ブラジル農業に革命を起こせるか? 日本発 衛星データを駆使したアプリ
2023年11月06日
「世界は今」のアクセシビリティ対応について
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南米最大の国ブラジルの主要産業の1つが農業だ。この国では、化学肥料や農薬に頼る慣行栽培が行われているケースが多く、肥料の高騰による経営の圧迫や、環境汚染などが問題になっているという。そんなブラジル農業の課題を解決しようと日本のスタートアップが挑戦! その奮闘を追った。
(11分03秒)
テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。
映像説明: 白い雲が浮かぶ空の下、高層ビルと歴史的な低層の建築物が混在する街並みが広がっている。
テロップ: 南米 ブラジル
ナレーション: 南米大陸最大の国、ブラジル。
映像説明: 両側に屋台の軒先が見える通り。Tシャツやタンクトップ姿で買い物袋を提げた大勢の人でにぎわっている。 別の通り。赤い柱の街灯が並ぶ町なかを、サングラスをかけた女性やTシャツ姿の男性などカジュアルな服装の人々が行き交う。 プレゼンテーション会場。聴衆席から白いTシャツを着た男性が立ち上がり、壇上のほうへ歩いていく。
テロップ: スタートアップ大国
ナレーション: 今、この国で官民を挙げて目指しているもの、それが「スタートアップ大国」だ。
映像説明: 「Scale Up in Brazil」などの文字が映し出された、壇上のスクリーン。スクリーンに籐遺影されたイスラエル、日本、シンガポールの国旗マークのアップ。 スクリーンの前で、白いTシャツに淡いグレーのジャケットを着た男性がプレゼンをしている。
テロップ: 日本のスタートアップが躍進
ナレーション: そこに、日本のスタートアップが躍進!!
映像説明: 芝生のサッカーグラウンド。えんじ色(いろ)や紫色、オレンジ色(いろ)のユニフォームを着た男性選手たちが、シュートやパスの練習をしている。 えんじ色(いろ)のユニフォームを着た男性選手たちが、ボールを蹴ってパスの練習をしている。 えんじ色(いろ)のユニフォームを着た男性選手たち。中央にいる選手が足の甲でボールを蹴り上げたり、頭で突いたりしてリフティングをしている。
テロップ: サッカー王国の課題を解決
ナレーション: 番組では、以前に、サッカー王国が抱える課題を解決するスマホアプリに注目。
映像説明: スマートフォンを操作している手元。画面の上半分で、少年がリフティングをする動画が再生されている。中央付近にテキスト入力フィールドがあり、下半分に表示されたキーボードでテキストを入力している。 スマートフォンの画面いっぱいに、少年がリフティングをする動画が再生されている。 左右に分割された画面。右半分には、緑色(みどりいろ)のユニフォームを着たサッカー選手のウエストショットの写真。左半分には、スマートフォンのアプリに、右半分の画面にいる選手のプロフィールページが表示されている写真が映し出されている。
テロップ: プロを目指す選手×クラブチーム
ナレーション: 都市から離れた地方に住んでいて、なかなかチームにアプローチすることができないプロを目指すプレイヤーと、優れた選手を見つけたいクラブチームを結ぶマッチングアプリだ。
映像説明: 茶色、白、オレンジ色(いろ)の立方体を積み重ねた壁の前で、黒いTシャツを着た男性がインタビューに答える。
テロップ: イタウ・ウニバンコ銀行 投資担当 マノエル・レモス さん
レモスさん・ポルトガル語: おそらく技術がまだあまり使われていない分野に、ある意味で技術を持ち込んだので、おもしろいです。
映像説明: 空中から撮影した緑の作物が整然と列をなして栽培されている農場の映像。水色のシャツを着た人たちが作業をしているのが見える。カメラが上昇していき、同心円状に作付けされた広大な農場の全貌が見えるようになる。 同心円状に作付けされた農場。畝の上につり下げられたスプリンクラーが、緑の作物に水をまいている。 空中から撮影した規則的な筋目が入った焦げ茶色(こげちゃいろ)の農地。規則的な筋目を斜めに突っ切りながら、白いシャツを着てキャップをかぶった男性が赤い小型トラクターでこちらへ向かってくる。男性はカメラに向かって片手を上げ、親指を立てる。
テロップ: 農業×日本のスタートアップ
ナレーション: 今回は、ブラジルの主要産業の1つ、農業に日本のスタートアップが挑む。
映像説明: 白い壁の会議室。黒いジャケットを着た日本人男性(にほんじんだんせい)がインタビューに答える。壁際のモニターには、区画がところどころ赤や緑色(みどりいろ)に色分けされた衛星写真が映っている。 インタビューに答えている黒いジャケットを着た日本人男性(にほんじんだんせい)の顔のアップ。
テロップ: Sagri(サグリ) 坪井 俊輔(つぼい しゅんすけ) CEO
