九州から宇宙へ! ‐大学発スタートアップの未来‐

2021年12月20日

民間企業による宇宙開発が拡大するなか、九州大学発のスタートアップによる宇宙ビジネスへの参入が進んでいる。彼らが目指すのは、独自の小型衛星で収集したデータの提供や衛星の軌道制御のための装置開発。国そして自治体や大学も産業育成に力を入れるなか、さらなる事業拡大や販路開拓に向けて期待されるのは、海外のパートナー発掘や資金調達だ。九州から宇宙へ、大学発スタートアップによる海外展開への取り組みを取材した。

(11分00秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: スタジオ。横長の薄い黄緑色(きみどりいろ)の背景モニターに緑色(みどりいろ)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。前方にも小さいモニターが置いてあり、曇り空の下で、立ち上る白い煙のなか、噴射炎を出しながら打ち上がったロケットが上昇していく様子が映し出されている。モニターの左側、スタジオ中央に女性キャスターが座っている。緑色(みどりいろ)のワンピースを着ている。

女性キャスター: 世界は今、ジェトロ グローバル アイ。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)のモニターを背景にした女性のバストショット。

テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)

江連(えづれ)キャスター: 世界的に加熱する宇宙関連のビジネス。民間企業も数多く参入しています。

映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターが左のほうに体の向きを変える。画面の左側に江連(えづれ)キャスター。右側に小型モニターがある。モニターには屋上付近の外壁に「九州大学 筑紫(ちくし)キャンパス」と書かれた青い看板が掲げられている高さの違うグレーの校舎2棟があり、手前には九州大学のシンボルマークと白い文字で「九州大学 筑紫(ちくし)キャンパス」と書かれた青い四角柱(しかくちゅう)の看板が立っている映像、宇宙から見た地球と宇宙空間に浮かぶ衛星の画像のロールスクリーンが置かれた白い壁の部屋で黒い服を着て眼鏡をかけた男性が、ソーラーパネルがついた六角形(ろっかくけい)の筒のようなものがついた傘の形をした衛星を置いた白い長机(ながづくえ)の横で身振りを交え話す様子、室内でマスクをつけグレーの作業服を着た男性が衛星を紹介する様子が映し出されている。江連(えづれ)キャスターが話を続ける。

江連(えづれ)キャスター: 競争が激化していくなかで、海外と組んで宇宙ビジネスに挑もうとする、九州大学発のスタートアップを取材しました。

テロップ: 九州から宇宙へ! ‐大学発スタートアップの未来‐

映像説明: 雲のある青空の下。四方に4基の避雷塔(ひらいとう)がある発射台に据え付けたロケットがカウントダウンのあとに煙を上げ打ち上がる。画面下部に速度、高度、軌道投入までの過程、発射からの経過時間などが表示されている。(提供映像 スペースX)

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 世界を回る! 九州発の小型衛星

カウントダウンの声: Three Two One Zero Ignition

映像説明: 2分割された画面。画面左側に、雲のある青空の下、四方に4基の避雷塔(ひらいとう)がある発射台に据え付けたロケットが白い煙と噴射炎を出し打ち上がる。画面下部に速度、高度、軌道投入までの過程、発射からの経過時間、「LIFTOFF」の文字などが表示されている。曇り空の下、噴射炎を出しながら打ち上がったロケットが上昇し雲の中に入っていく様子が映し出されている。画面右側に、白い壁の部屋の様子が映し出されている。「福岡県」の文字と福岡県章(ふくおかけんしょう)、 「iQPS」の文字と軌道を回る衛星をモチーフにした丸い点がある円3つのロゴが描かれた白と青の格子柄のパネル、地球と傘の形をした衛星の画像と「福岡発の技術で宇宙へ!!」と書かれたパネルが置かれている。2台の白い長机(ながづくえ)が並べて置かれていて左側に黒い服を着た男性が2人、右側に男性が1人、それぞれ座り、打ち上げられるロケットの様子をオンラインで見守っている。ロケットが打ち上がった瞬間、3人の男性が拍手をしている。「市來 敏光」というプレートが置かれた席に座る眼鏡をかけた男性が笑顔で隣に座る男性に話しかけている。(映像提供 福岡県庁)

ナレーション: 2021年1月、福岡県が主催したオンラインでのパブリックビューイング。アメリカ、フロリダにある、ケープカナベラルの宇宙基地からロケットが打ち上がると、大きな歓声が上がった。そして…。

映像説明: 2分割された画面。画面左側に、宇宙から見た地球に衛星を示す白い丸印と軌道を示す白や水色の線が表示されている映像が映し出されている。画面右側に6分割された画面にロケットを打ち上げる様子を見守る8人の男性がそれぞれ映し出されている。左上に「福岡発の技術で宇宙へ!!」と書かれたパネルが置かれた部屋で白い長机(ながづくえ)に座る3人の男性、上段中央に白い部屋で白い上着を着た男性、右上に茶色のカーテンがある部屋で白い上着を着た男性、左下に青い文字で「OGAWA」と書かれた白い建物の画像を背景にした白い上着を着た男性、下段中央に白い壁に観葉植物が置かれた部屋で白い上着を着た男性、右下に白とモスグリーンの部屋で黒い服を着た男性が映し出されている。ロケットが打ち上がった瞬間、6分割の画面の中にいる8人の男性が笑顔で拍手をしている様子が映し出されている。

パブリックビューイングの実況: “イザナミ”が放出されました! よかったー!!

