オランダで黒松が大ブーム!? 盆栽から新たなステージへ

2024年02月08日

日本で2年間、徹底的に管理・検査された黒松が2023年7月から初めてEUで販売。オランダでは販売から4ヵ月で輸入した黒松531鉢のうち半分が売れたという。販売開始でさらに盛り上がりを見せるEU市場。日本産の盆栽のさらなる販路拡大を目指す愛媛県の生産者の動きを追った!

(10分13秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: 竹垣 の前にある丸い台 の上に、赤茶色 で正方形の鉢に入った松 の木の盆栽が置かれている。幹は、ひらがなの「く」の字に曲がり、枝についた針状の葉が放射状に、いくつも開いている 。

テロップ: 盆栽

ナレーション: こちらの見事な盆栽。

映像説明: ガラス張りの広い室内で、フリースのベストを着た男性がピンセット を使って松葉の手入れをしている。

テロップ: オランダの盆栽職人

ナレーション: 慣れた手さばきで剪定(せんてい) しているのは、なんとオランダの盆栽職人。

映像説明 : 幹が太く、どっしりとした松の木の盆栽が、根元から次第に枝の先端へと映し出される。 松葉の部分のアップ。放射状に開いた緑色(みどりいろ)の葉が上に向かって伸びている。 松の木の盆栽の全体像。黒み を帯びた幹から、こんもりと葉を茂らせた枝が横に広がっている。

テロップ: 黒松(くろまつ)

テロップ: 約44万円

ナレーション: こちらは、2023年7月にEU(イーユー )での販売が始まったばかりの品種「黒松」の盆栽。日本円で、およそ44万円。

映像説明: 白い台の上に、茶色いケース付きのスマートフォンと並べて、グレーのだ円形(だえんけい)の鉢に仕立てられた小さな盆栽が置かれている。小さな盆栽の高さは、スマートフォンよりも少し高い。

テロップ: スタッフのスマートフォン

テロップ: 約23万円

ナレーション: ミニチュア盆栽も、およそ23万円と非常に高価だ。

映像説明: ガラス張りの広い室内に、たくさんの盆栽が並んでいる。メガネをかけた男性が、盆栽 を指し示しながら話している。

テロップ: Lodder Bonsai(ロダー ボンサイ ) ゲリット・ロダー 社長

ナレーション: オランダで盆栽の卸売りをする企業の社長は、黒松の売れ行きについて、こう語る。

映像説明: ガラス張りの室内に置かれた盆栽を背に、ロダー社長がインタビューに答える。

テロップ: Lodder Bonsai(ロダー ボンサイ) ゲリット・ロダー 社長

ロダー社長・英語: (日本産(にほんさん)を351鉢(さんびゃくごじゅういちはち)仕入れて)7月から販売し、11月までに半分くらい売れたと思います。

映像説明: 粗い幹肌 の、どっしりとした松の木の盆栽。長方形の深い鉢に根を張り、右に傾いた太い幹からバランスよく枝が伸び、葉が茂っている。

ナレーション: 黒松の販売が開始し、盆栽人気がさらに盛り上がりを見せるEU市場(イーユーしじょう)。

映像説明: ガラス張りの室内で、白髪で短髪 の日本人男性(にほんじんだんせい)が、盆栽の松葉を触りながら話をしている。そばには、たくさんの盆栽が並んでいる。

テロップ: オランダで黒松が大ブーム!? 盆栽から新たなステージへ

ナレーション: 日本産(にほんさん)の盆栽の、さらなる販路拡大を目指す、生産者の動きを追った。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。各国のさまざまな人々の笑顔や、農作物(のうさくぶつ)を収穫している様子、ガントリークレーンが並んでいる港、緑色(みどりいろ)の仏像、小型飛行機や新幹線、バイクなどの乗り物や生き物など、世界中のいろいろな写真が現れて白い画面を埋めていく。連なった写真に重なるように世界地図のCGが浮かび上がり、中央に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: 雲が浮かぶ空の下、幹の形状や大きさが異なる盆栽が、たくさん並んでいる棚場 (たなば)がある敷地。遠くに三角形の山が見える。 膝ほどの高さのコンクリート製の棚に、丸形や四角形の浅い鉢に仕立てられた盆栽が並んでいる。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): EU市場(イーユーしじょう)を攻める 愛媛の盆栽をブランド化

