“魅惑の国”ヨルダンが秘める可能性 日本企業が水不足を解決!?

2023年08月31日

安定的な経済成長を続ける、中東の国、ヨルダン。親日的な人も多く、街には日本の製品も多く並ぶ。こうしたなか、日本企業が新たに挑戦しようとしているのが、水不足の解決に向けた取り組み。画期的な節水ノズルを開発した日本のスタートアップが販路開拓を目指している。

(9分00秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: 高い所から見下ろした、なだらかな傾斜地にクリーム色(いろ)の四角い建物がひしめき合っている街並み。無数の建物の中にひときわ高いポールが立っていて、先端に掲げられたヨルダンの国旗が風になびいている。 四角い建物が建つ傾斜地のふもとには、現地語の看板を掲げた雑居ビルが建ち並び、道路を車が絶え間なく行き交っている。

テロップ: 魅惑の国 ヨルダン

ナレーション: 魅惑の国といわれる中東、ヨルダン。

映像説明: 砂漠にそびえ立つ、岩壁が削られた巨大な遺跡。赤茶色のゴツゴツとした岩肌の中には、彫刻された柱が並ぶ神殿のような造りも見える。遺跡に続く道を、リュックサックを背負った観光客たちが歩いていく。

テロップ: 世界遺産

ナレーション: 世界遺産の遺跡と、

映像説明: 高い所から眺めた、雲1つない青空の下に広がるビル群。中心には群を抜いて高いビルが2棟並んでいる。

テロップ: 近代的な街並み

ナレーション: 近代的な街並みが混在する。

映像説明: 街なかの商店。店先には商品を詰めた木箱などが並び、店内ではひげを生やした男性店員がTシャツを着た子どもたちと話をしている。 別の商店。カウンターには山盛りのナッツが入った籠が置かれ、その奥で、男性店員が作業をしている。

ナレーション: 同じ中東のドバイなどに比べ、いまひとつ馴染みはないが。

映像説明: 街なかに掲げられている、日本の自動車メーカーや電機メーカー、飲食店のロゴが次々に映し出される。

テロップ: 日本の製品

ナレーション: 実は、街には、日本の製品があふれている。

映像説明: 飲食店が立ち並ぶ通り。通路の上に建物のあいだに渡された棒に複数の布が張られ、屋根のようになっている。黒いヒジャブをかぶった女性が笑顔でインタビューに答える。

黒いヒジャブをかぶった女性・英語: (日本は)世界一、秩序のある国だと思います。

映像説明: 街なかを走る車の車内。男性が運転しながら、親指を立てたポーズを後部座席のカメラに向ける。

運転手の男性・アラビア語: 日本ってサイコー!

映像説明: 紺色のスーツを着た短髪の日本人男性(にほんじんだんせい)が街なかを歩く姿や十数人のビジネスパーソンと会議に参加している姿が映し出される。

ナレーション: そんなヨルダンで、新たなビジネスを展開しようとする日本企業(にほんきぎょう)が。

映像説明: 走る車の車窓風景。青空の下にどこまでも続く広大な砂漠が広がっている。

テロップ: 深刻な水不足

ナレーション: 挑戦するのは、ヨルダンが直面している、深刻な水不足。

映像説明: 茶色い長机(ながづくえ)が置かれた商談スペース。紺色のスーツを着た短髪の日本人男性(にほんじんだんせい)と、メガネをかけた短髪の男性が並んで座り、向かい側に座るベージュ色(いろ)のジャケットを着た男性の話を真剣な表情で聞いている。 フォーラム会場。大型スクリーンの前で、紺色のスーツを着た短髪の日本人男性(にほんじんだんせい)と黒のスーツを着て水玉模様のネクタイをした男性が向かい合ったあと、握手をする。 高層ビルの屋内。紺色のスーツを着た短髪の日本人男性(にほんじんだんせい)とメガネをかけた短髪の男性が、大きなガラス窓の前に立ち、地上に広がるビル群を眺めている。

テロップ: “魅惑の国”ヨルダンが秘める可能性 日本企業(にほんきぎょう)が水不足を解決!?