映像説明: 「福岡発の技術で宇宙へ!!」と書かれたパネルが置かれている白い壁の部屋。長机(ながづくえ)に座る3人の男性と、その後ろに立つ6人の男女が歓声を上げながらバズーカ型のクラッカーを発射させる。

バズーカ型のクラッカーを発射させた人たち: おめでとう!

映像説明: ロケットに搭載されたカメラの映像。噴射炎を出しロケットが上昇している様子。噴射炎の先に雲がかかる地球が見える。画面下部に速度、高度、軌道投入までの過程、発射からの経過時間などが表示されている。 噴射炎を出しながらロケットが飛行している様子。(映像提供 スペースX) コンピューターグラフィックス映像。宇宙から見た地球の地平線から昇る太陽を背景に、側面にソーラーパネルがついた六角形(ろっかくけい)の筒のようなものがついた黄色い傘のような形をした衛星が宇宙空間に浮かんでいる。六角形(ろっかくけい)の筒のようなものからは左右にソーラーパネル2枚が伸びている。画面中央に「QPS‐SAR(キューピーエス サー)」の文字が表示されている。 宇宙から見た日本列島の画像。九州地方の部分に「FUKUOKA」と書かれた枠があり、枠内の衛星画像が画面全体に広がる。画面右下に「画像(C)2018 Google、地図データ(C)2018 ZENRIN」と表示されている。一部の道路が水色の線で表示され、線の先端にピンク色の四角い印が表示される。(映像提供 QPS研究所(キューピーエスけんきゅうしょ)

ナレーション: 実は、このロケットに搭載されていたのは、九州大学発のスタートアップが開発した、小型の人工衛星。今や人工衛星は、通信やインターネットのほか、地球環境を知るためのモニタリング機器として必要不可欠なツール。

映像説明: コンピューターグラフィックス画像。宇宙から見た関東地方や関西地方などが明るくなった日本列島と宇宙空間に衛星が浮かんでいる様子。

ナレーション: その市場規模は、およそ40兆円にも上るといわれている。

映像説明: 白いタイルの外壁に上部がアーチ状になった窓や出入り口がある6階建てのビル。

テロップ: 福岡・天神

映像説明: グレーの壁に「iQPS」の立体看板が掲げられている。

テロップ: QPS研究所(キューピーエスけんきゅうしょ)

ナレーション: 開発したのは、地元・福岡に拠点を置く、QPS研究所(キューピーエスけんきゅうしょ)。

映像説明: 黒を背景にした25人の男女の写真。両袖に「iQPS」と書かれた黒い服を着ていて、最前列の3人の男性は椅子に座っている。 緑の床にトタンの壁の工場内の写真。紺色の作業服を着て眼鏡をかけた男性とグレーの作業服を着て眼鏡をかけた男性が笑顔で細長い鉄板を持っている。工場内にコードやホースがめぐらされ、数台のスチール製の作業台やローラーコンベアー、プラスチックケース、部品、工具などのような物が置かれているのが見える。 真ん中に穴が開いている(あいている)ベージュ色(いろ)の傘を逆さにしたような衛星の部品の周りに水色やグレー、ストライプ柄の白いシャツを着た5人の男性が立っている写真。ストライプ柄の白いシャツを着た男性が穴の開いている(あいている)部分を指さしている。背後に台車や積み上げられた段ボール箱などが置かれているのが見える。(写真提供 QPS研究所(キューピーエスけんきゅうしょ)) コンピューターグラフィックス映像。宇宙から見た地球。地球から宇宙空間を飛行する衛星にクローズアップされる。衛星の傘の部分から地球に向けて水色の光が出ている。(映像提供 QPS研究所(キューピーエスけんきゅうしょ))

テロップ: 小型SAR衛星(こがたサーえいせい)

ナレーション: 長年、衛星を研究してきた九州大学の博士(はくし)らを中心に、福岡のものづくり企業とも提携し、レーダーを使って観測する小型SAR衛星(こがたサーえいせい)を完成させた。