ナレーション: 愛媛県と香川県は、さまざまな品種がある盆栽の中でも「松盆栽 (まつぼんさい) 」の名産地だ。

映像説明: 瓦屋根のある細長い2階建てほどの高さの建物 の外観。手前にある広いスペースに乗用車や小型トラックなど、数台の車が駐車している。建物の向こうには、黒や茶色の鉢に入った盆栽が並んでいるのが見える。 画面左下の四角い枠に愛媛県の地図が緑色(みどりいろ)で表示される。愛媛県の東端部(とうたんぶ)に位置する四国中央市(しこくちゅうおうし) が赤い星印で示され、隣の香川県と接している。

テロップ: 赤石の泉(あかいしのいずみ)

ナレーション: こちらは、愛媛県四国中央市で、盆栽の栽培、販売を行う「赤石の泉(あかいしのいずみ)」。

映像説明: 赤石の泉(あかいしのいずみ)の盆栽園。 膝ほどの高さの棚に、枝葉や幹の形状、大きさが異なる盆栽が、ずらりと並んでいる。向かいには、鉢が手のひらに収まるほどの小さな盆栽がびっしりと入ったケースもある。

ナレーション: 社員数3名という小さな会社だ。

映像説明: テーブルに置かれた松ぼっくり のアップ。続いて、茶褐色 の種が2つ、アップで映し出される。

ナレーション: 自社の盆栽畑(ぼんさいばたけ)で、県内の山などから採取した松ぼっくりから種を取り出して育てている。

映像説明: 樹皮が割れ、幹肌が荒々しい松の木の盆栽。左右に伸びた枝に、たくさんの短い葉の束 が上向きに付いている。

テロップ: 五葉松(ごようまつ)

ナレーション: 主力は五葉松。

映像説明 : 鉢が手のひらに収まるほどの小さな盆栽が黒いトレーにいくつも並んでいる。六角形や四角形、丸形など、さまざま形状の鉢がある。

テロップ: 盆栽の商品化 種から栽培しているため 5年以上期間が必要

ナレーション: 育てやすい反面、販売できるようになるためには最低5年は必要。

映像説明: 松の苗木がぎっしり入ったトレーが、棚に並んでいる。

テロップ: 長い期間

テロップ: 大きな労力

ナレーション: 生産者には、長い期間と大きな労力が求められる。

映像説明: 膝ほどの高さの棚に、だ円形(だえんけい)や長方形の鉢に入った松の木の盆栽が数多く置かれている。

ナレーション: それにも関わらず、樹齢50年以上の五葉松が20万本も残っている。

映像説明: 1mほどの高さの松の盆栽。太い幹は2つに分かれ、1つは上に伸び、もう1つは横に広がっている。

テロップ: 樹齢300年以上

映像説明: 松の盆栽のアップ。鉢の土(つち)の表面から出ている根張り (ねばり)から上のほうを見ていくと、荒い幹に、いくつもの細い枝が張り、松葉の束が茂っている。

