“コーシャ”ってなに? ‐食品認証でブランディング‐

2022年07月21日

宗教によっては食べられる物に制約があるため、教義にのっとった食品認証制度が存在する。ユダヤ教では「コーシャ」という旧約聖書に基づいた食事規定があり、その規定に基づき、「コーシャ認証」を発行する機関・団体は世界に1,400ほどあるという。近年、日本でもこの認証を受ける食品会社が増えている。その背景には何があるのか、「コーシャ認証」を海外販路開拓に生かしている日本企業を取材した。

(9分25秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: スタジオ。横長の薄い黄緑色(きみどりいろ)の背景モニターに緑色(みどりいろ)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。前方にも小さいモニターが置いてある。モニターには、ベージュ色(いろ)の花柄模様がある布地が下に敷かれたガラステーブルに、青いラベルに「百年糀のあまざけ」と書かれた乳白色の液体が入ったペットボトルと竹で編まれたコースターの上に乳白色の液体が入ったガラス製のグラスが置かれた映像が映し出されている。モニターの左側、スタジオ中央に女性キャスターが座っている。白と黒のストライプ柄のワンピースを着ている。

女性キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。

映像説明: スタジオ。薄い黄緑色(きみどりいろ)のモニターを背景にした女性のバストショット。

テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)

江連(えづれ)キャスター: 宗教上(しゅうきょうじょう)の理由から、イスラム教徒が食べる食品に求められる「ハラール認証」。実は、ユダヤ教徒が食べるものにも「コーシャ認証」と呼ばれる、食べ物に関する規定があります。

映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターが左のほうに体の向きを変える。画面の左側に江連(えづれ)キャスター。右側の小型モニターに、組み立て前の段ボール箱が積まれた工場内で、白い文字で「あまざけ」と書かれた青いラベルが貼られているたくさんのペットボトルが1列になってベルトコンベアを流れていて、白い作業服を着て衛生キャップをかぶりマスクをつけた人物がそのペットボトルを検品し、手際よく段ボール箱に詰めている映像、ベージュ色(いろ)の花柄模様がある布地が下に敷かれたガラステーブルにコメのイラストと黒い文字で「醤油(しょうゆ) こうじ」と書かれた白と茶色のラベルが貼られている黒い瓶が置かれている映像、木目調のテーブルで「菊水」と書かれた缶のイラストが書かれた水色のシャツを着た2人の人物が水色の酒瓶(さかびん)を持ち、眺めている映像、和柄の花が描かれた紺色の布地が敷かれた木製の台に金色の文字で「菊水」と書かれたオレンジと水色のラベルが貼られた水色の酒瓶(さかびん)と金色の背景に白抜きで「菊水」の文字が書かれた白と黒のラベルが貼られた黒い酒瓶(さかびん)が置かれている映像が映し出されている。江連(えづれ)キャスターが話を続ける。

江連(えづれ)キャスター: 近年、日本でもコーシャ認証を受ける、食品会社が増えているそうですが、その背景には何があるんでしょうか。

テロップ: “コーシャ”ってなに? ‐食品認証でブランディング‐

映像説明: 雲の浮かぶ青空の下。広々とした田んぼに青々とした稲穂が生い茂っている。遠くには木々(きぎ)が茂った山が見える。 工場内。大きな円形の機械に設けられた羽根が回転し、大量のコメをかき回している。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 創業146年の老舗 “コーシャ”との出会い

ナレーション: コメどころの福島県は、米こうじ作り(こめこうじづくり)も盛んな地域。

映像説明: 三角屋根の白い壁の建物の外観。手前にある白い門壁(もんへき)に黒い立体文字で「株式会社 宝来屋本店」と書かれている。三角屋根の白い壁には青い背景に白い文字で「宝来屋」などと書かれた看板が掲げられている。建物の前にある駐車場に2台の車が駐車されている。

テロップ: 福島県 郡山市

テロップ: 宝来屋本店

ナレーション: 1906年に創業した、宝来屋本店は、

映像説明: 部屋の一角。ベージュ色(いろ)の花柄模様がある布地が下に敷かれたガラステーブルの上に木目調のスタンドに載せられた青い背景に「生糀(なまこうじ)」と白い文字で書かれた真空パックと米こうじ(こめこうじ)が入った黒い漆塗りの升が置かれている。 ベージュ色(いろ)の花柄模様がある布地が下に敷かれたガラステーブルに甘酒のペットボトルが7本とスタンドパックに入った甘酒が1袋並べられている。右側から緑茶のような色、深い緑色(みどりいろ)、黄色(きいろ)、オレンジ色(いろ)、薄黄色(うすきいろ)の甘酒が入ったペットボトルが置かれている。ペットボトルにはそれぞれ抹茶のイラストと深緑色(ふかみどりいろ)の背景に「抹茶 あまざけ」と白い文字が書かれたラベル、黒ごまのイラストと紫色の背景に「黒ごま あまざけ」と白い文字で書かれたラベル、ゆずのイラストと黄色(きいろ)の背景に「ゆず あまざけ」と黒い文字が書かれたラベル、麦のイラストと白い背景に「もち麦 あまざけ」と黒い文字が書かれたラベル、麦と山のイラストと赤い背景に「百年糀のあまざけ」と白い文字が書かれたラベル、麦と山のイラストと青い背景に「百年糀のあまざけ」と白い文字が書かれたラベル、クマと女の子のイラストと青い背景に「冷やしあまざけ」と白い文字が書かれたラベルが貼られている。奥の木製のキャビネットにも4本の甘酒のペットボトルなどが並べられているのが見える。 ベージュ色(いろ)の花柄模様がある布地が下に敷かれたガラステーブルに四角いプラスチック容器に入った4種類のみそが2個ずつ2段に重ねて置かれている。下段右側のみそは、紺の背景に「寒造り」と白い文字が書かれたラベルが貼られている。上段右側のみそには、白と茶色の背景に「こうじ味噌」と白い文字が書かれたラベルが貼られている。下段左側のみそは、白い背景に「糀味噌」と黒い文字が書かれたラベルが貼られている。上段左側のみそには、白い背景に「ふわっと糀」と黒い文字が書かれたラベルが貼られている。その右に丸型のプラスチック容器に入ったみそが並べて置かれていて白と紺色の背景に「金山寺みそ」と白い文字が書かれたラベルが貼られている。 ベージュ色(いろ)の花柄模様がある布地が下に敷かれたガラステーブルの上に「醤油(しょうゆ」 こうじ」と書かれた瓶、「ストレート あま酒(あまざけ)」と書かれたスタンドパック、「あま酒(あまざけ)」と書かれた7種類のペットボトル、「糀味噌」などと書かれた5個のプラスチック容器、木目調のスタンドに載せられた「生糀(なまこうじ)」と書かれた真空パックが置かれている。

