海外でウケるSAKE!? ウィーンで日本酒が人気の理由
2024年01月18日
「世界は今」のアクセシビリティ対応について
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音楽の都、ウィーン。オペラ座があり、モーツァルトゆかりの場所も多いこの街で、いま人気になっているのは、日本酒! 高級レストランでは鹿肉のステーキとともに楽しまれていた。日本の酒蔵もオーストリアに輸出しようと果敢に挑戦している。特別イベント「SAKE WEEK VIENNA」で彼らの挑戦を追った!
(8分44秒)
テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。
映像説明: 夜空の下、大通りの角(かど)にそびえ立つ、壮麗な歴史的建造物。人や馬(うま)などの形の彫刻があしらわれた屋根やアーチ型の窓が並ぶ壁を、赤や青、白の照明でライトアップしている。前の大通りを車やバス、路面電車が走っていく。
テロップ: ウィーン
テロップ: オペラ座
ナレーション: オーストリアの首都、ウィーン。オペラ座や
映像説明: ガラス張りのショールームの外観。室内には黒いグランドピアノが置かれている。
テロップ: モーツァルトゆかりの場所
ナレーション: モーツァルトゆかりの場所がある、
映像説明: 伝統工芸品が並ぶ店内。ガラスキャビネットの中に赤いフロックコートを着たモーツァルトの人形や白いドレスを着た女性の人形などが並んでいる。
テロップ: 音楽の都(みやこ)ウィーン
ナレーション: まさに音楽の都(みやこ)。
映像説明: レストランの店内。ロングヘアーの女性が黒いグランドピアノの前に座り、演奏をしている。白いクロスが掛けられたテーブル席には食事や演奏を楽しむ人々の姿がある。
テロップ: 1870(エイティーン セブンティー) オーストリア料理
ナレーション: オペラ座近くの、ある高級レストランを訪れると…。
映像説明: 白いテーブルに、分厚い肉のステーキとワイングラスや2本の日本酒(にほんしゅ)の瓶がセットされている。 透明な液体がそそがれた2脚のワイングラスと2本の日本酒(にほんしゅ)の瓶がクローズアップされる。日本酒(にほんしゅ)の瓶には、それぞれ筆文字で書かれたラベルが貼られている。
テロップ: 日本酒(にほんしゅ)!?
ナレーション: オーストリア料理の、鹿肉のステーキと一緒に飲まれていたのは、日本酒(にほんしゅ)?
映像説明: 1870(エイティーン セブンティー)の店内。テーブル席に男性と女性の6人のグループが座っている。ワイングラスを持ち上げ、笑顔で乾杯をしている。
テロップ: カンパーイ!
テーブル席に座っている女性たち: カンパーイ!
映像説明: 1870(エイティーン セブンティー)の店内。えんじ色(いろ)の壁を背に、縁なし(フチなし)のメガネをかけた白髪の男性がインタビューに答える。
テロップ: フードジャーナリスト
フードジャーナリスト・英語: 日本酒(にほんしゅ)は、コース料理にも合うんだね。
映像説明: 紺色の壁の店内。ワイングラスがいくつも並んだテーブルを前に、男性と女性が座っている。青いシャツを着た男性が、手に持ったワイングラスを鼻に近づけ、香りを確かめる。 別のテーブル席。ベリーショートヘアーの女性とグレーのパーカーを着た男性が向かい合って座っている。黒いジャケットを着て、髪を後ろに束ねた女性が、とっくりから2人が持つおちょこに液体をついでいる。
テロップ: オーストリア 日本酒(にほんしゅ)が急速に広まる
