火山大国 日本! 地熱発電にひかり ‐日本とニュージーランドの融合へ‐
2023年02月16日
「世界は今」のアクセシビリティ対応について
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火山大国である日本の地熱資源量は世界第3位。しかし、その豊富な資源を十分に生かせていないのが現状だ。一方、同じく火山国のニュージーランドは地熱資源量が日本の6分の1以下にもかかわらず、発電量は日本の約2倍、国内の電力量の約20%を地熱発電でまかなっている地熱利用先進国。近年、日本で地熱発電量を増やそうとする動きがあるなか、地下の解析を行うニュージーランドの企業が日本へ進出した。彼らは日本の地熱発電に何をもたらすのか? 日本の地熱発電の今を取材した。
(10分39秒)
テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。
映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。
映像説明: スタジオ。横長の薄い黄緑色(きみどりいろ)の背景モニターに緑色(みどりいろ)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。手前にもスタンド付きモニターがある。モニターには木々(きぎ)が茂った敷地内に白い蒸気が立ち上る銀色のパイプラインが設けられ、道路の上のパイプラインは四角いトンネル状になっている映像が映し出されている。スタジオ中央には後ろで髪を編みこんでまとめた女性キャスターが座っている。白い花柄の水色のワンピースに白いカーディガンを着ている。
女性キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ
映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)のコンピューターグラフィックスを背景にした女性キャスターのウエストショット。
テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)
江連(えづれ)キャスター: 火山国日本の発電に生かせる、地熱資源量は世界第3位ですが、まだまだ活用されていません。
映像説明: 江連(えづれ)キャスターが左のほうに体の向きを変える。画面左側に手を前で軽く組んだ江連(えづれ)キャスターが写り、右側にモニターがある。モニターには、白い壁際にパソコンなどが置かれた白いテーブルが設けられた部屋で水色、白、黄色(きいろ)のチェック柄の赤茶色のシャツを着て青いゴム手袋をはめた外国人男性がパソコンのモニターに向かい座っている映像、白い壁の研究室の中で透明のドーム状のかさの下にメーターがついた機械を白衣(はくい)を着た白髪混じりの外国人男性が作業をしている映像、赤い2つのハンドルがある円筒の形をした装置を囲む鉄柵の前の砂利道を緑色(みどりいろ)のヘルメットをかぶった青と紺色のジャンパーを着た男性とダークグレーのスーツ姿の男性が歩いている映像、鉄の部材で支えられた地面から伸びる赤い2つのハンドルと1つの水色のハンドルがついた円筒の形をした装置の映像が映し出されている。
江連(えづれ)キャスター: そうしたなか、地熱発電の先進国、ニュージーランドの企業も日本に進出しています。彼らは豊富なエネルギー資源の開発にどう関わってくるのでしょうか。
テロップ: 火山大国 日本!地熱発電にひかり ‐日本とニュージーランドの融合へ‐
映像説明: 走っている車の車窓風景。遠くに連なる山が見える広大な草原。緑(みどり)の葉が茂った木々(きぎ)の合間に数頭の牛が見える。 走っている車の車窓風景。木製の杭にワイヤーが張られた囲いが設けられた傾斜がある牧草地。黒や白、茶色のたくさんの牛が傾斜を下っている。奥には茂った木々(きぎ)が見える。 別の牧草地。たくさんの羊たちが広大な地面に生えた草を食べている。
サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): クリーンエネルギー大国NZ(ニュージーランド) 地熱発電の最前線!
ナレーション: 南半球、大小の島からなる国、ニュージーランド。日本の4分の3ほどの国土に、およそ512万人が暮らす。人の数より羊が多いと言われている農業大国だ。
映像説明: 白っぽくなった地面から白い蒸気が立ち上っている。奥に茂った森があり、画面手前には3人の人物の後ろ姿が見える。 樹木越しに見える白っぽくなった地面から白い蒸気が立ち上っている様子。地面の手前に架かる橋には多くの人が見物しているのが見える。 点々と低木が茂っている赤土のゴツゴツした岩場から白い蒸気が立ち上っている。 濃いグレーがかり、段になっている濡れた地面。一部分から白い蒸気が立ち上っている。
テロップ: クリーンエネルギー
ナレーション: 長年、国をあげて取り組んでいるのは、クリーンエネルギーの開発。なかでも力を入れているのが地熱発電。ニュージーランドは世界有数の火山国で地熱資源が豊富。
映像説明: 空中から撮影した映像。奥に茂った木々(きぎ)が見える広大な草地の手前に銀色のパイプがたくさん張り巡らされた発電所が建っている。冷却塔の円筒の形をした煙突から大量の白い蒸気が立ち上っている。建物のあいだには道路が通っている。