ナレーション: こうじや甘酒、みそ、しょうゆを製造、販売している老舗企業だ。

映像説明: 工場内。フタがされていないペットボトルがレーンに流れきて機械が覆いかぶさり、甘酒を注入している。奥には白い数本のチューブが見える。 白い作業服を着てマスクをつけた人物が甘酒のペットボトルが流れるレーンを眺めている。プラスチック容器から出た黒いチューブが機械とつながっている。甘酒を注入している機械が往復している。 緑色(みどりいろ)の床とクリーム色(いろ)の壁の工場内。ところどころに、組み立て前の段ボール箱が積み重ねられ、室内の奥のほうで白い作業服を着て衛生キャップをかぶりマスクをつけた作業員が作業をしている。青いラベルが貼られた甘酒のペットボトルがベルトコンベアで流れてくる。手前に立つ白い作業服を着て衛生キャップをかぶりマスクをつけ水色のゴム手袋をした人物が流れてきた甘酒のペットボトルを検品し、手際よく段ボール箱に詰めている。 水色のゴム手袋をつけた人物が手に持った四角いプラスチック容器に機械から出てくるみそを注入している。 別の作業場。白い作業服を着てマスクと水色のゴム手袋をつけた人物が座りながら四角いプラスチック容器に機械から出るみそを注入し、ステンレステーブルに置いている。もう1人の白い作業服を着てマスクと水色のゴム手袋をつけた人物は、みそが入った四角いプラスチック容器を3つ、両手で同時に持ち、無数の穴の空いたステンレスの作業台に運んでいる。 別の作業場。白い作業服を着てマスクと水色のゴム手袋をつけた3人の人物がビニールカーテンで仕切られたステンレステーブルの上で作業をしている。1人は3段に積まれた多くの四角いプラスチック容器に入ったみそにラベルを貼っている。1人は段ボール箱に仕切りのようなものを詰めている。もう1人は四角いプラスチック容器に入ったみそのフタを閉めている。

ナレーション: 15年ほど前から香港、台湾へ輸出していたが、東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)の影響で、輸出ができなくなってしまった。売り上げが落ちるなか、東京オリンピック開催が決まり、

映像説明: 大きな机がある部屋。壁に数枚の額縁が飾られ、観葉植物が置かれている。木製のキャビネットには数冊の本や額縁に入った賞状などが並んでいる。木目調のコートハンガーには白や黒のジャケットがかけられている。白い半袖シャツを着て眼鏡をかけた男性がいすに座り、右手で手帳にメモを取りながら話をしている。隣にピンクの半袖シャツを着た女性が立ち、左手に手帳、右手にボールペンを持ち、メモを取りながら話をしている。2人ともマスクをつけている。

ナレーション: そこに商機がないか、模索していたという。

映像説明: 部屋の一角。壁際の木製のキャビネットの上には数種類の甘酒や花が描かれた花瓶などが置かれ、書庫には書籍が並べて置かれている。ベージュ色(いろ)の花柄模様がある布地が下に敷かれたガラステーブルの上にラベルに「醤油(しょうゆ) こうじ」と書かれた瓶、パッケージに「ストレート あま酒(あまざけ)」と書かれたスタンドパック、ラベルに「あま酒(あまざけ)」と書かれた7種類のペットボトル、ラベルに「糀味噌」などと書かれた5個のプラスチック容器が並べて置かれている。白い半袖シャツを着て眼鏡をかけた男性がテーブルに座りインタビューに答える。

テロップ: 宝来屋本店 柳沼 広呂人(やぎぬま ひろひと) 社長

柳沼社長: いろんな宗教の方(かた)が、あの、来られる(こられる)ということで、いちばん最初に、あの、ハラールを勧められたんですけれども。 ハラールを取得している食品メーカーさん、たくさんいらっしゃいまして、ちょっとチャンスはどうなのかな。

映像説明: 大きな机がある部屋。窓の外に2台の車が駐車しているのが見える。木目調のコートハンガーには白や黒のジャケットがかけられている。柳沼社長が机に向かって座り、パソコンを操作している。机には黒い電話機や資料などが置かれている。 柳沼社長が真剣な表情でパソコンを操作している様子。

ナレーション: 先行企業が多い市場では、同じことをしてもアピールができない。ほかに何かないかと思っていたときに、食品輸出の専門家に「コーシャ」を紹介されたという。

映像説明: 部屋の一角。壁際の木製のキャビネットの上には数種類の甘酒や花が描かれた花瓶などが置かれ、書庫には書籍が並べて置かれている。柳沼社長がインタビューに答える。 ベージュ色(いろ)の花柄模様がある布地が下に敷かれたガラステーブルの上。青いラベルに「百年糀のあまざけ」と書かれた乳白色の液体が入ったペットボトルと乳白色の液体が入ったガラス製のグラスが竹で編まれたコースターの上に置かれている。 ベージュ色(いろ)の花柄模様がある布地が下に敷かれたガラステーブルの上にしょうゆの瓶が置かれている。しょうゆの瓶には、コメのイラストと黒い文字で「百年糀 宝来屋」、「糀屋がつくった 醤油(しょうゆ) こうじ」、茶色い文字で「米糀(こめこうじ)の甘みと 旨味が生きた醤油(しょうゆ)」などと書かれたラベルが貼られている。 部屋の一角。柳沼社長が話を続ける。

