最新技術で食の課題に挑む! フードロスから人手不足まで
2023年10月12日
「世界は今」のアクセシビリティ対応について
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シンガポールでは、ロボットが野菜を育てる植物工場がこの夏、稼働! 日本では、埼玉県のスタートアップが、野菜やくだものなどを粉末化する独自技術で世界のフードロス問題を解決しようとしている。今、食に関する最新技術が、続々と誕生している。世界が抱える課題に挑む企業の取り組みに迫る!
(11分13秒)
テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。
映像説明: 横に長いビルの外観。左半分の外壁は緑がかったガラス張りで、1階部分の壁がない吹き放し(ふきはなし)の空間は駐車場になっている。右半分は白い外壁で小さな窓がいくつも付いている。
テロップ: シンガポール
ナレーション: シンガポールにある、かつては倉庫として使われていた建物。中にあるのは、
映像説明: 紫色の光に照らされた室内。金属フレームのラックが何列も並べられている。ラックの各段には、野菜の苗を植えた発泡スチロール製の水耕栽培用パネル(すいこうさいばいようパネル)が載っている。棚板(たないた)の下の面に取り付けられた紫色のLED(エルイーディー)照明が、野菜の苗を照らしている。ラックの傍らに、先端が二股に分かれたアームを動かしているロボットがある。
ナレーション: ロボットが野菜を育てる、植物工場だ。
映像説明: ブドウやオレンジなどの果物やシャンパングラス、花などを飾ったテーブルに、人の腕のような形をした白いアーム型のロボットが置かれている。そのロボットが、アームの先にある4本の指で黒い皿にのっている手のひらサイズの円すい台形のオブジェをつかむ。 大量のクロワッサン生地が水色のベルトコンベヤーにのって機械の中を流れてくる。機械のアームが4列に並んでいた生地を2列に並べ替えていく。 三角形のおにぎりが3個ずつ、青いベルトコンベヤーにのって流れてくる。機械のアームが3個をまとめてつかんでは透明のパックに移していく。
テロップ: 食に関する最新技術 続々!
ナレーション: 食に関する最新技術が、続々と誕生している!
映像説明: 銀色の深鍋を土台に設置したロボット。斜めに傾いた深鍋の中には、三日月形の大きな羽根が取り付けられている。黒い衛生手袋をはめた手元が操作パネルをタッチすると、深鍋が回転を始める。羽根が深鍋の中のごはんと具材を大きくかき混ぜていく。 工場。白いジャンパーを着てメガネをかけた男性が黄色いコンテナをひっくり返して、中に入っているたまねぎを大きな青いコンテナに移し替えている。 青いコンテナいっぱいに溜まった、キャベツの芯やレタスの外葉(そとば)などの、野菜の端材(はざい)のアップ。
テロップ: 人手不足(ひとでぶそく)
テロップ: フードロス
ナレーション: 工場や飲食店の人手不足、フードロスなど、
映像説明: 天井に届くほどの高さがある銀色の機械。上部と下部に1つずつ、丸いのぞき窓が付いている。
テロップ: 食の課題
ナレーション: 今、世界が抱えている食の課題。
映像説明: クリーム色(いろ)の壁の部屋。茶色いセミロングヘアの女性が銀色の機械を手で示しながら説明をしている。 段ボール箱が天井に届きそうなほど積み上げられた室内。茶色いセミロングヘアの女性と 前髪を分けた黒い髪の女性、白いジャケットを着たショートヘアの女性の3人が談笑している。
テロップ: 最新技術で食の課題に挑む! フードロスから人手不足まで
ナレーション: そのソリューションに迫る!!