ナレーション: これを有効利用した地熱発電が国内電力の20%ほどを占めているのだ。
映像説明: 点々と樹木が生えた広大な草地。敷地内にはパイプラインが伸びていて電線を張った鉄塔が立っている。冷却塔の円筒の形をした煙突から大量の白い蒸気が立ち上っているのが見える。画面左側には、茂った木々(きぎ)と木の柵が見える。画面右下の四角い枠内に南北にある2つの島からなるニュージーランドの地図が黄緑色(きみどりいろ)で表示される。北島の北部に位置するオークランドが赤い丸印で示され、中央に位置するタウポが赤い星印で示さていれる。
ナレーション: 多くの地熱発電所が点在するタウポには、世界で2番目に稼働したワイラケイ地熱発電所やテミヒ地熱発電所などがある。
映像説明: 大きな樹木が植えられた敷地内の道路を走行する車のワイパーが稼働したフロントガラスからの映像。前方には銀色のパイプラインがあり、その先に大量の白い蒸気が上がっているのが見える。道路の先には両脇に赤いカラーコーンが数個ずつ置かれ、道路脇から黒い車がバック走行で道路に出ようとしている。
ナレーション: 今回、特別に案内されたのはワイラケイ発電所につながる熱水(ねっすい)の井戸付近。
映像説明: 鉄柵越しに広がる樹木が植えられた草地に設けられた白い蒸気が立ち上るパイプラインの前。黒とオレンジ色(いろ)のジャンパーを着て肩にかかるくらいのウェーブがかかった赤茶色の髪の外国人女性がインタビューに答える。 奥に茂った木々(きぎ)が見える金網で囲われた草地。広大な敷地に伸びたパイプラインからは白い蒸気が立ち上っている。道路の上を通る数本のパイプラインは四角いトンネル状に曲がっている。
テロップ: GNSサイエンス 地質学研究チーム サマンサ・アルカラス リーダー
アルカラスリーダー・英語: ここワイラケイ地熱フィールドでは、谷間にパイプラインが多くあり、 ここの地熱は60年以上にわたって生産され、(発電所は)順調に稼働しています。
映像説明: 「地熱発電のしくみ」と題されたコンピューターグラフィックス。画面左側に茶色、グレー、オレンジ、黄色(きいろ)、赤が幾重にも重なった地層のイラストが描かれている。1番下のギザギザになった赤い部分には「地熱貯留層」と書かれている。地表から地中半ばほどまで刺さった2本のグレーの棒が縦に描かれ、地盤から出ている先端には白い三角形が描かれている。左側のグレーの棒には上向きの白い矢印が示され、「生産井(せいさんせい)」と書かれている。右側の棒には下向きの白い矢印が示され「還元井(かんげんせい)」と書かれている。画面中央には「気水分離器」と書かれたグレーの四角い枠が描かれている。グレーの四角い枠から左側に2本の棒が伸びていて先端に描かれた白い逆三角形が「還元井(かんげんせい)」と「生産井(せいさんせい)」と書かれた白い三角形と向かい合うようになっている。画面右側にはクリーム色(いろ)の枠があり、枠の下に「発電所」と書かれている。枠内には「発電機」と書かれた上部に出っ張りがある白い四角形と「タービン」と書かれた蝶ネクタイのような形をした白い図形を囲むグレーの四角形が描かれている。画面中央の「気水分離器」と書かれたグレーの四角形と「タービン」と書かれたグレーの四角形がグレーの線でつながっていて2つの白い矢印が書かれている。さらに「タービン」と書かれたグレーの四角形から右側へ棒が伸び「発電所」と書かれたクリーム色(いろ)の枠外へ伸びている。「タービン」と書かれた蝶ネクタイのような形をした白い図形と「発電機」と書かれた白い四角形が白い線でつながっている。画面右上には「送電線」と書かれた2基の鉄塔のイラストが描かれていて、「発電機」と書かれた白い四角形の出っ張り部分から伸びる白い線でつながっている。
ナレーション: 地熱発電では、
映像説明: 画面左側の「地熱貯留層」、「生産井(せいさんせい)」、「還元井(かんげんせい)」と書かれた部分のみが明るく示され、ほかの部分は暗く表示される。「生産井(せいさんせい)」と書かれたグレーの棒が「地熱貯留層」側から「気水分離器」の方向へ紫色に変化していく。「生産井(せいさんせい)」と書かれた地盤に刺さった棒の部分に「熱水(ねっすい)・蒸気」の文字が表示される。
ナレーション: 地下2,000メートルほどの深さにある200度以上の地熱資源を、
映像説明: 中央部分の「気水分離器」と書かれた部分のみが明るく示され、ほかの部分は暗く表示される。紫色に変化した「生産井(せいさんせい)」とつなぐ棒から「気水分離器」と書かれたグレーの枠内の上半分も紫色に変わり、下半分の両側部分が青、中央部分が赤に変化し、「タービン」と書かれた枠につながるグレーの線も右側に向かって赤に変化していく。
ナレーション: 熱水(ねっすい)と蒸気に分け、
映像説明: 画面右側の「発電所」と書かれたクリーム色(いろ)の枠の部分のみが明るく示され、他の部分は暗く表示される。赤に変化した「気水分離器」と「タービン」をつなぐ線から「タービン」と書かれたグレーの枠とクリーム色(いろ)の枠外に伸びる棒も赤に変化していく。赤に変化した「気水分離器」と「タービン」をつなぐ線の部分に「蒸気」の文字が表示される。
ナレーション: 蒸気でタービンを回して発電する。