柳沼社長: 「それは何ですか(なんですか)?」っていうふうなところから始まりまして ユダヤの方(かた)は、結構ちょっとお金持ってる方(かた)(富裕層)が多いよっていうふうなお話もいただいてですね。 当社の、ちょっと、製品のラインナップが価格的には高い製品がありましたので、 それではちょっと、コーシャのほうを取得したほうが得策ではないかと。

映像説明: 大きな机がある部屋。窓の外に2台の車が駐車しているのが見える。壁に数枚の額縁が飾られ、観葉植物が置かれている。木製のキャビネットには数冊の本や額縁に入った賞状などが並んでいる。木目調のコートハンガーには白や黒のジャケットがかけられている。柳沼社長が机に向かって座り、パソコンを操作している。 柳沼社長が真剣な表情でパソコンに向かっている。 着席した柳沼社長が右手で手帳をめくりながら話をし、そばに立つピンクの半袖シャツを着た女性が左手に手帳、右手にボールペンを持ちながらメモを取り、話をしている。2人ともマスクをつけている。

ナレーション: 加えて、海外の展示会では認証や規格を聞かれることが多かったため、アピールポイントとして何かしらを持つ必要があるとも感じていたという。そこで、コーシャ認証取得の準備を始めた。

映像説明: 数段ある陳列棚の写真。ラベルに「BEETS」、「BEANS」などと書かれたさまざまな野菜の缶詰の商品が並び、下に価格が表記されている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): ユダヤ教の食品ルール コーシャとは

テロップ: “コーシャ”とは?

ナレーション: そもそもコーシャとは、どのようなものなのだろうか。

映像説明: 茶色い石の壁の前に白と黒の服を着て黒い帽子をかぶった2人の男性が立っていて、手前の机の上に外国語で書かれた教典のような本が開かれて置かれている写真。

テロップ: 【コーシャ】 ヘブライ語で「適正な」の意

ナレーション: コーシャとは、イスラエルの公用語であるヘブライ語で「適正な」を意味する。旧約聖書に基づいた、ユダヤ教の食事規則だ。

映像説明: 「コーシャ認証の対象となる食材」と題された画面。左側に「肉」、「水産品」、「その他」「食べ合わせ」の4つの項目があり、右側に順次対象となる食材が表示される。「肉」の項目に「牛・羊(ひづめが割れていて反すうする動物)」に赤い丸印と「豚・うさぎ」に赤いバツ印、「水産品」の項目に「マグロ・サケ(ひれ・うろこのある魚)」に赤い丸印と「サメ・甲殻類・貝」に赤いバツ印、「その他」の項目に「アルコール・牛乳・卵」に赤い丸印、「食べ合わせ」の項目に「乳製品と肉を一緒にとる(例:チーズバーガー)」に赤いバツ印が表示される。

ナレーション: コーシャで認められている食材。肉では、牛、羊など、ひづめが割れていて反すうする動物。豚やうさぎは食べることができない。水産品については、ひれやうろこのある魚は食べられるが、それ以外は食べられない。イスラム教とは異なり、アルコールは認められている。また、乳製品を取ることはできるが、肉と一緒にとることはできない。そのためチーズバーガーは認められない。

映像説明: ベルトコンベアのある大きな機械がある工場内。左上の排出口から白いコメのような食べ物がベルトコンベアに落とされ奥へと運ばれる。 かくはん機のような大きな容器の中で、白い泡のようなものが浮かぶ乳白色の液体が混ぜられている。

ナレーション: 認証を受けた食品は、コーシャに基づき、原材料や生産工程を定期的にチェックされる。

映像説明: 緑色(みどりいろ)の機械がある工場内。白い作業服を着て衛生キャップをかぶりマスクをつけた男性がベルトコンベアを手で示し、隣にいる白いビニールカッパをはおり衛生キャップをかぶり眼鏡をかけマスクをつけた男性に話をしている写真。 エルサレムにある嘆きの壁の前に多くの人物が訪れ、黒いスーツを着て黒いハットをかぶった2人の男性が壁の方をみている写真。

テロップ: ラビ ユダヤ教の律法学者(りっぽうがくしゃ)

ナレーション: 工場へ出向き、実地検査を行うのは、ユダヤ教の律法学者((りっぽうがくしゃ)「ラビ」だ。

映像説明: 商品の箱に、コの字のようなイラストのなかに「K」、下に「D.E.」と書かれたマークが記されている。マークが赤い枠で囲まれる。横の箱にはクッキーのような食べ物の写真が掲載されている。 白いパッケージの袋に緑(みどり)の円のなかに「U」、下に「CERTIFIED KOSHER」と書かれたマークが記されている。マークと文字が赤い枠で囲まれている。 食べ物の写真が掲載された商品の箱に、アメリカの地図をかたどったイラストのなかに「K」と書かれたマークが記されている。マークが赤い枠で囲まれている。 パッケージに外国の文字が円状に書かれたなかに傘のようなイラスト、下に「K LBD」と書かれたマークが記されている。

ナレーション: 認証する民間団体は全世界におよそ1,400あると言われ、認証方法も団体によって若干の違いがある。認証されると団体のマークを付けることが許可される。