テロップ: 日本国内(にほんこくない)の酒蔵(さかぐら)も輸出
ナレーション: 日本酒(にほんしゅ)が急速に広まるオーストリアで、今、日本国内の酒蔵も輸出に向けて動き出している。
映像説明: ベージュ色(いろ)にバロック調の模様が入った光沢のある壁の前で、メガネをかけ、チェック柄のシャツにジャケットを着た日本人男性(にほんじんだんせい)がインタビューに答える。
テロップ: 松瀬酒造(まつせしゅぞう) 松瀬 弘佳(まつせ ひろよし) さん
松瀬さん: (ワイン以外でオーストリア)料理と合わせるってなったら、やっぱり日本酒(にほんしゅ)が1番、適してる。
映像説明: 1870(エイティーン セブンティー)の店内。テーブル席に男性と女性の6人のグループが座っている。テーブルのそばに立っている白いワンピースを着た女性が日本酒(にほんしゅ)の瓶に貼られたラベルを見せながら話をしている。黒いシャツを着た男性スタッフがテーブルの上に置かれたワイングラスに日本酒(にほんしゅ)をグラスにつぐ。
テロップ: 海外でウケるSAKE(サケ)!? ウィーンで日本酒(にほんしゅ)が人気の理由
ナレーション: オーストリアでウケる日本酒(にほんしゅ)とは何なのか(なんなのか)? 1週間にわたって行われた特別イベントを、独占リポートする。
映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。各国のさまざまな人々の笑顔や、農作物(のうさくぶつ)を収穫している様子、ガントリークレーンが並んでいる港、緑色(みどりいろ)の仏像、小型飛行機や新幹線、バイクなどの乗り物や生き物など、世界中のいろいろな写真が現れて白い画面を埋めていく。連なった写真に重なるように世界地図のCGが浮かび上がり、中央に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。
映像説明: イベントが行われている会場。赤と白のチェック柄のシャツを着た男性たちが、イスの上に立ち、カメラに向かって笑顔でビールジョッキを持ち上げる。 別のテーブル席。木目調のテーブルに向かい合って座っている人々がビールジョッキを前に談笑している。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 日本酒(にほんしゅ)ブーム到来!? オーストリア人の利き酒師(ききざけし)
テロップ: 地ビール祭り Kaiser Wiesn Wien(カイザー ヴィーズン ヴィーン)
ナレーション: オーストリアはビールやワインの消費が多く、
映像説明: レストランのテラス席。ショートヘアーの女性と紺色のスウェットシャツを着た女性が向き合って座っている。ショートヘアーの女性がワイングラスに入った飲み物を口へ運ぶ。
ナレーション: レストランや食卓では、伝統的な料理とともに、たしなまれてきた。
映像説明: 金属製の棚に日本酒(にほんしゅ)などの瓶がぎっしりと並んでいる。黒や緑色(みどりいろ)など、さまざまな色の瓶がある。
テロップ: 日本酒(にほんしゅ)
ナレーション: しかし、今、広がりを見せているのが、日本酒(にほんしゅ)。
映像説明: レストランの店内。ワインセラーの上に飾られた日本酒(にほんしゅ)の樽のアップ。白い壁の店内には木目調のテーブル席が設けられ、料理やお酒を楽しむ人々でにぎわっている。 店内の日本酒(にほんしゅ)セラーのアップ。中には日本語のラベルが貼られた日本酒(にほんしゅ)の瓶が並んでいるのが見える。
テロップ: 日本酒(にほんしゅ)のオーストリアへの輸出額 過去最大 10倍以上!