映像説明: ふたたび画面左側の「地熱貯留層」、「生産井(せいさんせい)」、「還元井(かんげんせい)」と書かれた部分のみが明るく示され、ほかの部分は暗く表示される。「気水分離器」から伸びる「還元井(かんげんせい)」とつながる棒が「気水分離器」側から「地熱貯留層」の方向へ青に変化していく。「還元井(かんげんせい)」と書かれた地盤に刺さった棒の部分に「熱水(ねっすい)」の文字が表示される。
ナレーション: 分けられた熱水(ねっすい)は地下に戻すため、地熱資源を枯渇させないサステナブルな発電方法だ。
映像説明: 窓があり、時計が掛けられた白い壁の研究室のなか。壁際に作業台が設けられ、さまざまな機材が置かれている。壁面に設けられたガラス扉の棚にはたくさんの容器類や瓶などが並べられているのが見える。部屋の中央に置かれた台の上にはパソコンや計量器、プラスチックボトルなどが置かれていて白いパイプ状の装置のアームが天井から伸びている。
テロップ: GNSサイエンス
ナレーション: この地熱資源の位置を特定する技術を持つのが、GNSサイエンス。地質や火山などを研究する、国が所有している企業だ。
映像説明: グレーの扉がある白い壁の研究室。壁際にはオフホワイトの棚や書類ロッカー、茶色の作業台が置かれている。部屋の中ほどにはモニターが付いた四角い機械を置いた白い作業台が設けられている。作業台の横で黒いTシャツを着て眼鏡をかけた丸刈り頭の外国人男性が手ぶりを交えて話すのを、白衣(はくい)を着てオレンジ色(いろ)とグレーの手袋をして眼鏡をかけた白髪混じりの外国人男性が聞いている。2人ともメガネの上に保護メガネを重ねてかけている。 白衣(はくい)を着た男性が作業台に置かれたメーターがついた機械を操作している様子。機械の上部には透明のドーム状のかさがついたパイプが天井から伸びている。周りにはスイッチやモニターがついた四角い機械などが置かれ、金属製の筒の上部に英語で「DANGER」と書かれたプレートが貼られた機械が見える。
ナレーション: ここには地質学者や地球物理学者などの専門家が多く所属しているため、見えない地下の調査やデータ解析を通じて、
映像説明: 白い壁際にパソコンなどが置かれた白いテーブルが設けられた部屋。水色、白、黄色(きいろ)のチェック柄の赤茶色のシャツを着て青いゴム手袋をはめた外国人男性がパソコンのモニターに向かい、座っている。壁には元素周期表や白黒の写真が貼られている。 パソコンのモニターに白黒の地中の解析画像が映し出されている。 「6. Conceptual Model」と題された火山の地下のマグマだまりや熱水(ねっすい)の様子を描いたイラスト。「figure7」という文字に続いて英語で説明文が書かれている。
ナレーション: 熱水(ねっすい)が眠る位置を正確に見つけ出すことができるという。この技術によって、掘削する回数を減らすことができ、
映像説明: パイプラインが伸び、電線を張った鉄塔が立っている広大な草地。円筒の形をした冷却塔から白い蒸気が立ち上っている。 茂った木々(きぎ)の合間にグレーの四角い施設が立ち、白い蒸気が上がるパイプラインや鉄塔などが設けられている。画面手前には木々(きぎ)に囲まれた貯水池のようなものが見える。
ナレーション: 開発のコストや周辺の温泉などへの環境負荷を最小限に抑えることができるのだ。
映像説明: 茂みの前に建てられた英語で「wairakei」と書かれた案内看板。タウポの地図と周辺の施設の場所が示されている。 木々(きぎ)に囲まれた大きな温泉。何人かの水着姿の男女が青緑色(あおみどりいろ)の温泉につかり、くつろいでいる。
ナレーション: タウポでは発電所と温泉施設との共存にも成功しているという。
映像説明: 鉄柵越しに広がる樹木が植えられた草地に設けられた白い蒸気が立ち上るパイプラインの前。黒とオレンジ色(いろ)のジャンパーを着たアルカラスリーダーが手ぶりを交えてインタビューに答える。 金網のフェンス越しの広大な敷地に設けられたパイプライン。奥には茂った木々(きぎ)が見える。 樹木が植えられた草地があり、設けられたパイプラインから白い蒸気が立ち上っている。
テロップ: GNSサイエンス 地質学研究チーム サマンサ・アルカラス リーダー
アルカラスリーダー・英語: GNSの役割はすべてのデータを集めてモデルを構築し、 クライアントや関係者が資源を保護し、長期間エネルギーを供給し、 持続できるための最善の判断をくだせるよう支援することです。
映像説明: 白い壁の研究室。天井から伸びたパイプの先についた透明のドーム状のかさの下にメーターがついた機械が置かれている。機械が置かれた作業台の上にはスイッチやモニターがついた四角い機械や英語で「DANGER」と書かれたプレートが貼られた機械なども置かれている。作業台の前に白衣(はくい)を着た白髪混じりの男性が立ち、手ぶりを交えて話をしている。メーターがついた機械の前で白衣(はくい)を着た白髪混じりの男性が作業をしている。 白い壁の研究室の別の一角。水道が備え付けられた作業台に置かれた機械の周りにはプラスチックボトルなどが置かれている。
ナレーション: そして、これらの技術やノウハウを海外展開しているのだ。
映像説明: 曇り空の下。画面手前に黄色い手すりの階段が設けられた折れ曲がった複数のパイプラインがあり、奥には円筒の形をした冷却塔が並んでいる。
ナレーション: そんなGNSサイエンスが、今注目しているのは日本。