映像説明: 曇り空の下。シャッターがある平屋の建物に囲まれた敷地。左側にシャッターや出入り口がある、腰丈ほどの高さまで茶色い銀色の外壁の建物があり、奥には折版屋根(せっぱんやね)で腰丈ほどの高さまでが茶色い銀色の外壁の建物、右側には2本の煙突とシャッター、ベージュ色(いろ)の四角いタンクがある銀色の外壁の建物などが建っている。 緑色(みどりいろ)の床とクリーム色(いろ)の壁の工場内。ところどころに、組み立て前の段ボール箱が積み重ねられ、右奥で白い作業服を着て衛生キャップをかぶりマスクをつけた2人の作業員が作業をしている。左の奥のほうにはオレンジや水色の数個のコンテナが置かれているのが見える。室内の奥のほうから手前へと青いラベルが貼られた甘酒のペットボトルがベルトコンベアで流れてくる。手前では、白い作業服を着て衛生キャップをかぶりマスクをつけ水色のゴム手袋をした人物が流れてきた甘酒のペットボトルを検品し、手際よく段ボール箱に詰めている。

ナレーション: 認証の取得では、コーシャならではの苦労をしたと、宝来屋本店の社長は言う。

映像説明: ベージュ色(いろ)の花柄模様がある布地が下に敷かれたガラステーブルの上。パッケージに「ストレート あま酒(あまざけ)」と書かれたスタンドパックと、ラベルに「冷やし あま酒(あまざけ)」、「百年糀のあまざけ」、「もち麦 あまざけ」、「ゆず あまざけ」、「黒ごま あまざけ」、「抹茶 あまざけ」などと書かれた7本のペットボトルが並べられている。 緑色(みどりいろ)の床とクリーム色(いろ)の壁の工場内。奥に2本のグレーのパイプから水が流し込まれている金属製の水槽に乳白色の液体が入った無数のペットボトルが浸けられている。手前の金属製の水槽にはベルトコンベアから流れてきた乳白色の液体が入ったペットボトルが長方形のアームで金属の水槽の中に落とされていく。

ナレーション: その1つが、コーシャで認められていない原材料は工場に入れることができないというルールだ。

映像説明: 工場の一角。乳白色の液体が入ったペットボトルがベルトコンベアで流れていく様子。 部屋の一角。壁際の木製のキャビネットの上には数種類の甘酒や花が描かれた花瓶などが置かれ、書庫には書籍が並べて置かれている。柳沼社長がインタビューに答える。

テロップ: 宝来屋本店 柳沼 広呂人(やぎぬま ひろひと) 社長

柳沼社長: 新製品を作りたいと思っても、 このアイデアおもしろかったんだけど、ちょっと、コーシャの関係上(かんけいじょう)、ダメだねっていうふうな、そういった展開になったこともありました。

映像説明: 曇り空の下。腰丈ほどの高さまで茶色い銀色の外壁の平屋の建物が建っている。壁には2本のダクトが通り、手前には高さの違うひさしがある鉄枠で組まれたスペースがあり、低いひさしの下には、メーターがあるグレーのタンクが置かれている。建物の奥のほうには住宅や車、多くの電線が張られているのが見える。 曇り空の下。雨などを防ぐ陣笠がついた2本の煙突の上部。

ナレーション: 諦められないものは、違う工場で作るなどの工夫をした。

映像説明: 額に入れられた証明書。左上に外国の文字が円状に書かれたなかに、傘のようなイラストの下に「K LBD」と書かれたコーシャマークが表示され、中央の上部には「LONDON BETH DIN KASHRUT DIVISION(ロンドン ベス ディン カシュルート ディビジョン)」、「Horaiya Honten Co.,Ltd(ほうらいや ほんてん カンパニーリミテッド)」と書かれている。下部に「Code」、「Product」、「Status」など5つの項目があり、11の認証が表記されている。 ベージュ色(いろ)の花柄模様がある布地が下に敷かれたガラステーブルの上。青いラベルに「百年糀のあまざけ」と書かれ、乳白色の液体が入ったペットボトルと竹で編まれたコースターの上に緩やかな水の流れのような水色のラインがある乳白色の液体が入ったガラス製のグラスが置かれている。 青いラベルに傘のようなイラストの下に「K LBD」と書かれたコーシャマークが記されている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): コーシャ認証を取得 イスラエル市場へ

ナレーション: こうして2016年、宝来屋本店は2年をかけて、11アイテムのコーシャ認証を取得した。

映像説明: 青空の下。湖に向かって広い道があり、道の先にはゲートのようなものが建っている。左側に、ヤシの木が植えられている芝生があり4本のポールにイスラエル国旗が掲げられている。通りを挟んだ右側には低木や4本のヤシの木が植わっている。湖の向こうには広い台地が見える。

ナレーション: そして、向かったのがイスラエル。

映像説明: 部屋の一角。壁際の木製のキャビネットの上には数種類の甘酒や花が描かれた花瓶などが置かれ、書庫には書籍が並べて置かれている。柳沼社長がインタビューに答える。

柳沼社長: ユダヤ教といえば、まずはイスラエルに目を向けなきゃっていうふうな発想だったんですけれども、 イスラエルに、あんなに、おすし屋さんがあるっていうのは、本当に想定外の出来事でありました。

映像説明: 大きなガラスドアがある白い壁の店舗の出入り口。出入り口の上に5枚の花びらの赤い花のイラストと「oomai urban sushi」と書かれた看板が掲げられている。外壁の端に「うまい」と書かれた突き出し看板がある。出入り口のガラスドアにも5枚の花びらの赤い花のイラストが描かれている。店内に水色の服を着た男性と黒と白の柄模様(がらもよう)の服を着た女性を含む数人の客がいるのが見える。 背の高い樹木が植えられた広い歩道と車道がある通り。車道をはさんだ奥には1階に店舗を構えたクリーム色(いろ)の壁の建物が建っている。歩道に設けられたカウンターがある店舗の四角い黒い屋根に白い文字で「JIRO SUSHI(ジロー スシ)」、「BY JAPANIKA」と書かれた立体看板が掲げられている。ちゅう房には黒いTシャツを着て帽子をかぶり眼鏡をかけた男性が立っている。店のそばを数人の男女が通り過ぎる。 カウンターの前のショーケースの上に、カラフルな服を着た人物のイラストと「JIRO SUSHI(ジロー スシ)」と書かれた手さげ袋が置かれている。柱の横にあるガラスに、たまごやえび、うになどの握りずしの写真のポスターが貼られ、天井からは白で「PLEASE ORDER HERE」と書かれた白い枠がある赤い看板がつり下げられている。カウンターの中で黒いTシャツを着て帽子をかぶり眼鏡をかけた男性が下を向いて調理をしている。 薄暗い場所。 店舗の軒先に「OBAN KOBAN(オーバン コバン)」と書かれたつり下げ看板や「小料理」と書かれた白いちょうちんが下げられ、出入り口の上には「もんじゃ」、「やきとり」、「ラーメン」などと書かれた赤いちょうちんがつり下げられている。

