地場産業の海外販売の秘訣 ‐効率的なマーケティング&ブランディング‐
2022年06月02日
「世界は今」のアクセシビリティ対応について
ジェトロ・ウェブアクセシビリティ方針に基づき、「世界は今」では次のような取り組みを行っています。
- 聴覚障害をお持ちの方向け
- 字幕キャプションを用意しています。動画コントロールバーで字幕をオンにしてご利用ください。ただし、Internet Explorerでは文字体裁が崩れるため、 Google ChromeやFirefoxのご利用を推奨します。
- 視覚障害をお持ちの方向け
- 動画の内容をテキストに起こした「テキスト解説」をご利用ください。動画の次にテキスト解説を表示させるリンクがあります。
海外販路を開拓するうえで、自社の商品価値を高めるために、いろいろと工夫している企業は多い。米沢織の企業は海外販売店との協議を経て、商品を売りながらマーケティングを行い、その市場で売れる商品づくりに生かしている。また、奈良県の靴下メーカーは構築した自社ブランドのコンセプトを海外のバイヤーや消費者に共感してもらい、その販路を広げている。限られた人員と費用を効率的に使い、海外販路開拓に取り組む企業を取材した。
(11分01秒)
※本番組は英語版でもご覧いただけます。
Secrets of Selling Local Industries Overseas –Efficient Marketing & Branding–
テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。
映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。
映像説明: スタジオ。横長の薄い黄緑色(きみどりいろ)の背景モニターに緑色(みどりいろ)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。前方にも小さいモニターが置いてある。モニターには、「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」などと書かれたタグが付けられた黒、赤、緑(みどり)の靴下が並ぶ映像が映し出されている。モニターの左側、スタジオ中央に女性キャスターが座っている。青い服の上に白い上着を着てベージュのスカートをはいている。
女性キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。
映像説明: スタジオ。薄い黄緑色(きみどりいろ)のモニターを背景にした女性のバストショット。
テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)
江連(えづれ)キャスター: 海外で商品を販売するためのマーケティングやブランディングには多額の費用がかかります。
映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターが左のほうに体の向きを変える。画面の左側に江連(えづれ)キャスターが映り、右側には小型モニターがある。小型モニターにはピンクとベージュのボーダー柄の服を着た人物が織物を織る機械に向かい、黄色(きいろ)や紫などのカラフルな糸を寄せ、黒い糸をくぐらせている映像、2段に分かれた木製の陳列棚にタグが付けられた白いラインが入ったいろいろな色の靴下などが並ぶ映像が映し出されている。江連(えづれ)キャスターが話を続ける。
江連(えづれ)キャスター: そうしたなか、効率的に市場のニーズをとらえ、商品の存在感を高めた企業を取材しました。
テロップ: 地場産業の海外販売の秘訣 ‐効率的なマーケティング&ブランディング‐
映像説明: 桜の木や緑の葉がある木々(きぎ)が生い茂る堀。水面(みなも)には周りの木々(きぎ)や桜の木が映っている。画面右下の四角い枠内に東北地方の地図。西は日本海に面し、北は秋田県、東は宮城県、南は福島県に囲まれている山形県は、緑色で示され、米沢市は県の南に位置していて赤い星印で示されている。
サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示) 米沢伝統の織物 海外販売で必要なのは…
ナレーション: 山形県の最南部に位置し、城下町としても知られる米沢市。
映像説明: 和室。黒い和服を着た人物が、オレンジとグレーのしま柄の反物を手に持っている。傍らに光沢のある紺色やグレーのボーダーの織物が置かれている。
テロップ: 米沢織(よねざわおり)
ナレーション: この地の伝統産業といえば、そう、米沢織(よねざわおり)だ。
映像説明: 草が生い茂る場所で1本の黄色い花が咲いている。 木目調の棚に「紅花」、「梅枝(うめがえ)」、「花餅」、「ざくろ」などと書かれたプラスチック容器に白い綿(わた)と花や枝が入っている。 使い込まれた木製の茶色い機械に設置された糸巻きに巻かれた薄いピンク色と紫色の糸が、回転し、一定のリズムで横糸が織り込まれている。 木目調の棚が置かれた部屋。紺色のカーディガンに灰色のエプロンをして、マスクをつけた女性が手織りの織物の機械に向かい、白い糸を寄せピンク色のシャトルの糸をくぐらせている。