映像説明: 雲が浮かぶ空の下。木々(きぎ)が茂った山の合間から白い蒸気が立ち上っている。その映像を背景に「世界の地熱資源量」と題されたCGが表示される。第1位が米国、第2位がインドネシア、第3位が日本で、4位から7位までのあいだは「・(中黒点)」が縦に3つ並び、第8位がニュージーランドと示されている。(出所:資源エネルギー庁の資料を基に作成)
ナレーション: 実は、日本の地熱資源量は、アメリカ、インドネシアに次ぐ世界第3位。
映像説明: 水色の太平洋を中心に陸地がクリーム色(いろ)で塗られた世界地図。ニュージーランドと日本の横に赤でそれぞれ「ニュージーランド」、「日本」と文字が表示されている。ニュージーランドから東南アジア、日本、カムチャツカ半島、アラスカの南部、南北のアメリカ大陸の西岸の太平洋を取り囲む地域が赤く帯状に示され、「環太平洋火山帯」という文字が表示される。
ナレーション: 加えて、同じ環太平洋火山帯に属しているニュージーランドとの地質学的な共通点もある。
映像説明: 金色の屏風が置かれた部屋で屏風の前に設けられた白い布をかけた横長のテーブルに黒いスーツを着た外国人男性とグレーのスーツを着た白髪の日本人男性(にほんじんだんせい)が覚書をそれぞれ手元に置き、テーブルに座っている写真。テーブルの上には日本とニュージーランドの小さい国旗が交差するように立てて置かれている。テーブルに座る外国人男性の後方には、短髪の外国人男性と2人の日本人男性(にほんじんだんせい)、白髪の日本人男性(にほんじんだんせい)の後方には2人の日本人男性(にほんじんだんせい)が立っている。(写真提供 JOGMEC(ジョグメック))
テロップ: 2015年7月 日本と地熱開発の技術協力推進のMOU(エムオーユー)締結
ナレーション: そこで、2015年7月に日本と地熱開発の技術協力推進のための覚書を交わした。
映像説明: 広場に設けられた数十席ほどのいすにスーツ姿の日本人男性(にほんじんだんせい)や外国人の男女などが座っている写真。ステージの周りには金属製のトーラスで組まれた柱などが設けられ、いすに座る男女の頭上にはたくさんの鯉のぼりがつるされている。奥には木々(きぎ)が茂っているのが見える。いすに座る男女たちは黒いステージの上に設けられた白い演台(えんだい)で話す赤と紺色の細かいチェック柄のベージュのジャケットを着たセミロングヘアの外国人女性へ視線を向けている。 写真が切り替わる。赤いステージの前で先ほどの写真で演台(えんだい)で話していたセミロングヘアの外国人女性など8人の外国人と日本人(にほんじん)の男女が笑顔で手に持ったそれぞれの木づちで酒が入った樽のフタを割っている写真。背後には黒いパネルに白色のシダの葉っぱをモチーフにしたロゴと英語で「NEW ZEALAND」の文字が書かれている。(写真提供 駐日ニュージーランド大使館)
テロップ: ニュージーランド アーダーン 前首相
ナレーション: さらに、2022年5月には日本に拠点を設立。 その狙いについて、チーフサイエンティストのウィルソンさんは。
映像説明: 研究室。置かれている機器に光がともっている。その前に座る、さまざまな色の細かい水玉模様の黄色い襟付きシャツを着た短髪の外国人男性がインタビューに答える。 広場の講演会場の横で、グレーのスーツを着て資料の紙が入ったクリアファイルなどを持った白髪混じりの日本人男性(にほんじんだんせい)とその横に立つスーツ姿の日本人男性(にほんじんだんせい)を囲むようにベージュのチェック柄のジャケットを着て黒いズボンをはいたアーダーン前首相を含む4人ほどの外国人男女が立って、青い車を見ている写真。全員マスクをつけている。車の屋根やボンネット部分などはカットされていて内部の座席や機械が見えている。白髪混じりの日本人男性(にほんじんだんせい)の左に立つ青のスーツを着た外国人男性が車を2本の指で指し示している。2人の男性のそばでアーダーン前首相が車体のドアのような青い部分を右手で触っている。 写真が切り替わる。ステージの前でアーダーン前首相を囲んでマスクを外した6人の男性が並んでいる。前列にいるアーダーン前首相の右には青いスーツに赤いネクタイの外国人男性と黒いスーツを着たウィルソンチーフ、左側には黒いジャケットを着た短髪の日本人男性(にほんじんだんせい)、後列にはスーツ姿の3人の日本人男性(にほんじんだんせい)が並んで笑顔を見せている。
テロップ: GNSサイエンス ゲイリー・ウィルソン チーフサイエンティスト
ウィルソンチーフ・英語: 地質環境が似ているだけでなく、エネルギー生産の転換が必要であるという点で、 日本の仲間と一緒に仕事をすることは本当に簡単な選択でしたし、 両国が注目しているのは地熱なのです。
映像説明: 曇り空の下。道路沿いの敷地内に4階建てのクリーム色(いろ)の外壁をした建物などが建っている。道路を走行していた1台のグレーの軽自動車が右折して駐車場に入って行く。駐車場の出入り口には「湯沢市役所」と書かれた縦型の看板が立っている。画面右下の四角い枠内に秋田県の地図が緑色(みどりいろ)で表示される。東側に岩手県、南側に山形県が隣接していて、秋田県の南東部に位置する湯沢市が赤い星印で示されている。
サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): サステナブルな“地熱のまち”へ 温泉地の新たな挑戦!