ナレーション: すしの浸透に驚くとともに、そこで使われているしょうゆが日本のものではなかったという発見もあった。

映像説明: ベージュ色(いろ)の花柄模様がある布地が下に敷かれたガラステーブルの上。「醤油(しょうゆ) こうじ」などと書かれた薄茶色(うすちゃいろ)のラベルの右端に傘のようなイラストの下に「K LBD」と書かれたコーシャマークと「コーシャ 認定食品」の文字が記されている 。ズームバックするとラベルには「百年糀 宝来屋」、「米糀(こめこうじ)の甘みと 旨味が生きた醤油(しょうゆ)」などと書かれていて、茶色の液体に白いつぶ状のものが底に沈殿している瓶が現れる。 木製の棚の上。「宝来屋本店」、「糀屋がつくった 醤油(しょうゆ) こうじ」と書かれた茶色の液体に白いつぶ状のものが底に沈殿した瓶が、植木鉢をはさんで左に5本、右に4本置かれている。

ナレーション: コーシャ認証を取得しているしょうゆ、みそなどの調味料を扱う日本企業(にほんきぎょう)がないため、他社に先駆けてイスラエルで大きな販路をつかんだ。

映像説明: 部屋の一角。壁際の木製のキャビネットの上には数種類の甘酒や花が描かれた花瓶などが置かれ、書庫には書籍が並べて置かれている。ベージュ色(いろ)の花柄模様がある布地が下に敷かれたガラステーブルの上にラベルに「醤油(しょうゆ) こうじ」と書かれた瓶、パッケージに「ストレートあま酒(あまざけ)」と書かれたスタンドパック、ラベルに「あま酒(あまざけ)」と書かれた7種類のペットボトル、ラベルに「糀味噌」などと書かれた5個のプラスチック容器が並べて置かれている。柳沼社長がインタビューに答える。 夜、街灯がともった店舗の前の通りで、親指を立てた柳沼社長を含む5人の男女が笑顔で写っている写真。 店内のカウンターのすしげたの上に、中央にすしネタを巻いたロールずしが数多く並べられ、その手前にラベルに「宝来屋本店」、「糀屋がつくった 醤油(しょうゆ) こうじ」と書かれたラベルのある茶色の液体が入った瓶が置かれ、ちゅう房で紺色の服を着た3人の男性が調理をしている写真。 店内でカウンターの前に立つコックコートを着た男性が「宝来屋本店」、「糀屋がつくった 醤油(しょうゆ) こうじ」と書かれたラベルがある茶色の液体が入った瓶とすしネタが盛られた黒い丸皿(まるざら)を手に持ち、カウンターを挟んでカメラを持っている人物に視線を向けている写真。

柳沼社長: 争わない市場というか、 大手メーカーさんも商談に行かれないエリアといいますか。 私たち(当社)がコーシャマークを取得して、紹介できたのが本当にいいタイミングだったんだな。

映像説明: 店内のテーブルに2つの竹の中節皿(なかぶしざら)の上に、中央にすしネタを巻いたロールずしが2個ずつ盛られ、「宝来屋本店」「糀屋がつくった 醤油(しょうゆ) こうじ」と書かれたラベルがある茶色の液体が入った瓶などが置かれている写真。 部屋の一角。壁際の木製のキャビネットの上には数種類の甘酒や花が描かれた花瓶、ガラスのケースに入った金色の金閣寺の模型などが置かれている。ベージュ色(いろ)の花柄模様がある布地が下に敷かれたガラステーブルの上に「醤油(しょうゆ) こうじ」と書かれた瓶、「ストレート あま酒(あまざけ)」と書かれたスタンドパック、「あま酒(あまざけ)」と書かれた7種類のペットボトル、「糀味噌」などと書かれた5個のプラスチック容器、木目調のスタンドに支えられた「生糀(なまこうじ)」と書かれた真空パックが置かれている。

ナレーション: 今では、イスラエルへの輸出は全海外輸出の40%を占め、コーシャ認証を取得したアイテムは27にまで増えた。

映像説明: 部屋の一角。壁際の木製のキャビネットの上には数種類の甘酒や花が描かれた花瓶などが置かれ、書庫には書籍が並べて置かれている。柳沼社長がインタビューに答える。 青いラベルに傘のようなイラストの下に「K LBD」と書かれたコーシャマークが記されている。 ベージュ色(いろ)の花柄模様がある布地が下に敷かれたガラステーブルの上。青いラベルに「百年糀のあまざけ」と書かれ、乳白色の液体が入ったペットボトルと竹で編まれたコースターの上に緩やかな水の流れのような水色のラインがある乳白色の液体が入ったガラス製のグラスが置かれている。 ベージュ色(いろ)の花柄模様がある布地が下に敷かれたガラステーブルの上。ラベルに「宝来屋 100年伝承 糀味噌」と書かれたラベルのあるプラスチック容器と糀味噌が盛られた白い丸皿(まるざら)が置かれている。プラスチック容器のラベルの左下に記された傘のようなイラストの下に「K LBD」と書かれたコーシャマークへズームインしていく。

