の男性3人が、横1列で立っている。背後のスクリーンにスペイン語で「「日・パラグアイ・ビジネスフォーラム」などと書かれている。

ナレーション: ペニャ大統領と岸田総理が出席し、パラグアイ進出の魅力や今後の可能性について講演した。

映像説明: プログラムの合間の聴衆席の様子。参加者たちが席から移動して、話をしたりしている。聴衆席には萩原社長の姿も見える。 聴衆席に座る萩原社長。隣で、ブルーグレーのスーツを着た日本人男性(にほんじんだんせい)が、和やかな表情を見せている。

ナレーション: 政治や経済界の要人が集まるこのビッグイベントで、萩原さんも講演を行うことに。

映像説明: 壇上で萩原社長が講演している。スクリーンには、5cmほどの長さにカットされた灰色の繊維を両手いっぱいにすくって見せている手元や、施工中の工事現場などの画像が表示されている。

テロップ: Hagihara Industries Yguazu(ハギハラ・インダストリーズ・イグアス) 萩原 佳明 社長

萩原社長: バルチップという商品でございまして、えー、こういった、あの、つまようじ状の繊維ですね。 こういったものを、コンクリートに混ぜまして、えー、コンクリートに粘り強さ、耐久性を付与する、と。

映像説明: 満員の聴衆席を後方から見た映像。スーツ姿の大勢の人々が、壇上の萩原社長に注目している。スマートフォンで壇上を撮影している人もいる。 萩原社長が、大型スクリーンに表示した資料と聴衆席を交互にを見ながら手ぶりを交えて講演している。

ナレーション: さらに、萩原さんは人柄を伝えるため、ユーモアも交えながらパラグアイに対する熱い思いを語った

映像説明: 演台(えんだい)で萩原社長が手ぶりを交えながら話している。 満員の聴衆席では、萩原社長のジョークに思わず笑う人もいる。 演台(えんだい)の萩原社長が手ぶりを交えながら話を続ける。

萩原社長: で、これが大変重要です。あの、(個人的に)WhatsApp(ワッツアップ)の連絡先を、皆さん、教えてもらうようにしてください。 で、そうしますと(仲よくなって)、自宅の、バーベキューに、招待されます。

映像説明: 萩原社長とブルーグレーのスーツを着た日本人男性(にほんじんだんせい)が、フォーラム参加者たちと記念写真を撮っている。撮影後、紺色のスーツを着た白髪の男性が萩原社長に話しかけ、笑顔で話をする。

ナレーション: プレゼンが受け入れられたのか、萩原さんを応援したいという人が詰めかけた。

映像説明: フォーラム終了後の会場で、金髪のボブヘアーで花柄の上着を着た女性がインタビューに答える。

テロップ: 経済フォーラムの参加者

経済フォーラムの参加者・スペイン語: パラグアイのことを、よく分かっていて、いい話が聞けたわ。 日本とパラグアイの関係は大事だと、改めて思ったわ。

映像説明: フォーラム会場の壇上近くで、短髪であごひげを生やし、サーモンピンク色のネクタイをした男性がインタビューに答える。

テロップ: パラグアイ共和国 ロドリゴ・マルフ 商工副大臣

マルフ商工副大臣・英語: より多くの日本企業(にほんきぎょう)が、パラグアイで製造するようになってほしい。

映像説明: 古い平屋建ての店舗や露店が建ち並ぶ区域と、ガラス張りの近代的なビル街が隣接するエリア。古い町並みでは、車やバイクと歩行者が同じ道路を行き交っている。画面右下の四角い枠に、南米・パラグアイの地図が表示され、東部に位置するシウダード・デル・エステが赤い星印で示されている。 黄色(きいろ)や赤など、カラフルな突き出し看板がある路面店が並ぶ通り。前の道路は車道と歩道が区別され、石畳の歩道を若者たちや親子連れなどが歩いている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): パラグアイとともに成長 岡山の製造業の取り組み