ナレーション: 紅花をはじめとする、自然由来の染料で染めた、麻や綿(わた)、絹などの糸を使った織物で、着物や袴、帯などの和装品が有名だ。米沢織(よねざわおり)を根づかせたのは…。
映像説明: 刀を腰に差し、袴を着た男性のブロンズ製の立像。後ろには木々(きぎ)が生えている
テロップ: 上杉鷹山公之像(うえすぎようざんこうのぞう)。
ナレーション: 米沢藩9代藩主の上杉鷹山公(うえすぎようざんこう)。
映像説明: 木製の建物。屋根の付いた門の出入り口があり、門と塀の向こうには木々(きぎ)が生い茂っている。
テロップ: 新田
ナレーション: そして今も米沢織(よねざわおり)の伝統を受け継いでいるのが、その家臣だった新田。
映像説明: 庭園。松などの木々(きぎ)が生い茂り、たくさんの大きな石が池を囲っている。池の手前には砂利が敷かれている。 明るい工場内。大型の織機が何十台も稼働している。光沢を帯びた白い布が機械で織り上げられていく。使い込まれた機械が、一定のリズムで横糸を織り込んでいる。
ナレーション: 現在は従業員19人の企業だ。
映像説明: 壁にカラフルな着物が掛けられた部屋。黒い和服を着た新田社長がインタビューに答える。 木製の机や椅子が置かれた部屋。マスクをつけ、ピンクとベージュの ボーダー柄の服を着た人物が手織りの織物の機械に向かい、黄色(きいろ)や紫などのカラフルな布の切れ端を寄せ、黒い糸をくぐらせている。
テロップ: 新田 新田 源太郎 社長
新田社長: 私たちは和装関係を得意にしてまして、着物、あとは、あの、帯ですとか、あとは、あの、袴ですとかそういうふうな、あの、こう、ものを、こう、メインで製作はしておるんですけども。 今は、あの、小物まで幅を広げてこだわったものを1点1点製作しております。
映像説明: 木製の壁で木目調の格子窓が付いている部屋。紺色の服を着た女性が織物を織る機械に向かい、白い糸を寄せ、白い布をくぐらせている。傍らで新田社長が指導している。二人ともマスクをつけている。
ナレーション: それまで、新田は、商品を国内でしか販売してこなかったが…。
映像説明: 壁にカラフルな着物が掛けられた部屋。黒い和服を着た新田社長がインタビューに答える。 手織りの織機(おりき)がある部屋で青いの服を着た女性が手織りの織物の機械に向かい、傍らで黒い服を着た新田社長と、眼鏡をかけ白い服に黒いストールを巻いた外国人の女性が右手にスマートフォンを持ちながら立っている写真。 和室で眼鏡をかけ白い服に赤や黒の柄模様(がらもよう)があるストールを巻いた外国人の女性と新田社長が手振りを交えて話をしている写真。
新田社長: 4年ほど前になるんですけども、あの、ニューヨークの、あの、美術館のバイヤーの方(かた)が来られました。 その際に小物をまずチョイスしていただいたっていうのが、きっかけとなって本格的にちょっと海外進出したいというところを、あの、思いまして。
映像説明: 和室。ベージュの敷物の上にバッグ、ポーチ、シュシュなど米沢織(よねざわおり)で作られた製品が並べられている。 和室の一角。黒い和服を着てマスクをつけた新田社長が、オレンジとグレーのラインしま柄の布地を手に持っている。傍らに光沢のあるグレーのボーダーの布地などが置かれている。
ナレーション: このことがきっかけで、まずは小物で海外に米沢織(よねざわおり)を知ってもらいたいという思いが強くなった新田社長。しかし…。
映像説明: 壁にカラフルな着物が掛けられた部屋。黒い和服を着た新田社長がインタビューに答える。
テロップ: 新田 新田 源太郎 社長
新田社長: 海外に対しての、あの、こう売り込みですとか、逆に受け入れていただけるものというのが分からない状況のなかでありました。
映像説明: 和室。ベージュの敷物の上に白地に赤や黄色(きいろ)、緑色(みどりいろ)のランダムな線模様があり、持ち手(もちて)が赤いバッグや、黒地に薄い青色や黄色(きいろ)のラインで持ち手(もちて)が革のバッグが並べて置かれている。手前にはピンク色で柄(がら)の入ったポーチや薄い青地に茶色い不規則なチェック柄のがま口財布、赤、黒、薄いローズピンクの幅が異なるしま柄で両側がフリンジの布地の商品が重ねて置かれている。
サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 効率的に海外進出 一石二鳥のマーケティング
ナレーション: 海外で何が売れるかを見極めるには、マーケティングが重要だ。
映像説明: 和室。新田社長と紺色の服を着た女性、黒い服を着て眼鏡をかけた女性が話している。全員マスクをつけている。3人の前に置かれた机にはノートや布地などがある。
ナレーション: そこで社長が利用したのは、ジェトロのハンズオン支援。企業と専門家が二人三脚で海外市場を目指すこの支援で、
映像説明: 曇り空の下。遠くにそびえ立つ高層ビルがあり、海が広がっている。港近くにはカラフルな遊覧船が停泊している。海上には数隻の船が停泊している。画面左下の四角い枠内に中国の地図。中国が緑色(みどりいろ)で示され、北東部にある北京、東部の上海が黒い丸印、南東部にある香港が赤い星印で示されている。