映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。各国のさまざまな人々の笑顔や、農作物(のうさくぶつ)を収穫している様子、ガントリークレーンが並んでいる港、緑色(みどりいろ)の仏像、小型飛行機や新幹線、バイクなどの乗り物や生き物など、世界中のいろいろな写真が現れて白い画面を埋めていく。連なった写真に重なるように世界地図の CGが浮かび上がり、中央に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。
映像説明: 上半身がライオン、下半身が人魚の姿で、海に向かって口から水を吐き出しているマーライオン像が設置された、海に面した公園。マーライオン像の周りには大勢の観光客の姿がある。対岸には横1列に並んだ3棟の高層ビルの屋上に巨大な船をのせたデザインの「マリーナベイ・サンズ」が建っている。 画面左下の四角い枠にシンガポールの地図が表示される。マレー半島の最南端にあるシンガポールの位置が赤い星印で示されている。 市場(いちば)の鮮魚店。さまざまな魚を山積みにした店の前で青いTシャツを着た男性が買い物をしている。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 食料自給率UP(アップ)と人手不足(ひとでぶそく) “無人植物工場”で解消へ
テロップ: シンガポール
ナレーション: 食料の9割以上を、輸入に依存しているシンガポール。
映像説明: 市場(いちば)の果物店。黒いTシャツを着た女性が、台に並んだ緑色(みどりいろ)のバナナの房(ふさ)を手に取り、並べ直している。 トマトや唐辛子などを入れた透明な袋を軒先に下げている店。数人のお客が商品を選んでいる。 店先に並べられたダイコンやニンジン、ナスなどの野菜のアップ。
テロップ: シンガポール政府 2030年までに食料自給率(カロリーベース)を 30%へ引き上げを目指す
ナレーション: 政府は、食料自給率を、2030年までに、30%へ引き上げるという目標を、4年前に発表した。
映像説明: 紫色の光に包まれた植物工場の1室。並べられているラックのどの棚にも、鉢植えのレタスを十数個のせた黒いトレーが置いてある。そろいのシャツを着てマスクをつけた2人の男性スタッフが、カートで運んできたトレーとラックにあるトレーとを入れ替える作業をしている。男性スタッフの傍らには、収穫したレタスが入ったコンテナが置いてある。 部屋中に並べられたラックのあいだを、男性スタッフがカートを押しながら歩いていく。
テロップ: 従来の植物工場 人件費や電力のコスト高が課題
ナレーション: その後、植物工場の新規設置が相次いでいるが、従来の植物工場では人件費や電力などのコストが高いという課題がある。
映像説明: 植物工場の紫色の光に照らされた室内。足元に背の低い直方体のロボットを取り付けたラックが自動で通路を進み、発泡スチロール製の水耕栽培用パネル(すいこうさいばいようパネル)を運んでいく。 別の一角。先端が二股に分かれたアームのロボットが棚から水耕栽培用パネル(すいこうさいばいようパネル)を引き出し、通路にある運搬用のラックに移している。
テロップ: GKE Agritech(ジーケーイー アグリテック)
ナレーション: こちらの植物工場では、そうした課題を解決するために、この夏、自動化システムの導入を開始した。
映像説明: レタスを植え付けた水耕栽培用パネル(すいこうさいばいようパネル)の下部のアップ。パネルの下にはトレーがあり、水が流れているのが見える。 先端が二股に分かれたアームが、苗から成長して葉を広げたレタスが植えられている水耕栽培用パネル(すいこうさいばいようパネル)をラックにセットしている。
ナレーション: 水耕栽培(すいこうさいばい)で作られたレタスは、ロボットが収穫を行っている。
映像説明: アームが赤い小型のドローンが、ゆっくりと床から浮き上がる。 ドローンがラックに置かれている発泡スチロール製の水耕栽培用パネル(すいこうさいばいようパネル)の真横に浮かんでいる。
ナレーション: 工場内を飛ぶドローンは、遠隔で発育状態を確認するためのものだという。
映像説明: 水耕栽培用パネル(すいこうさいばいようパネル)が置かれているラックのアップ。棚板(たないた)の下の面に、赤と青のLED(エルイーディー)を組み合わせて紫色の光を放つ照明装置がぎっしりと取り付けられている。
ナレーション: こうした、植物工場の自動化システムや、LED(エルイーディー)照明を開発しているのが、ARIANETECH(アリアンテック)だ。
映像説明: 廊下で、薄いグレーのシャツを着てメガネをかけた男性がインタビューに答える。背後にある窓越しに紫色の光に照らされた、ラックが並ぶ部屋が見える。
テロップ: ARIANETECH(アリアンテック) エドウィン・オン CEO
オンCEO・英語: 当社はスマート室内垂直農業の設備を開発している。 未来の農場はエネルギー効率がよい自動化技術を取り入れるべきだ。
映像説明: 太陽光パネルが設置された社屋の屋上。 隙間なく並べられたパネルのアップ。
テロップ: 100%再生可能エネルギーを活用
ナレーション: 屋上には、太陽光パネルが設置され、100%再生可能エネルギーを活用している。
映像説明: 紫色のLED(エルイーディー)照明があるラックがたくさん並んでいる植物工場の1室。先端が二股に分かれたアームを持つロボットが、ラックのあいだをゆっくりと移動している。
ナレーション: このような取り組みにより、電力コストを削減し、ロボットの投入で人手不足(ひとでぶそく)の解消を図っている。
映像説明: 先端が二股に分かれたアームが、発泡スチロール製の水耕栽培用パネル(すいこうさいばいようパネル)を紫色のLED(エルイーディー)照明があるラックにセットする。 壁に取り付けられたタブレット。室内のラックの配置図が表示されている。画面をタッチすると、エリアごとの空調や照明の管理画面に切り替わる。
ナレーション: ARIANETECH(アリアンテック)は、この植物工場のほか、日本を含め、多くの企業にシステムを販売している。
映像説明: 廊下から窓越しに見た、たくさんのラックが設置された室内の様子。