ナレーション: オーストリアへの日本酒(にほんしゅ)の輸出は、年々拡大している。輸出額は、ここ10年で10倍以上に。
映像説明: 冷蔵ショーケース。中には黒や緑色(みどりいろ)など、さまざまな色の日本酒(にほんしゅ)の瓶が並んでいる。それぞれの商品の前に説明と写真が入ったカードも添えられている。
ナレーション: 近隣のオランダやドイツを経由した輸出も増えている。
映像説明: 街角にあるクリーム色(いろ)の外壁の建物の外観。出入り口には、紺地に白抜きで花形の家紋と、漢字で「酒井(さかい)」と書かれたのれんが掛かっている。出入り口の両脇には、英文字で「SAKAI(サカイ)」と書かれた看板が掲げられている。 SAKAIの店内。白い壁の店内に木目調のテーブル席が設けられ、料理やお酒を楽しむ人々でにぎわっている。テーブル席のそばには、大きなワインセラーと日本酒(にほんしゅ)セラーが置かれている。
テロップ: SAKAI 日本料理(にほんりょうり)
ナレーション: こちらは、およそ10年前に開業した、日本食(にほんしょく)レストラン、SAKAI。
映像説明: 黒い半月盆(はんげつぼん)の上に、小鉢に盛りつけられた9種類の料理が並んでいる。生ハムが巻かれたものや野菜スティック、煮物が盛られた小鉢など、さまざまな料理がクローズアップされる。
テロップ: 季節の前菜盛り合わせ
映像説明: 白く細長い舟型の皿に、マグロやサーモンなどの刺身が盛りつけられている。大葉やライム、わさびが添えられている。
テロップ: 刺身
ナレーション: 季節に応じた日本料理(にほんりょうり)を、カジュアルな雰囲気で提供する人気店だ。
映像説明: SAKAIのテーブル席で、白いシャツを着た男性がインタビューに答える。
白いシャツを着た男性・英語: 丁寧に作られていて、おいしいよ。
映像説明: 別のテーブル席。白いシャツを着て紺色のストールを巻いた女性が、お客に日本酒(にほんしゅ)の瓶のラベル部分を見せながら話をしている。黒髪を後ろで束ねた女性店員がテーブルに置かれた升の中にグラスをセットする。
白いシャツを着て紺色のストールを巻いた女性・ドイツ語: こちらは新潟県の日本酒(にほんしゅ)です。
映像説明: 白いシャツを着て紺色のストールを巻いた女性のアップ。お客に日本酒(にほんしゅ)の瓶のラベル部分を見せながら商品の説明をしている。
テロップ: SAKAI オーナー アンゲラ・クラーマ さん
ナレーション: お客においしい日本酒(にほんしゅ)を提供する、こちらの方(かた)。実は、この店のオーナー、アンゲラさん。
映像説明: カウンターで、アンゲラさんが黒髪を後ろで束ねた女性店員に仕事の指示を出している様子。指示を伝えたあと、日本酒の一升瓶を両手に持って歩きながら店内のほうを見る。
ナレーション: 利き酒師(ききざけし)として、料理に合うお酒を提案している。お客の評判も上々だ。
映像説明: SAKAIのテーブル席。グレーのポロシャツを着た男性とオレンジ色(いろ)のカーディガンを着た女性が、ガラス製のおちょこを合わせて乾杯し、それぞれおちょこを口元に運ぶ。
グレーのポロシャツを着た男性: カンパーイ。
映像説明: グレーのポロシャツを着た男性がインタビューに答える。オレンジ色(いろ)のカーディガンを着た女性が話を聞いている。
グレーのポロシャツを着た男性・英語: フルーツ(プラム)のような甘味があるね。
映像説明: SAKAIの店内。アンゲラさんが手ぶりを交えながら話している。 アンゲラさんが日本酒(にほんしゅ)の瓶を見せながら説明している。グレーのポロシャツを着た男性とオレンジ色(いろ)のカーディガンを着た女性が熱心に耳を傾けている。
テロップ: 日本酒(にほんしゅ)はワインよりも価格が高い
テロップ: ペアリングを行うことで 人気メニューに