ナレーション: 香港での取引先を見つけた。
映像説明: 薄い緑(みどり)の壁で緑(みどり)の格子と扉のある店舗。格子の前にあるスペースにアクリルスタンドに立てかけられた数種類のチラシが置かれている。
テロップ: Arts & Crafts Studio(アーツアンドクラフツスタジオ)
ナレーション: それが、アーツアンドクラフツスタジオだ。
映像説明。 アーツアンドクラフツスタジオの店内。木目調の陳列台。透明のビニール袋に入った紫、赤、茶色の小物と商品のチラシが置かれている。右側にはプラスチック製のパッケージに入った赤、黄色(きいろ)、白、水色の花飾り、グレーとピンク色の模様の入った四角いクッションが数個あり、赤、青、緑(みどり)のチェック柄のネクタイや、茶色と薄いローズピンク、黄色(きいろ)と黒のしま柄で両側がフリンジの布地の商品などが重ねて置かれている。
ナレーション: 日本を中心にヨーロッパなど海外の伝統工芸品や作家の商品を取り扱っている。
テロップ: Arts & Crafts Studio(アーツアンドクラフツスタジオ) 源波 淳子(げんなみ じゅんこ) 社長
源波(げんなみ)社長: シルクの素材で手織物(ておりもの)ということが、すごいステキだなあというのと、
映像説明: 商品が陳列された店内の画像を背景に紺色の服を着て赤い花のコサージュを襟元につけた源波(げんなみ)社長がインタビューに答える。(Zoomのビデオ通話)
源波(げんなみ)社長: あと、紅花染めという伝統的工法を使ってらして、香港でご紹介できたらいいなというふうに思いまして。
映像説明: 木目調の陳列台。透明のビニール袋に入った紫、赤、茶色の小物と商品のチラシが置かれている。右側にはプラスチック製のパッケージに入った赤、黄色(きいろ)、白、水色の花飾りやグレーとピンク色の模様の入った四角いクッションが数個あり、赤、青、緑(みどり)のチェック柄のネクタイや、茶色と薄いローズピンク、黄色(きいろ)と黒のしま柄で両側がフリンジの布地の商品などが重ねて置かれている。
ナレーション: この店舗で扱っている、新田の商品は、バッグやネクタイなど、およそ50アイテム。今回のビジネススタイルは、
映像説明: 壁際に手織のバッグやネクタイなどの商品が並ぶ様子を背景に、「ビジネススタイル」と題された表が表示される。画面の左側に「新田」と書かれた水色の枠内に「商品輸送料」、「棚代を負担」の文字、右側に「店舗」と書かれた赤い枠内に「商品代金 改良点など」、「アドバイスを提供」の文字が表示されている。
ナレーション: 新田側が送料や店舗の棚代を負担し、店舗側が商品代金と売れる商品の傾向や改良点などマーケティングの情報を提供するというもの。
映像説明: 商品が置かれた店内。白い台の上に透明のビニール袋に入った赤や黄色(きいろ)が混じったストールや、紺色や水色が混じったタグが付けられたストールや英語で書かれた説明書きの紙が置かれている。
ナレーション: 商品代金から販売手数料が引かれるため、持ち出しが多く、ビジネス的にはもうけが薄いが、メリットがあるという。
映像説明: 持ち手(もちて)が赤い、薄いピンク色の四角形の模様が入った緑(みどり)と黒のトートバッグの写真。 トートバッグの内側の写真。裏地は光沢のあるピンク色の布地に模様が描かれている。 写真が切り替わる。トートバッグの内側の持ち手(もちて)が縫い付けられている部分の真ん中に留め具が付けられていて、赤い丸印で囲まれる。 商品が陳列された店内の画像を背景に紺色の服を着て赤い花のコサージュを襟元につけた源波(げんなみ)社長がインタビューに答える。
ナレーション: 例えば、最初に店舗に出したトートバック、実は取引先のアドバイスを受けてバックの留めを付けた。その理由は…。
テロップ: Arts & Crafts Studio(アーツアンドクラフツスタジオ) 源波 淳子(げんなみ じゅんこ) 社長
源波(げんなみ)社長: まあ、やっぱり(防犯上(ぼうはんじょう))危ないですからね、そういう工夫があった方がいいという話はしたかな。
映像説明: 陳列台。壁にバッグなどのたくさんの商品が掛けられている。壁際の木目調の陳列台にはグレーとピンク色の模様の入った四角いクッションが数個あり、青、緑(みどりいろ)のチェック柄のネクタイなどの商品が置かれている。 商品が陳列された店内の画像を背景に紺色の服を着て赤い花のコサージュを襟元につけた源波(げんなみ)社長がインタビューに答える。
ナレーション: そのおかげで改良された商品は、徐々に売れるようになったという。
テロップ: Arts & Crafts Studio(アーツアンドクラフツスタジオ) 源波 淳子(げんなみ じゅんこ) 社長
源波(げんなみ)社長: トートバックのちょっと小さめのと大きめのと両方作っていただいたり、 かなりの人に見ていただいておりますので、カラーの傾向ですとか、いろいろと、ま、つかめたのではないかとは思うんですね。