坪井CEO: (ブラジルは)農業大国の1つであリますし、非常にですね、先進国が技術提供していける。 日本(にほん)の技術として参入できる余地があると。
映像説明: 空中に浮遊しながら撮影した赤茶色の大地を背景に、豊かに茂る緑の作物。上空に浮揚していくと遠く地平線付近に輝く太陽が見える。 壇上のスクリーンの前で、短髪であごひげを生やした日本人男性(にほんじんだんせい)がマイクを片手にプレゼンをしている。スクリーンは上下に分割され、どちらにも青や黄色(きいろ)、赤などの色をつけた四角形が無数に並んだ衛星写真が映し出されている。 ベージュ色(いろ)の壁の会議室。短髪であごひげを生やした日本人男性(にほんじんだんせい)と、黒のTシャツを着て、ひげを生やした男性が、テーブル越しに笑顔で握手を交わす。
テロップ: ブラジル農業に革命を起こせるか? 日本発(にほんはつ) 衛星データを駆使したアプリ
ナレーション: ブラジルの農業に革命を起こそうとする、日本のスタートアップの挑戦を追った。
映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。各国のさまざまな人々の笑顔や、農作物(のうさくぶつ)を収穫している様子、ガントリークレーンが並んでいる港、緑色(みどりいろ)の仏像、小型飛行機や新幹線、バイクなどの乗り物や生き物など、世界中のいろいろな写真が現れて白い画面を埋めていく。連なった写真に重なるように世界地図のCGが浮かび上がり、中央に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。
映像説明: 遠くになだらかな稜線を望む、山あいの畑。白い服を着た男性が、赤茶色の土(つち)だけの農地を、手に持った農具でならしている。 白い服を着た男性の姿がクローズアップされる。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 衛星データ利用農業アプリ 日本のスタートアップの挑戦
テロップ: 非効率な農業
ナレーション: 今、世界の開発途上国の農業は、ある問題を抱えている。それは、農業の機械化が進んでおらず、作業量が膨大なことだという。
映像説明: 白い壁のオフィス。数人の日本人男性(にほんじんだんせい)が、パソコンとモニターを備えた赤茶色のデスクに向かっている。 赤茶色のデスクでメガネをかけた短髪の日本人男性(にほんじんだんせい)がパソコンを操作している。
テロップ: 東京・新宿
テロップ: Sagri(サグリ)
ナレーション: そんな問題を独自の視点から解決しようとしているのは、東京・新宿に拠点を置く農業分野のスタートアップ、Sagri(サグリ)だ。
映像説明: 白い壁の会議室。茶色いデスクを2つ突き合わせ、坪井CEOと短髪で黒いTシャツを着た日本人男性(にほんじんだんせい)が、向かい合って話している。デスクの上のノートパソコンに区画がところどころ赤や緑色(みどりいろ)で色分けされた衛星写真が映っている。壁際のモニターにも同じ映像が映っている。 壁際のモニターのそばに座る坪井CEOが、話を聞きながらしきりにうなずいている。
テロップ: Sagri(サグリ) 坪井 俊輔 CEO
ナレーション: 一体、どのようなシステムなのか? 開発したCEOの坪井さんに聞いてみると…。
映像説明: 白い壁の会議室。坪井CEOがインタビューに答える。壁際にあるモニターには区画がところどころ赤や緑色(みどりいろ)で色分けされた衛星写真が映っている。
テロップ: Sagri(サグリ) 坪井 俊輔 CEO
坪井CEO: われわれは(当社は)ですね、そういった、こう、世界にいらっしゃる農家さんに対して、あらゆる農地の状況を、衛星だから解析をすることができます。
映像説明: 地球と人工衛星のCGイラスト。地球は、海が青、陸地が黄緑色(きみどりいろ)で、丸い形、人工衛星は、黄土色(おうどいろ)の箱の左右に紺色の太陽光パネルの羽根が生えた形をしている。地球の斜め上に浮かぶ人工衛星から、通信の電波を表す黄色い大小4つの円弧が地球へ向かって飛ばされているように点滅する。
テロップ: 衛星を使った農業の効率化
ナレーション: 考案したのは、衛星データを使って土壌の解析を行い、農業の効率化を実現しようというアプリ。
映像説明: 均等な広さに区切られた農地の衛星写真。農地の一部が赤から黄色(きいろ)のグラデーションで色がつく。
テロップ: Sagri(サグリ) 農地を衛星から撮影し画像やデータをAI(エーアイ)で分析
ナレーション: 農地を衛星から撮影し、その画像やデータをAI(エーアイ)で分析。
映像説明: 農地の衛星写真。赤から黄色(きいろ)のグラデーションで色がつけられた部分がアップになる。 黄色(きいろ)の部分が矢印で示され、「肥料が必要な場所」という黄色(きいろ)の文字が表示される。続いて、赤い部分が矢印で示され、「肥料を控える場所」という赤い文字が表示される。