ナレーション: 以前から日本食(にほんしょく)や酒を広めてきたアンゲラさん。しかし輸入のコストの影響で、日本酒(にほんしゅ)はワインよりも価格が高く、なかなか人気が出なかった。そこで日本酒(にほんしゅ)と料理の相性を伝えることで、ようやく人気メニューになったと話す。
映像説明: 障子(しょうじ)がある室内でアンゲラさんがインタビューに答える。 SAKAIのテーブル席。アンゲラさんが升の中に置かれたグラスに日本酒(にほんしゅ)を、なみなみとついでいる。
テロップ: SAKAI オーナー アンゲラ・クラーマ さん
アンゲラさん: 最初はね、で、グラス売りか、ボトル売りだったんですね。そしたら、あんまり人(お客)が頼まなかったんですね。 まずは、1番安い酒でもワインより高い。 ペアリングしたほうが良い(いい)と思って、オファーしてからお客さんが興味を持って。
映像説明: 4階建てほどの高さの建物が建ち並ぶ通り。路肩に車がずらりと駐車している。クリーム色(いろ)の建物の角にある店舗の出入り口。ドアの前には黒いのれんが掛かり、のれんの中央には白い線で円が描かれている。歩道に突き出した白い看板には黒い文字で「OKRA IZAKAYA(オクラ イザカヤ)」と書かれている。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 日本酒(にほんしゅ)の輸出拡大へ! “SAKE WEEK VIENNA(サケ ウィーク ウィーン)”とは
ナレーション: こうしたお店もあるウィーンで、今、日本酒(にほんしゅ)を盛り上げようとするイベントが。
映像説明: 店内。紺色の壁の室内に木目調のテーブル席が並んでいる。テーブルの上には、たくさんのワイングラスが置かれ、数名の男性や女性が談笑している。
テロップ: Okra Izakaya(オクラ イザカヤ)
ナレーション: 街の中心部にあるレストラン「Okra Izakaya(オクラ イザカヤ)」。
映像説明: 「Okra Izakaya(オクラ イザカヤ)」のテーブル席。テーブルの上には、たくさんのワイングラスが置かれ、数名の男性や女性が座っている。丸刈りで黒いジャケットを着た男性スタッフがテーブルのそばに立ち、手ぶりを交えながら話をしている。
ナレーション: ランチタイムに行われていたのが、日本酒(にほんしゅ)の輸入業者などによるワークショップ。
映像説明: 木目調のテーブルの上に、6種類の日本酒(にほんしゅ)の瓶と、さまざまな小鉢料理が並んでいる。そばに、とっくりやおちょこ、木の升が置かれている。
ナレーション: この日のテーマは食事とのペアリング。
映像説明: 小さめにカットされた肉のステーキ。白い食器の縁(ふち)に、ワサビが添えられている。
テロップ: 和牛ステーキ
ナレーション: 初心者向けに、オーストリアでも、なじみのある和牛や
映像説明: 柿をくり抜いて作られた容器の中に、柿の果肉を使った、あえものが盛られている。
テロップ: 柿のごまあえ
ナレーション: 伝統的な和食とともに、
映像説明: 「Okra Izakaya(オクラ イザカヤ)」のテーブル席。お客たちは、それぞれ料理やお酒を楽しんでいる。
ナレーション: どうやって酒を合わせるのか指導していた。
映像説明: 「Okra Izakaya(オクラ イザカヤ)」のテーブル席。ベリーショートヘアーの女性とグレーのパーカーを着た男性が向かい合って座っている。グレーのパーカーを着た男性がインタビューに答える。
グレーのパーカーを着た男性・英語: 今までは知らなかったけど、日本酒(にほんしゅ)は奥が深いですね。