映像説明: 宇宙から見た地球と宇宙空間に浮かぶ衛星の画像のロールスクリーンが置かれた白い壁の部屋。ロールスクリーンの前に座る「iQPS」の文字とロゴがある黒い服を着て眼鏡をかけた男性がインタビューに答える。 コンピューターグラフィックス映像。傘のような衛星の中心部分の穴から伸びた4本の棒の先にある小さなドーム状の丸い板に水色の光が当たる。丸く照らされた光がでこぼこした地表、雲、暗くなった地表に当たっている。(映像提供 QPS研究所(キューピーエスけんきゅうしょ))

テロップ: QPS研究所(キューピーエスけんきゅうしょ) 市來 敏光 副社長

市來副社長: 通常は、この衛星で観測するっていう場合はですね、あの、カメラを使うことが多いんですけれども、 弊社の(衛星の)レーダーを使うと、あのまあ夜間でも撮影ができたり、 もしくは扱ってる電波が雲を通過するので天候不良でも撮影ができると。

映像説明: 「PSOM XL 4(エックスエルフォー)」と書かれた白いロケットがグレーの発射台に据え付けられている。左上にオレンジと青で描かれた「ISRO」の文字とヒンディー語、衛星をモチーフにしたロゴが表示されている。 茂った樹木に囲まれた発射台から白い煙を上げ、噴射炎を出しながらロケットが打ち上がっていく。 ロケットに搭載されたカメラの映像。宇宙空間で衛星が分離される様子。画面下部に黄色い文字で「DLA‐U SEPARATION(ディーエルエー ユー セパレーション)」、「CUSTOMER SATELLITES SEPARATION」と表示されている。(映像提供 ISRO)

テロップ: 第1基「イザナギ」

映像説明: 噴射炎を出しながらロケットが上昇していく様子。画面下部に速度、高度、軌道投入までの過程、発射からの経過時間などが表示されている。(映像提供 スペースX)

テロップ: 第2基「イザナミ」

映像説明: ロケットに搭載されたカメラの映像。噴射炎を出しロケットが上昇している様子。噴射炎の先に雲がかかる地球が見える。上空から見た市街地やビル群の白黒のデータ画像。(画像提供 QPS研究所(キューピーエスけんきゅうしょ))

ナレーション: 2019年12月、小型SAR衛星(こがたサーえいせい)としては世界で3番目に第1基を打ち上げ、2021年1月に打ち上げた第2基では、最も高精度な画像データの取得にも成功した。

映像説明: 宇宙から見た地球と宇宙空間に浮かぶ衛星の画像のロールスクリーンが置かれた白い壁の部屋。白い長机(ながづくえ)に置かれた衛星の模型を前に市來副社長が身振りを交えて話をしている。 側面にソーラーパネルがついた六角形(ろっかくけい)の筒のようなものが上についたクリーム色(いろ)の傘のような形をした衛星の模型。中心部分の穴から伸びた4本の棒の先に小さなドーム状の丸い板がついている。衛星の模型が4分割された画面に1つずつ表示された後と、さらに16分割された画面にも1つずつ表示される。

テロップ: 衛星コンステレーション

ナレーション: さらに、衛星産業の拡大を見越して計画しているのは、複数の衛星を同時に運用する、衛星コンステレーションだ。

映像説明: 黒を背景に宇宙から見た地球の周りを周回する衛星のコンピューターグラフィックス映像。衛星の軌道が黄色(きいろ)で表示されている。画面右側に「36 satellites Constellation(サーティーシックス サテライツ コンステレーション)」、「Average 10 minutes observation(アベレージ テン ミニッツ オブザベーション)」と表示されている。 宇宙から見た日本列島の画像。中部地方の部分に「NAGOYA」と書かれた枠があり、枠内の衛星画像が画面全体に広がる。衛星画像内に「area A(エリア エー)」、「area B(エリア ビー)」、「area C(エリア シー)」、「area D(エリア ディー)」などと書かれた水色の枠に囲まれた衛星画像が表示され、拡大表示される。拡大表示された衛星画像を背景に「Export Volume Forecast(エクスポート ボリューム フォーキャスト)」と題された縦と横の目盛りがある面グラフが表示され、右から左に動いている。グラフ内に「NOW」と書かれたオレンジ色(いろ)の吹き出しが表示され点滅する。(映像提供 QPS研究所(キューピーエスけんきゅうしょ))

ナレーション: 将来的には36基の衛星を打ち上げ、それらを同時に運用することで、地球のどこでもほぼリアルタイムで観測。集めたデータを、国内外の産業界に提供していきたいという。