柳沼社長: コーシャマークは、もう、なくてはならないものになっておりますので、 さらに、このコーシャマークを武器にしてですね、 いろいろ、販路開拓を、これからも積極的にしていきたいというふうに思っております。

ナレーション: このコーシャ認証。実はイスラエルへの輸出だけで活躍するものではない。

映像説明: 等間隔に窓があるベージュの壁のビル。壁に設置されたポールにアメリカ国旗が掲げられ、はためいている。 曇り空の下。ガラス張りのベージュ色(いろ)の壁の店舗の外観。出入り口にある青いひさしに白い文字で「ROYAL BLUE GROCERY」と書かれた立体看板が掲げられている。店の前には折りたたまれた青と白の5本のガーデンパラソルが置かれていて、樹木や植木があり、手前の駐車場には白やシルバーなど、4台の車が駐車している。 店内。黒地に白い文字で「ROYAL BLUE」と書かれた看板が掲げられている。モスグリーンの棚には箱に入った商品などが置かれ、通路を挟んで設けられているモスグリーンの陳列棚には箱や瓶詰、缶詰などの商品が並び、奥のほうには商品が並べられた冷蔵ショーケースが見える。サングラスを頭に置き赤紫の服を着た女性が、ピンクのリボンを頭につけカラフルなワンピースの上にピンクのカーディガンを着た女の子が上げた両手を握りながら通路を歩いてくる。通路で立ち止まっている黒いパーカを着た男性が棚に並べられている商品を見ている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 米国市場に参入 コーシャ認証がメリットに

ナレーション: アメリカでもこの認証はハイエンドな消費者を中心にメジャーになりつつある。

映像説明: 店内を高いところから撮影した様子。大きなガラスの外に駐車している車が見える。中ほどのモスグリーンの陳列棚には瓶などの商品が並べられている。手前のモスグリーンの陳列棚には瓶詰や袋入りの商品が並べられていて、天板には段ボール箱が2段や3段に積まれている。 壁にモニターがある部屋に、紺色のスーツを着て眼鏡をかけ、ひげを生やした男性を含む5人の男女が書類やスマートフォンを手に持ち、瓶やペットボトル、紙コップ、紙皿(かみざら)などが並べられた白い長机(ながづくえ)をはさみ打ち合わせをしている写真。

テロップ: Natulle Connect(ナチュール コネクト) 能勢 凱夷(のせ よしはる) CEO

ナレーション: アメリカのバイヤーに日本の商品を紹介する、ロサンゼルス在住のコンサルタント能勢さんは、話す。

映像説明: 青を基調とした幾何学模様の枠がある画面。オレンジの壁がぼかし加工された画像を背景に、眼鏡をかけ、ひげを生やした能勢CEOがインタビューに答える。(Zoomのビデオ通話) 数段ある陳列棚に袋入りやプラスチック容器に入ったさまざまな商品が並び、下には価格などが表記されている。 缶詰のラベルにコの字のようなイラストのなかに「K」、下に「PARVE(パーヴァ)」と書かれたコーシャマークが記されている。コーシャマークが赤い枠で囲まれる。 パッケージに三角形のなかに「K」の文字のコーシャマークと下 に「PROCESSED」の文字が記されている。コーシャマークと文字が赤い枠で囲まれる。

能勢CEO: 高級なスーパー、小売店なんかですと大体まあ、ざっくり3割程度ぐらい、えー、商品がコーシャの承認を受けてると、印象があると。 (小売店に)商品を登録する際とか、バイヤーが商品、こう、気に入った場合に、 えー、その商品にコーシャ(認証)があるかどうかっていうのは必ず聞かれます。

映像説明: ROYAL BLUE GROCERYの店内。通路を挟んで左右にあるモスグリーンの数段ある陳列棚に、さまざまな食品が並び、奥のほうには商品が並べられた冷蔵ショーケースが見える。 数段ある陳列棚。さまざまな形の容器に入ったヨーグルトなどの商品が並び、下には価格などが表記されている。 缶詰のラベルに円のなかに「U」の文字のコーシャマークが記されている。コーシャマークが赤い枠で囲まれている。

ナレーション: アメリカのスーパーでは、さまざまな食品がコーシャの認証を受けており、大手スーパーの自社ブランド製品にも、コーシャ認証を受けたものが見られるという。

映像説明: 青を基調とした幾何学模様の枠がある画面。オレンジの壁がぼかし加工された画像を背景に、能勢CEOがインタビューに答える。 1階にガラス張りの店舗を構えたグレーの壁の建物の外観。1階と2階のあいだの壁に緑色(みどりいろ)の文字で「WHOLE FOODS MARKET」と書かれた立体看板が掲げられている。店舗の前の通りを数人の人物が歩いている。 陳列棚。上段に、「FRESH PICKLES(フレッシュ ピクルス)」などと書かれたラベルが貼られたプラスチック容器の数種類の商品、下段に「PICKLES Chips(ピクルスチップス)」などと書かれたラベルが貼られたプラスチック容器の数種類の商品が並べられている。 パッケージの中央にある小窓(こまど)からポテトチップスが見える商品。パッケージの下部に、「GLUTEN FREE」や「MADE WITH NON-GMO INGREDIENTS(メイド ウイズ ノン ジーエムオー イングリーディエンツ)」などと書かれた円形のコーシャマークが記されている。 円のなかに「V」の文字のコーシャマークと「Kosher Certified」と記されている。コーシャマークと「Kosher Certified」の文字が赤い枠で囲まれる。

能勢CEO: 当初はユダヤ教の方用に、その認証のシステムっていうのがスタートした形になりますが、 今は、その買っている方(かた)の、まあ8割ぐらいは、えー、ユダヤ教でない方(かた)が、まあ買ってるっていうような、こう数字もありますので。 グルテンフリーとかオーガニックとかの、そういう認証の1つとして考えてるという。