映像説明: 木目調の陳列台。透明のビニール袋に入った紫、赤、茶色の小物と商品のチラシが置かれている。右側にはプラスチック製のパッケージに入った赤、黄色(きいろ)、白、水色の花飾り、グレーとピンク色の模様の入った四角いクッションが数個あり、赤、青、緑(みどり)の チェック柄のネクタイや、茶色と薄いローズピンク、黄色(きいろ)と黒のしま柄で両側がフリンジの布地の商品などが重ねて置かれている。。
ナレーション: つまり、このビジネススタイルは、商品を売りながら同時にマーケティングも行えるため、そこにかける費用と人員を考えると理にかなっているのだ。
映像説明: 壁にカラフルな着物が掛けられた部屋。黒い和服を着た新田社長がインタビューに答える。 Arts & Crafts Studio(アーツアンドクラフツスタジオ)の店内。木目調の陳列台。透明のビニール袋に入った紫、赤、茶色の小物と商品のチラシが置かれている。右側にはプラスチック製のパッケージに入った赤、黄色(きいろ)、白、水色の花飾り、グレーとピンク色の模様の入った四角いクッションが数個あり、赤、青、緑(みどり)のチェック柄のネクタイや、茶色と薄いローズピンク、黄色(きいろ)と黒のしま柄で両側がフリンジの布地の商品などが重ねて置かれている。 壁にカラフルな着物が掛けられた部屋。黒い和服を着た新田社長が話を続ける。
新田社長: いろんな情報をいただけるというのは、今後、ほかの国へ展開に向けては非常に欲しい情報の1つでありましたので、 改善点を結構、あの、さまざま教えていただけます。 新商品を、作ったものをまたお送りして反応を聞いたり、情報として頂戴するというのが一番大きいところではございます。
映像説明: 和室。新田社長と紺色の服を着た女性と、黒い服を着た眼鏡をかけた女性が話している。全員マスクをつけている。3人の前に置かれた机にはノートや布地などがある。
ナレーション: 新田社長は香港での経験を生かして販路を広げて行く予定だ。
映像説明: 壁にカラフルな着物が掛けられた部屋。黒い和服を着た新田社長がインタビューに答える。
新井社長: 生産体制を整えて、あの、こう、アメリカ、ないし、また、あの、フランス、ヨーロッパ、あの、イギリス、そしてアジアっていうところも見据えながら、 あの、各、大きい所を支点に1つ1つ、そういうふうにして取引先を、あの、広げていく。
映像説明: 雲が浮かぶ青空の下。道路沿いに2階から5階建て程の高さのビルが建ち並んでいる。路肩には車数台が停車されている。車道を数台の車が走っている。左下の四角い枠内にオーストラリアの地図。オーストラリアは緑色(みどりいろ)で示されていて、本土の南部の東側海上に位置する島のタスマニアが星印で示されている。
サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): OEMメーカーが 立ち上げた新ブランド
ナレーション: 一方、海外ビジネスでは、マーケティングと同様にブランディングも重要だ。こちらは、オーストラリアのタスマニア。
映像説明: 「the maker」と書かれた黒い看板を掲げたガラス張りの店舗の外観。
テロップ: the maker
ナレーション: ここに店舗を構えるのがthe maker。
映像説明: 白い壁と赤茶色のレンガ調の壁に木製の扉がある板張りの床の店内。壁面に設けられた棚に畳んだ衣類や金属製の湯たんぽが置かれ、壁際のハンガーラックに白と黒のストライプ柄、オレンジやベージュの衣類が掛けられている。店内の中央に設けられた台に色とりどりの靴下が並べられている。柱の傍らや窓枠の上部の棚にこけしが数個ずつ置かれている。
ナレーション: デザイナーのこだわりを感じさせるアパレルやファッション小物、雑貨などが並んでいる。
映像説明: 店内の一角。白い壁の壁際に黒い棚が設けられ、畳んだ衣類、靴や靴下、バッグなどの小物が陳列されている。傍らに白い点線柄がある黒いバッグを手に持たせた紺色のタートルネックに黒い上着を着てニット帽をかぶせた黒いマネキンが置かれている。 上段に紺色と白のしま柄の布地が敷かれた2段になった木製の台が設けられた一角。ベージュ、緑(みどり)の靴下、白いラインが入った水色、黄色(きいろ)、青、黒、赤などの靴下が陳列されている。靴下には靴下のイラストと「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」の文字が書かれた白い紙が靴下に巻かれたり、縫いつけられている。台の奥のほうの床には、こけしが数個並べて置かれ、大小のロウソク3本が置かれている。 木製の台に白い紙を巻いた上下がベージュと黒の配色、白と黒の配色の靴下が2足、濃い茶色の木の板の上に靴下のイラストと「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」の文字が書かれた紙が巻かれた赤と黒、紺とグレー、白と黒、紺色と茶色の柄(がら)のある靴下4足が陳列されている。 白い布地を巻いた台に「hakne(はくね)」と書かれた紙が添えられた黒、紺、白の靴下3足が陳列されている。
ナレーション: オンリーワンを求める人々に人気だ。そこに並ぶのが、日本の靴下メーカー、ニット・ウィンのNISHIGUCHI KUTSUSHITAやhakne(はくね)などの3つのブランドだ。