映像説明: 左右に向かって敷かれた4本の線路を真上から見た画像。上から2本目の線路がグラフィックの線画に変化し、横から見た様子をクローズアップされ、線路がくぼんでいる部分に水色の枠が表示される。水平に赤い点線が表示され、くぼんだ部分の空間が赤く変化し、くぼんだ部分に水色の目盛りが表示される。目盛りから「Distortion」の白い文字がある赤い枠が表示される。 船が航行する港のような場所を真上から見た画像。航行する3隻の船舶に、それぞれ水色の枠が表示される。 東京・数寄屋橋(すきやばし)のスクランブル交差点の写真。「Kiton(キートン)」と書かれた立体看板を掲げたガラス張りの店などが建ち並び、歩行者や走行する車が見える。画面が暗くなり、歩道と車道の境目や横断歩道を囲む線がオレンジ色(いろ)で表示される。 宇宙から見た地球と宇宙空間に浮かぶ衛星の画像のロールスクリーンが置いてある白い壁の部屋。ロールスクリーンの前に座る市來副社長がインタビューに答える。

市來副社長: 例えば、えっと、ま、鉄道であったりとか、道路であったりとか、えっと、そういったそのインフラ関係の、えっと、管理を衛星で行うとか、 農業であったりとか、漁業であったりとか、もしくは、その船舶の航行を、こう管理をしたりとか、さらにはその防災とかですね、 衛星ですので、あの別に日本(にほん)だけを通ってる(とおってる)ってわけではなくて世界中を通ってる(とおってる)ということは、 当然、その海外が、えっと、ビジネスの、ま、市場としては対象となってくると。

映像説明: 宇宙から見た地球と宇宙空間に浮かぶ衛星の画像のロールスクリーンとモニターが置かれた白い壁の部屋。白い長机(ながづくえ)に置かれた衛星の模型を前に市來副社長が身振りを交えて話をしている。

ナレーション: 市來さんが狙う、世界を舞台にしたビジネス。キーとなるのは、現地のパートナーだ。

映像説明: 宇宙から見た地球と宇宙空間に浮かぶ衛星の画像のロールスクリーンが置いてある白い壁の部屋。ロールスクリーンの前に座る市來副社長がインタビューに答える。

市來副社長: 2、3年前から海外の、えっと、いろんなパートナー候補となるようなところとは、もう話をしてるというところでございます。 あとは、もうわれわれの衛星が準備できればというところでありますので、 ちゃんとその海外でのビジネスができるだけ、十分な衛星が打ち上がったときには、 そこのパートナーを通じて、あの、その市場のほうへと(海外に)広げていくということを、えーと、考えています。

映像説明: 宇宙から見た地球と宇宙空間に浮かぶ衛星の画像のロールスクリーンが置いてある白い壁の部屋。長机(ながづくえ)に座った市來副社長が話をしている。 白い長机(ながづくえ)に置かれた衛星の模型を前に、市來副社長がソーラーパネルがついた六角形(ろっかくけい)の筒の部分を指さしたり身振りを交えて話をしたりしている。

ナレーション: 2022年にはさらに4基を打ち上げ、現地のパートナーと連携して、海外でのビジネス展開を始めていく予定だ。

映像説明: 「福岡県庁」の石彫看板(いしぼりかんばん)。10階建てほどのグレーの外壁の建物と、建物の前には3台の掲揚台が設置されている。 建物の前に広場があり、十数本の樹木が植えられていて黄色く紅葉した樹木も見える。

テロップ: 2020年9月 宇宙ビジネス創出推進自治体に選定

ナレーション: 福岡県では今、こうした宇宙産業に携わる企業への支援に力を入れている。2020年9月には、内閣府、経済産業省による、宇宙ビジネス創出推進自治体にも選定された。

映像説明: 窓にブラインドがある白い壁の室内。8人ほどの男性が机に座って仕事をしている。 書類などが置かれた机がいくつも置かれている室内の一角。水色のシャツと紺色のジャケットを着て眼鏡をかけ、マスクをつけた男性が窓を背にして木目調の机に座りノートパソコンに向かっている。室内の奥のほうにファイルが並んだスチール製の棚と、眼鏡をかけてマスクをつけた男性が机に座りノートパソコンに向かっている様子が見える。

テロップ: 福岡県庁 商工部 新産業振興課 見雪 和之 課長

ナレーション: 地元の企業がグローバルに活躍することを、県としても期待しているという。

映像説明: 白い壁の部屋。見雪課長がインタビューに答える。 黒い展示台に衛星の模型が飾られている。横には福岡県章(ふくおかけんしょう)と「福岡県」の文字が表示されたモニターが置かれている。 大勢の人が集まったロケット打ち上げのパブリックビューイング会場。壇上に「福岡県」の文字と福岡県章(ふくおかけんしょう)、「iQPS」の文字とロゴが描かれた白と青の格子柄のパネル、宇宙から見た地球と傘の形をした衛星の画像と「福岡発の技術で宇宙へ!!」と書かれたパネルが見える。壇上の長机(ながづくえ)に3人の男性が座り、設置されたモニターを見ている。モニターには白い煙を上げてロケットが打ち上がっていく様子が映し出されている。会場に集まった人たちがカメラで撮影したり、拍手をしたりしている。 「iQPS」の文字が書かれた黒い服を着た女性が壇上のマイクの前に立って話をしている。(映像提供 福岡県庁)