映像説明: 「Okra Izakaya(オクラ イザカヤ)」のテーブル席。テーブルの上には、たくさんのワイングラスが置かれ、数名の男性や女性が座っている。テーブルのそばに丸刈りで黒いジャケットを着た男性スタッフが立ち、話をしている。 別のテーブル席。ベリーショートヘアーの女性とグレーのパーカーを着た男性の前で、テーブルのそばに立つボブヘアーの女性スタッフが、おちょこを持ちながら話をしている。 数名の男性と女性が座るテーブル席。ボブヘアーの女性スタッフがテーブルの前に立ち、「Sake(サケ)」と書かれた分厚い本を抱えながら話している。
テロップ: 2023年10月1(ついたち)~(から)8日 SAKE WEEK VIENNA(サケ ウィーク ウィーン)
ナレーション: 実は、これは、3回目となる日本酒(にほんしゅ)のキャンペーン、「SAKE WEEK VIENNA(サケ ウィーク ウィーン)」の数あるイベントの1つ。
映像説明: 飲食店の店内。茶色のロングヘアーの女性が日本酒(にほんしゅ)の入ったワイングラスを口に運ぶ。テーブルの上にはラーメンが置かれている。 飲食店の別のテーブル席。青いパーカーを着た男性が、日本酒(にほんしゅ)の入ったワイングラスを口に運ぶ。
ナレーション: この催しは、例年、10月の最初の1週間に開催。
映像説明: 自然光がさし込む大きな窓の前に立つ黒地に花柄のジャケットを着た女性が、カメラに向かって会釈(えしゃく)をする。窓の横には白地に朱色の文字で「SAKE GIRL(サケ ガール)」などと書かれたバナースタンドが置かれている。 女性はカメラに向けて、耳元につけている日本酒の瓶のミニチュアのピアスを見せる。 白地に赤で「SAKE(サケ)」の文字やボトルを手に持ったイラストがある黒いスウェットシャツを着た女性が、カメラに向かって笑顔で日本酒(にほんしゅ)の瓶を差し出す。瓶には、歌舞伎のくま取りを描いたラベルが貼られている。
テロップ: SAKE WEEK VIENNA(サケ ウィーク ウィーン) 例年 10月の最初の1週間に開催される ウィーンの各地で日本酒(にほんしゅ)に関するイベント
ナレーション: 街の至る所で日本酒(にほんしゅ)にまつわる、さまざまなイベントが行われる。
映像説明: 「Okra Izakaya(オクラ イザカヤ)」のテーブル席。ワイングラスがいくつも並んだテーブルを前に、数名の男性と女性が座っている。丸刈りで黒いジャケットを着た男性スタッフが、テーブルのそばに立って手ぶりを交えながら話をしている。 同じテーブルで、金髪を後ろで束ねた女性が資料に目を通している。斜め向かいに座っている黒い半袖のシャツを着た男性は料理を箸で口に運んでいる。
ナレーション: SAKE WEEK VIENNA(サケ ウィーク ウィーン)は、日本酒(にほんしゅ)の輸入業者やレストランの関係者たちが主催している。飲食業界が一丸となって盛り上げることに、大きな意義があると、
映像説明: 「Okra Izakaya(オクラ イザカヤ)」の店内。日本酒(にほんしゅ)がぎっしり並んだ冷蔵ショーケースの前で、黒縁のメガネをかけた男性がインタビューに答える。
テロップ Okra Izakaya(オクラ イザカヤ) オーナー ヴォルフガング・クリバネック さん
ナレーション: キャンペーンの仕掛け人(しかけにん)の1人、ヴォルフガングさんは話す。
映像説明: 「Okra Izakaya(オクラ イザカヤ)」の店内。日本酒(にほんしゅ)がぎっしり並んだ冷蔵ショーケースの前で、ヴォルフガングさんがインタビューに答える。
ヴォルフガングさん・英語: テイスティングとワークショップで、日本酒(にほんしゅ)への理解が深まると思う。
映像説明: イベント会場。グレーのスーツを着た男性スタッフが、資料を指さしながら来場者に説明している。 会場の別の一角。黒い帽子をかぶった男性が、カメラに向けてワイングラスを掲げる。 「Okra Izakaya(オクラ イザカヤ)」の店内。日本酒(にほんしゅ)がぎっしり並んだ冷蔵ショーケースの前で、ヴォルフガングさんがインタビューに答える。