ナレーション: 色が黄色くなっているのは肥料が必要な場所で、赤が濃くなるほど、肥料を控えたほうがいいことを示している。
映像説明: 農地の衛星写真。赤から黄色(きいろ)のグラデーションで色がつけられた部分が、さらにアップになる。色分けされた4つの区画の、右から2番目が白い太線で縁取られ(ふちどられ)、ほかの3つの区画が細い黄色(きいろ)の線で縁取られ(ふちどられ)ている。
テロップ: 肥料のやりすぎ削減
テロップ: 環境負荷軽減
ナレーション: 瞬時に肥料が必要な場所を特定できるため、効率が上がり、肥料のやりすぎや環境負荷も軽減できるという。
映像説明: 空中から撮影した規則的な筋目が入った焦げ茶色(こげちゃいろ)の農地。後部にピンク色の粒が入った箱をのせた青いトラクターが地面をすきながら進んでいく。
ナレーション: 海外の農業では、化学肥料が多く使われているという。
映像説明: 白い壁の会議室。茶色いデスクを2つ突き合わせ、坪井CEOと短髪で黒いTシャツを着た日本人男性(にほんじんだんせい)が、向かい合って話している。デスクの上のノートパソコンに区画がところどころ赤や緑色(みどりいろ)で色分けされた農地の衛星写真が映っている。壁際のモニターにも同じ映像が映っている。
ナレーション: そこに目をつけ、衛星を使った農作業の効率化を図るシステムを開発した。
映像説明: 白い壁の会議室。坪井CEOがインタビューに答える。壁際にあるモニターには、区画がところどころ赤や緑色(みどりいろ)で色分けされた、農地の衛星写真が映っている。
テロップ: Sagri(サグリ) 坪井 俊輔 CEO
坪井CEO: 農業が効率化することによって、いわゆる、そこが自立してくると、 わざわざ子どもたちが、言うなら、アナログな、そういった農業環境に取られる必要がなくなると。 1つの選択肢としてみれるようになると。いわゆる、課題解決、あの、鍵になってくると思います。
映像説明: 白い壁のオフィス。メガネをかけた短髪の日本人男性(にほんじんだんせい)が、赤茶色のデスクでパソコンを操作している。モニターには、左右に並べたウインドウそれぞれにコードのようなものが表示されている。メガネをかけた短髪の日本人男性(にほんじんだんせい)マウスを操作し、大部分に赤く、色がついた農地の衛星写真が表示されたウインドウが表示される。
テロップ: 9ヵ国で展開
ナレーション: Sagri(サグリ)では、このサービスを、既にインドやタイなど9ヵ国で展開している。
映像説明: 走る車からの車窓風景。なだらかな山肌に段々畑が広がっている。
ナレーション: その1つ、インドの農園へ行ってみると…。
映像説明: 山肌に広がる段々畑を背にして、赤い長袖シャツを着て大きな袋を担いだ男性たちが斜面を登ってくる。画面左下の四角い枠にインド南部の地図が表示される。国土のほぼ中央に位置するベンガルールを赤い点が示され、その南西に位置するウーティが赤い星印で示されている。 赤い長袖シャツを着てピンク色のスカーフをかぶった男性が、白地に緑色(みどりいろ)の文字が書かれた大きな袋を肩に担ぎ、斜面を黙々と登っていく。
ナレーション: ここは、インド南部の都市ベンガルールから、さらに南へおよそ260キロ離れたウーティ。
映像説明: 斜面に沿って作物が植えられた畑。色とりどりの長袖シャツとスカートを着た女性たちが、上半身を深く前へ倒し、片手ぐわを持って畑を耕している。
ナレーション: この地域では、機械を使わない、昔ながらの農業が行われている。
映像説明: 少し高い所から見た霧に包まれた段々畑。手前の草むらでは、白と黒のまだら模様の牛が1頭、草をはんでいる。 青空の下のニンジン畑(ばたけ)。青々と葉が茂る畑で、薄緑色(うすみどりいろ)のポロシャツを着た人が濃いオレンジ色(いろ)のニンジンを2本持ち、土(つち)を落としている手元の様子。
ナレーション: 一面に広がる畑で栽培しているのは、ニンジンやジャガイモ。
映像説明: 赤いスカートをはき、頭に紺色のスカーフを巻いた女性が、山肌の畑で手ぐわを振るっている。遠くには、なだらかな山並みが見える。 サーモンピンク色のカーディガンに濃いピンク色のスカートをはき、手ぐわを振るう女性の手元の様子。 山肌の畑。色とりどりの長袖シャツとスカートを着た女性たちが、上半身を深く前へ倒した姿勢で農作業をしている。白いTシャツを着てあごひげを生やした男性が、一眼レフカメラのようなものを片手に持ち、畝のあいだを歩いている。
テロップ: 農家 土壌管理から収穫まで手作業で行う
ナレーション: 農家は、数ヵ所ある畑の土壌管理から収穫まで、すべて手作業で行っている。そのため、効率が悪い。
映像説明: 新緑あふれる山あいの農地。ふもとの集落を見下ろす山肌の畑で、黒髪を1つに結び、メガネをかけた女性が、白いTシャツを着てあごひげを生やした男性と、チェックのシャツを着た男性に、スマートフォンの画面を見せている。2人の男性はスマートフォンの画面に触れたりしながら女性の話を熱心に聞いている。