見雪課長: 今、宇宙ビジネスは世界的な大競争時代に入っています。 ビジネス展開もグローバルに行われることになるでしょう。 県としてはですね、この宇宙ビジネスを地域の未来を担う成長産業に育てていきたい。

映像説明: グレーの門柱に「九州大学」の立体看板が掲げられている門。門の奥に紅葉した並木道が見える。 グレーの門柱に掲げられた「九州大学」の立体看板のアップ。 茶色い長机(ながづくえ)がいくつも並べられた白い壁の部屋。長机(ながづくえ)に数十人の男女が座り、資料が映し出されたスクリーンを見ている。 スクリーンに「大学のオープンイノベーションの取組み」と題された図表が映し出されている。縦軸の上側(うえがわ)に「独占実施」、下側に「非独占実施」、横軸の左側に「大学共有知財」、右側に「大学単独知財」とあり、十字に区切られている。右上に「大学ベンチャー 事業主体 新規企業」、右下に「知財ライセンス 事業主体 既存企業」、左上に「共同研究 事業主体 既存企業」、左下に「コンソーシアム型連携 事業主体 既存企業」と書かれている。

ナレーション: こうしたなか、研究開発の中枢を担う九州大学では、技術の実用化に不可欠な資金調達や、パートナー発掘のための取り組みを始めた。2017年には大学独自のファンドを創設。

映像説明: 壁の一部が格子になっている茶色い壁の室内の写真。壁に「国立大学法人九州大学 日本貿易振興機構(にほんぼうえきしんこうきこう)(ジェトロ) 包括的な連携推進に関する協定調印式」と書かれた看板が掲げられていて、白と青の格子柄になったパネルが置かれている。パネルの水色の部分に「JETRO(ジェトロ)」、白い部分に九州大学のシンボルロゴと「九州大学」と書かれていて、その前に白いシャツに黒いスーツを着た6人の男性が並んで立っている。真ん中に立つ2人の男性は水色の調印証書ホルダーを持っている。 白と青の格子柄のパネルの前で、白いシャツを着てスーツを着た2人の男性が調印証書ホルダーを持って立っている写真。

テロップ: ジェトロ・九州大学 包括的連携協定 締結

ナレーション: さらに、2021年10月からは、ジェトロとも提携して、宇宙産業を含む、最先端のテクノロジーを中心に、企業や研究者の海外展開を支援している。

映像説明: 曇り空の下。奥には高さの違うグレーの校舎2棟が建っていて、屋上付近の外壁に「九州大学 筑紫(ちくし)キャンパス」と書かれた青い看板が掲げられている。手前には、九州大学のシンボルマークと白い文字で「九州大学 筑紫(ちくし)キャンパス」と書かれた青い四角柱(しかくちゅう)の看板が立っている。 レンガの壁に、黒い文字で「大学院総合理工学府」、「先端エネルギー理工学専攻」、「大学院総合理工学研究院」、「H棟」と書かれた銀色のプレートが掲げられている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 九州から宇宙に! 研究者の新たな挑戦

テロップ: 福岡県 春日市

映像説明: 白い壁の実験室。壁際には、グレーのキャビネットがあり、奥には書類トレーなどが置かれた作業台が設置されている。中ほどにはさまざまな機械が置かれている。

テロップ: 九州大学 先進宇宙ロケット工学研究室

ナレーション: そして今、九州大学からまた1人、宇宙産業で新たに世界を目指す研究者が…。

映像説明: 白い壁の実験室。マスクをつけカーキ色(いろ)の作業服を着てビニール手袋をはめた男性が、室内の奥へ歩いて行き、機械を手で示しながら話をしている。

テロップ: 八田・山本宇宙推進機製作所 八田 真児 社長

ナレーション: 八田真児さん。衛星の運用に必要な、「推進機」と呼ばれる装置の研究に長年携わっている。

映像説明: クリーム色(いろ)の壁の研究室。マスクをつけカーキ色(いろ)の作業服を着た八田社長がパソコンが置かれた黒い机に座り、話をしている。

ナレーション: 2019年、その実用化に向け会社を立ち上げた。

映像説明: 白い壁の実験室。作業台の上に置かれた黒い穴あきボードの上に、側面に円い穴があいた黒い直方体の機械やグレーの薄い直方体の機械、黒とグレーの薄い直方体が2つつながった機械が置かれていて、八田社長がビニール手袋をはめた手で示しながら話をしている。

八田社長: こちらが推進機の実験モデルです。

映像説明: コンピューターグラフィックス画像。宇宙から見た都市部が明るい地球と宇宙空間に小型SAR衛星(こがたサーえいせい)が浮かんでいる。画像中央の左側から右側に、透けた薄い黄色い帯が表示される。