ヴォルフガングさん・英語: 輸入業者とレストランが組んで、それぞれのゴールに向かって活動しています。 日本酒(にほんしゅ)の酒蔵も来てくれました。
映像説明: 大きな窓から自然光がさし込むイベント会場。大勢のビジネスパーソンが、立ち話をしたり、窓側に設置されたテーブルの周りに集まったりしている。 黒い法被を着た松瀬さんが、来場者のグラスに一升瓶の日本酒(にほんしゅ)をついでいる。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): ウィーンで成功をつかめ! 宮城の酒蔵の挑戦
テロップ: 2023年10月5日 BtoB SAKE TASTING(ビートゥービー サケ テイスティング) 主催:ジェトロ
ナレーション: SAKE WEEK VIENNA(サケ ウィーク ウィーン)と合わせて開催された、ジェトロが主催する商談会。
映像説明: ワイングラスが並んだ長机(ながづくえ)を挟み、黒い法被を着た男性スタッフと白いスーツを着た女性スタッフ、数人の男性来場者が立ち、話をしている。 青い半袖シャツを着た男性とウェーブがかった長髪の男性スタッフが長机(ながづくえ)を挟んで立ち、話をしている。
ナレーション: 今回は「南部美人(なんぶびじん)」など、5つの酒蔵が参加。ほかにも50以上の日本酒(にほんしゅ)が紹介され、過去最大の盛況だった。
映像説明: 別のブース。日本酒(にほんしゅ)の瓶が並んだ長机(ながづくえ)を挟んでストライプ柄のスーツを着た短髪の男性とアンゲラさんが立ち、話をしている。
テロップ: 田中酒造店(たなかしゅぞうてん) 永井 邦彦(ながい くにひこ) 社長
ナレーション: 宮城県で酒蔵を営む永井さん。現地の高級レストランに売り込もうと、初めて参加した。
映像説明: ブース内で、永井社長が真剣なまなざしで会場のほうを見つめて立っている。傍らにある長机(ながづくえ)の上には、黒く細長い形で黒いラベルがある日本酒(にほんしゅ)の瓶が4本と、黒く細長い形で白いラベルがある日本酒(にほんしゅ)の瓶が1本、並べて置かれている。 黒く細長い形で黒いラベルがある、4本の日本酒(にほんしゅ)の瓶のアップ。
テロップ: ソムリエと共同開発
ナレーション: 永井さんたちがオーストリアへの輸出を試みているのが、この日本酒(にほんしゅ)。ワインソムリエと共同開発した海外向けの商品で、
映像説明: 黒く細長い形で黒いラベルがある、4本の日本酒(にほんしゅ)の瓶のアップからズームアウトすると、黒く細長い形で白いラベルがある日本酒(にほんしゅ)の瓶が1本の、計5本の瓶が見える。
テロップ: アッサンブラージュ ワインの原酒を混ぜ合わせる 伝統的なワイン造りの技法
ナレーション: ワイン造りのようにアッサンブラージュと呼ばれる調合と、熟成を重ね、深く複雑な味わいを実現した。
映像説明: 「BtoB SAKE TASTING(ビートゥービー サケ テイスティング)」の会場の一角。ネクタイをして黒いスーツを着た男性スタッフが銀色のトレーの上に料理を載せ、運んでいる。銀色のトレーの上には、ホタテなどが盛りつけられた小さな皿がいくつも並んでいる。 丸いバーテーブルを囲み、数名の男性や女性が談笑している。テーブルの上には、たくさんのワイングラスが置かれている。 永井社長と短髪でメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)が、女性来場者の話に耳を傾けている。
ナレーション: 所得水準も高いウィーン。街には、グルメな人や高級レストランも多い。ここで販売できれば、ヨーロッパへの展開に有利だと考えている。
映像説明: ガラス張りの回転ドアのそばで、永井社長がインタビューに答える。
テロップ: 田中酒造店 永井 邦彦 社長