ナレーション: 樹齢300年以上で、最低販売価格が数千万円以上するものもあるが、日本で売れる可能性は低いという。

映像説明: 松の木の盆栽の前で、えんじ色(いろ)のハイネックシャツを着た白髪で短髪の男性がインタビューに答える。

テロップ: 赤石の泉(あかいしのいずみ) 森髙 準一(もりたか じゅんいち) 会長

森髙(もりたか)会長: 国内の需要はですね、もう、今、盆栽ブームが去ったあと でございまして、 そういう意味では、あの、海外に期待しておりますね。

映像説明: 森髙(もりたか)会長が松の苗を手入れしている様子や盆栽を手で示しながら話をしている様子が映し出される。

テロップ: 海外が主戦場

ナレーション: その手塩にかけた盆栽は、今や国内向けではなく、ヨーロッパなど海外が主戦場だというのだ。

映像説明: 黒一色の背景で、鮮やかな黄緑色(きみどりいろ)の葉を茂らせた盆栽の写真。幹が斜めに傾き、枝は横に広がっている。ズームアウトすると、左右に幹の形状が異なる2鉢(にはち)の盆栽が現れ、計3鉢の形状が映し出され、白い筆文字で「赤石五葉松(あかいしごようまつ)」の文字が浮かび上がる。

ナレーション: 森髙(もりたか)さんは、海外戦略の1つとして、県内の生産者と協力し「赤石五葉松(あかいしごようまつ)」と名付け、ブランド化。ヨーロッパ市場 へのPRに力を入れた。

映像説明: 白い半球型 の帽子 をかぶり、祭服 を着た男性と森髙(もりたか)会長が向かい合って立っている写真。2人のあいだには黒い服を着て白髪でメガネをかけた男性が立っている。会長の後ろには、背丈ほどの高さの五葉松の盆栽が2鉢置かれている。 白い半球型 の帽子をかぶり、祭服を着た男性と森髙(もりたか)会長が笑顔で握手を交わす 写真。

テロップ: ローマ・カトリック教会(ローマ カトリックきょうかい) フランシスコ 教皇

テロップ: 赤石の泉(あかいしのいずみ) 森髙 準一(もりたか じゅんいち) 会長

ナレーション: また、赤石五葉松(あかいしごようまつ)をローマ教皇に献上する機会を得たことで、その知名度が、さらに高まったという。

映像説明: 松の盆栽のアップ。幹が太く、どっしりとした松の木が、四角い鉢に根を張っている。 鉢の土(つち)の表面から出ている根張り(ねばり)から上のほうを見ていくと、黒みを帯びた幹から、こんもりと葉を茂らせた枝が横に広がっている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): EU(イーユー)に黒松が解禁 盆栽市場 がアツい !!

テロップ: 黒松

ナレーション: ヨーロッパでの知名度も上がり、現在、EU市場(イーユーしじょう)への販路拡大に力を入れているのが黒松。

映像説明 : 茶色い長方形の鉢に入った松の木の盆栽が、竹垣の前の丸い台に置かれている。アルファベットの「S」の形にくねらせた幹にバランスよく枝が張り、針状の葉が放射状にいくつも開いている。

テロップ: 「百樹の王(ひゃくじゅのおう)」

ナレーション: 日本国内(にほんこくない)では、 古来より人気が高く、太い幹や堂々とした枝ぶりから「百樹の王(ひゃくじゅのおう)」とも呼ばれる人気の品種だ。

映像説明: 五葉松と黒松の違いを左右2画面で比較した映像。 紺地 に白抜きの文字で「五葉松」とテロップが表示された左側の画面には、柔らかく短い葉の束を付けた松の木の盆栽が映し出され、下部にある四角い枠の中には松葉の拡大写真がある。1つの葉の付け根から5本の葉が伸びている様子を、赤い線と数字で説明している。 紺地に白抜きの文字で「黒松」とテロップが表示された右側の画面には、硬い葉をこんもりと茂らせた松の木の盆栽が映し出され、下部の四角い枠の中には松葉の拡大写真がある。1つの葉の付け根から、2本の葉が伸びている様子を、赤い線と数字で説明している。