ナレーション: そこで、この農園ではSagri(サグリ)を採用。
映像説明: 作物が何も植えられていない農地を前に、黒髪を1つに結び、メガネをかけた女性と、ひげを生やした男性が並んで立っている。女性が持っているスマートフォンを2人で見ながら話をしている。 左右に分割された画面。右半分には、白いTシャツを着てあごひげを生やした男性と、チェックのシャツを着た男性が、2人でスマートフォンの画面を見ながら話をしている映像、左半分は、赤から黄色(きいろ)のグラデーションで色がつけられた農地の衛星画像が映し出されている。
テロップ: 労働環境の改善
ナレーション: 広大な農地を、衛星データを使って管理できるため、農家の労働環境の改善につながったという。
映像説明: 新緑あふれる山あいの農地で、濃いグレーのジャンパーを着て黒い野球帽をかぶった男性が腕組みをしながら立ち、インタビューに答える。 赤いスカートをはき、頭に紺色のスカーフを巻いた女性が、山肌の畑で手ぐわを振るっている。遠くになだらかな山並みが見える。 サーモンピンク色のカーディガンに濃いピンク色のスカートをはき、手ぐわを振るう女性の手元の様子。 土(つち)がむき出しの斜面を、大きな白い袋を担いだ男性が登っていく。奥になだらかな山肌に段々畑が広がっているのが見える
テロップ: 農家を指導する責任者
農家を指導する責任者・英語: (畑で)問題が発生している場所を正確に把握できるため、その場所を対処することができます。 つまり、(肥料の)散布コストと散布量を制御でき、農家のコストを節約できることになります。
映像説明: 草原を走る車の車窓風景。地平線に接する太陽が、青い空をオレンジ色(いろ)から淡いピンク色のグラデーションに染めている。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 農業大国ブラジル 日本企業(にほんきぎょう)参入で課題解決!?
テロップ: ブラジル
ナレーション: 次にSagri(サグリ)が目指すのはブラジルだ。
映像説明: 広大なトウモロコシ畑(ばたけ)の写真。はるか遠く、雲1つない青空の下に緑濃い森が見える。 収穫して乾燥された黄色いトウモロコシの粒が、厚手のビニールの袋に大量に入っている写真。 会議室。テーブルで青いギンガムチェックのシャツを着た日本人男性(にほんじんだんせい)が話している。その隣で、グレーのポロシャツを着た日本人男性(にほんじんだんせい)がノートパソコンを操作している。
テロップ: 兼松南米会社(かねまつなんべいがいしゃ) 田尻 勇一(たじり ゆういち) 社長
ナレーション: この国の農業の現状について、トウモロコシやコーヒーなどの穀物を仕入れている商社「兼松(かねまつ)」の現地社長は、こう話す。
映像説明: ひし形の中に「K」と「G」があるマークと「KANEMATS」と書かれた社名ロゴを掲げたグレーの壁の前で、田尻社長がインタビューに答える。 トウモロコシの加工場(かこうじょう)。大型のタンクいっぱいに入った、クリーム色(いろ)のトウモロコシの粒。タンクからは湯気が立ちのぼっている。 乾燥されたオレンジ色(いろ)のトウモロコシの粒が、貯蔵庫の取り出し口から大量に出ている写真。乾燥された黄色いトウモロコシの粒を、手のひらに載せている写真。 再び、社名ロゴを掲げたグレーの壁の前で、田尻社長がインタビューに答える。
テロップ: 兼松南米会社(かねまつなんべいがいしゃ) 田尻 勇一(たじり ゆういち) 社長
田尻社長: やはり、あのー、(農家の)皆さん、あの、肥料とか、最近、値段も上がってますので、 この値段、あの、コストについて、ものすごいシビアになってますので、 やっぱ、ここをですね、あのー、ターゲットにして、あのー、いろいろ、ステップバイステップでやってけば、あのー、可能と、感じております。
映像説明: 上空から撮影した緑の巨大な同心円状作付けされた農園の映像。画面左下の四角い枠にブラジルの地図が表示される。南部の大西洋側に位置するミナスジェライス州が赤い星印で示されている。 上空へ浮揚しながら撮影した広大な範囲にストライプ状に筋目が入った農地の映像。山あいの農場の全貌が現れる。
テロップ: パライーゾ農園
テロップ: コーヒー畑(ばたけ)
ナレーション: 一方、こちらは、ブラジル南東部にあるパライーゾ農園。一面に広がるのは、およそ30ヘクタールのコーヒー畑(ばたけ)だ。
映像説明: 規則的に筋目が入った農地。白いシャツを着てキャップをかぶった日本人男性(にほんじんだんせい)が小型トラクターに乗って進んでいる。小型トラクターが通ったあとには、地面にまっすぐな筋目がついていく。 空中から撮影した規則的な筋目が入った焦げ茶色(こげちゃいろ)の農地。規則的な筋目を斜めに突っ切りながら、白いシャツを着てキャップをかぶった男性が赤い小型トラクターでこちらへ向かってくる。男性はカメラに向かって片手を上げ、親指を立てる。。