テロップ: 衛星を正しく飛行させる装置

ナレーション: 推進機とは、衛星を正しいコースに沿って飛行させるための装置だ。

映像説明: コンピューターグラフィックス画像。小型SAR衛星(こがたサーえいせい)が拡大表示される。

テロップ: イオンを燃料とする 推進機

ナレーション: 八田さんが開発しているのは、その中でもイオンを燃料とする推進機。

映像説明: 白い壁の実験室。作業台の上に置かれた黒い穴あきボードの上に、側面に円い穴があいた黒い直方体の機械やグレーの薄い直方体の機械、黒とグレーの薄い直方体が2つつながった機械が置かれていて、それぞれに接続部品が取り付けられている。八田社長が側面に円い穴があいた黒い直方体の機械を、ビニール手袋をはめた手で示しながら話をしている。

テロップ: 八田・山本宇宙推進機製作所 八田 真児 社長

八田社長: この先端の穴が開いている(あいている)部分から、イオンがジェットとして噴出して、推力を生み出します。

映像説明: 作業台の上に置かれた黒い穴あきボードの上に、黒い直方体の機械やグレーの薄い直方体の機械、黒とグレーの薄い直方体が2つつながった機械が置かれていて、それぞれに接続部品が取り付けられている。

テロップ: 軽量化

テロップ: 小型化

ナレーション: 従来のガスではなく、イオンを燃料とすることで、軽量化、小型化が可能となる。

映像説明: 宇宙空間に浮かぶ小惑星探査機「はやぶさ」のイメージ画像。直方体の機体に青白く光るエンジンがあり、左右側面から伸びた棒の先にプレートが設置されている。エンジン部分が拡大表示される。(※イメージ)(画像提供 DLRドイツ航空宇宙センター)

テロップ: 小惑星探査機 はやぶさ

映像説明: コンピューターグラフィックス画像。宇宙から見た大陸の所々が明るい地球と小型SAR衛星(こがたサーえいせい)が宇宙空間に浮かんでいる。 白い壁の実験室。さまざまな機械の前に座り、八田社長がインタビューに答える。

ナレーション: 他社が開発した大型の推進機は、小惑星探査機「はやぶさ」に搭載されて注目されたが、さらに小さく、軽くなれば、小型衛星にも搭載できる。

テロップ: 八田・山本宇宙推進機製作所 八田 真児 社長

八田社長: 人工衛星は(宇宙の)非常に遠いところにあるので、今のところ燃料補給をするということができません。 なので、宇宙用の人工衛星用の推進機というのは燃費が非常に重要になります。

映像説明: 白い壁の実験室。壁際には流し台があり、奥には書類トレーなどが置かれた作業台が設置されている。八田社長が、えんじ色(いろ)の四角い枠組みに設置された、銀色の円筒の上部や側面に大小の円筒の部品数本を接続している機械をビニール手袋をはめた手で示しながら話をしている。 上部にある円筒の1つに「太宰府天満宮 学業御守」と書かれたお守りがつり下げられている。

ナレーション: スタートアップが、次々に小型衛星を打ち上げる今、八田さんは、急ピッチで研究成果の実用化に取り組んでいる。

映像説明: 白い壁の実験室。さまざまな機械の前に座り、八田社長がインタビューに答える。 実験室の一角。壁際にダンボール箱が積み上げられていて、中ほどにはホワイトボードがある。作業台の前で、八田社長が身振りを交えながら話をしている様子。

八田社長: 今、私(わたくし)どもと完全に競合している企業というのは世界的に見ても数社しかありません。 ですので、今こそ海外にネットワークを広げて、販路を獲得するべき時期と考えました。

映像説明: 雲が浮かぶ空の下。ベージュ色(いろ)の外壁の建物の外観。手前には樹木が植えられている。 クリーム色(いろ)の壁の研究室。奥の窓にはブラインドがかかっていて、壁際に並んだキャビネットの前には数台の机があり、書類トレーやパソコンなどが置かれている。八田社長がモニターとノートパソコンが置かれた窓際近くの机に座り、会議の準備をしている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 海外に販路を求めて 研究者のはじめの一歩

ナレーション: 朝7時。九州大学筑紫(ちくし)キャンパスの研究室に、会議の準備をしている八田さんの姿が。

映像説明: クリーム色(いろ)の壁の研究室。ヘッドセットを着けた八田社長が話をしている。

八田社長・英語: ちょっとしたスライドを持ってきたので、お見せしていいですか?