映像説明: 白い壁の室内。白いシャツにグレーの服、紺色の上着を着て眼鏡をかけた外国人女性が話をする。(Zoomのビデオ通話)
テロップ: the maker リオニー・ストラザーズ オーナー
ストラザーズオーナー・英語: NISHIGUCHIとhakne(はくね)の品質の高さがとても印象に残りました。 この靴下のスタイルは豪州の市場が求めているものにぴったりだと思いました。
映像説明: 曇り空の下。「株式会社 ニット・ウィン」と書かれた看板などを掲げた黒いフェンスがある白い塀の奥に2階建てのグレーの外壁の建物が建っている。傍らに植木鉢が置かれ、白い車が停車されている。通路の奥に建つ白い3階建ての建物の1階部分に透明のシートが掛けられ、紫の服を着た人物がかがんで積まれたダンボール箱のほうを見ている。
テロップ: ニット・ウィン
ナレーション: ニット・ウィンは、日本の靴下の一大産地、
映像説明: 工場内。たくさんの糸が張られたベージュの機械数台が並んでいる。紺色の服を着た2人の従業員が作業をしている。従業員が立つ通路を挟んだ反対側に緑(みどり)、黄色(きいろ)、赤のランプがありチューブなどがついた機械が並んでいる。左下の四角い枠内に奈良県の地図。奈良県は緑色(みどりいろ)で示されていて、北西部に大阪府が隣接し、大阪府との県境の北西部に位置する葛城市が星印で示されている。 紺色のポロシャツを着て眼鏡をかけマスクをつけた従業員が溝のあるローラーがついたグレーの機械から薄いグレーの筒状に編まれた布地を引き出している。
ナレーション: 奈良県葛城市に本社工場を構える、従業員およそ60人の靴下メーカー。
映像説明: 白い壁際に紺碧色(こんぺきいろ)とグレーの機械3台、青い機械数台が並ぶ工場の一角。通路を挟み、横向きの棒が数本ついたベージュの機械数台が並んでいる。機械には糸巻と張られた糸がついていて、傍らにダンボール箱が置かれている。 腰を落としていた紺色のポロシャツを着て眼鏡をかけマスクをつけた従業員が立ち上がり溝のあるローラーがついたグレーの機械を操作している。 銀色の円柱形(えんちゅうけい)の柱や溝のあるローラーがあるグレーや紫の機械が並んでいる。機械のフレームにたくさんの紙を挟んだバインダーがつり下げられている。
ナレーション: 新旧の機械を使い分ける技術力で、幅広い商品を開発している。
映像説明: ベージュの壁際に置かれた溝のあるローラーや円柱形(えんちゅうけい)の柱があるグレーの機械が稼働している工場の一角。機械に糸巻や張られた糸がつけられ、壁面にカバースイッチやつまみ式のスイッチが設けられている。 ベージュの床と長机(ながづくえ)があり、奥の壁面に引き出し収納ケースが置かれている工場の一角。グレーの服、白と紺のボーダー柄の服、紺色の服を重ねて着て、紺色のエプロンをしてマスクをつけた従業員の女性がパイプ椅子に座り、赤い糸巻をつけた工業用ミシンで白い紙のタグを靴下に縫いつけている。長机(ながづくえ)に座る従業員4人が靴下を手に作業をしている。長机(ながづくえ)の横に置かれたダンボール箱にからし色(いろ)の靴下が積まれている。 白い外壁の店舗の出入り口。靴下のイラストと「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」などと書かれた白いのれんが掛かっている。
ナレーション: 多くの靴下メーカーと同様に、他社ブランドのOEM生産を行っているが、並行して、2017年に最初の自社ブランド「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」を立ち上げた。
映像説明: NISHIGUCHI KUTSUSHITAの白い壁の店内。オフホワイトの壁面に設置された木目調の棚に靴下のイラストと「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」の文字が書かれた白い紙のタグがついた白、からし色(いろ)、青、緑(みどり)、グレー、紫などの色とりどりの靴下が陳列されている。
ナレーション: そのときから海外市場も見据えていたという。
映像説明: NISHIGUCHI KUTSUSHITAの店内。白い壁面に設けられた棚に色とりどりの靴下が並び、店内の一角に観葉植物が置かれている。紺色の服を着た男性がインタビューに答える。
テロップ: ニット・ウィン 西口 功人(にしぐち いさと) 専務
西口専務: OEMだけでは、やっぱり、あの、やっていけないという部分があったので、国内もやっぱ、1億2,000万人しかいないし、 よりあの、多くの方(かた)に、その、僕たちの思いを届けるっていうのは、ブランドを創るうえでも絶対必要なことだというふうに思ってました。
映像説明: 店内。壁面に設けたポールに赤、黒、緑(みどり)、グレー、白、青、黄色(きいろ)など、色とりどりの靴下が履かせた靴下の形をしたプレートがつり下げられ、棚には畳んだ靴下が陳列されている。西口専務が陳列された商品を眺めながら歩き、つり下げられた靴下に手を伸ばし、整える。