ナレーション: 萩原さんの会社の拠点があるのは、パラグアイ東部、シウダ―ド・デル・エステ市。

映像説明: 梱包済みの白い製品を載せたパレットが整然と並ぶ、広大な工場の一角。黒いポロシャツとキャップのユニフォームを身につけた男性が、場内を手で示しながら話している。

テロップ: Hagihara Industries Yguazu(ハギハラ・インダストリーズ・イグアス) 小椋 隆行(おぐら たかゆき) 工場長

ナレーション: 工場長の、小椋さん。

映像説明: 工場内を歩く小椋工場長が梱包済みの白い製品を載せたパレットの前で立ち止まり、説明をしている。

ナレーション: ここで、日本式(にほんしき)のものづくりを指導している。

映像説明: 灰色の繊維が巻かれた糸巻きが並ぶ一角で、小椋工場長がインタビューに答える。

テロップ: Hagihara Industries Yguazu(ハギハラ・インダストリーズ・イグアス) 小椋 隆行 工場長

小椋工場長: ま、基本、現場の皆さんの、えー、感覚、あるいは気づいたことを大事にして、 で、それを実際、えー、つくり上げていくっていうことで、ま、みんなで協力し合って、やっています。

映像説明: 小椋工場長と黒いTシャツとキャップのユニフォームを身につけた日本人男性(にほんじんだんせい)スタッフが、梱包済みの白い製品を載せたパレットの前を歩いている。鉄骨の構造材がむき出しの高い天井に、日本とパラグアイの国旗が交互に3枚ずつ2列、つり下げられている。

ナレーション: 実は、小椋さんは、戦後移住した日系2世。

映像説明: 緑色(みどりいろ)や黄色(きいろ)の機械が並ぶ製造ラインの一角。黒いTシャツとキャップのユニフォームを身につけたスタッフたちが作業をしている。 製造ラインを歩く小椋工場長にスタッフたちが手ぶりを交えながら話しかけている。

ナレーション: 現場には日本人(にほんじん)とパラグアイの人々が共に働いている。両国の文化を理解し、温厚な人柄から職場では兄貴分として慕われている。

映像説明: 英文字で「ITAIPU BINACIONAL(イタイプ ビナシオナル)」のロゴマークが描かれた部屋の出入り口で、同じロゴマークが入った水色のシャツを着た男性が室内の説明をしている。 緑の木々(きぎ)に囲まれた場所に、門柱や屋根、看板などがピンク色で塗られた平屋が建っている。門の脇に立つ看板には、日本語で「イグアス日本語学校」と書かれている。 「イグアス日本語学校」と書かれた看板のアップ。

ナレーション: パラグアイには多くの日系人が暮らしていて、工場の近くのイグアス地域にも、日本人(にほんじん)の居住地がある。

映像説明: 壁にパネルに貼られた古いパスポートのコピーが展示されている。写真欄には、母親らしき女性と2人の少年の3人で撮った写真が貼られ、詳細欄には英文字で「KAGOSHIMA KEN」と書かれている。白髪で短髪の男性が、古いパスポートコピーを指で示しながら話をしている。 白い壁際に置かれた農作業をする人々を写した古いモノクロ写真のパネル。写真の下部には日本語で説明文が書かれている。

テロップ: 1959年 日本(にほん)・パラグアイ移住協定 締結

ナレーション: 戦後、日本とパラグアイでは移住協定が結ばれ、多くの日本人(にほんじん)が海を渡った。

映像説明: 調味料売り場。小椋工場長が、瓶入りの黒い液体調味料を手に取ってラベルを確かめたあと、元の棚へ戻す。

ナレーション: 今では1千人以上の日系人が、農業や製造業など様々な分野で活躍する。

映像説明: 工場内。梱包済みの白い製品が載せられたパレットが並んでいる前のスペースに、黒いポロシャツやTシャツとキャップのユニフォームを身につけたスタッフたちが集まっている。