映像説明: ヘッドセットを着けた八田社長が、机に置かれたモニターとノートパソコンに向かい話をしている。モニターには地球などが映し出され、右上にある2つの小さな枠には、八田社長とグレーの服を着た外国人男性が映し出されている。

テロップ: スタートアップ・エコシステム形成推進事業 アクセラレーション プログラム 主催:ジェトロ

ナレーション: 八田さんが海外のパートナー獲得のために参加していたのは、海外展開のための支援プログラム。

映像説明: パソコンの画面。黒を背景に、左側に、地球を囲むように多くの白い点が表示され、右側には、小さな地球のまわりの広範囲に多くの白い点が不規則に表示されている画像が映し出されている。画面右上の小さな枠にグレーの服を着た外国人男性が話をしている姿が映し出されている。 薄い緑色(みどりいろ)を背景に、グレーの服を着た外国人男性が話をしている。画面左上に、「運営事務局 WiL」、「Program Facilitator」、「Timothy Koide」の文字があり、右下に「WiL」のロゴが表示されている。

ナレーション: アメリカ・シリコンバレーでスタートアップを多く指導する「メンター」と呼ばれる人材から、ビジネス構築のアドバイスを受けたり、海外の投資家やパートナーとのマッチングを行うものだ。

映像説明: クリーム色(いろ)の壁の研究室。ヘッドセットを着けた八田社長が、机に置かれたモニターとノートパソコンに向かい、手振りを交えながら話をしている。 ヘッドセットを着けて話をする八田社長のアップ。 ヘッドセットを着けた八田社長が机に置かれたモニターとノートパソコンに向かい、手振りを交えながら話をしている。モニターには、高層ビルが立ち並ぶ街の写真や車のイラストなどが映し出されている。

ナレーション: プログラム全体で100社以上が参加している。この日はメンタリングの初日。メンターを商談相手に見立ててプレゼンを行い、さまざまなアドバイスをもらう。八田さんは、ビジネスモデルや推進機の市場規模などを丁寧に伝えた。

映像説明: ヘッドセットを着けた八田社長が、机に置かれたモニターとノートパソコンに向かい話をしている。

八田社長・英語: 当社が推進機を売り込みたいのは、民間の宇宙プロジェクトに携わる企業です。

映像説明: ボカシの設定をした背景でヘッドセットを着けた八田社長が話を続ける。(Zoomのビデオ通話)

八田社長・英語: 大型の推進機の企業は多くありますが、小型となると、世界を見ても競合は3~(から)4社。

映像説明: ヘッドセットを着けた八田社長が、机に置かれたモニターとノートパソコンに向かい手振りを交えながら話を続ける。

八田社長・英語: 米国、欧州、そして当社です。

映像説明: ヘッドセットを着けた八田社長が、机に置かれたモニターとノートパソコンに向かい話をしている。モニターには、八田社長とグレーの服を着た外国人男性が映し出されている。

ナレーション: 熱心に衛星事業の説明をする八田さん。しかし、メンターから出てきたのは、意外な質問だった。

映像説明: 薄い緑色(みどりいろ)を背景に、グレーの服を着た外国人男性が話をしている。画面左上に、「Timothy Koide」の文字があり、右下に「WiL」のロゴが表示されている。(Zoomのビデオ通話)

テロップ: メンター

メンター・英語: 衛星以外に使えるものはありますか。

映像説明: ボカシの設定をした背景で、ヘッドセットを着けた八田社長が話をしている。(Zoomのビデオ通話)

八田社長・英語: 衛星だけです。

映像説明: クリーム色(いろ)の壁の研究室。ヘッドセットを着けた八田社長が、机に置かれたモニターとノートパソコンに向かっている。 モニターには、メンターが話をしている姿が映し出されている。八田社長がうなずいている。

ナレーション: 即答した八田さん。メンターは同じ質問を繰り返す。

映像説明: 薄い緑色(みどりいろ)を背景に、メンターが話をしている。画面左上に、「運営事務局 WiL」、「Program Facilitator」、「Timothy Koide」の文字があり、右下に「WiL」のロゴが表示されている。

メンター・英語: 例えば、ほかの産業でこの技術が応用できますか。

映像説明: ボカシの設定をした背景で、ヘッドセットを着けた八田社長が話をしている。 クリーム色(いろ)の壁の研究室。八田社長が机に置かれたモニターとノートパソコンに向かい、話を続ける。

八田社長・英語: ほかの技術には使えないはずですが、 あるとしたら、デブリの除去に使えるかもしれません。

映像説明: 薄い緑色(みどりいろ)を背景に、メンターが話をしている。画面左上に「運営事務局 WiL」、「Program Facilitator」、「Timothy Koide」の文字、右下に「WiL」のロゴが表示されている。

メンター・英語: もっと教えてください。

映像説明: ボカシの設定をした背景で、ヘッドセットを着けた八田社長が話をしている。 クリーム色(いろ)の壁の研究室。八田社長が机に置かれたモニターとノートパソコンに向かい、口から息を勢いよく吹き出し、手を口元からパソコンのカメラに向かって動かしてイメージを伝える。