ナレーション: 課題解決に貢献し、チャンスをつかむことができるのか。日本企業(にほんきぎょう)の奮闘に迫る。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。各国のさまざまな人々の笑顔や、農作物(のうさくぶつ)を収穫している様子、ガントリークレーンが並んでいる港、緑色(みどりいろ)の仏像、小型飛行機や新幹線、バイクなどの乗り物や生き物など、世界中のいろいろな写真が現れて白い画面を埋めていく。連なった写真に重なるように世界地図の CGが浮かび上がり、中央に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: さまざまな高さの石柱が点在する遺跡。すぐ後ろの傾斜地には、クリーム色(いろ)の建物がひしめき合う街の風景が広がっている。画面右下の四角い枠にヨルダンの地図が表示される。北部にあるアンマンの位置が赤い星印で示されている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 魅惑の国 ヨルダン 知られざる親日国

ナレーション: 砂漠に囲まれた国、ヨルダン。

映像説明: トマトやズッキーニ、ナスなどを山積みにした露店、カメラに笑顔を向ける店番の男性たち、白いヒジャブをかぶった女性が買い物をする姿など、市場(いちば)の様子が次々に映し出される。(映像提供:Embassy of Jordan in Japan(エンバシー オブ ヨルダン イン ジャパン))

テロップ: ヨルダン 国土:日本の約4分の1 人口:約1,100万人(いっせんひゃくまんにん) 出所:世界銀行(2022年)

ナレーション: 国土は日本のおよそ4分の1。北海道ほどの面積に、1,000万人以上が暮らす。

映像説明: 砂漠にそびえ立つ赤茶色の巨大な遺跡。アーチや柱などで構成された神殿のような造りが、岩肌から削り出されている。周りには観光客の姿が小さく見える。 遺跡内部の映像。砂岩(さがん)をくり抜いて造られた赤茶色の壁には柱や兵士の像が刻まれ、床には白っぽい砂がたまっている。(映像提供:Embassy of Jordan in Japan(エンバシー オブ ヨルダン イン ジャパン))

テロップ: ペトラ遺跡

ナレーション: 2000年以上前に築かれ、世界遺産に登録されたペトラ遺跡や、

映像説明: オレンジ色(いろ)の夕日が、湖の水面に反射して光の筋を作っている。 湖に夕日がさし込むなか、半ズボンをはいた男性がリラックスした様子で仰向けに浮かんでいる。

テロップ: 死海(しかい)

映像説明: 背中に観光客を乗せたラクダの列が、砂漠を進んでいく。 リュックサックを背負った女性が、大きな石柱の遺跡にカメラを向けている。 空中から撮影した砂地に広がる城跡。(映像提供:Embassy of Jordan in Japan(エンバシー オブ ヨルダン イン ジャパン))

ナレーション: イスラエルとの国境にある死海(しかい)は、中東でも大人気の観光スポット。毎年200万人近くが訪れている。

映像説明: 走る車からの車窓風景。整備された街なかの車道をたくさんの車が走っていく。道の先には建設中の高層ビルなどの街並みが広がっている。

テロップ: ヨルダン 実質GDP成長率 2.5% 出所:世界銀行(2022年)

ナレーション: 年間の経済成長率は2.5%と、安定的な成長を遂げている。

映像説明: 宝石店。ガラスショーケースに金色のさまざまなデザインのネックレスなどが飾られている。店内では頭にヒジャブを巻いた女性が買い物をしている。

テロップ: ショッピングモール

ナレーション: ショッピングモールで買い物をしたり、

映像説明: 交通量が多い通り沿いに自動車メーカーのロゴを掲げたビルが並んでいる。

ナレーション: 外国産の車でドライブする人も増えた。

映像説明: 白い車の後部が映り、3つのだ円が組み合わさったTOYOTAのエンブレムがズームアップされる。

テロップ: 日本車(にほんしゃ)が人気

ナレーション: 特に人気なのは日本の車。

映像説明: 「TOYOTA」や「NISSAN」、「SUZUKI」のロゴを掲げた建物が次々に映し出される。

ナレーション: 大通りには、TOYOTAやNISSAN、SUZUKIなど、日本のメーカーがずらり。

映像説明: 飲食店が立ち並ぶ通りの一角。木目調の外観に英文字で「Uncle Osaka(アンクル オーサカ)」、「JAPANESE SWEETS(ジャパニーズ スイーツ)」と書かれた店の外観。 日本語の「大阪おじさん」の文字と白いコック帽をかぶったキャラクターのイラストで構成されたロゴのアップ。

テロップ: Uncle Osaka(アンクル オーサカ) チーズケーキ専門店

ナレーション: 車だけではない。こちらの「大阪おじさん」と書かれたお店では。

映像説明: 飲食店が立ち並ぶ通りを背に、白いシャツを着て、ひげを生やした男性がインタビューに答える。Uncle Osaka(アンクル オーサカ)のロゴがプリントされた袋を持っている。