テロップ: パライーゾ農園 オーナー 鈴木 功(すずき いさお) さん
ナレーション: この農園を経営しているのは、日本人(にほんじん)の鈴木 功(すずき いさお)さん。
映像説明: 同心円状に作付けされたコーヒー畑(ばたけ)。畝の上につり下げられたスプリンクラーが緑のコーヒー畑(ばたけ)に水をまいている。 樹上(じゅじょう)で熟し始めたコーヒーの実。6割は赤く熟しているが、まだ緑色(みどりいろ)をしている若い実や、緑から赤へ変わり始めた実も見える。
テロップ: 有機栽培のコーヒー
ナレーション: 鈴木さんが作っているのは、化学肥料を一切使わない有機栽培のコーヒーだ。
映像説明: 倉庫。およそ1.5メートル立方ほどの大きさの提げ袋を、小型のクレーンでつり上げ、積み上げている。 収穫後の真っ赤なコーヒーの実。手のひらいっぱいにすくったコーヒーの実がズームアップされる。
ナレーション: 世界の人たちに安全で安心のコーヒーを飲んでもらいたいために、有機栽培を始めた鈴木さん。ただ、ブラジルの農業に改善すべき問題があると考えている。
映像説明: 壁に写真や筆で書かれた文字など小さな額縁をたくさん飾っている部屋。白髪交じり(しらがまじり)の短髪で、白と紫色の粗い交ぜ織りのシャツを着た日本人男性(にほんじんだんせい)がインタビューに答える。
テロップ: パライーゾ農園 オーナー 鈴木 功(すずき いさお) さん
鈴木さん: ブラジルも、おー、ほとんどが、慣行栽培、というのですか。そのー、化学肥料と農薬を多用して生産する。 農薬、化学肥料、これが、この、環境汚染ですね、に、つながっていくと。 そして、その生産されたものも、えー、残留農薬、の問題などで、消費者の健康に役立ってないと。
映像説明: 同心円状に作付けされたコーヒー畑(ばたけ)の写真。畝をまたぐ形をした機械が隣の畝間の赤い箱にアームを伸ばしている。
テロップ: 化学肥料多用の農業が慣行的
ナレーション: 化学肥料を使った農業が慣行的になっているというブラジル。
映像説明: トウモロコシ畑(ばたけ)の写真。細い金属の棒の先に小さな黒い箱を取り付けた形のスプリンクラーが水平方向と斜め上方向に液体を噴射している。トウモロコシの葉が濡れているのが見える。
ナレーション: そんなブラジル農業の現状を知ったSagri(サグリ)の坪井CEOは…。
映像説明: 緑色(みどりいろ)の大型農機が、背の低い黄金色(こがねいろ)の作物を刈り取っている写真。 高さ20cmほどの作物が緑の葉を茂らせている畑の写真。葉の表面に産毛が生えた緑色(みどりいろ)の植物が手前に大きく映り、遠く地平線の上に真っ赤な太陽が見えている。 白い壁の会議室。坪井CEOがインタビューに答える。壁際にあるモニターには、区画がところどころ赤や緑色(みどりいろ)で色分けされた農地の衛星写真が映っている。
テロップ: Sagri(サグリ) 坪井 俊輔 CEO
坪井CEO: (ブラジルは)農業大国の1つでありますし、ま、世界第4位の市場になります。 で、そういった中で、えーと、非常にですね、この先進国、が、こう、技術提供していける。 そしてカーボンクレジットを発行できる先としては、非常にブラジル、いい時期ですし、 日本(にほん)の技術として参入できる余地があると。
映像説明: 左端に農具を持った男性、右端に屋根の煙突から煙が出ている工場を描いたCGイラスト。工場の煙には、黒く太い文字で「CO2(シーオーツー)」と書かれている。農具を持った男性から工場に向かって紺色の右向き矢印が現れる。右向きの矢印の上には、濃い水色のクレジットカードの絵と「クレジット」の文字が表示されている。次に、右向きの矢印の下に、工場から農具を持った男性に向かって紺色の左向き矢印が現れる。左向きの矢印の下には20枚ほどの金貨のイラストが描かれている。
テロップ: カーボンクレジット 温室効果ガスの排出削減量などを クレジット化し企業間で取り引きする仕組み
ナレーション: カーボンクレジットとは、森林や畑などでの取り組みで削減した二酸化炭素など温室効果ガスの削減量を「クレジット」として発行し、企業間で取り引きできるようにする仕組みのこと。
映像説明: 均等な広さに区切られた農地の衛星写真。4つの区画が赤から黄色(きいろ)のグラデーションで色分けされている。右から2番目の区画が白い太線で縁取られ(ふちどられ)、ほかの3つの区画が細い黄色(きいろ)の線で縁取られ(ふちどられ)ている。 コーヒー畑(ばたけ)の作業風景。2人の男性がコーヒーの木の根元に白いシートのようなものを敷いている。 緑色(みどりいろ)の大型機械の先端に、およそ1.5メートル立方の大きさの提げ袋が取り付けられている。収穫されたコーヒーの実が大型機械から出てきて、提げ袋の中に落ちていく。 コーヒー畑(ばたけ)。コーヒーの木の上につり下げられたスプリンクラーのヘッドがアップで映る。ヘッドの向こうには緑のコーヒー畑(ばたけ)があり、さらに向こうには赤茶色の大地と青い空が見えている。 コーヒー畑(ばたけ)の畝の上空を移動しながら撮影した映像。青々と葉を茂らせるコーヒー畑(ばたけ)が広がっている。