ナレーション: さらに、完全無人の自動化植物工場の設置を視野に入れているという。
映像説明: 廊下で、オンCEOがインタビューに答える。背後にある窓越しに、紫色の光に照らされた、ラックが並ぶ部屋が見える。 先端が二股に分かれたアームが、ラックから発泡スチロール製の水耕栽培用パネル(すいこうさいばいようパネル)を抜き出して、運搬用のラックに移している。
テロップ: ARIANETECH(アリアンテック) エドウィン・オン CEO
オンCEO・英語: 今後は種の植え付けから収穫、包装に至るまで、すべての作業を完全自動化する技術を開発していく。 植物工場として、さらに効率化を図りたい。
映像説明: 大きな建物がある広い敷地内。大勢の人たちが同じ方向に向かって歩いている。その先には、逆三角すいを4つ組み合わせた形の建物、東京ビッグサイトがある。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 海外バイヤーが絶賛! 日本の最新食品機械
テロップ: 東京都 江東区
映像説明: 建物内のイベント会場。展示しているベルトコンベヤー式の機械の周りに来場者が集まり、出展者から説明を受けている。
テロップ: 6月6~(から)9日 FOOMA JAPAN(フーマ ジャパン) 2023
ナレーション: 世界中の多くの食品工場や飲食店も、人手不足(ひとでぶそく)に悩まされている。
映像説明: FOOMA JAPAN(フーマ ジャパン)に出品されたロボットや機械が、次々と映し出される。 青いベルトコンベヤーの前に並べて置かれた、2台の人型(ひとがた)ロボット。両方の腕で、ベージュ色(いろ)のコンテナに入っているからあげをつかんでは、ベルトコンベヤーで流れてくる空(から)の容器へ入れていく。ロボットのあいだに設置されたモニターに使い方の説明映像が流れている。後方にある壁に「Foodly(フードリー)」というロゴが描かれている。 銀色の卓上機械。機械から垂直に伸びる軸に、ヘタを切り落としたパイナップルがさされ、高速で回転している。大きなピーラーが角度を変えながら、上から下へとパイナップルの皮面に刃を当てると、あっという間に皮がむけて黄色い果肉が現れる。機械の側面には「ASTRA Inc.(アストラ インコーポレイティッド)」のロゴが見える。 小さな丸いクッキーの写真を等間隔にプリントしたベルトコンベヤーの上に、銀色の絞り口(しぼりくち)が横1列に並んで設置されている。クッキーの写真の中央に向かって、絞り口から赤いジャムが一定のリズムで絞り出されていく。 おにぎりの自動製造機。三角形の型に詰められたごはんを、上からアームで押さえつけると、きれいな三角形のおにぎりに成形される。三角形に成形されたおにぎりが青いベルトコンベヤーにのって流れていく。
ナレーション: 東京で開催された展示会、FOOMA JAPAN(フーマ ジャパン)にも、自動化に貢献する、最新ロボットやマシンが勢ぞろいした。
映像説明: 赤地に白抜きで「東亜工業株式会社(とうあこうぎょうかぶしきがいしゃ)」、「餃子」などと書かれた看板を掲げたブース。数種類の機械が展示してあり、ブースの壁一面に商品説明や写真がプリントされている。機械の傍らに設置されたモニターに製造工程の映像が映し出されている。前を通った来場者の男性が立ち止まり、じっと見つめる。
テロップ: 東亜工業
ナレーション: ギョーザを製造する機械を出品したのは、東亜工業。
映像説明: 白いテーブルの上に展示されている、2台の小型機械。白い土台に、青い半透明の逆円すい形のホッパーが取り付けられている。機械の前には、「小型餃子製造機」と書かれた説明プレートが置いてある。 別の大型の機械。アームやベルトコンベヤー、ホッパーで構成されていて、ベルトコンベヤーにはギョーザが並んでいる。来場者の男性が、機械が動いている様子を撮影している。
ナレーション: 小型の機械から大型のものまで、さまざまなサイズがあり、
映像説明: ギョーザの製造機。ターンテーブルにのって流れてくる、あんをのせた円形の皮を、アームが真横から押さえつけて包んでいく。 ベルトコンベヤーで流れてきたギョーザを、銀色のアームが1度に十数個つかんで、銀色のトレーに移していく。
ナレーション: 1時間に1万個のギョーザを、自動で作る機械なども取り扱っている。
映像説明: 銀色のトレーいっぱいに整然と並んだギョーザのアップ。 東亜工業のブースの前にグレーのシャツを着た男性など、イベントパスを下げた来場者が集まっている。
ナレーション: 海外でも、ギョーザの人気は近年特に高まっていて、多くの外国人バイヤーがブースを訪れていた。
映像説明: 行き交う人を背に、グレーのシャツを着た男性がインタビューに答える。
テロップ: イスラエル国旗 バイヤー
イスラエルのバイヤー・英語: ギョーザ製造機を探しに来た。 ギョーザは、とても人気がある。
映像説明: 入退場口(にゅうたいじょうぐち)が見える通路で、青いシャツを着た短髪の男性と黒いジャケットを着た金髪の女性がインタビューに答える。
テロップ: 英国国旗 バイヤー
英国の男性バイヤー・英語: 当社はギョーザを作って販売し、他店への卸販売もしている。
映像説明: 東亜工業のギョーザ製造機。自動で次々とできあがるギョーザが白いベルトコンベヤーを流れていく。
テロップ: 英国国旗 バイヤー
英国の女性バイヤー・英語 東亜工業の機械が、とても役立っている。
映像説明: 入退場口(にゅうたいじょうぐち)が見える通路で、青いシャツを着た男性バイヤーと、黒いジャケットを着た金色(きんいろ)の髪の女性バイヤーが話を続ける。
テロップ: 英国国旗 バイヤー
英国の男性バイヤー・英語: 私たちはギョーザ人気を、さらに高めていきたい。
映像説明: 黒地に白抜きで「TECHMAGIC(テックマジック)」と書かれた看板を掲げたブース。そろいの黒いTシャツを着た男性スタッフたちが、来場者に展示品の機械の説明をしている。ブースの中にある「時給333円で1時間に約30食の自動調理を行う」の文字とチャーハンの写真をプリントした壁にズームインする。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 自動でチャーハンが完成 飲食店の助っ人に!