ナレーション: そう話すのは、ブランド立ち上げを主導した西口専務。ブランドには、海外にも伝わる明確なコンセプトが必要だと感じていた。
映像説明: 壁面に設けたポールに色とりどりの靴下を履かせた靴下の形をしたプレートがつり下げられ、畳んだ靴下が陳列された棚の前。西口専務がインタビューに答える。 ブラインドが掛かった白い壁の室内。西口専務と紺色の服を着た男性が黒いソファ調の椅子に向かい合って座り、木目調のローテーブルに置いた書類に視線を落としながら話をしている。紺色の服を着た男性が大きくうなずいている。 工場内。グレーの服を着た女性が靴下のイラストと「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」の文字が書かれた白い紙のタグを工業用ミシンで紺色の靴下に縫いつけている。
西口専務: 自分たちが、どういう物づくりをしたくて、どういう物を届けたいのか、それに合った強い思いがないと 国内ではうまくいかないし、海外なんて、やっぱ、もっとそこを意識、そこを評価するお客さんなので わざわざインポートで、こう関税とかも払って引いてきてリスクがあるなかで「商品がいいんです」って言うだけでは全然、あの、全くダメで、 それよりも、あの、どういう価値観で物づくりをしているのか、作る理由っていうところが、やっぱり、強烈なインパクトがないと、やっぱうまくいかないよなっていうのは思いますね。
映像説明: ブラインドが掛かった白い壁の室内。西口専務と紺色の服を着た男性が黒いソファ調の椅子に向かい合って座り、木目調のローテーブルに置いた書類や靴下に視線を落としながら話をしている。西口専務がカーキ色(いろ)のしま柄の靴下を手にしながら話をしている。
ナレーション: そして、辿り着いたのが、自社の強みを生かしたコンセプト、それに基づく、ブランドだった。
映像説明: 白い壁の店内。壁面に設けたポールに赤、黒、緑(みどり)、グレー、白、青、黄色(きいろ)など、色とりどりの靴下を履かせた靴下の形をしたプレートがつり下げられている。 木目調の台に籐籠(とうかご)と「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」の文字が書かれた白い紙のタグがついた緑(みどり)、赤、黒の靴下が5足並んでいる映像を背景に「西口流ブランドの構築」と題されたテロップが表示され、「『はくひとおもい』というコンセプトのもとニーズや品質にこだわり 自分らしさを追求」のテロップが示される。
ナレーション: その時々の流行に左右されない、夏は涼しく、冬は暖かいなど、靴下を履く人の普遍的なニーズ。高い技術力で、その品質を貪欲に追求することを「はくひとおもい」という言葉に込めてブランドを構築している。
映像説明: 白い壁面に設けられた木目調の棚に靴下のイラストと「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」の文字が書かれた白い紙のタグがついた黒、ベージュ、グレー、白の靴下が陳列されている。 カーキ色(いろ)の服を着て紺色のエプロンをした女性が木目調のテーブルに座り、下半分がグレー、上半分が緑色(みどりいろ)になった靴下の縁(ふち)をかぎ針で編んでいる。 店内の一角。白い壁面に商品が陳列された棚が設けられ、観葉植物が置かれている。西口専務が手振りを交えてインタビューに答える。
西口専務: 自分たちのコンセプトである「はくひとおもい」っていうのが、本当に一番大事な、あの、価値観なので、 最終的に出来上がったものが「はくひとおもい」っていう僕たちのコンセプトで 製品のクオリティーっていうのが、その、ほんとにきちんと、こう、串刺しになっているかっていうのは、ほんとに徹底的に納得がいくまで、えー、やってますね。
映像説明: 窓にブラインドが掛かった白い壁の部屋。窓の外に外に植えられた樹木が見えている。マスクをつけた西口専務の手元にあるものを見ている様子。 タスマニアの街並み。2階建ての建物が建ち並ぶ通りにある「the maker」と書かれた看板を掲げたガラス張りの店舗の外観の写真。歩道を歩く数人の人物と路肩に数台の車が駐車されている。
サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 共感を生み出す ブランドコンセプトの作り方
ナレーション: そして、このブランドコンセプトに共感し、オーストラリアでブランディングを展開したのが、タスマニアのthe makerだった。
映像説明: 店内の一角。白い壁面に商品が陳列された棚が設けられ、観葉植物が置かれている。西口専務がインタビューに答える。 工場内。銀色の円柱形(えんちゅうけい)の柱や溝のあるローラーがあるグレーや紫の機械が並んでいる。機械にたくさんの紙を挟んだバインダーがつり下げられている。西口専務を含む数人の人物が通路に立ち機械を確認している。 工業用ミシンで靴下のイラストと「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」の文字が書かれた白い紙のタグを赤い糸で黄色(きいろ)の靴下に縫いつけている。