テロップ: Sagri(サグリ) 衛星技術を使って温室効果ガスの削減量・吸収量を評価 →カーボンクレジット化
ナレーション: Sagri(サグリ)の衛星を使った土壌分析の技術を応用し、農地から排出される温室効果ガスの削減量や吸収量を評価。そうすることで、カーボンクレジット化につなげることができるのだという。
映像説明: ガラス張りの建物の前。植え込みに設置された白い横長の長方形の看板に「cubo Itaú(クーボ イタウ)」と社名ロゴが掲げられている。 プレゼンテーション会場。前方に、「Scale Up in Brazil」などの文字が映し出されたスクリーンが2つ並んでいる。右のスクリーンの前でグレーのスーツを着た男性がプレゼンをする様子を、背もたれのあるオレンジ色(いろ)や黄色(きいろ)、グレーの椅子に座った30人ほどの聴衆が見つめている。 「Scale Up in Brazil」などの文字が映し出された2つのスクリーンの前で、水色のジャンパーを着たウェーブヘアーの女性が話している。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 日本のスタートアップ躍動 ブラジルで受け入れられるか?
テロップ: 2022年7月~(から)2023年9月 Scale Up in Brazil
ナレーション: ここにビジネスチャンスがあるとにらみ、Sagri(サグリ)がブラジル進出の足がかりに選んだのは、政府によるスタートアップ支援プログラム「Scale Up in Brazil」だ。
映像説明: プレゼンテーション会場。壇上から聴衆席を見た映像。40人ほどのスーツ姿の人物が登壇者に注目している。 聴衆席。白いTシャツに淡いグレーのジャケットを着た日本人男性(にほんじんだんせい)が熱心に傾聴している。隣に座る金髪の女性はメモを取りながら聞いている。 「Scale Up in Brazil」などの文字が映し出されたスクリーンの前で11人の女性や男性が前後2列に並んで笑顔で写真を撮っている。
テロップ: Scale Up in Brazil ・日本 イスラエル シンガポールが参加 ・スポーツ 医療 農業 金融など20社選抜
ナレーション: このプログラムへ参加したのは、イスラエルとシンガポール、そして日本のスタートアップ。
映像説明: 別のプレゼンテーション会場。聴衆席の後方にあるスペースで40人ほどの男性や女性が数人ずつ集まって話している。名刺交換をしている人たちもいる。
ナレーション: スポーツや医療、農業、金融など多岐にわたる分野で、各国合わせて20社が選抜された。
映像説明: 「cubo Itaú(クーボ イタウ)」と社名ロゴが掲げられた壁の前で、サーモンピンク色のブラウスを着た女性が話をしている。
テロップ: Cubo Itaú(クーボ イタウ) 投資家部門責任者 マルセラ・ファルカン さん
ナレーション: スタートアップを支援する施設の担当者は…。
「cubo Itaú(クーボ イタウ)」と社名ロゴが掲げられた壁の前で、サーモンピンク色のブラウスを着たファルカンさんがインタビューに答える。
テロップ: Cubo Itaú(クーボ イタウ) 投資家部門責任者 マルセラ・ファルカン さん
ファルカンさん・ポルトガル語: 既に活躍しているブラジル企業と日本企業(にほんきぎょう)が連携することによって、様々な可能性が生まれると思います。 その形で関係者全員にメリットを与えることが可能で、ブラジルでいいビジネスができます。
映像説明: プレゼンテーション会場の聴衆席。白いシャツを着てジーンズをはいた日本人男性(にほんじんだんせい)と、黒いTシャツを着てあごひげを生やした男性が真剣な表情で話している。日本人男性(にほんじんだんせい)は話をしながらメモを取っている。 参加者たちが聴衆席の椅子のあいだに立ち、数人ずつ集まって話している。 短髪であごひげを生やした日本人男性(にほんじんだんせい)が、グレーのチェックのスーツを着た男性と立ち話をしている。2人とも飲み物のカップを片手に持っている。
ナレーション: ブラジルの企業と日本のスタートアップが手を組むことで、市場価値が大きくなる可能性を秘めているというのだ。そうしたなか…。
映像説明: 壇上のスクリーンの前で、短髪であごひげを生やした日本人男性(にほんじんだんせい)がマイクを片手にプレゼンをしている。スクリーンは上下に分割され、どちらにも青や黄色(きいろ)、赤などの色をつけた四角形が無数に並んだ衛星写真が映し出されている。 マイクを片手にプレゼンをしている短髪であごひげを生やした日本人男性(にほんじんだんせい)がクローズアップされる。