テロップ: TechMagic
ナレーション: 調理師の確保や育成は、世界中で課題だ。
映像説明: 銀色の深鍋を土台に設置したロボット。斜めに傾いた深鍋の中には、三日月形の大きな羽根が取り付けられている。黒い衛生手袋をはめた手元が操作パネルをタッチすると、深鍋が回転を始める。羽根が深鍋の中のごはんと具材をかき混ぜながら炒めていく。 回転しながらごはんと具材をかき混ぜながら炒めている深鍋を来場者が見ている。スマートフォンで撮影をしている来場者もいる。 斜めに傾いていた深鍋が自動でまっすぐに立ち上がると、上部から調味料が注がれる。再び斜めに傾き、回転を始める。 「TECHMAGIC」のロゴが入った黒いTシャツを着た短髪の男性スタッフが機械の前で来場者を応対している。
テロップ: 洗浄まで自動
ナレーション: これは 、自動でチャーハンを調理するマシン。ロボットが、職人のクオリティーの料理を再現し、誰でもどこでも質の高い料理を提供することができたら、という思いから開発された。現場の負担を減らしながら、料理を提供し続けるために、調理だけでなく、フライパンの洗浄といった一連の作業まで、自動で行うことができるのだという。
映像説明: TECHMAGICのブースの前で、「TECHMAGIC」のロゴが入った黒いTシャツを着た短髪の男性がインタビューに答える。 来場者でにぎわうブースの様子や自動でチャーハンを調理するマシンが映し出される。 「TECHMAGIC」のロゴが入った黒いTシャツを着た短髪の男性が話を続ける。
テロップ: TechMagic 白木 暢一(しらき よういち) 事業推進本部長
白木事業推進本部長: われわれの想像以上に、多くの海外事業者様から関心を持っていただいてます。 アメリカ、シンガポール、韓国、中国、台湾、えー、香港、こういった方々が非常に多く感じています。 自動化のサービスを行うことで、持続可能な食産業、こういったものを、ま、創造していきたいなと、考えてます。
映像説明: ステーキ肉の写真と「急速解凍」という文字を大きくプリントした看板が目を引くブース。 白い机の上に展示されている、開き戸が付いた黒い立方体の小型機械のアップ。そばに「マイクロ波 小型解凍装置 B‐1‐S」などの文字が書かれたプレートが置いてある。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 急速解凍で職人いらず!? フードロス解消にも期待
テロップ: 日本ハイコム(にほんはいこむ)
テロップ: 急速解凍機
ナレーション: こちらの企業が出品したのは、冷凍食品の急速解凍機。
映像説明: 数種類の握りずしを詰め合わせた冷凍パックを急速解凍機の中のターンテーブルにのせる。 急速解凍機の側面に付いた電子パネルに、「品種選択」や「残り時間」などが表示され、「照射中」という文字の下で、赤い丸が点滅している。急速解凍機の中で握りずしの冷凍パックが回転している。 解凍された握りずしの詰め合わせパックのアップ。ネタの色が鮮やかな、サーモンやエビ、ウナギ、タマゴ、イカの握りずしが並んでいる。
ナレーション: 例えば、冷凍のすしを解凍した場合、シャリは適度に温かく、ネタは冷たいという、職人の握りたてのすしのような仕上がりが売りだ。
映像説明: ブースの中で、黒いシャツを着た白髪交じりの男性がインタビューに答える。 黒いシャツを着た白髪交じりの男性がブースの前に集まった来場者を応対している様子。 白い机の上に展示された急速解凍機と商品説明のパネル、真空パックのステーキ肉やパンなどが並んでいる。 急速解凍機の中で握りずしの冷凍パックが回転している。 解凍が終わった握りすしのパックが透明な袋から取り出され、白い机の上に置かれる。
テロップ: 日本ハイコム(にほんはいこむ) 坂入 昌志(さかいり まさし) 企画開発事業部長
坂入企画開発事業部長: (海外で)日本食(にほんしょく)がブームなってて、結構、その、日本食(にほんしょく)を作る職人さんていうのが、教育してもですね、ほかの店に引っ張られちゃう(定着しない)と、いろいろあるので、 冷凍のも、ある、セントラルキッチンで作っといて、それを、お店で解凍して、瞬時に提供したい、という目的で、あの、引き合いが来ております。
映像説明: 日本ハイコム(にほんはいこむ)のブース。白い机の上に、銀色の小型機械と、握りずしのパックの食品サンプルが展示されている。傍らには、複数の言語で作られた会社案内が立てて置かれている。 急速解凍機の前で、坂入企画開発事業部長が来場者に説明をしている。
ナレーション: 注文を受けた分だけを、素早く解凍できるので、事前に解凍しておく必要がない。
映像説明: 黄色地(きいろじ)に赤い文字で「急速解凍処理で食品・食材ロス低減」と書かれたパネルのアップ。
ナレーション: フードロス削減にもつなげたいという。
映像説明: 赤地に白抜きで「startup」と書かれた大きな看板があるエリア。大勢の人でにぎわっている。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 低コストでアップサイクル 生産者の課題に新技術!