西口専務: (日本(にほん)での)展示会3日目に来てくれたと思うんですけど、工場見に行きたい、翌日、行っていいかという話になって、 慌てて奈良に帰って、で、迎えて、で、工場見学をして、で、もう、ぜひやりたいというような形でスタートしましたね。
映像説明: the makerの店内。2段になった木製の台が設けられ、上段に紺色と白のしま柄の布地の上に茶色とベージュの靴下が並べられ、下段には濃い茶色の木の板の上に靴下のイラストと「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」の文字が書かれた紙が巻かれた赤と黒、紺とグレー、白と黒、紺色と茶色の柄(がら)のある靴下4足が陳列されている。木製の台に上下がベージュと黒の配色、白と黒の配色、ベージュと青の配色など、2色に分かれた靴下が5足陳列されている。
ナレーション: NISHIGUCHI KUTSUSHITAなどを扱うthe makerでは、接客の際にブランドの価値を丁寧に紹介しているのだという。
映像説明: 白い壁の部屋。ストラザーズオーナーがインタビューに答える。 the makerの店内。白い布地を巻いたテーブルに靴下のイラストと「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」の文字が書かれた白い紙が巻かれた紫、白、紺、グレーの柄(がら)のある靴下が4足や茶色いかばんなどが陳列されている。 白い壁の部屋。ストラザーズオーナーが話を続ける。
テロップ: the maker リオニー・ストラザーズ オーナー
ストラザーズオーナー・英語: 私たちは靴下の背景にあるストーリーをとてもよく理解していますし、 靴下を販売することに情熱を持っているのです。 ブランドとして、靴下に込められた西口さんのメッセージは、 さまざまなシーンやライフスタイルで使える上質な靴下だと思います。 それは広く消費者に伝わっていると思います。
映像説明: the makerの店内。2段になった木製の台に靴下のイラストと「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」の文字が書かれた白い紙のタグが縫いつけられたからし色(いろ)、青、赤、水色に白いラインが入った靴下が4足陳列されている。 板張りの床に赤茶色のレンガ調の壁の店内中央に設けられた2段になった木製の台に色とりどりの靴下が陳列されている。木製の扉があるレンガ調の壁面に設けられた棚に畳んだ衣類、壁際のハンガーラックにオレンジ、ベージュ、白と黒のストライプ柄の衣類が掛けられている。店内の一角には観葉植物が置かれ、奥に白い壁の部屋にハンガーラックに掛かった衣類や白い布地を巻いた商品を陳列した台がある。
ナレーション: ストラザーズさんは、SNSなどで情報を発信。今では、オーストラリアとニュージーランドで50軒以上の小売店に納品している。
映像説明: 白い壁の部屋。ストラザーズオーナーがインタビューに答える。
ストラザーズオーナー・英語: 高品質でプレミアムな靴下を買って履いてみて、その価値を本当に理解し始めています。 最初の靴下を購入してから、靴下収集家になる人がいます。
映像説明: 白い壁の部屋。ストラザーズオーナーが笑顔で話をしている。 the makerの店内。2段になった木製の台が設けられ、上段に紺色と白のしま柄の布地の上に茶色とベージュの靴下が並べられ、下段には濃い茶色の木の板の上に靴下のイラストと「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」の文字が書かれた紙が巻かれた赤と黒、紺とグレー、白と黒、紺色と茶色の柄(がら)のある靴下4足、上下が2色に分かれた5足の靴下などが陳列されている。 白い壁の室内。黒いソファ調の椅子に座る、マスクをつけた西口専務が身振りを交えて話をしている。
ナレーション: ブランドに共感してくれるパートナーと出会い、オーストラリアでのブランディングが上手くいっているニット・ウィン。しかし、海外ビジネスを行うノウハウが乏しかったという。
映像説明: NISHIGUCHI KUTSUSHITAの店内。白い壁面に商品が陳列された棚が設けられ、観葉植物が置かれている。西口専務がインタビューに答える。
テロップ: ニット・ウィン 西口 功人(にしぐち いさと) 専務
西口専務: オーストラリアは結果的にすごく長い取り引きになってるんですけども、海外ビジネスの型がない状況のスタートだったんですね。 で、ただ、あの、本腰入れてきちっとこう、海外でやってこうと思ったときには、やっぱビジネスの型が絶対知っとく必要がありますので。
映像説明: ブラインドが掛かった白い壁の部屋。窓の外に植えられた樹木が窓から見えている。 黒いソファ調の椅子に座る西口専務と黒いスーツを着た2人の男女が湯飲みを置いたローテーブルを挟んで向かい合って座り、話をしている。3人ともマスクをつけている。室内には観葉植物が置かれ、消毒液のプッシュボトルが置かれた木目調のスリッパラックが設けられている。西口専務が身振りを交えて話しているのを、黒いスーツを着た2人の男女がうなずいたり、メモを取りながら聞いている。 西口専務が大きくうなずいている様子。