ナレーション: その日本で地熱発電に力を入れているのは、秋田県湯沢市。
映像説明: 川の両側に草木が生えた岩壁がそびえる峡谷。岩の隙間からは白い蒸気が立ち上っている。川に沿って木の杭と紐で作られた手すりが設けられた歩道が奥へと続き、3人の人物が写真を撮っているのが見える。
ナレーション: この地域一帯は、地熱資源が豊富だ。
映像説明: 木々(きぎ)に囲まれた施設を空から撮影した写真。敷地内の施設にはグレーの屋根の建物が6棟あり、クリーム色(いろ)の円筒の形をした12基の冷却塔や2つの円柱の形をした施設などがある。(写真提供 湯沢市)
テロップ: 上の岱地熱発電所
ナレーション: 現在、この資源を有効活用した、上の岱地熱発電所と、
映像説明: 黄緑、赤、オレンジ、黄色(きいろ)と色鮮やかに色づいた木々(きぎ)に囲まれている施設の写真。敷地内には赤茶色の屋根の2棟の建物や白い蒸気が上がる円筒の形をした10基の冷却塔、パイプライン、送電用の鉄塔などが設けられている。(写真提供 湯沢地熱)
テロップ: 山葵沢地熱発電所(わさびざわちねつはつでんしょ)
ナレーション: 山葵沢地熱発電所(わさびざわちねつはつでんしょ)がある。
映像説明: 上部に窓がある白い壁の庁舎内。白とピンク色の横長の看板が掲げられている。看板には湯沢市の地図から顔を出す白い布がついた編みがさをかぶったゆるキャラと英語で「WELCOME」、日本語で「ゆざわジオパークへようこそ」、「地熱のまち“ゆざわ”」の文字が書かれている。
ナレーション: 「地熱のまち」をスローガンに掲げ、地熱発電でまちの活性化を目指しているという。
映像説明: 白と青の格子柄のパネルの前。パネルには2つの山と両手をあげた人をモチーフにしたロゴや、「湯沢市」、「ゆざわジオパーク」、「YUZAWA CITY」の文字などが書かれている。ダークグレーの細いストライプ入りのスーツに白と赤のラインが入った紺色のネクタイをした男性がインタビューに答える。
テロップ: 湯沢市 企画課 地域活力振興班 佐々木 訓(ささき さとる) 班長
佐々木班長: この地域では地熱の発電の熱量が、ま、相当数あるというのが、ま、調査から明らかになっておりますので、 地熱発電に向けた動きを展開しているという形になってます。
映像説明: 曇り空の下。木々(きぎ)が伐採され、切り株が残る山の中腹。奥に緑(みどり)の木々(きぎ)が茂っていて遠くには山が見える。
テロップ: かたつむり山
映像説明: 切り株が残る山の手前が整地され、一部がコンクリートで固められていて、こげ茶色(こげちゃいろ)の屋根付きの鉄柵の中に赤い2つのハンドルがある円筒の形をした装置が設置されている。ダークグレーのスーツを着て緑色(みどりいろ)のヘルメットをかぶった男性と青と紺色のジャンパーを着て緑色(みどりいろ)のヘルメットをかぶった男性が装置のほうに向かって歩いていく。2人ともマスクをつけている。
ナレーション: さらに、今、湯沢市内にある「かたつむり山」の中腹で3基目となる地熱発電所の建設が進められている。
映像説明: こげ茶色(こげちゃいろ)の屋根付きの鉄柵の前。コンクリートの上に水がたまり、奥に緑(みどり)の木々(きぎ)が茂っているのが見える。青と紺色のジャンパーを着て眼鏡をかけ、緑色(みどりいろ)のヘルメットをかぶった男性に、ダークグレーのスーツを着てグレーと青のネクタイを締め、眼鏡をかけ、緑色(みどりいろ)のヘルメットをかぶった男性が身ぶりを交えて話をしている。2人ともマスクをつけている。
テロップ: 小安地熱 内田 淳(うちだ じゅん) 社長
ナレーション: この発電所を開発、運営するために設立されたのが、小安地熱だ。
映像説明: クリーム色(いろ)の壁の部屋。壁に飾られた雲が浮かび、緑(みどり)の陸地と海岸部の衛星写真の前で、グレーと青のネクタイを締めたワイシャツの上に胸元に青で「小安地熱」と書かれたベージュの作業服を着て眼鏡をかけた内田社長がインタビューに答える。
内田社長: 海外では、もう100年以上運転してる地熱発電所もございますんでですね、 それと、あの、ま、天候に左右されないってこともありますし、 ベースロードのね、電源として、あの、非常に有望な電源だというふうに考えております。
映像説明: 川の両側に草木が生えた岩壁がそびえる峡谷。岩の隙間から熱湯が吹き出し、白い蒸気が立ち上っている。川に沿って木の杭と紐で作られた手すりが設けられた歩道が奥へと続き、何人かの観光客が吹き出す熱湯や立ち上る白い蒸気を眺めたり、写真を撮っている。
テロップ: 小安峡大噴湯(おやすきょう だいふんとう)
ナレーション: その一方で、懸念されるのは、周辺にある人気の観光スポット小安峡大噴湯(おやすきょう だいふんとう)や
映像説明: 石の壁の浴場。ベージュの湯口から温泉が浴槽に流れ出ている。
ナレーション: 小安峡温泉(おやすきょうおんせん)にある旅館の湯量の減少だ。