映像説明: 青空の下、ガードパイプが設けられた2車線の道路沿いに2階建てのグレーの横長の建物が建っている。建物の下半分が窓のあるコンクリートの外壁になっていて、上半分が縦に凹凸のある外壁になっている。凹凸のある外壁に「菊水」と書かれた立体文字が掲げられている。建物のそばに敷地内に向かうスロープが設けられ、茂った樹木が植えられているのが見える。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 日本酒(にほんしゅ)にもコーシャ認証 ある日突然ラビが…

テロップ: 新潟県 新発田市

映像説明: 緑(みどり)のラインテープが貼られたベージュの床の工場内。薄い黄緑色(きみどりいろ)の金属の骨組みとガラスで囲まれたエリアからローラーコンベアが伸びている。薄い黄緑色(きみどりいろ)の金属の骨組みとガラスのエリア内で黄色いアームのロボットが稼働していて、アームの先に12本の棒がついている。ローラーコンベアの上を「菊水」と書かれたダンボール箱が移動している。奥に白い作業服を着て衛生キャップをかぶった従業員が作業しているのが見える。 水色の瓶に青いキャップがついた十数本の瓶が製造ラインに載せられ移動している。そばに赤、黄、緑(みどり)の3色のライトがあり、緑(みどり)のランプが点灯している。奥で白い服に衛生キャップをかぶった人物が作業しているのが見える。

テロップ: 菊水酒造

ナレーション: そのアメリカへの輸出を考え、コーシャ認証を取得した企業がある。新潟県の酒造メーカー「菊水酒造」だ。

映像説明: 茶色の柱と障子がある白い壁と板張りの部屋。板張りの壁に「SAKE(さけ)」などと書かれた額縁が飾られている。赤い文字で「菊水」と書かれた黄色いパッケージの缶のイラストがたくさん描かれた水色のシャツを着て眼鏡をかけた男性が、手に持った酒瓶(さかびん)に目線を落としながら話している。

ナレーション: 15年ほど前に出展したアメリカの展示会で、ある言葉をかけられたのがきっかけになったという。

映像説明: 板張りの壁の部屋。赤い文字で「菊水」と書かれた黄色いパッケージの缶のイラストがたくさん描かれた水色のシャツを着て眼鏡をかけた男性がインタビューに答える。 黒い布地に「KIKUSUI SAKE USA,INC.(キクスイ サケ ユーエスエー インコーポレーティッド)」と書かれた看板を掲げたブースで黒い服を着た女性と「蔵元菊水」と白い文字が書かれた紺色の上着を着た男性、「I ハートマーク KIKUSUI(アイ ラブ キクスイ)」と青で書かれたグレーのパーカを着た男性が並んで立っている写真。黒い服を着た女性は水色と白のパッケージの酒瓶(さかびん)を持ち、グレーのパーカを着た男性は赤字で「菊水」と書かれた黄色いパッケージの缶を持っている。ブースに水色の酒瓶(さかびん)の写真と白い文字で「菊水」、「KIKUSUI JUNMAI GINJO(キクスイ ジュンマイ ギンジョウ)」と書かれたスタンドバナーが置かれ、そばに黒い酒瓶(さかびん)や化粧箱などが並べられている。 黒い布地に白い文字で「菊水」と書かれた黒い看板を掲げたブースで黒い服を着た女性と「蔵元菊水」と白い文字が書かれた法被を着た男性を含めた4人の男女がカウンター内に立っている写真。黒い服を着た女性はクリップボードに目線を落とし、法被を着た男性は手に持った白い容器のフタを開けようとしている。カウンターに水色の酒瓶(さかびん)8本や黒い化粧箱などが並べられ、数人の男女が商品を眺めている。 板張りの壁の部屋。赤い文字で「菊水」と書かれた黄色いパッケージの缶のイラストがたくさん描かれた水色のシャツを着て眼鏡をかけた男性が話を続ける。

テロップ: 菊水酒造 市場開発本部 海外営業 菊地 秀一 (きくち しゅういち)統括マネージャー

菊地統括マネージャー: みそ屋さんだと思いますけども、えー、弊社(当社)のブースにおいでになりまして、 えー、「菊水さん」と。「これから海外で展開するんであれば、このコーシャマーク、こういったマークを取得したほうがいいですよ」というアドバイスをいただいたと。 アメリカで拡大するにはやっぱりコーシャマークがあったほうがいいんだなというふうに会社で判断して、取得に至ったと。

映像説明: 壁一面に木目調の本棚と、腰丈ほどの高さの本棚が設けられた部屋。マスクをつけた菊地統括マネージャーが水色の酒瓶(さかびん)を指し示しながら話をしている。 和柄が描かれた紺色の布地が敷かれた木目調の台に「菊水 純米大吟醸(じゅんまいだいぎんじょう)」、「菊水の純米酒(じゅんまいしゅ)」、「菊水」などと書かれたラベルが貼られた黒や茶色、緑(みどり)、水色の酒瓶(さかびん)が6本置かれている。 黒い酒瓶(さかびん)に金色の植物のモチーフが描かれた茶色の円に「越後蔵元 菊水」と書かれ、円の下に「純米大吟醸(じゅんまいだいぎんじょう)」と書かれた黒と白のラベルが貼られている。ラベルの左下に円の中に「U」の文字があるコーシャマークが記されている。

ナレーション: 当初、アメリカで商売するにあたってコーシャ認証の取得が必要だと言われたのは、ユダヤ教徒の人口が多いからだと考えていた。しかし、それだけでは無かった。

テロップ: 菊水酒造 市場開発本部 海外営業 菊地 秀一 (きくち しゅういち)統括マネージャー

菊地統括マネージャー: そのマークあること自体で、まあ、安全性だとか安心感、

映像説明: 黄緑色(きみどりいろ)の模様が描かれた白の壁の部屋に設けられた木製の仕切りがあるブースで黒い服を着た女性が白い瓶を持ちながら手ぶりを交えて話している写真。黒い服を着た女性の話を青い上着を着て眼鏡をかけた男性とグレーの服を着た女性がグラスを持ちながら聞いている。黒い布地が敷かれた展示台に「菊水」と書かれた黄色い化粧箱が数箱置かれている。