テロップ: Sagri(サグリ)(インド) 永田 賢(ながた さとし) CSO
ナレーション: Sagri(サグリ)も農業アプリをプレゼン。担当したのは、CSOの永田さんだ。
映像説明: プレゼンテーション会場。聴衆席では100人ほどの人物が永田CSOのプレゼンを聞いている。熱心にメモを取る人や壁際に立ってスマートフォンをで撮影している人もいる。 壇上でプレゼンをしている永田CSOがバストアップで映る。手に持ったリモコンでスクリーンの映像を切り替えている。
ナレーション: しかし、去年の10月に参加したときは、Sagri(サグリ)の魅力をうまく伝えることができなかったという永田さん。
映像説明: 薄茶色(うすちゃいろ)のレンガが積まれた壁の前で紺色のTシャツと黒のジャケットを着た永田CSOがインタビューに答える。
テロップ: Sagri(サグリ)(インド) 永田 賢(ながた さとし) CSO
永田CSO: ブラジルって、英語をつか、英語圏ではないので、 もう、英語だと、もう、中々(なかなか)伝わりきらないので、もう全部ポルトガル語に変えて、ネイティブに見てもらって。
映像説明: 横に長い長方形のスライド画像が3枚表示される。左上に「Carbon Neutral」の文字が書かれた山あいにある畑のイメージのイラスト、右側の上下中央位置にエプロンをかけた男性がタブレットを操作している写真に「Farmer」の文字が書かれたイメージ画像、左下に「Using High resolution Satellite」、「Making farmland polygon Automatically」の文字があるSagri(サグリ)の農業アプリの紹介画像。文字はすべて英語で書かれている。テロップ: 英語
ナレーション: 去年10月に参加したときのプレゼン資料は、すべて英語。
映像説明: 横に長い長方形のスライド画像が3枚表示されている画面が右へスライドし、同じイラストや写真にあった英語で書かれていた文字が、すべてポルトガル語で書かれたスライドが表示される。
テロップ: ポルトガル語
ナレーション: しかし、ことし3月のプレゼン資料はポルトガル語に修正した。すると…。
映像説明: 薄茶色(うすちゃいろ)のレンガが積まれた壁の前で紺色のTシャツと黒のジャケットを着た永田CSOがインタビューに答える。
テロップ: Sagri(サグリ)(インド) 永田 賢(ながた さとし) CSO
永田CSO: あの、おそらく、なんでしょう。多分、Sagri(サグリ)の技術もおもしろいので、ブラジルで通る(通じる)だろうという。 あの、手応えがある感じで、えーと、認識しておりました。
映像説明: ベージュ色(いろ)の壁の会議室。永田CSOと、黒のTシャツを着て、ひげを生やした男性がテーブルを挟んで話している。 永田CSOが笑顔で話しているのを向かいの席に座る黒のTシャツを着て、ひげを生やした男性が何度もうなずきながら聞いている。
テロップ: DGF(ディージーエフ) ヘンリケ・ウエハラ さん
ナレーション: 効果絶大。早速、数社と商談が進んでいった。1つは、ブラジルで数多くの企業に投資している大手のベンチャーキャピタル、DGFだ。
映像説明: 「DGF」の社名ロゴを掲げた木製の壁の前で、ウエハラさんがインタビューに答える。
テロップ: DGF ヘンリケ・ウエハラ さん
ウエハラさん・ポルトガル語: ブラジルは農業に大きく依存していて、(Sagri(サグリ)は)多くの付加価値を与えることができます。 当社は、このような企業の力になりたいと思っています。
映像説明: 薄いグレーの壁の会議室。テーブルでノートパソコンを広げ、永田CSOが話している。向かいの席では、白髪交じり(しらがまじり)の髪で濃いグレーのシャツを着た男性が同じくノートパソコンを広げ、うなずきながら話を聞いている。 テーブルを挟み、永田CSOと白髪交じり(しらがまじり)の髪で濃いグレーのシャツを着た男性が、それぞれノートパソコンを操作しながら話をしている。
テロップ: Dhaighan Consulting Empresarial(ダイガン コンサルチング インプレザリアル) 梶原(かじわら) パウロ 社長ナレーション: 続いて商談しているのは、持続可能な農業や、SDGs(エスディージーズ)などに取り組む企業だ。この企業とは、契約にまで話が進んだ。
映像説明: 空中を移動しながら撮影した広大な農地。青空の下、遠く地平線まで緑が広がっている。 空中を移動しながら撮影したコーヒー畑(ばたけ)の映像。数人の人々が、コーヒーの木の根元に白いシートを敷き、収穫を行っている。 コーヒーの実を集めた、およそ1.5メートル立方の大きさの提げ袋を、小さいクレーンが受け取って運んでいく。2人の作業員が、緑色(みどりいろ)の大型機械に空(から)の提げ袋を付け替えている。 コーヒーの木から果実を収穫する様子。青いシャツを着て赤い帽子をかぶった人物が枝をしごくようにして手際よく果実を集め取っていく。 薄いグレーの壁を背にして、梶原(かじわら)社長がインタビューに答える。