映像説明: 雪が降り積もるなか、2階がベージュで1階が黒い外壁の建物が立っている。窓には黒い面格子が設置されていて、三角屋根の出入り口には「阿部旅館」と書かれた木製の看板が掲げられている。建物の右側には雪に覆われた車が駐車されている。 木製の壁で丸い石を敷き詰めた浴槽の浴場。壁の隅に積み重ねられた石の湯口から温泉が浴槽に注がれている。 大きさや形が異なるこけしが置かれたベージュの壁の部屋。紺色の丸首の服を着て眼鏡をかけ、白いひげを生やした男性が話をしている。
ナレーション: 自前の温泉井戸を持つ旅館を半世紀以上営んできた阿部さんは、当初は地熱発電所について懐疑的だったと話す。
映像説明: 大きさや形が異なるこけしが置かれたベージュの壁の部屋。紺色の丸首の服を着て眼鏡をかけ、白いひげを生やした阿部オーナーがインタビューに答える。 川の両側に草木が生えた岩壁がそびえる小安峡大噴湯(おやすきょう だいふんとう)。岩の隙間から熱湯が吹き出し、白い蒸気が立ち上っている。川に沿って木の杭と紐で作られた手すりが設けられた歩道が奥へと続き、3人の観光客が吹き出す熱湯や立ち上る白い蒸気を眺めている。 岩の隙間から熱湯が横に吹き出している様子。 大きさや形が異なるこけしが置かれたベージュの壁の部屋。阿部オーナーが話を続ける。
テロップ: 阿部旅館 阿部 司(あべ つとむ) オーナー
阿部オーナー: 賛成か反対かというと反対の立場っていうかその気持ちが強かったですね。 小安峡温泉(おやすきょうおんせん)っていうのは、小安大噴湯(おやすだいふんとう)っていう全国に類の見ない名所があるんですよ。 (熱湯と蒸気が)横に吹き出してる。それが止まっちゃうと、いう心配も、すごくこう思ってて。
映像説明: 山の中腹。こげ茶色(こげちゃいろ)の屋根付きの鉄柵の中に赤い2つのハンドルがある円筒の形をした装置が設置されている。鉄柵の前で、ダークグレーのスーツを着て眼鏡をかけ、緑色(みどりいろ)のヘルメットをかぶった内田社長と青と紺色のジャンパーを着て緑色(みどりいろ)のヘルメットをかぶった男性が装置を見ている。内田社長が話をしている。2人ともマスクをつけている。
ナレーション: そこで小安地熱と湯沢市は温泉施設などと定期的に話し合いの場を持ち、地元の理解に努めたという。
映像説明: クリーム色(いろ)の壁の部屋。壁に飾られた雲が浮かび、緑(みどり)の陸地と海岸部の衛星写真の前で、胸元に青で「小安地熱」と書かれたベージュの作業服を着て眼鏡をかけた内田社長がインタビューに答える。 山の中腹。コンクリートで固められた地面から赤い2つのハンドルがついた太いパイプが立ち上がり、上部に水色のハンドルがある円筒の形をした装置が設置されている。 木製の壁で丸い石を敷き詰めた浴槽の浴場。壁の隅に積み重ねられた石の湯口から温泉が浴槽に注がれている クリーム色(いろ)の壁の部屋。壁に飾られた雲が浮かび、緑(みどり)の陸地と海岸部の衛星写真の前で、内田社長が話を続ける。
内田社長: あの私ども(当社)のあの発電に必要な蒸気は、 あの地下2,000メーター以上のところから採って参りますので、 温泉の、ま、鉱脈とはちょっと、ま、深さが違うというか、そういったところもですね、理解してもらいながら、あの進めて参りました。
映像説明: 大きさや形が異なるこけしが置かれたベージュの壁の部屋。阿部オーナーが話をしている。
ナレーション: 阿部さんが地熱発電所を受け入れる気持ちになったのは、
映像説明: 山の中腹。ハンドルがある円筒の形をした装置が設置されている。 奥に窓がある石と木製の壁の浴場。ベージュの湯口から温泉が浴槽に流れ出ている。浴槽の手前には黄色い5個の風呂おけが2段に積み重ねて置かれている。
ナレーション: 発電で利用した後の熱水(ねっすい)は地下に戻される仕組みだと理解したことと、万が一に備えた具体的な取り組みもあったからだ。
映像説明: 大きさや形が異なるこけしが置かれたベージュの壁の部屋。阿部オーナーがインタビューに答える。 雪が降る中、雪が積もった山のそばの露天風呂。こげ茶色(こげちゃいろ)の塀や岩の浴槽の周りに雪が積もっている。 木製の壁で丸い石を敷き詰めた浴槽の浴場。壁の隅に積み重ねられた石の湯口から温泉が浴槽に注がれている。
阿部オーナー: ま、(温泉の)お湯が例えば出なくなった少なくなったと、いった場合に、それを、ま、補償、 今まで出ている分(量を)、供給してくれるという、ま、話にこうなって、ま、ある程度、安心感があって。
映像説明: 山の中腹。こげ茶色(こげちゃいろ)の屋根付きの鉄柵の中に赤い2つのハンドルがある円筒の形をした装置が設置されている。鉄柵の前で、ダークグレーのスーツを着て眼鏡をかけ緑色(みどりいろ)のヘルメットをかぶった内田社長に青と紺色のジャンパーを着て眼鏡をかけ、緑色(みどりいろ)のヘルメットをかぶった男性が、手ぶりを交えて話をしている。2人ともマスクをつけている。 コンクリートで固められた地面に、鉄の部材に支えられた赤い2つのハンドルと1つの水色のハンドルがついた円筒の形をした装置が設置されている。
サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 日本とNZ(ニュージーランド)の力が融合! さらに広がる地熱発電
ナレーション: 小安地熱が住民説明会で賛成を得て2021年に掘削したのが、こちらの生産井戸。