永井社長: 当蔵(とうくら)(当社)の商品は、本当に、あの、レストランのトップ層を狙った商品となります。 あのー、ぜひ現地のですね、ソムリエ様であったりとかですね、試飲いただいて、日本酒(にほんしゅ)のすばらしさを、まず味わっていただきたい。 で、その中で、当社の商品について、深く知っていただく機会に、きっかけになっていただきたい。
映像説明: 田中酒造店のブース。あごひげを生やし、グレーのシャツを着た男性が、手ぶりを交えながら話している永井社長の説明を聞いている。 あごひげを生やし、グレーのシャツを着た男性が、ワイングラスに入った日本酒(にほんしゅ)を試飲する。
ナレーション: 永井さんのブースをまず訪れたのが、イタリアンレストランのオーナー。早速、試飲してもらったところ…。
映像説明: あごひげを生やし、グレーのシャツを着た、イタリアンレストランのオーナーがインタビューに答える。
イタリアンレストランのオーナー・英語: ワインのような味で、口どけがいいですね。
映像説明: 田中酒造店のブース。永井社長と短髪でメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)が男性来場者を応対している。 赤いTシャツを着た男性がワイングラスに入った日本酒(にほんしゅ)の試飲をしている。 永井社長とグレーのジャケットを着た男性来場者が、笑顔で握手を交わす。
ナレーション: その後も、次々と輸入業者やレストラン関係者が訪れ、実際に取り扱いたいという声も。
映像説明: グレーのジャケットを着た男性が、永井社長に質問をしている。
グレーのジャケットを着た男性・英語: 私たちは輸入業者なのですが、 欧州でも入手できますか?
映像説明: 田中酒造店のブース。永井社長がグレーのジャケットを着た男性に資料を見せながら説明している。
ナレーション: 高級レストランに販売している輸入業者も、興味を示していた。
映像説明: 「BtoB SAKE TASTING(ビートゥービー サケ テイスティング)」の会場の会場の一角で、永井社長がインタビューに答える。
テロップ: 田中酒造店 永井 邦彦 社長
永井社長: あの、本当に狙ってたところが、ちょうどハマったっていう感じでしょうか。 本当に(主に)ワインメインでやられている(飲まれている)方(かた)にとって、えっと、気に入っていただけたらというふうに。
映像説明: レストランの店内。白いクロスが掛かったテーブル席で、永井社長がビールの入った大きなグラスを口に運ぶ。
ナレーション: 長い1日を終えた永井さん。初めて訪れたオーストリアの手応えは、いかに…。
映像説明: レストランの店内。同じテーブル席で、永井社長が隣に座る短髪でメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)と話している。
テロップ: ジェトロ 輸出プロモーター事業専門家 志賀 守(しが まもる)
志賀(しが)(ジェトロ 輸出プロモーター専門家): 可能性がさ、すごく広がったよね。
永井社長: そうですね。今回参加してみて、案外(市場が)広がってるかなって。
映像説明: ロビーのようなスペース。黒いカチューシャをつけ、ロングヘアーを束ねた女性とスーツを着た男性が談笑している。 「BtoB SAKE TASTING(ビートゥービー サケ テイスティング)」の会場。襟に「清水清三郎商店(しみずせいざぶろうしょうてん)」と書かれた法被を着た外国人男性スタッフが、日本酒(にほんしゅ)の瓶のラベルを来場客に見せながら話している。 別のブース。えんじ色(いろ)の法被を着た男性スタッフが男性来場者を応対している。
ナレーション: 今回も大盛況に終わった「SAKE WEEK VIENNA(サケ ウィーク ウィーン)」。今後の日本酒(にほんしゅ)のビジネスの可能性は?