白いシャツを着て、ひげを生やした男性・英語: 日本のチーズケーキとワッフルを買いました。

映像説明: ピンク色のポロシャツを着てメガネをかけた男の子がインタビューに答える。

ピンク色のポロシャツを着てメガネをかけた男の子・英語: 僕はアイスクリーム入りの餅まんじゅうにしました。

映像説明: Uncle Osaka(アンクル オーサカ)の店内。レジカウンター横のショーケースには、ホールのチーズケーキが並んでいる。 赤い紙皿に盛りつけられたチーズケーキ。カットした断面は薄い黄色(きいろ)で、茶色く色づいた表面にはコック帽をかぶったキャラクターの焼き印が押されている。

テロップ: オリジナルチーズケーキ 2.5ヨルダンディナール(約500円)/1カット

映像説明: 別の赤い紙皿。ソースが入った2つの丸いカップと、10個のたい焼きが盛りつけられている。

テロップ: ミニたい焼き 2.5ヨルダンディナール(約500円)/1セット(いちせっと)

ナレーション: ヨルダンで、今、大ブームになっているこの店では、スフレタイプのふわふわなチーズケーキやたい焼きなど、日本のスイーツが大人気だ。

映像説明: 飲食店が立ち並ぶ通りでインタビューに答えたヒジャブをかぶった女性や白いシャツを着て、ひげを生やした男性がカメラに向かって笑顔で手を振り、立ち去る。

ナレーション: 実はヨルダンは、親日的な人が多い国。

映像説明: 日本とヨルダンの国旗の前で、紺色のスーツに赤紫色のネクタイをしたアブドッラー2世国王と、濃紺のスーツに青のストライプのネクタイをした岸田(きしだ)首相が笑顔で握手をしている写真。(写真提供:首相官邸)

テロップ: アブドッラー2世 国王

テロップ: 岸田首相

ナレーション: 両国の要人が頻繁に行き交う(ゆきかう)など、結びつきは強く、

映像説明: 鮮やかな緑色(みどりいろ)のテーブルクロスがかかった長机(ながづくえ)を挟んで、アブドッラー2世国王と、岸田(きしだ)首相が会談をしている写真。机上には、日本とヨルダンの小さな国旗が飾られている。 鮮やかな緑色(みどりいろ)のテーブルクロスがかかった長机(ながづくえ)に座り、話をしている様子のアブドッラー2世国王。(写真提供:首相官邸)

テロップ: アブドッラー2世 国王

ナレーション: アブドッラー2世国王は、日本に14回も訪れている。

映像説明: 走る車の車窓風景。広大な砂漠の中に、農作物(のうさくぶつ)を栽培している土地や建物が点在している。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 水不足が深刻なヨルダン 課題解決がビジネスに

ナレーション: そうしたヨルダンに、日本の企業が進出している場所がある。

映像説明: 道幅が広い車道を走る車の車窓風景。画面左下の四角い枠にヨルダンの地図が表示される。北部にあるマフラクの位置が赤い星印で示されている。

ナレーション: 首都アンマンから車で1時間ほどの場所にある、マフラク。

映像説明: 砂地に設置された、コンクリート製で胸の高さほどある四角いため池。その上を屋根のように覆う十数列の太陽光パネルの隙間から、ため池に日がさしている。 水色のTシャツを着てジーンズをはいた男性が、ため池に向かって歩いて行く。地面から伸びるパイプが、ため池の中に水を放出している。

テロップ: エンバイオ社(日本)とODASCO社(オダスコしゃ)(ドバイ)が 共同出資して運営

ナレーション: 町のはずれにあるこの施設は、日本とドバイの企業が共同出資して運営している。

映像説明: 地面から出たパイプが伸びる先に、砂地を掘り、黒いシートを張って造成した大きなため池がある。

テロップ: 地下水のくみ上げ

ナレーション: 行われているのは、地下水のくみ上げだ。

映像説明: 砂ぼこりが舞うなか、青いタンクローリーが走っていく。 砂地に作られた畑。緑色(みどりいろ)の農作物(のうさくぶつ)を、青いポロシャツを着た男性が収穫している。 畝に沿って地面に置かれたホースから、農作物(のうさくぶつ)に向かって水が流れていく。(映像提供:エンバイオ)