テロップ: スタートアップゾーン
ナレーション: 29社が出展したスタートアップゾーン。
映像説明: コルクのフタをした透明な筒状の容器をテーブルに並べて展示しているブース。それぞれの容器の中には、白や黒、茶色など、さまざまな色の粉末が入っている。容器の前には、「タマゴの殻」、「茶ガラ」、「タマネギ」など、粉末の名前を書いたプレートが置いてある。
テロップ: ASTRA FOOD PLAN(アストラ フード プラン)
ナレーション: そのなかで注目されていたのが、こちら。独自の技術で、野菜や果物などを粉末にしたものだ。
映像説明: 透明な筒状の容器と粉末の名前を書いたプレートのアップ。オレンジ色(いろ)の粉末の前には「ニンジン」、薄茶色(うすちゃいろ)の粉末の前には「親ショウガ」、少し黄色がかった薄茶色(うすちゃいろ)の粉末の前には「子ショウガ」、緑色(みどりいろ)の粉末の前には「セロリ」、濃いオレンジ色(いろ)の粉末の前には「柚子」、茶色(ちゃいろ)と黒が混ざった粉末の前には「サツマイモ」と書かれたプレートがある。 ブースの中で、茶色いセミロングヘアの女性が話をしている。
テロップ: ASTRA FOOD PLAN(アストラ フード プラン) 加納 千裕(かのう ちひろ) 社長
ナレーション: 開発したASTRA FOOD PLAN(アストラ フード プラン)の加納(かのう)社長は、この技術で世界のフードロスを解決しようとしている。
映像説明: ブースの中で、茶色いセミロングヘアの加納社長がインタビューに答える。
加納社長: 低コストに、粉末化できるので、ま、食品残さ(しょくひんざんさ)ですとか、規格外農作物(きかくがいのうさくもつ)か、 今までコストをかけられなかった物も、乾燥にできる、っていう技術になってます。
映像説明: 工場内。大型機械の周りに白い衛生帽子をかぶった2人の男性スタッフが立ち、動作を見守っている。
テロップ: 過熱蒸煎機(かねつじょうせんき)
ナレーション: その技術を用いたのが、この、過熱蒸煎機(かねつじょうせんき)。
映像説明: 細かく刻んだ茶色い野菜を、過熱蒸煎機(かねつじょうせんき)の上部にある投入口(とうにゅうぐち)に入れると、少しずつ機械の中に落ちていく。機械の下部に付いている丸いのぞき窓から、風にあおられて舞っている茶色い粉末が見える。
ナレーション: 風味を損なうことなく、栄養を凝縮した粉末に加工することができるというが、
映像説明: 下向きに取り付けられた筒状の過熱蒸煎機(かねつじょうせんき)の排出口から、茶色い粉末がパラパラと落ちてきて、黒いトレーの中に溜まっていく。
テロップ: フードロス削減に つながる方法とは?
ナレーション: この技術が、実際に、どのようにフードロスの削減につながっているのか?