ナレーション: さらに海外で自社ブランドを広げるために活用したのは、ジェトロの支援。そこで、バイヤーの考え方、展示会での商品の見せ方や立ちふるまいなど基本的なことを学んだ。
映像説明: 展示会会場の写真。靴下のイラストと「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」の文字が書かれた白い壁のブース。木目調の展示台に白い紙のタグがついた靴下や紙を巻いた色とりどりの靴下が展示されている。壁に黄色(きいろ)、ベージュ、緑(みどり)、グレーなどの色とりどりの靴下10枚が履かせた靴下の形をしたプレートがつり下げられ、黄色(きいろ)、水色、グレー、白の4足の靴下が白い布地の上に並んだポスター写真のようなものが貼られている。 木目調の展示台に「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」と書かれた白い紙のタグを縫いつけた紺とベージュ、白と水色などの2色の配色のくるぶし丈の靴下などが展示されている写真。 木目調のカウンターを挟み、紺色の柄(がら)のある靴下を手にした西口専務が青い服を着た外国人男性と話をしている写真。カウンターに色とりどりの靴下が置かれ、靴下が並ぶ映像を写したタブレット端末が置かれている。 西口専務が靴下を並べた2段になった展示台を挟み、3人の外国人の男女と話をしている写真。西口専務と外国人男性が、それぞれ靴下の資料を手に持っている。
テロップ: 2019年 メゾン・エ・オブジェ
ナレーション: 2019年のパリの展示会などに出展し、自社商品のブランディングを展開。コロナ禍でも引き合いが多くあり、今では、欧米やアジアなどおよそ30ヵ国へ輸出している。
映像説明: NISHIGUCHI KUTSUSHITAの店内。白い壁面に商品が陳列された棚が設けられ、観葉植物が置かれている。西口専務がインタビューに答える。 2019年のメゾン・エ・オブジェの会場の写真。「NISHIGUCHI KUTSUSHITAの白いブース内で、西口専務とベージュの服を着て眼鏡をかけた外国人男性がタブレット端末と靴下を数足置いたカウンターを挟み、立っている写真。外国人男性がカウンターの上でペンを走らせている手元に西口専務が視線を向けている。 白い紙を巻いた紺、黒、赤、青などの柄(がら)のある靴下8足が2足ずつ重ねて展示台に並べられている写真。 the makerの店内。2段になった木製の台が設けられ、上段に紺色と白のしま柄の布地が敷かれている。下段に靴下のイラストと「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」の文字が書かれた白い紙を巻いた上下が赤とグレー、水色と白、青と茶色、白と黒など2色に分かれた5足の靴下と、青、白などの靴下が陳列されている
西口専務: 僕たちのブランドコンセプトっていうのを、あの、やっぱ理解してくれさること、ところからオーダーっていうのが入ってきて、 商品が届くと、また、それを見てる、ほかの小売店さんからオーダーが入ってきて。 実際2年間、海外に一度も、行ってませんけれども、取引先は、ほんとに200社ぐらいはあるんじゃないかな。
映像説明: 新田の社内。廊下の窓から光がさし込む和室にカラフルな着物が掛けられている。白い座面に赤茶色の木でできたモダンな椅子に座る新田(にった)社長と紺色の服を着た女性がノートパソコンを置いた机に向かい、傍らに置いたスマートフォンを操作している。2人ともマスクをつけている。 Arts & Crafts Studioの店内。白い壁際に設けられた木目調の展示台や壁面に赤、青、緑色(みどりいろ)のチェック柄のネクタイや、色とりどりの風呂敷、手織りのバッグ、グレーとピンク色の模様の入った四角いクッション数個など、さまざまな商品が陳列されている。 NISHIGUCHI KUTSUSHITAの店内。壁面に設けたポールに赤、黒、緑(みどり)、グレー、白、青、黄色(きいろ)などの色とりどりの靴下を履かせた靴下の形をしたプレートがつり下げられ、棚には畳んだ靴下が陳列されている。西口専務が陳列された商品を眺めながら歩き、つり下げられた靴下に手を伸ばし、整える。 木目調の棚に「hakne(はくね)」と書かれた赤い靴下が陳列されている。傍らに「Small size」、「Medium size」と書かれた紙製のプレートがあり、と白い靴下が2足重ねて置かれている。
ナレーション: 商品の価値を高めるために必要なマーケティングとブランディング。限られた費用や人員でも効率よく行うことが販路拡大を可能にしていくのだろう。
映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。緑(みどり)を基調とした、中が空洞になった地球儀が回転している。
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11月14日(予定)
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