八田社長・英語: 宇宙ごみ(デブリ)に噴射して、宇宙から大気圏に動かせば、撤去できます。

映像説明: 薄い緑色(みどりいろ)を背景に、メンターが手振りを交えながら話をしている。画面左上に、「運営事務局 WiL」「Program Facilitator」、「Timothy Koide」の文字があり、右下に「WiL」のロゴが表示されている。 ボカシの設定をした背景で、ヘッドセットを着けた八田社長が相づちを打つ。 薄い緑色(みどりいろ)を背景に、メンターが手振りを交えながら話を続ける。画面左上に、「運営事務局 WiL」、「Program Facilitator」、「Timothy Koide」の文字があり、右下に「WiL」のロゴが表示されている。

メンター・英語: すごい。逆噴射するようなイメージですね。

映像説明: ボカシの設定をした背景で、ヘッドセットを着けた八田社長が話をしている。 薄い緑色(みどりいろ)を背景に、メンターが相づちを打っている。画面左上に、「運営事務局 WiL」、「Program Facilitator」、「Timothy Koide」の文字があり、右下に「WiL」のロゴが表示されている。 ボカシの設定をした背景で、ヘッドセットを着けた八田社長が話を続ける。

八田社長・英語: デブリはつかむことが難しく危険ですが、吹きつければ可能です。

映像説明: 薄い緑色(みどりいろ)を背景でメンターが手振りを交えながら話をしている。画面左上に、「運営事務局 WiL」、「Program Facilitator」、「Timothy Koide」の文字があり、右下に「WiL」のロゴが表示されている。 クリーム色(いろ)の壁の研究室。ヘッドセットを着けた八田社長が机に置かれたモニターとノートパソコンに向かい話をしている。 モニターには、八田社長とメンターが映し出されている。

ナレーション: メンターからの指摘で、新たなビジネスモデルへの着想も得ることができた。今後はさらに、ビジネスモデルやプレゼンテーションの技術を磨き、ピッチイベントにも参加予定だ。

映像説明: ヘッドセットをつけた八田社長が、机に置かれたモニターとノートパソコンに向かっている。モニターには、メンターが話をしている姿が映し出されている。

メンター・英語: 今後が楽しみですね。

映像説明: 八田社長が、パソコンのカメラに向かって手を振りながら挨拶をして、小さく息をはき、ヘッドセットを外す。 クリーム色(いろ)の壁の研究室。机に置かれたモニター画面にメンターが映し出されている。 白い壁の実験室。さまざまな機械の前に座る八田社長がインタビューに答える。

テロップ: 八田・山本宇宙推進機製作所 八田 真児 社長

八田社長: まったく違う分野の方(かた)から、これはおもしろいというような意見をいただけたというのは、とても自信につながりました。

映像説明: クリーム色(いろ)の壁の研究室。ヘッドセットを着けた八田社長が、机に置かれたモニターとノートパソコンに向かい話をしている。 白い壁の実験室。八田社長がさまざまな機械の横を通り、室内の奥のほうに向かって歩いて行く。

ナレーション: 海外への第一歩を踏み出した八田さん。こうして世界を目指すことで、国内の宇宙産業の発展につなげたいという。

映像説明: 白い壁の実験室。壁際にダンボール箱が積み上げられていて、中ほどにはホワイトボードがある。作業台の前で、八田社長が黒とグレーの薄い直方体が2つつながった機械をビニール手袋をはめた手の上に載せ、インタビューに答える。 実験室の一角。八田社長が、えんじ色(いろ)の四角い枠組みに設置された、銀色の円筒の部品数本を接続している機械をビニール手袋をはめた手で示しながら話をしている。 クリーム色(いろ)の壁の研究室。笑顔の八田社長がパソコンが置かれた机に座っている。

八田社長: 私どもの(わたくしどもの)高性能推進機を提供することによって、国内の衛星運用事業者さんも海外に対して、えー、強い競争力を持つことができる。 そういった意味で(国内の宇宙産業に)貢献できると考えています。

映像説明: スタジオ。画面左側には江連(えづれ)キャスターが写り、右側にはモニターが設置されている。モニターには、噴射炎を出しながらロケットが飛行している様子、白い壁の部屋で、白い長机(ながづくえ)に置かれた衛星の模型を前に市來副社長が身振りを交えて話をしている様子、黒い穴あきボードの上に、側面に円い穴があいた黒い直方体の機械やグレーの薄い直方体の機械、黒とグレーの薄い直方体が2つ、つながった機械が置かれていて、それぞれに接続部品が取り付けられている様子、クリーム色(いろ)の壁の研究室で、ヘッドセットを着けた八田社長が机に置かれたモニターとノートパソコンに向かい話をしている様子が映し出されている。江連(えづれ)キャスターが話をする。

江連(えづれ)キャスター: 日進月歩で進む宇宙開発。国内外のリソースを活用することが、商用化には必要なんですね。九州を拠点に日本の宇宙産業がさらに発展していくことを期待したいです。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。緑を基調とした、中が空洞になった地球儀が回転している。

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