ナレーション: また、先ほどの五葉松は、1つの葉の付け根から5本の葉が出ているのに対し、黒松は2本であるのが特徴である。

映像説明 : 苔(こけ) がむしている太い根張り のアップ。のほうを見ていくと、荒い幹や針状の葉が放射状にいくつも開いている枝先が見える。

テロップ: 欧州への輸出 「害虫」や「さび病」などを理由に禁止されていたが 2020年 厳しい栽培条件をクリアした黒松に限り解禁

ナレーション: 黒松には、松を枯れさせるマツクイムシなどの害虫が付きやすいため、日本からの輸出が禁止されていたが、2020年、厳しい栽培条件をクリアした黒松に限り、EU(イーユー)で解禁された。

映像説明: 松の枝のアップ。形を整えるための針金 が巻き付けてあるのが見える。

ナレーション: とはいえ、EU(イーユー)で、すぐに販売できるわけではない。

映像説明: 「黒松生産のEU(イーユー)規定」と題されたCGイラストの説明図。 地面にブロックを積んで、上に板を渡した棚に3鉢の黒松の盆栽が並んでいる。地面から棚に向かって赤い矢印が伸び、赤いテロップで「地面から50cm 以上」と表示されている。

テロップ: 生産地で2年間の保管期間と厳しい検査が必要

ナレーション: 日本の生産者は黒松からマツクイムシを遠ざけるため、地面から50cm離し、2年間保管した上で厳しい検査を乗り越える必要がある。

映像説明: 竹垣の前の丸い台に茶色い長方形の鉢に入った松の木の盆栽が置かれている。アルファベットの「S」の形にくねらせた幹に、バランスよく枝が張り、針状の葉が放射状にいくつも開いている。

テロップ: 2023年 欧州で販売開始

ナレーション: そのため、解禁より2年を経た2023年から販売が開始されたのだ。

映像説明: ガラス温室 の中で、森髙(もりたか)会長が、松の苗の手入れをしている。 腰の高さほどある棚には、苗木や小さな盆栽がぎっしりと入った黒いトレーがいくつも並んでいる。

ナレーション: 黒松は必要な栽培期間が2年から3年である。先ほどの五葉松に比べて2年以上も短く、商品化が早い ため、期待されているという。

映像説明: 塔の屋根がとがった旧教会 の外観。塔の上部には、ローマ数字で時刻を示す時計がある。 手前には運河が流れ、赤茶色を基調とした建物や街路樹などが建ち並んでいる。 画面右下の四角い枠にオランダの地図が緑色(みどりいろ)で表示される。西部に位置するアムステルダムが赤い星印で示され、東にはドイツが隣接している。

ナレーション: 一方、オランダのアムステルダム郊外で、赤石の泉(あかいしのいずみ)の盆栽を仕入れて販売しているのが…。

映像説明: 外壁の色が半分から上がグレー、半分から下がレンガ色(いろ)をした建物の外観。 ジグザグ屋根の建物の外壁には、英文字で「Lodder Bonsai bv(ロダー ボンサイ バイ)」と書かれた白い看板があるのが見える。

テロップ: Lodder Bonsai(ロダー ボンサイ)

ナレーション: 「Lodder Bonsai(ロダー ボンサイ) 」。創業100年を超える老舗の卸売企業だ。

映像説明: 「Lodder Bonsai(ロダー ボンサイ) 」の敷地内にある、大きな松の木の盆栽。どっしりとした太い幹は、乗用車2倍以上の高さで立ち、左右に伸びた枝に、豊かな松葉が放射状にいくつも開いている。

ナレーション: 会社の前には、値段が付けられないほどの高価な五葉松の盆栽が置かれていた。

映像説明: 天井が高く、広々としたガラス張りの室内。階段状になったスチール製の棚の上に、さまざまな盆栽が置かれている。室内を見渡すと、腰の高さほどある盆栽や鉢が手のひらに収まるほどの小さいサイズの盆栽など、いろいろな大きさの盆栽が並んでいる。