映像説明: 歩道沿いのビルの外観。1階にオレンジ色(いろ)の背景に濃い緑色(みどりいろ)で「𠮷野家(よしのや)」と書かれた看板の店がある。1人の男性が自動ドアにタッチして店内に入っていく。 黒いテーブルの上に置かれた紅しょうが添えられた牛丼のアップ。
ナレーション: ASTRA FOOD PLAN(アストラ フード プラン)が、牛丼のチェーン「𠮷野家(よしのや)」などと共同で行っているのが、
映像説明: 工場の中。白い衛生帽子をかぶり、白衣(はくい)を着た作業スタッフが、横に長い機械の前で作業をしている。皮がむかれた大量のたまねぎが、左から右へと機械の中を進んでいく。 機械の中のアップ。左から右へと機械の中を進んでいく整列したたまねぎが順番に、上から降りてくるアームで芯をくり抜かれていく。周りには、たまねぎの切れ端が散らばっている。
テロップ: 埼玉県 加須市
テロップ: 𠮷野家(よしのや)ホールディングス 東京工場
映像説明: 透明な衛生手袋をはめた手元が、たまねぎの切れ端を手のひらにのせてカメラに向ける。背景には大量のたまねぎの端材(はざい)が入っている青いコンテナが見える。
ナレーション: 工場で廃棄していた、たまねぎの芯の部分などを粉末化し、食品の原材料として利用する取り組み。
映像説明: 野菜の端材(はざい)が入った青いコンテナの前で、白いジャンパーを着てマスクをつけ、メガネをかけた男性がインタビューに答える。
テロップ: 𠮷野家ホールディングス グループ商品本部 千葉 祐二(ちば ゆうじ) HD野菜加工センター長
千葉HD野菜加工センター長: たまねぎの使われない部分に関しましては、1日、700キロ前後、出てるようなかたちになります。
映像説明: 青い衛生手袋をはめたスタッフが、ベルトコンベヤーで流れてくる大量のくし形にカットされたたまねぎから、切れ端や芯を取り除いている。 たまねぎを加工する機械。機械の足元に置かれた薄黄色(うすきいろ)のボックスに、切れ端などが溜まっている。 白いエプロンを着けて青い衛生手袋をはめたスタッフが、機械から出てきたたまねぎの端を、ナイフを使って切り落とし、黄色いコンテナの中にためている。 黄色いコンテナの中に入っているたまねぎの端材(はざい)のアップ。 千葉HD野菜加工センター長が、黄色いコンテナをひっくり返して、中に入っているたまねぎを大きな青いコンテナに移し替える。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): “隠れフードロス”を削減へ 過熱蒸煎機(かねつじょうせんき)の活用
テロップ: 隠れフードロス
ナレーション: 一般的にイメージするフードロスといえば、食品の売れ残りや食べ残しだが、実は、たまねぎの芯など、食品加工の過程で出来る切れ端や規格外の農作物(のうさくぶつ)といった、隠れフードロスは、一般的に知られるフードロスのおよそ4倍にも及ぶと推測されているという。
映像説明: 天井に届くほどの高さがある、過熱蒸煎機(かねつじょうせんき)。上部と下部に1つずつ、丸いのぞき窓が付いている。 下部の丸いのぞき窓から、風にあおられて舞っている茶色い粉末が見える。オレンジ色(いろ)の花丸のイラストと、「ぐるりこ」という文字で構成されたロゴが、丸いのぞき窓に重ねて表示される。
テロップ: ぐるりこ
ナレーション: 過熱蒸煎機(かねつじょうせんき)で作るパウダーは、循環型の、フードサイクルをイメージし、「ぐるりこ」と命名。
映像説明: 透明な筒状の容器に入っている茶色い「ぐるりこ」を、白い皿の上に出している。 白い皿の上の茶色い「ぐるりこ」がアップになる。こげ茶色(こげちゃいろ)や薄い茶色、黒の粉末が混ざっている。
テロップ: ぐるりこ
ナレーション: ASTRA FOOD PLAN(アストラ フード プラン)では、さまざまな企業とともに、この「ぐるりこ」を使ったアップサイクル商品の開発に取り組んでいる。
映像説明: クッキーの外袋のアップ。縦書きで「国産十二穀粉のクッキー」などの文字と「ぐるりこ」のロゴを印字したシールが、外袋の中央に貼られている。横書きで書かれた「プレミアムオニオン」の文字も目立つように印字されている。 白い皿に盛られた1口サイズの茶色いクッキーのアップ。
テロップ: タマネギぐるりこ を使ったクッキー
ナレーション: 新たに開発中なのが、たまねぎパウダーを生地に練り込んだ、クッキーだ。
映像説明: 積み重ねられた段ボールが置かれている部屋。加納社長と白いTシャツを着た黒い髪の女性、白いジャケットを着たショートヘアの女性の3人が、椅子に座って打ち合わせをしている。
テロップ: 千葉県 松戸市
テロップ: シブヤ
映像説明: 加納社長が手ぶりを交えながら真剣な表情で話している。
ナレーション: 10月末(じゅうがつすえ)の発売に向け、加納社長は、販売元の企業を訪れていた。
映像説明: 薄いグレーの机の上に、白い皿に盛られた「タマネギぐるりこ」を使ったクッキーと、透明な筒状の容器に入った「タマネギぐるりこ」が並べて(ならべて)置いてある。周りには、外袋に「塩メープル味」や「ココア味」と書かれたクッキーも置かれている。
ナレーション: 気になる、その味は?