ナレーション: ろ過などの処理を行い、住宅地や学校、さらに農園などに供給している。

映像説明: 高い所から撮影した砂岩(さがん)が連なった砂漠の風景。 空中から撮影した赤茶色一色の砂岩(さがん)地帯。

テロップ: 水資源が少ない国

ナレーション: 国土の8割以上が砂漠のヨルダンは、世界で最も水資源の少ない国といわれている。

映像説明: 砂ぼこりが舞う砂漠。つむじ風が起こっている。

ナレーション: めったに雨が降らないうえ、給水のある日も限られている。

映像説明: 砂漠に建つ四角い住宅。屋上に設置された白いタンクがズームアップされる。

ナレーション: 家庭で使う水は、屋上にあるタンクにためておくのが一般的だ。

映像説明: 砂地を掘り、黒いシートを張って造成した大きなため池の前で、作業服を着てひげを生やした男性がインタビューに答える。

テロップ: 施設の従業員

施設の従業員・アラビア語: 夏の暑さが本当に厳しくて、しかも雨の降る時期は限られています。 年間で2~(から)3ヵ月だけです。

映像説明: 木製の扉がある小屋。6畳ほどの広さで、水色のTシャツを着てジーンズをはいた男性がカメラを招き入れる。 電力を変換する直方体の機械が7台、壁に設置されている。

ナレーション: しかし、エネルギー資源の多くを輸入に頼り、電気がとても高額なため、水のくみ上げも高コストにならざるをえない。

映像説明: 砂地を掘り、黒いシートを張って造成した大きなため池の横に、大型の太陽光パネルが20枚ほど設置されている。

テロップ: 太陽光発電

ナレーション: そのため、この水のくみ上げ施設では、太陽光発電でつくったエネルギーを使用。施設の責任者は。

映像説明: 砂漠地を走る車の車内。薄水色のポロシャツを着てメガネをかけた男性が、運転しながらインタビューに答える。 地中から水をくみ上げるパイプがズームアップされる。 砂地を掘り、黒いシートを貼って造成した大きなため池に、パイプから勢いよく放出された水が流れ込むんでいる。 風に揺れる水面が太陽の光を反射してきらきらと輝いている。

テロップ: ヨルダンでの運営会社 AL AZAR(アル アザール) ラエド・アブ・サマハ 副社長

ラエド副社長・英語: 見ての通りヨルダンは砂漠ばかりです。 ヨルダンでは水資源は、お金と同じくらい重要です。 手に入れた水を使ってビジネスの交渉もできます。

映像説明: 満杯に水がたまったコンクリート製のため池の様子。中央部分で勢いよく水しぶきがあがっているのが見える。 高い所から撮影した砂漠。真ん中を走る道路の脇に、太陽光パネルと砂地を掘り、黒いシートを張ったため池が見える。

ナレーション: 実は、いま、水不足への対策として、こうした民間企業が持つノウハウに期待が高まっている。

映像説明: フォーラム会場のロビー。「ヨルダン」、「日本」の文字と、ペトラ遺跡や五重塔のイラストが描かれ、液晶モニターが掲げられた大きなパネルが設置されている。 会場内。聴衆席の円卓に座る人たちがステージにある大型スクリーンに注目している。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 独自技術で水問題に貢献 日本企業(にほんきぎょう)の挑戦

テロップ: 2023年7月 ヨルダン・日本ビジネスフォーラム 主催:Jordan Strategy Forum(ヨルダン ストラテジー フォーラム) 駐日ヨルダン大使館 経済産業省 在ヨルダン日本国(にほんこく)大使館 ジェトロ

ナレーション: 7月、アンマンで行われたビジネスフォーラム。

映像説明: 円卓の上に飾ってあるイラストカード。「Energy & Water」の文字と手の上に載せられた地球や風力タービン、滴(しずく)などのイラストがズームアップされる。

ナレーション: 大きなテーマの1つが、水不足への取り組み。

映像説明: ステージにある大型スクリーンに映し出されたグラフを聴衆席にいる人たちが見つめている。 パネルディスカッションの様子。ビーカーに蛇口から水を注いでいる映像が流れる大型スクリーンの前で、メガネをかけた短髪の男性ら登壇者が椅子に座っている。

ナレーション: 日本とヨルダン双方から、60名を超えるビジネスパーソンが出席し、限られた水資源をどう有効に使うか、議論が交わされた。

映像説明: 頭に白いヒジャブを巻いて白いジャケットを着た女性が、演台(えんだい)に立ち、スピーチをしている。

テロップ: Jordan Strategy Forum(ヨルダン ストラテジー フォーラム) ネスリン・バラカト CEO

ナレーション: 現地の事情に詳しい、経済団体のCEOは。

映像説明: ペトラ遺跡や日の丸、五重塔のイラストが映し出された大型スクリーンの前で、バラカトCEOがインタビューに答える。

バラカトCEO・英語: ヨルダンでは水を節約する技術は、とても重要です。 世界で最も水が足りない国の1つです。 水を節約する技術は、家庭だけでなく、企業や都市部で特に重要です。