ナレーション: 日本や中国、インドネシアなど、世界各国から輸入した盆栽や自社栽培した盆栽をEU(イーユー)や中東などに販売している。

映像説明: ガラス張りの室内に置かれた盆栽を背に、ロダー社長がインタビューに答える。

テロップ: Lodder Bonsai(ロダー ボンサイ) ゲリット・ロダー 社長

ロダー社長・英語: 五葉松や黒松は、とても人気があるし、 モミジやサツキなどは、欧州で最も一般的で人気のある盆栽だと思います。

映像説明: 竹垣の前の丸い台に、茶色い長方形の鉢に入った松の木の盆栽が置かれている。アルファベットの「S」の形にくねらせた幹にバランスよく枝が張り、針状の葉が放射状にいくつも開いている。 松の枝のアップ。形を整えるための針金が巻き付けてある。

ナレーション: この企業で扱っている日本産(にほんさん)の盆栽は全体の1割程度というが、本場である日本の盆栽は人気があり、価格が高くても売れているという。

映像説明: ガラス張りの室内に置かれた盆栽を背に、ロダー社長がインタビューに答える。

テロップ: Lodder Bonsai(ロダー ボンサイ) ゲリット・ロダー 社長

ロダー社長・英語: 日本の盆栽の魅力は、もちろんその美しさと、 手を加えないと大木 になってしまうものを小型化できる技術です。

映像説明: ガラス張りの室内。葉がついていない盆栽が並ぶ棚の前で、ロダー社長が手ぶりを交えながら話をしている。

ナレーション: ほかの国の盆栽は、小さくする技術が乏しく、品質が追いついていないというのだ。

映像説明: ガラス張りの室内。緑の葉が茂っている盆栽が並ぶ棚の前をロダー社長が歩きながら黒松が並ぶ棚まで案内する。

ナレーション: ロダーさんが愛媛と香川で買い付けた黒松の棚に案内してくれた。

ロダー社長・英語: こちらが黒松です。

映像説明: 白い壁の前に幹が太く、斜めに傾いた大きな黒松の盆栽が置かれている。 太い根張り は、あらゆる方向に伸び、粗い幹肌には小さな苔がむしている。

テロップ: 販売最高額の黒松

映像説明: 放射状に伸びた針状の黒松の葉のアップ。

ナレーション: 現在、売りに出している黒松で最高額は、日本円で、およそ44万円。全体の売れ行きは?

映像説明: ガラス張りの室内に置かれた盆栽を背に、ロダー社長がインタビューに答える。

テロップ: Lodder Bonsai(ロダー ボンサイ) ゲリット・ロダー 社長

ロダー社長・英語: 植物検疫のため(2023年)7月からしか販売を開始できませんでした。 今は11月ですが、半分くらい売れたと思います。

映像説明: えんじ色(いろ)のジャケットを着てメガネをかけた男性が、身をかがめたり、立ったりしながら棚の上に置かれた盆栽を眺めている。

ナレーション: こちらは、新たに盆栽を買いに来たというお客さん。盆栽の魅力を聞いてみると…。

映像説明: ガラス張りの室内に置かれた盆栽を背に、えんじ色(いろ)のジャケットを着てメガネをかけた男性客がインタビューに答える。

テロップ: 盆栽の購入客(盆栽愛好家)

盆栽の購入客(盆栽愛好家)・英語: 冬は気温に気をつけ、夏はしっかり水をやり、肥料も与える必要があります。 盆栽には情熱が必要で、誰かと一緒に暮らすようなもの。 そこが、とても気に入っています。