映像説明: 加納社長が白い皿の上にある「タマネギぐるりこ」を使ったクッキーを1枚、口に運ぶ。 白い皿の上に盛られた「タマネギぐるりこ」を使ったクッキーのアップ。
テロップ: ASTRA FOOD PLAN(アストラ フード プラン) 加納 千裕 社長
加納社長: めっちゃ、たまねぎ。 最初に送っていただいた試作品より、全然おいしくなっていますね。
映像説明: 積み重ねられた段ボールが置かれている部屋。加納社長が白いジャケットを着たショートヘアの女性に、「タマネギぐるりこ」が入った透明な筒状の容器を手渡す。女性はコルクのフタを開けて香りを確かめ、指でつまんで味見をする。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 余剰しいたけの可能性∞(むげんだい) 海外展開に挑戦!
テロップ: シブヤ 澁谷 梨絵(しぶや りえ) 社長
ナレーション: 加納社長は、この食品を粉末化する技術は、国内の生産者が、海外展開する際にも役立つと考え、その取り組みにも力を入れている。
映像説明: FOOMA JAPAN(フーマ ジャパン)のASTRA FOOD PLAN(アストラ フード プラン)ブースで、加納社長がインタビューに答える。 テーブルに並べて展示されている、さまざまな種類の「ぐるりこ」を入れた透明な筒状の容器。濃い茶色と薄い茶色、白っぽい「ぐるりこ」が入った容器の前には「シイタケ」、薄いオレンジ色(色)の「ぐるりこ」が入った容器の前には「豚肉」、濃いオレンジ色(いろ)の「ぐるりこ」が入った容器の前には「レモン」、濃い緑色(みどりいろ)の「ぐるりこ」が入った容器の前には「ダイコンの葉」と書かれたプレートが置かれている。 濃い茶色と薄い茶色、白っぽい「ぐるりこ」が入っている容器のアップ。手前に置かれたプレートには「シイタケ」と書いてある。
テロップ: ASTRA FOOD PLAN(アストラ フード プラン) 加納 千裕(かのう ちひろ) 社長
加納社長: 海外にご紹介したい商材としては、しいたけのパウダー(しいたけぐるりこ)がありまして、 もうすでに群馬の、しいたけ生産者さんのところに弊社の過熱蒸煎機(かねつじょうせんき)が導入されています。 で、すごくうまみが強いパウダーなので、外国の料理にも、ま、この、日本(にほん)のだしっていうものを手軽に取り入れていただけると思いますので。
映像説明: 白い雲が浮かんでいる空の下の山道に交わる道。遠くにある山並みが見渡せる。目の前の緩やかな傾斜地には、白い三角屋根のハウスが並び、オレンジピンクの背景にしいたけのイラストなどが描かれた看板が立っている。 画面右下の四角い枠に群馬県の地図が表示される。東に栃木県下が隣接している。県内の南西にある安中市(あんなかし)が赤い星印で示されている。
テロップ: 群馬県 安中市(あんなかし)
テロップ: 妙義ナバファーム(みょうぎなばふぁーむ)
映像説明: 菌床しいたけ(きんしょうしいたけ)を栽培しているハウスの中。水色の作業服を着て黒いマスクをつけた女性スタッフが、棚に並んだ菌床(きんしょう)から、しいたけを収穫している。
ナレーション: こちらの農場では、年間およそ1,500トンの菌床しいたけ(きんしょうしいたけ)を生産している。
映像説明: 青いコンテナに入っている収穫されたしいたけのアップ。 メガネをかけて水色の作業服を着た男性スタッフが、ビニール袋が敷かれた段ボール箱いっぱいの干ししいたけを梱包している。男性スタッフの後ろには、キャスター付きのパレットの上に段ボール箱がいくつも積み重ねられているのが見える。 段ボール箱に詰めた干ししいたけのアップ。軸が付いた形のままで乾燥している。
ナレーション: そのうち100トンほどが、規格外などで、そのままでは販売できないため、干ししいたけに加工されていた。
映像説明: 菌床(きんしょう)が並ぶ棚の前で、メガネをかけて水色の作業服を着た男性がインタビューに答える。胸の前に、しいたけが生えた菌床(きんしょう)を持っている。 工場の作業風景。薄いピンク色(いろ)の衛生帽子をかぶり水色の作業服を着た女性スタッフが、しいたけをプラスチックのトレーに詰めている。 透明フィルムで包装したしいたけのパックが、大量に緑色(みどりいろ)のコンテナに入っている。 再び、菌床(きんしょう)が並ぶ棚の前で、メガネをかけて水色の作業服を着た男性がインタビューに答える。
テロップ: 妙義ナバファーム 黛 紀昭(まゆずみ のりあき) 社長
黛社長: 何とか(なんとか)しなければいけない、といったなかで、ちょうどこの過熱蒸煎機(かねつじょうせんき)のお話をいただきまして、あの、非常に、こう、興味が沸いたと。 われわれも、ちょっとこう、海外への輸出とか、あと国内で乾燥しいたけの需要も減っているなかで、何か違ったかたちで、しいたけを、皆さんに、食べていただければと。