映像説明: 会場内。紺色のスーツを着た短髪の日本人男性(にほんじんだんせい)が、真剣なまなざしでステージを見つめている姿や談笑している姿が映し出される。

テロップ: DG TAKANO(ディージー タカノ) 高野 雅彰(たかの まさあき) 社長

ナレーション: 熱心に話を聞いている、こちらの男性。金属加工を専門にするスタートアップ、DG TAKANOの高野社長。

映像説明: フォーラム会場。円卓の席に着いた高野社長が、銀色の小型製品を手に持ちながらインタビューに答える。

テロップ: DG TAKANO 高野 雅彰(たかの まさあき) 社長

高野社長: これは、あのー、海外向けの(製品)、バブル90です。国内とは違うタイプですね。 節水の、あのー、デバイスを作ってます。

映像説明: バブル90のイメージ映像。黒い背景の中、蛇口から水が出ている。 先端に取り付けられたバブル90を、真横や真下など、さまざまな角度から映している。 ノズルの噴出口からスローモーションで水が出てくるアップの映像。水の玉を勢いよく連続して放出することで、1本の水流に見えていることが分かる。(映像提供:DG TAKANO)

ナレーション: 彼らが開発したのは、節水ノズル。

映像説明: バブル90を取り付けた蛇口から水が出ている様子。 バブル90を取り付けた蛇口から出た水が、シンクに差し出した手のひらに当たって弾けている。

テロップ: DG TAKANOの節水ノズル 通常の蛇口に比べて約9割を節水

ナレーション: 取り付けるだけで、通常の蛇口に比べて、およそ9割の水を節約できる。

映像説明: DG TAKANOの工場。グレーのパーカーを着て黒いマスクをつけた男性が電動ドライバーを使ってバブル90にナットを取り付けている。

テロップ: 大阪府 東大阪市

ナレーション: 町工場(まちこうば)のノウハウから生まれた、画期的な製品だ。

映像説明: フォーラム会場。高野社長と短髪でメガネをかけた男性が、前に立つ、スーツを着た後ろ姿の男性の話をうなずきながら聞いている。

ナレーション: 水資源が足りないヨルダンで需要があると見込んだ高野さん。

映像説明: ステージの上。大型スクリーンの前に並んだ白い椅子に短髪でメガネをかけた男性が座っている。隣に座る登壇者とアイコンタクトをとりながら、スピーチをする。

テロップ: DG TAKANO アレクサンダー・ナイデノフ さん

ナレーション: 海外営業を担当するアレクサンダーさんと共に、市場調査のため、この国を初めて訪問した。

映像説明: 会場内。高野社長とアレクサンダーさんが、バラカトCEOと話をしている。それぞれ、手には交換した名刺を持っている。

ナレーション: 水関連の事業にも詳しい、経済団体のCEOにも直接アピール。

映像説明: アレクサンダーさんがインタビューに答える。傍らに立つ高野社長が、大きくうなずきながら話を聞いている。

テロップ: DG TAKANO アレクサンダー・ナイデノフ さん

アレクサンダーさん: うちの商品を、研究開発するか、 ま、あのー、ヨルダン政府と、あのコンタクトするような、お話、できてました。

映像説明: 商談スペース。高野社長とアレクサンダーさんが並んで座り、向かいにベージュ色(いろ)のジャケットを着た男性が座っている。

ナレーション: フォーラム後に行われた、現地企業との商談では。

映像説明: ベージュ色(いろ)のジャケットを着た男性の話を、高野社長とアレクサンダーさんが真剣な表情で聞いている。

テロップ: 現地企業の担当者

現地企業の担当者・英語: まず試してみないと分かりませんね。サンプルをもらえないですか。

映像説明: アレクサンダーさんがバブル90をベージュ色(いろ)のジャケットを着た現地企業の担当者に手渡す。

アレクサンダーさん・英語: こちらをどうぞ。

映像説明: フォーラム会場のロビーで、グレーのスーツを着て赤いネクタイをした男性がインタビューに答える。

テロップ: 現地企業の担当者

現地企業の担当者・英語: 私たちは日本の製品を信頼しています。 将来、彼らと協力できると信じています。

映像説明: 商談スペース。高野社長とアレクサンダーさんの向かいに、黒のパンツスーツを着たロングヘアーの女性が座る。 商談スペース。グレーのスーツを着て赤いネクタイをした現地企業の担当者の話に高野社長とアレクサンダーさんが耳を傾けている。