映像説明: 1870(エイティーン セブンティー)の店内。奥に黒いグランドピアノがあるのが見える。白いワンピースを着た女性が、日本酒(にほんしゅ)をワイングラスについでいる。
テロップ:(サケノバ) SAKE no BA(サケノバ) 岩田 友里(いわた ゆり) 代表
ナレーション: 主催者の1人である岩田さん。長年、日本からの酒の輸入に取り組んできた。
映像説明: 1870(エイティーン セブンティー)の店内。白いテーブルに、分厚い鹿肉のステーキと、ワイングラスや日本酒(にほんしゅ)の瓶がセットされている。
テロップ: オーストリア市場に大きな変化が
ナレーション: 今、オーストリアでは、日本酒(にほんしゅ)と、地元の料理との新たなペアリングのニーズが生まれている。
映像説明: 1870(エイティーン セブンティー)のロビーのようなスペース。岩田代表が赤と白のストライプ柄のソファーに座ってインタビューに答える。 1870(エイティーン セブンティー)の店内。6人の男性と女性が、テーブル席でワイングラスを手にしている。岩田代表がテーブルのそばに立ち、6人の男女に日本酒(にほんしゅ)のラベルを見せながら説明している。 別のテーブル席。青いジャケットを着た男性がワイングラスの日本酒(にほんしゅ)を口に運ぶ。 オフィスの1室で、永井社長と志賀(しが)、岩田代表が打ち合わせをしている。岩田代表が、日本酒(にほんしゅ)が入ったワイングラスを鼻に近づけ、香りを確かめる。 1870(エイティーン セブンティー)のロビーのようなスペース。岩田代表が赤と白のストライプ柄のソファーに座って話を続ける。
テロップ: SAKE no BA(サケノバ) 岩田 友里(いわた ゆり) 代表
岩田代表: オーストリア料理の方(かた)が「あっ、日本酒(にほんしゅ)と合わせたい」っていうふうに言ってくださるのは、 少し前だったら考えにくかったんですけれども、 もう、そういうお声がけをいただくことが、年々増えておりますので、需要の高まりというのは感じております。 オーストリアの文化、ワインとかビールって、そことの共通点を日本酒(にほんしゅ)でも探していくことが重要だなっていうふうには思っております。
映像説明: 「BtoB SAKE TASTING(ビートゥービー サケ テイスティング)」の会場。窓側に設けられた日本酒(にほんしゅ)の試飲コーナーには、長机(ながづくえ)にさまざまな銘柄の日本酒(にほんしゅ)の瓶が並んでいる。丸刈りでグレーのシャツに紺色のジャケットを着た男性が、日本酒(にほんしゅ)の瓶をワインクーラーのようなものに入れ、冷やしている。 1870(エイティーン セブンティー)のロビーのようなスペース。タンブラーグラスを手にした来場者たちに囲まれて、黒いカチューシャをつけ、ロングヘアーを束ねた女性が日本酒(にほんしゅ)の瓶を見せながら話をしている。 「BtoB SAKE TASTING(ビートゥービー サケ テイスティング)」の会場。来場者たちがワイングラスに入った日本酒(にほんしゅ)を試飲したり、香りを確かめたりしている。 レストランの店内。14人ほどの人物がいるなか、赤いジャンパーを着た男性や黒いスウェットシャツを着た男性がテーブルのそばに立ち、カメラに向かって歌を歌っている。手前のテーブル席では男性と女性の4人組が立っていて、肩を組んで体を揺らしながら一緒に歌っている。
ナレーション: ウィーンで高まる日本酒(にほんしゅ)への関心。互いの食文化を理解し、いかに味のハーモニーを奏でるかが、輸出成功のカギになりそうだ。
映像説明: 水色のグラデーション背景画。画面の右側で地球の陸地部分だけが点描され、中が空洞になった地球儀のグラフィックイメージが回転している。
次の番組も併せてご覧ください:
- 【SAKEオタクに密着!】ウィーンで広がる日本の食文化(2023年11月23日)
- 番組DVDのご提供(有料)について
-
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次回の番組
11月14日(予定)
テーマ:水素革命Ⅲ 世界がわかる! オーストラリアで見た最前線
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