映像説明: 盆栽の購入客(盆栽愛好家)の男性が、しゃがんで松葉を触ったり、別の棚場(たなば)を真剣な表情で見て回ったりしている。

ナレーション: 日本の盆栽が大好きという、この方(かた)。黒松が販売されると早速購入し、今は4鉢(よんはち)も持っているという。

映像説明: 河岸 。運河に沿って街路樹や赤茶色を基調とした伝統的な建物などが建ち並んでいる。遠くのほうに高層ビルが見える。

ナレーション: 仕事終わりの夜に盆栽コレクションを見せてくれるということで、自宅へお邪魔した。

映像説明: よしず を立てかけた塀を背に、盆栽の購入客(盆栽愛好家)の男性が話をしている。

テロップ: 盆栽愛好家 イルカー・ソイダン さん

ソイダンさん・英語: 私の盆栽コレクションを見せますね。

映像説明: 歩いて行った先にある板塀(いたべい)の前に、さまざまな盆栽が置かれ、ソイダンさんが手で指し示しながら話をする。

ソイダンさん・英語: こちらが愛しい 、希少性が高い盆栽です。

映像説明: 板塀(いたべい)の前にある木製の棚の上に、葉の色や形状が異なった盆栽が数多く並んでいる。鉢が手のひらに収まるほどの小さな盆栽から、枝葉の部分が両手を広げた大きさの盆栽まである。

ナレーション: 中庭 には、最近購入した黒松や五葉松など、20鉢 を超える大小さまざまな盆栽が、ずらりと並べられていた。

映像説明: ソイダンさんが黒松の盆栽を手で示しながら話をしている。

テロップ: 盆栽愛好家 イルカー・ソイダン さん

ソイダンさん・英語: お気に入りの黒松です。とても素敵 な根張りをしています。 曲線も素晴らしく 、枝分かれも、 とてもきれいです。

映像説明: ソイダンさん宅の中庭 。茶色い外壁の建物の前に、閉じたガーデンパラソル やスクーターなどが置かれ、板塀(いたべい)の前にある棚の上などに盆栽が置かれている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 日本文化(にほんぶんか)が浸透!? 盆栽の人気から日本庭園(にほんていえん)へ

ナレーション: 彼は盆栽だけにとどまらず、春に、 この中庭をリニューアルする予定だという。

映像説明: 板塀(いたべい)の前に丸くて深い鉢に入った松の木の盆栽や斜め上に枝を伸ばしている盆栽、棚の上に置かれた鮮やかな緑の葉を茂らせた盆栽など、20鉢以上が並んでいる。 板塀(いたべい)の前に置かれた盆栽の前で、ソイダンさんが手ぶりを交えながらインタビューに答える。

テロップ: 盆栽愛好家 イルカー・ソイダン さん

ソイダンさん・英語: この庭は日差し を考慮する必要がありますが、 日本庭園(にほんていえん)を造りたいと思っています。

映像説明: 石造りの灯篭 のアップ。ズームアウトすると、白い小石を敷き詰められ、池に見立てたスペースを細長い葉がこんもりと茂った植物が囲んでいる。

テロップ: 日本庭園(にほんていえん)の需要が急増

映像説明: 緑色(みどりいろ)や黄緑色(きみどりいろ)、黄色(きいろ)など、さまざまな色をした植物が、ぎっしり植えられ、後方には竹垣や瓦のついた茶色い塀が見える。

ナレーション: ここ数年、富裕層の盆栽人気が発端で、自宅に日本庭園(にほんていえん)を持ちたいと思う人が増えているという。そこでロダーさんは、日本庭園(にほんていえん)を造るビジネスも始めた。

映像説明: ガラス張りの室内に置かれた盆栽を背に、ロダー社長がインタビューに答える。

テロップ: Lodder Bonsai(ロダー ボンサイ) ゲリット・ロダー 社長

ロダー社長・英語: 庭の手入れだけの場合もあれば、デザインする場合もあります。 数量で伝えるのは難しいですが、日本庭園(にほんていえん)を、いくつか造っています。

映像説明: 赤やオレンジ色(いろ)のコイが泳ぐ池がある庭園の写真。 白い砂利 で造られた枯れ池 (かれいけ)などがある庭園の写真。

テロップ: Lodder Bonsai(ロダー ボンサイ)が手掛けた 日本庭園(にほんていえん)