映像説明: 雲が浮かぶ青空の下。山の中腹の整地された土地の一部がコンクリートで固められ、水色のハンドルがついた円筒の形をしたものを鉄の部材が支えている赤い2つのハンドルがある装置と高さがその半分ほどの2つの円筒の形をした装置が設置されている。奥に木々(きぎ)が茂っているのが見える。手前で上下ベージュの作業服を着て眼鏡をかけ白いヘルメットをかぶった内田社長と茶色いコートを着てウェーブがかかった茶色の髪に緑色(みどりいろ)のヘルメットをかぶった外国人女性が話をしている。
ナレーション: 2021年に3ヵ月間の噴気試験を行うと、地熱資源量は、およそ15,000キロワットの電力に相当するとの試算が出た。
映像説明: 山の中腹。鉄の部材に支えられた赤い2つのハンドルと1つの水色のハンドルがついた円筒の形をした装置が設置されている。
テロップ: 約28,000世帯 の電力
ナレーション: この試算の通りなら、年間を通じて一般家庭、およそ28,000世帯の電力を賄うことができる。そこで行われたのが、試算の第三者評価。
映像説明: すりガラスで仕切られた部屋。すりガラスの向こうにはソファやテーブルなどが見える。ダークグレーのスーツに白と紫色の斜めストライプ柄のネクタイを締め、眼鏡をかけた短髪の男性が茶色いテーブルの前に座り、ノートパソコンに向かっている。
テロップ: GNSサイエンス 今村 吉文 カントリーマネージャー
ナレーション: これを担当したのが、地質や地熱資源量の解析などを得意とするニュージーランドのGNSサイエンスだった。
映像説明: 白い文字で、英語で「GNS SCIENCE」の文字とロゴが書かれた濃いピンク色の壁の前。眼鏡を外した今村カントリーマネージャーがインタビューに答える。
今村カントリーマネージャー: 日本(にほん)の地熱開発業者さんから、必要な、あのデータを見せていただいて、 それが正しいかどうかっていうのを解析させていただいたと。
映像説明: 白い壁際にパソコンなどが置かれた白いテーブルが設けられた部屋。水色、白、黄色(きいろ)のチェック柄の赤茶色のシャツを着て青いゴム手袋をはめた外国人男性がパソコンのモニターに向かい、座っている。壁には元素周期表や白黒の写真が貼られている。パソコンのモニターには白黒の地中の解析画像が映し出されている。
ナレーション: 解析の結果は、小安地熱の地熱資源量の試算を裏付けるものだった。
映像説明: クリーム色(いろ)の壁の部屋。壁に飾られた雲が浮かび、緑(みどり)の陸地と海岸部の衛星写真の前で、胸元に青で「小安地熱」と書かれたベージュの作業服を着て眼鏡をかけた内田社長がインタビューに答える。 曇り空の下。木々(きぎ)が伐採され切り株が残る山の中腹。奥に緑(みどり)の木々(きぎ)が茂っていて遠くには山並みが見える。土地の一部が掘られ、グレーのシートを張り、水がためられている。 クリーム色(いろ)の壁の部屋。壁に飾られた雲が浮かび、緑(みどり)の陸地と海岸部の衛星写真の前で、内田社長が話を続ける。
テロップ: 小安地熱 内田 淳(うちだ じゅん) 社長
内田社長: われわれ(当社)がこう考えていた、あの地下のですね、状況と、えー、それが、ま、第三者であるGNSサイエンス様が、あの見て、 われわれ(当社)のそのモデルとですね、「合ってるよ」というところの、こう、ま、答え合わせをするふうといいますかね。 親会社であります出光興産が、あのこの事業をですね、FID(最終投資決定)するのにですね、 非常に迅速で、かつ的確なですね、あの内容でございまして大変助かっております。
映像説明: 山の中腹。こげ茶色(こげちゃいろ)の屋根付きの鉄柵の中に赤い2つのハンドルがある円筒の形をした装置が設置されている。鉄柵の前で、青と紺色のジャンパーを着て眼鏡をかけ、緑色(みどりいろ)のヘルメットをかぶりマスクをつけた今村カントリーマネージャーがダークグレーのスーツを着て緑色(みどりいろ)のヘルメットをかぶった内田社長に手ぶりを交えて話をしている。
ナレーション: 発電所建設に値するとの確証を得たことで建設へのゴーサインが出せたわけだ。
映像説明: 白を背景に「かたつむり山発電所イメージ図」と題されたコンピューターグラフィックス画像。4つのグレーの土地に設備のイラストが描かれている。「還元基地」と書かれた設備、「生産基地」と書かれた5基の鉄塔のようなものがある設備、「発電基地」と書かれたグレーの長方形の建物とベージュと茶色のカマボコ型の建物がある設備、「駐車場等」と書かれた土地の近くに「生産・還元基地」と書かれたパイプのようなものがつながった機械がある設備が、それぞれパイプラインのようなもので順につながっている。各施設は林道でもつながっている。「発電基地」のグレーの長方形の建物に「冷却塔(高さ:約13m)」、ベージュと茶色のカマボコ型の建物に「発電設備建屋(たてや)(高さ:約10m」と書かれた線吹き出しが書かれている。(画像提供 小安地熱)
ナレーション: 2027年3月の運転に向け、
映像説明: 曇り空の下。木々(きぎ)が伐採され、切り株が残る山の中腹。奥に緑(みどり)の木々(きぎ)が茂っていて遠くには山並みが見える。土地の一部が掘られ、グレーのシートを張り、水がためられている。