ナレーション: 午前8時。工場で行われていたのは「朝礼」。

映像説明: 工場内。十数人のスタッフが輪になって立っている。 白髪で長身の男性が日本語で「おはようございます」と言うと、スタッフたちが口々にあいさつを返し、朝礼が始まる。中のスタッフたちが、3人から4人ずつ次々に映る。

ナレーション: 時間に緩やかなイメージのある南米だが全員が始業前に集まり、時間ぴったりに始まった。

映像説明: 口元とあごにひげを生やしたスタッフが話している。

テロップ: 工場運営マネージャー

映像説明: メガネをかけたロングヘアーの女性が話している。

テロップ: 物流担当

映像説明: 口元とあごにひげを生やした背の高い男性が話をしている。

テロップ: 生産管理担当

ナレーション: 1人ずつ仕事の進み具合を報告し、日本式(にほんしき)の、報告、連絡、相談を徹底している。

映像説明: 黒いTシャツとキャップを身につけた日本人男性(にほんじんだんせい)スタッフが、手に持ったノートを見ながらスペイン語で話している。

テロップ: 萩原工業(はぎはらこうぎょう) 管理部 品質管理課 佐藤 文則(さとう ふみのり) さん

ナレーション: 朝礼を仕切っているのは、岡山県の本社から派遣された、佐藤さんだ。

映像説明: 佐藤さんが手書きのノートを見せながら話をする。ほかのスタッフは、それぞれ持ち場へ移動したり、その場に残って打ち合わせをしたりしている。

撮影スタッフ: これ、これ、どんなことが書いてあるんですか?

佐藤さん: ま、これはその、「きょうは気温が高くなるので、水分補給をしっかりしましょう」とか、 あと「体調が悪いときは、遠慮なく私たちにお知らせください」とか。

映像説明: 佐藤さんが工場内を巡回する様子が次々に映る。銀色の箱形の機械がある作業場には3人の男性スタッフと佐藤さんが立っている。 高い所から見下ろした映像。緑色(みどりいろ)と黄色(きいろ)の機械がある作業場で、軍手をはめた男性スタッフが機械の中を見たあと、佐藤さんと話をする。 白い操作盤がある機械が置かれた作業場で、部品のメンテナンスをしている3人の男性スタッフと佐藤さんが話をしている。 白い操作盤がある機械が置かれた作業場で、3人の男性スタッフが作業しているのを佐藤さんが見ている。

ナレーション: 地域の人々が多く働くなか、大切なのはコミュニケーション。高い品質管理を実現するために、スタッフとのチームワークは欠かせない。

映像説明: ガラス窓から工場内が見えるオフィスの事務机で、佐藤さんがインタビューに答える。

テロップ: 萩原工業(はぎはらこうぎょう) 管理部 品質管理課 佐藤 文則(さとう ふみのり) さん

佐藤さん: 皆さん、ま、やる気があって、キビキビ動いてくれてるので、とても助かってます。

映像説明: 木製のテーブルと長椅子が並ぶ食堂のような場所。黒いポロシャツやTシャツのユニフォームを身につけたスタッフたちが、和やかに食事をしている。

ナレーション: お昼になると、食堂に集まって一斉に昼食。

映像説明: 発泡スチロール製の丼にライスと一緒に盛りつけられた、茶色いソースのシチュー。ジャガイモやニンジンなど、大きな具材が入っている。 別の丼。手のひらほどの大きさがある揚げ物が、あずき色(いろ)の豆と野菜のあえものを添えて盛りつけられている。

ナレーション: この日のメニューはチキンのシチューや、ビーフカツ。

映像説明: 食堂。黒いポロシャツを着てキャップを後ろ向きにかぶった男性スタッフが、テーブルに大小2個の半透明の弁当箱を広げて食事をしている。男性が弁当箱を傾けて中身をカメラのほうに見せる。