映像説明: 工場内。水色の帽子をかぶり、水色の作業服を着て、マスクをつけた黛社長と白い衛生キャップをかぶり、マスクをつけ、背中に「ASTRA(アストラ)」のロゴが入ったTシャツを着た男性スタッフが、青いコンテナの中を見ながら話をしている。青いコンテナには、細かく刻まれたしいたけが大量に入っているのが見える。 白い衛生キャップをかぶり、マスクをつけ、黒いTシャツを着た男性スタッフが、細かく刻んだしいたけを、スコップで過熱蒸煎機(かねつじょうせんき)の投入口(とうにゅうぐち)へ入れていく。
ナレーション: 「しいたけぐるりこ」は、干ししいたけのように、使用前に水で戻したり、加熱したりする必要がない。
映像説明: 下向きに取り付けられた筒状の過熱蒸煎機(かねつじょうせんき)の排出口。排出口の下にはクリーム色(いろ)のコンテナが置かれ、濃い茶色のしいたけの粉末がたまっている。 クリーム色(いろ)のコンテナに、排出口から出てきたしいたけの粉末がたまっていく様子のアップ。
ナレーション: そのため、簡単に、いろいろな料理に加えることができる。
映像説明: 過熱蒸煎機(かねつじょうせんき)が稼働している様子を、白い衛生キャップをかぶり「ASTRA(アストラ)」のロゴが入ったTシャツを着た男性スタッフらが真剣なまなざしで見つめている。 細かく刻んだしいたけが入った青いコンテナの前で、水色の帽子をかぶり、水色の作業服を着て、マスクをつけた黛社長と白い衛生キャップをかぶり、マスクをつけ、「ASTRA(アストラ)」のロゴが入ったTシャツを着た男性スタッフが話をしている。そばに白い衛生キャップをかぶり、マスクをつけ、黒いTシャツを着た男性が立ち、2人の話を聞いている。
ナレーション: ジェトロの支援などを活用し、ASTRA FOOD PLAN(アストラ フード プラン)と共同で、ヨーロッパ市場をターゲットに輸出を目指している。
映像説明: 透明なガラスの引き戸がある建物の前で、加納社長がインタビューに答える。
テロップ: ASTRA FOOD PLAN(アストラ フード プラン) 加納 千裕 社長
加納社長: 生産者さんの収益が上がって、日本(にほん)の農業の持続可能性っていうところにつなげるプロジェクトへ取り組んでいきたいと思っております。
映像説明: FOOMA JAPAN(フーマ ジャパン)の中のスタートアップエリアに設置されたステージで、加納社長がプレゼンをしている。傍らのモニターには「過熱水蒸気とは」と題された説明資料が表示されている。 ASTRA FOOD PLAN(アストラ フード プラン)のブースで加納社長が女性来場者の応対をしている。うなずきながら女性来場者の話を聞いている。
ナレーション: 食の課題に意欲的に取り組む加納社長のもとには、海外からの問い合わせも増えているという。
映像説明: クリーム色(いろ)の壁の室内。銀色の大型機械の前で加納社長がインタビューに答える。 FOOMA JAPAN(フーマ ジャパン)のASTRA FOOD PLAN(アストラ フード プラン)のブース。テーブルに並べて展示されている、透明な筒状の容器に入ったさまざまな種類の「ぐるりこ」。それぞれ容器の前には、種類の名前が書かれたプレートが置いてある。 妙義ナバファームの工場。水色の帽子をかぶり、水色の作業服を着て、マスクをつけた黛社長と、白い衛生キャップをかぶり「ASTRA(アストラ)」のロゴが入ったTシャツを着た男性スタッフが、青いコンテナの中の細かく刻んだしいたけを見ながら打ち合わせをしている。 過熱蒸煎機(かねつじょうせんき)が稼働している様子。細かく刻んだしいたけが、上部の投入口(とうにゅうぐち)から内部へ落ちていき、粉末になって排出口から出てくる。 シブヤの、天井に届きそうなほど段ボール箱が積み上げられた室内。加納社長と白いTシャツを着た女性、澁谷社長が談笑している。
テロップ: ASTRA FOOD PLAN(アストラ フード プラン) 加納 千裕 社長
加納社長: たまねぎのご要望で中東のほうから、話が来てるのもありますし、 あとはリンゴの搾りかす、ま、ジュースとかの搾りかすなんですけれども、そういったものを乾燥して、ま、機能性食品として使えないかということで、ニュージーランドからの話も来ております。 ま、世界でも、いろいろな、隠れフードロス、発生していますので、ま、機械の輸出、えー、食品パウダーの、この「ぐるりこ」の輸出っていうところでも、えー、貢献していきたいと思っております。
映像説明: 水色のグラデーション背景画。画面の右側で地球の陸地部分だけが点描され、中が空洞になった地球儀のグラフィックイメージが回転している。
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