菊地統括マネージャー: あー、そういったものがですね、えー、ユダヤの方(かた)じゃない方(かた)にもですね、広がっているようには感じております。

映像説明: 和柄の花が描かれた紺色の布地が敷かれた木製の台に白い文字で「菊水」「KIKUSUI JUNMAI GINJO(キクスイ ジュンマイ ギンジョウ)」と書かれた黒と白のラベルが貼られた黒ピ便と、水平線から数本の放射状の線が伸び、半分の菊の模様がのぞくデザインに「菊水」の文字が書かれたオレンジと水色のラベルが貼られた水色の瓶が置かれている。黒い瓶の黒と白のラベル左下、水色の瓶のオレンジと水色のラベルの右下に円のなかに「U」の文字のコーシャマークがそれぞれ記されている。 木目調のテーブルがある部屋。菊地統括マネージャーと赤い文字で「菊水」と書かれた黄色いパッケージの缶のイラストがたくさん描かれた水色のシャツを着た女性従業員が机をはさんで向かい合って座っている。菊地統括マネージャーが水色の酒瓶(さかびん)を両手で持ち、瓶に目線を落としながら話している。

ナレーション: コーシャ認証があるとないとでは、現地のバイヤーの反応も異なったという。

映像説明: 板張りの壁の部屋。木目調のテーブルには「菊水 純米大吟醸(じゅんまいだいぎんじょう)」、「菊水の純米酒(じゅんまいしゅ)」、「菊水」などと書かれたラベルが貼られた黒や茶色、緑(みどり)、水色の酒瓶(さかびん)が6本置かれている。菊地統括マネージャーが木目調のテーブルに座り、インタビューに答える。

菊地統括マネージャー: 私のほう(当社)から商品をプレゼンテーションするときに「コーシャがありますよ」ということで、えー、逆に優位に働くといいますか、 あー、商品そのものの価値が高まることがよくあるんで。

映像説明: 板張りの壁に「SAKE(さけ)」などと書かれた額縁が飾られた部屋。菊地統括マネージャーが数本の放射状の線が伸び、半分の菊の模様に「菊水」の文字が書かれたオレンジと水色のラベルが貼られた水色の酒瓶(さかびん)を両手で持ちながら話をしている。

ナレーション: ただ、毎年認証を更新するための費用には、覚悟が必要だという。さらに…。

映像説明: 板張りの壁の部屋。菊地統括マネージャーがインタビューに答える。 黒い服を着て黒いハットをかぶり眼鏡をかけた男性が開いた教典を持ちベージュの石壁に向かって立っている写真。 グレーの外壁で地上から3分の2ほどの高さまでがガラス張りの建物。閉じられている大きな扉の軒下に杉玉(すぎだま)がつり下げられ、扉の一部に組み込まれたくぐり戸(くぐりど)が開いている(あいている)建物の手前と奥のほうにも茂った樹木が見える。 白い壁の工場内。銀色の鉄骨やタンク、配管やダクト、四角い機械などが設けられている。 板張りの壁の部屋。菊地統括マネージャーが話を続ける。

菊地統括マネージャー: (当社の認証団体では)年2回(ねんにかい)ですね、抜き打ちで、えー、まあ、ラビという方(かた)がいらっしゃるんですけれども、 その方(かた)が、えー、会社に、いー、おいでになりまして、ある日突然、受付の前に立ってると。 で、「これから調査します」ということで、必ず年2回来(ねんにかい)るという、それ結構、大変です。

映像説明: 水色の酒瓶(さかびん)に貼られたオレンジと水色のラベルの左下に、円のなかに「U」の文字のコーシャマークが記されている。 壁一面に木目調の本棚と、腰丈ほどの高さの本棚が設けられた部屋。窓からは光が差し込み、木目調のテーブルと椅子、ローテーブルとベージュとこげ茶色のクッションを置いたソファが置かれている。水色の酒瓶(さかびん)を持った菊地統括マネージャーと赤い文字で「菊水」と書かれた黄色いパッケージの缶のイラストがたくさん描かれた水色のシャツを着た女性従業員が木目調のテーブルを挟んで(はさんで)座り、話をしている。2人ともマスクをしている。 黒いペンを持った菊地統括マネージャーが大きくうなずきながら話をしている。

ナレーション: コーシャ認証は、日本ではまだまだ認知度が低いが、最近ではヨーロッパでも知られるようになってきた。取得して11年経った今では、ブランディングするうえで不可欠なものになっているという。

映像説明: 板張りの壁の部屋。菊地統括マネージャーがインタビューに答える。 「菊水の純米酒(じゅんまいしゅ)」「菊水」などと書かれたラベルが貼られた黒や茶色、緑(みどり)、水色の4本の酒瓶(さかびん)が和柄を描いた紺色の布地が敷かれた木目調の台に置かれている。金色の植物のモチーフが描かれた茶色の円に「越後蔵元 菊水」と書かれ、円の下部に「純米大吟醸(じゅんまいだいぎんじょう)」と書かれた黒と白のラベルが黒い酒瓶(さかびん)に貼られている。 黒い瓶に貼られている白と黒のラベルの左下には、円のなかに「U」の文字のコーシャマークが記されている。

菊地統括マネージャー: 最初は、ほんと、本音を言えば「ないよりあったほうがいい」という感覚だったと思います。 でも今となれば、あのお客さんの認知度が広がってきておりますから、私ども(当社)にとってはブランディングの1つだと思っておりますので。 えー、このコーシャをですねアピールしていきながら販路を広げていきたいとも思ってますね。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。緑(みどり)を基調とした、中が空洞になった地球儀が回転している。

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