テロップ: Dhaighan Consulting Empresarial(ダイガン コンサルチング インプレザリアル) 梶原(かじわら) パウロ 社長梶原(かじわら)社長: えー、ブラジルは広い国土を持ち、えー、農業も盛んな国だと、いうところで、 この、Sagri(サグリ)社の技術が、今後のブラジルの農業にも、えー、サステナビリティー、えー、カーボンクレジットと、いう所で、 強く貢献できるんではないかと。
映像説明: 広大な大地にうっすらと緑が芽吹き始めた農場。永田CSOと薄緑色(うすみどりいろ)のポロシャツを着てメガネをかけた男性が立ち話をしている。画面左下の四角い枠にブラジルの地図が表示される。南部の大西洋側に位置するパラナ州が赤い星印で示されている。 作物が何も植えられていない、一面が茶色の農地。永田CSOと薄緑色(うすみどりいろ)のポロシャツを着てメガネをかけた男性が、しゃがんで話している。
ナレーション: 早速、ことし10月、永田さんはブラジル南部のパラナ州の農場に出向いた。
映像説明: 腰の高さの台に鉢植えの植物が並ぶ温室。永田CSO、薄緑色(うすみどりいろ)のポロシャツを着てメガネをかけた男性のほか、全部で5人の男性が、鉢植えが載った台を囲んで立ち話をしている。 レストランのテーブル席で、永田CSOが白髪(はくはつ)でメガネをかけた男性と話している。永田CSOは話を聞きながらメモを取っている。
ナレーション: 農地などの状況調査や州の農協のトップと面談を行い、今後について話したという。
映像説明: トウモロコシ、トマト、ダイズの写真を大きくレイアウトした壁パネルの前で、永田CSOを中央に、左に梶原(かじわら)社長、右に白髪でメガネをかけた男性が立ち、3人が笑顔で写っている写真。 ベージュ色(いろ)の壁の会議室。永田CSOとウエハラさんが、テーブル越しに笑顔で握手を交わす。 薄茶色(うすちゃいろ)のレンガが積まれた壁の前で紺色のTシャツと黒のジャケットを着た永田CSOが、インタビューに答える。
テロップ: Sagri(サグリ)(インド) 永田 賢(ながた さとし) CSO
永田CSO: 新しく、あの、もう、えーと、パートナーの人をアサイン(任命)して、 もう現地でわかる人に任せてやっていくっていう戦法に気付けたということが大きい財産かな、と認識しています。
映像説明: プレゼンテーション会場。「Scale Up in Brazil」などの文字が映し出された2つのスクリーンの前で、白と黒のボーダーの上着を着た女性がプレゼンしている。聴衆席には30人ほどの人物が座り、話を聞いている。 緑色(みどりいろ)のTシャツを着た永田CSOが、青いパーカーを着た青年と談笑している。 プレゼンテーション会場。聴衆席で、短髪でひげを生やした男性がスマートフォンを目の高さに掲げ、壇上を撮影している。 「Scale Up in Brazil」などの文字が映し出されたスクリーンの前で、緑色(みどりいろ)のTシャツを着た永田CSOがマイクを持って話している。
ナレーション: イベントを主催したブラジルの政府機関は、ブラジルの抱える課題を解決するのに、今後も日本のスタートアップに進出してほしいという。
映像説明: 下半分が木目柄の白い壁の前で、紺色のジャケットを着たボブヘアーの女性がインタビューに答える。
テロップ: ブラジル輸出投資振興局 投資家部門責任者 リビア・カルボネル チームリーダー
カルボネルチームリーダー・英語: ブラジルは農業技術や医療技術、フィンテックに力を入れています。 今後は環境ソリューションに焦点を当てているので、いろいろな企業に参加して欲しいです。
映像説明: 空中を移動しながら撮影した同心円状に作付けされたコーヒー畑(ばたけ)。青空の下、緑の葉が茂る畑の向こうには赤茶色の大地広がっている。 空中を移動しながら撮影したコーヒー畑(ばたけ)の映像。数人の人々が、コーヒーの木の根元に白いシートを敷き、収穫を行っている 作物が何も植えられていない農地を前に、黒髪を1つに結び、メガネをかけた女性と、ひげを生やした男性が並んで立っている。女性が持っているスマートフォンを2人で見ながら話をしている。 空中に浮遊しながら撮影した赤茶色の大地を背景に、豊かに茂るコーヒーの木。上空に浮揚していくと遠く地平線付近に輝く太陽が見える。
ナレーション: ブラジルの農業に新たなイノベーションの風を吹き込もうとしている、日本のスタートアップ。今後の展開に注目だ。
映像説明: 水色のグラデーション背景画。画面の右側で地球の陸地部分だけが点描され、中が空洞になった地球儀のグラフィックイメージが回転している。
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