ナレーション: 今後、建屋など施設が造られていく予定だ。地熱のまちを目指す湯沢市では、
映像説明: 白いパーティションがある部屋。白い机を挟んで、ダークグレーの細いストライプ入りのスーツに白と赤のラインが入った紺色のネクタイをした佐々木班長とグレーのスーツに青のネクタイを締め、眼鏡をかけた男性が向かい合って座り、話をしている。2人ともマスクをつけている。
ナレーション: 新たな地熱発電所の計画も進めているという。
映像説明: 白と青の格子柄のパネルの前。パネルには2つの山と両手をあげた人をモチーフにしたロゴや、日本語で「湯沢市」、「ゆざわジオパーク」、英語で「YUZAWA CITY」の文字などが書かれている。佐々木班長がインタビューに答える。
テロップ: 湯沢市 企画課 地域活力振興班 佐々木 訓(ささき さとる) 班長
佐々木班長: 1つの地域で現在、環境影響調査中ということで地熱発電に向けた調査を行ってます。 もう1つ別の地域では、まさに地熱発電に向けた調査を行っておりまして、 ま、順調にいくと、さらに2つの地熱発電が、ま、運転開始をするというふうになってます。
映像説明: 山の中腹の砂利の土地。青と紺色のジャンパーを着て眼鏡をかけ、緑色(みどりいろ)のヘルメットをかぶった今村カントリーマネージャーが手ぶりを交えて話をしている。
テロップ: GNSサイエンス 今村 吉文 カントリーマネージャー
ナレーション: GNSサイエンスの今村さん。
映像説明: 山の中腹。こげ茶色(こげちゃいろ)の屋根付きの鉄柵の中に赤い2つのハンドルがある円筒の形をした装置が設置されている。鉄柵の前で、ダークグレーのスーツを着て眼鏡をかけ、緑色(みどりいろ)のヘルメットをかぶった内田社長と青と紺色のジャンパーを着て緑色(みどりいろ)のヘルメットをかぶった今村カントリーマネージャーが話をしている。2人ともマスクをつけている。
ナレーション: 今後は湯沢市や日本各地の発電所開発に貢献したいと考えている。
映像説明: 白い文字で英語で「GNS SCIENCE」の文字とロゴが書かれた濃いピンク色の壁の前。ダークグレーのスーツに白と紫色の斜めストライプ柄のネクタイを締めた今村カントリーマネージャーがインタビューに答える。 白い壁際にパソコンなどが置かれた白いテーブルが設けられた部屋。水色、白、黄色(きいろ)のチェック柄の赤茶色のシャツを着て青いゴム手袋をはめた外国人男性がパソコンのモニターに向かい、座っている。壁には元素周期表や白黒の写真が貼られている。 パソコンのモニターには白黒の地中の解析画像が映し出されている。 白い壁の研究室。天井から伸びたパイプの先についた透明のドーム状のかさの下にメーターがついた機械が作業台に置かれている。白衣(はくい)を着てメガネの上に保護メガネを重ねてかけ、オレンジ色(いろ)とグレーの手袋をした外国人男性が機械の前で作業をしている。作業台に置かれた機械の周りにはプラスチックボトルなどが置かれている。 白い文字で英語で「GNS SCIENCE」の文字とロゴが書かれた濃いピンク色の壁の前。今村カントリーマネージャーが話を続ける。
今村カントリーマネージャー: ま、一般的な話ですけども、日本(にほん)は、地上(発電所建設)は優れていて、で、ニュージーランドは地下(解析)が優れている。 地下の地熱の貯留層をGNSが中心になってしっかり把握をしまして 掘削をしたときの成功確率が非常に高いと、 その技術とか知見の一部でもですね、日本(にほん)で活用していただければ 日本(にほん)の地熱の成功確率っていうのが非常に高まると思います。 10年以上かかるといわれている地熱の開発も短くなるんじゃないのかなと思います。
映像説明: 曇り空の下。木々(きぎ)が伐採され、切り株が残る山の中腹。奥に緑(みどり)の木々(きぎ)が茂っていて遠くには山が見える。 白い壁の研究室。白衣(はくい)を着てメガネの上に保護メガネを重ねてかけ、オレンジ色(いろ)とグレーの手袋をした外国人男性が作業台に置かれたメーターがついた機械を操作している。 白い壁際の白いテーブルに置かれたパソコンのモニターに白黒の地中の解析画像が映し出されている。 樹木が植えられた草地に設けられた白い蒸気が立ち上る銀色のパイプラインの前で、アルカラスリーダーが手ぶりを交えて話をしている。後方にも白い蒸気が立ち上っているのが見える。 山の中腹。茶色の屋根付きの鉄柵の中に赤い2つのハンドルがある円筒の形をした装置が設置されている。鉄柵の前で、ヘルメットをかぶり、マスクをつけた内田社長とヘルメットをかぶった今村カントリーマネージャーが話をしている。
ナレーション: 地熱資源大国、日本。ニュージーランドの技術やノウハウと融合することで、今後、地熱発電の大国になる可能性を秘めている。
映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。緑(みどり)を基調とした、中が空洞になった地球儀が回転している。
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