テロップ: Hagihara Industries Yguazu(ハギハラ・インダストリーズ・イグアス) 品質管理担当 アリエル・ダバロス さん

ナレーション: さらには、こんなひとも。日系人の妻が作ってくれた、“愛妻弁当”を持ってきたのだとか。

映像説明: 半透明の弁当箱に入った食べかけの弁当のアップ。卵焼き、パン粉の衣がついた肉のカツ、ソーセージなどのおかずと、白ごはんが入っている。

ダバロスさん・日本語: 卵焼きと、ミラネーザという、カツ丼みたいな…。

映像説明: 食堂。白髪で長身の男性と、あごひげを生やした男性が、話をしながら食事をしている。カメラに気付くと、あごひげを生やした男性がフォークに刺したおかずを顔の高さまで掲げて笑顔を見せる。 梱包の作業場。黒いキャップとTシャツのユニフォーム姿の女性スタッフが2人、カウンターテーブルで、灰色の繊維の束を出荷用の紙の袋に詰めている。 女性スタッフが、カウンターテーブルの脇にある縦型のミシンに紙の袋の口を差し入れ、縫っている。

ナレーション: この工場では、現場の明るい雰囲気や日本の技術が学べると評判になり、地元の若者から注目を浴びているという。

映像説明: 事務室。黒いキャップとTシャツのユニフォーム姿の青年がノートパソコンを操作している。 あごひげを生やした男性スタッフが隣に座り、パソコンの画面を見ながら青年を指導している。

テロップ: Hagihara Industries Yguazu(ハギハラ・インダストリーズ・イグアス) イバン・ロヘリオ・プリエト さん

ナレーション: 研修中のイバンさんは、17歳。ここで働くうちに、新たな夢が出来た。

映像説明: ノートパソコンが置かれた事務室のデスクで、イバンさんが腕組みをしながらインタビューに答える。

イバンさん・スペイン語: 将来は外国で働きたい。 日本に行って、新しい技術を学びたい。

映像説明: 事務室を清掃している男性と女性のスタッフたちの様子を佐藤さんが部屋の出入り口で見守っている。ビニール袋に入った荷物を片腕に抱えた男性スタッフが、佐藤さんと握手を交わし、室外へ出て行く。

ナレーション: 現地に根ざして、成長し続ける、日本企業(にほんきぎょう)。

映像説明: 壁に大きな絵画が掛かり、パラグアイの国旗が飾られた部屋。黒のスーツを着た萩原社長と、チャコールグレーのスーツを着た男性が、ひじ掛けいすに座って歓談している。2人のあいだにあるコーヒーテーブルには、白いランの鉢植えが置かれている。

テロップ: パラグアイ共和国 ラミレス・レスカノ 外務大臣

ナレーション: パラグアイ政府が、今後期待していることは…?

映像説明: ひじ掛けいすに座ったレスカノ外務大臣が話している。背後にパラグアイの国旗が立てられて。

レスカノ外務大臣・英語: 今後、パラグアイに新たな技術や知識を持ち込んでほしい。 我が国の産業の発展に、日本企業(にほんきぎょう)は欠かせないと考えている。

映像説明: 森の中の一本道。タイヤの跡がくっきりと残る未舗装の道が続いている。 高い所から見下ろした深緑色(ふかみどりいろ)の大きな川がある風景。両岸には、茶色い土(つち)の上に形成された緑の森が広がり、はるか遠くにダウンタウンの白いビル群が見えている。

ナレーション: 南米の内陸国、パラグアイ。大きなビジネスの可能性が、この肥沃な大地に眠っている。

映像説明: 「日(にち)・パラグアイ・ビジネスフォーラム」の壇上。ペニャ大統領とメガネをかけた、かっぷくのよい男性、萩原社長、岸田首相が横並びに立っている。メガネをかけたかっぷくのよい男性と萩原社長が、それぞれ、書類を収めた証書フォルダーを体の前で広げて撮影に応じる。

ナレーション: 今後の日本企業(にほんきぎょう)の進出が楽しみだ!

映像説明: 水色のグラデーション背景画。画面の右側で地球の陸地部分だけが点描され、中が空洞になった地球儀のグラフィックイメージが回転している。

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