ナレーション: 節水に簡単にアプローチできる商品に関心も高く、サンプルの依頼も相次いだ。

映像説明: フォーラム会場。ステージにある大型スクリーンの前で、高野社長と黒のスーツを着て水玉模様のネクタイをした男性が並んで立ち、向かい合って握手をする。

テロップ: ヨルダン ユーゼフ・アリ・シャマーリ 産業貿易供給相(さんぎょうぼうえききょうきゅうそう)

ナレーション: さらに産業や貿易を担当する大臣にも直接PRし、好感触を得たという。

映像説明: 窓に茶色いブラインドが取り付けられた広い会議室。10人以上のビジネスパーソンが会議テーブルに着いている。中央に座る高野社長とアレクサンダーさんが顔を見合わせて話している。

ナレーション: 一方で、課題も見えてきた。

映像説明: 満杯に水がたまったコンクリート製の四角いため池。水車(すいしゃ)で水が巻き上げられ、、勢いよくしぶきがあがっている。 砂地を掘り、黒いシートを張って造成した大きなため池。パイプから放出された水がたまっていく。

テロップ: ヨルダンの地下水 硬度が非常に高く 石灰などで目詰まりが起きやすい

ナレーション: それは、ヨルダンの水質。地下水は硬度が非常に高く、石灰などで蛇口の目詰まりが起きやすいという。

映像説明: 商談スペース。アレクサンダーさんと並んで座る高野社長がインタビューに答える。

テロップ: DG TAKANO 高野 雅彰(たかの まさあき) 社長

高野社長: ヨルダンの水の、水質がすごく、悪くて、あのー、水を、流したらですね、 あのー、ま、スケール(カルシウムやマグネシウム)だとか、あの、ま、えっと、小さなごみみたいなのが、ま、流れてくると。 実際に蛇口をひねって、手を入れたときに、やっぱり残るんですね。 ここに、あのー、カルキみたいなものが。

映像説明: 四角い建物の屋上についているフタを、水色のTシャツを着てジーンズをはいた男性が持ち上げる。 中をのぞき込むと、底の方に水がたまっているのが見える。

ナレーション: さらに近年は、地下水も減り、雨水も減少。水資源は枯渇する一方だ。

映像説明: 洗面台で黒地に白い花柄の半袖の服を着た人物が水を出したまま手を洗っている。 ピンク色のパーカーを着た女性が、台所のシンクで食器についた洗剤の泡を洗い流している。(映像提供:European Investment Bank(ヨーロピアン インベストメント バンク))

ナレーション: しかしまだ、節水への意識が低い人も多く、官民一体となった改革が必要だという。

映像説明: 花が飾られたフォーラム会場のロビーで、高野社長がインタビューに答える。 砂地を掘り、黒いシートを張って造成した大きなため池にパイプから勢いよく放出された水がたまっていく。 再び、花が飾られたフォーラム会場のロビーで、高野社長がインタビューに答える。

テロップ: DG TAKANO 高野 雅彰(たかの まさあき) 社長

高野社長: 水がないって言ってる割にですね、すごいたくさん水を使っていると。ま、それをすごく感じて。 節水の意識が低いというか、無いので。 国としては、やっぱりその、水不足の大きな、影響って、すごい受けてるので、 ちゃんと、やっぱりその、国と、あの連携してやっていきたいなって。 効果、効果を出せるんじゃないかなっていうふうに思ってます。

映像説明: 高い所から撮影した砂漠。太陽光パネルと砂地を掘り、黒いシートを張ったため池が見える。 商談スペース。高野社長とアレクサンダーさんが現地企業の担当者と商談をしている。 高野社長とアレクサンダーさんが高層ビルの窓から地上に広がるビル群を眺めている。 さまざまな高さの石柱が立つ遺跡に、太陽の光がさし込んでいる。

ナレーション: ヨルダンが直面している水不足。その課題解決に秘められた大きな可能性。ビジネスチャンスをつかむことはできるのか。今後に注目だ。

映像説明: 水色のグラデーション背景画。画面の右側で地球の陸地部分だけが点描され、中が空洞になった地球儀のグラフィックイメージが回転している。

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