ナレーション: Lodder Bonsai(ロダー ボンサイ)では、日本の庭石 や灯篭などを使った本格的な日本庭園(にほんていえん)の受注が少しずつ増え、順調に売り上げが伸びているという。

映像説明: 棚場(たなば) で盆栽を見ているロダー社長と外国人男性、3人の日本人の男女が映っている写真。 屋外。腰の高さほどある大きさの石など、さまざまな庭石 が、それぞれ木製のパレットの上に置かれている。 屋外の別のスペース。灯篭や古銭 をかたどった鉢 、石橋、赤い葉を茂らせた木が植えられている丸くて深い鉢などが置かれている。

ナレーション: 2023年10月には、盆栽に加え、その庭石や灯篭などを仕入れるためにロダーさんらが愛媛県を訪問。赤石の泉(あかいしのいずみ)でも買い付けをした。

映像説明: 瓦屋根のある細長い建物の、赤石の泉(あかいしのいずみ)の外観。 室内の作業場。背丈ほどの盆栽が、赤いコンテナに入っている。長靴を履いた男性スタッフがコンテナの縁(ふち)に乗り、上からじょうろ で消毒液 をかけている。 別の一角。男性スタッフ2人が、盆栽の根張り から鉢の部分にかけてを青いビニール製のシートで覆い、テープで固定している。 屋外。フォークリフト で背丈ほどの高さがある盆栽をトラックの荷台に積み込んでいる。

ナレーション: その2ヵ月後。赤石の泉(あかいしのいずみ)では、Lodder Bonsai(ロダー ボンサイ)へ送る庭石や盆栽などの出荷準備に追われていた。

映像説明: 大きな盆栽の前で、森髙(もりたか)会長がインタビューに答える。 サッカーボールほどの小さな盆栽や、枝がバランスよく横に広がった大きな盆栽などが映し出される。 引き続き、森髙(もりたか)会長が、大きな盆栽の前でインタビューに答える。

テロップ: 赤石の泉(あかいしのいずみ) 森髙 準一(もりたか じゅんいち) 会長

森髙(もりたか)会長: 黒松の(輸出)解禁になって、2年目を迎えて、両オーナー ともですね、黒松を中心に、小さい、やっぱり価値のあるですね、古い、いい物を購入されましたですね。 で、ロダーさんなんかは、古い瓦とか、古い灯篭とか、日本(にほん)のあるやつ 、中国製じゃないですね、そういったものが、やっぱり、か、価値があるんだということを言っていただいた…。

映像説明: ガラス温室の棚場(たなば)で、森髙(もりたか)会長が笑顔で話している。そばにある棚場(たなば)には、両手を広げたぐらいの大きさの盆栽がいくつも並んでいる。

ナレーション: 赤石の泉(あかいしのいずみ)から輸出した黒松は、1年目が苗木(なえぎ)を中心におよそ200鉢、今回は価格帯の高い黒松が、およそ50鉢も売れ、さらに売り上げを伸ばしている。

映像説明: 膝ほどの高さの棚に、だ円形(だえんけい)や長方形の鉢に入った松の木の盆栽が数多く置かれ、放射状に開いた緑色(みどりいろ)の松葉が、上に向かって伸びている。 枝先に茂っている松の葉のアップ。 石造りの灯篭がある庭園。白い小石を敷き詰め、池に見立てたスペースを、細長い葉がこんもりと茂った植物が囲んでいる。緑や黄緑色(きみどりいろ)、黄色(きいろ)など、さまざまな色をした植物が、ぎっしり植えられ、後方には竹垣や瓦のついた茶色い塀が見える。

ナレーション: 黒松の輸出解禁を機に、EU(イーユー)での市場(しじょう) が広がりつつある今、日本庭園(にほんていえん)の需要の増加も期待できそうだ。

映像説明: 水色のグラデーション背景画。画面の右側で地球の陸地部分だけが点描され、中が空洞になった地球儀のグラフィックイメージが回転している。

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