福島の酒 米国西海岸へ ‐輸出拡大の新たな取り組み‐
2021年07月08日
「世界は今」のアクセシビリティ対応について
ジェトロ・ウェブアクセシビリティ方針に基づき、「世界は今」では次のような取り組みを行っています。
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東日本大震災から10年の節目に、福島県はアメリカ西海岸での日本酒の販売促進に力を入れている。ワインの産地カリフォルニア州ナパバレーで、福島県産の日本酒に合う料理の提案がなされるなど、米国のソムリエやバイヤーとの交流イベントと商談が行われていた。若手杜氏は、ワインのように日常的に飲んでもらうよう、新感覚の日本酒を提案し、積極的に海外販路開拓に取り組んでいた。一方、老舗の酒蔵は、日本酒の商談をきっかけに、ウイスキーも製造していることに関心を持ったバイヤーからコラボレーションの提案を受けていた。輸出のけん引役として期待される「福島の酒」、その新たな動きを追った。
(11分53秒)
テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。
映像説明: バーカウンターがある室内。壁一面の木目調の棚にはワインやウイスキーなど、さまざまな種類のボトルが並んでいる。棚の前で3人の外国人男性がワイングラスを片手に持ち、木の一枚板のようなテーブルの上に置かれているタブレット端末の画面を見ながら乾杯し、グラスを口に運ぶ。
テロップ: 乾杯!!
3人の外国人男性・日本語: 乾杯!!
映像説明: 濃い木目調の大きな棚が置かれた室内。白いテーブルの上にワイングラスが置かれ、青い法被を着た女性が酒を注いでいる。 白いテーブルの上にウサギのイラストと「卯酒(うさけ) usake」と書かれたラベルが貼られている黒い瓶と日本酒(にほんしゅ)が注がれたワイングラスが並べて置かれている。
テロップ: 日本酒(にほんしゅ)
ナレーション: ワイングラスに注がれるのは、ワインではなく日本酒(にほんしゅ)。
映像説明: 青い法被を着た女性が白いテーブルの上に置いてあるノートパソコンに向かって話をしている。 青い法被を着た女性がウサギのイラストと「卯酒(うさけ) usake」と書かれたラベルが貼られている日本酒(にほんしゅ)の黒い瓶を手に持ち、パソコンの画面に向かって話をしている。
テロップ: 震災から10年
テロップ: 福島の酒蔵
ナレーション: 震災から10年、福島の酒蔵が動き出している。
映像説明: 室内。ウサギのイラストと「卯酒(うさけ) usake」と書かれたラベルが貼られている日本酒(にほんしゅ)の黒い瓶のアップ。
青い法被を着た女性: 季節ごとに合わせたお酒を提案したい。
映像説明: バーカウンターがある室内。壁一面の木目調の棚にはワインやウイスキーなど、さまざまな種類のボトルが並んでいる。木の一枚板のようなテーブルの上に置かれているタブレットの画面を見ながら、2人の外国人男性が話をしている。左手に木製の盛り付け板を持ち、 調理用の白衣を着た外国人男性がテーブルの上に置かれているタブレットのほうへ近づいてきて、一礼する。 木製の盛り付け板(もりつけいた)に盛り付けられた厚切りのレアステーキ。レアステーキの上にはクレソンも添えられている。
外国人男性・英語: 日本酒(にほんしゅ)に合うステーキを用意しました。
映像説明: 雲1つない青空の下に広がる広大なぶどう畑(ぶどうばたけ)。苗木のような背の低い木が等間隔に植えられている。遠くには土肌(つちはだ)が見える山並みが見える。 オープンカフェ。テーブルごとに木目調の板の上に乗せられた透明のボードのようなもので間仕切りされている。たくさんの外国人が食事を楽しんでいる。
テロップ: 米国西海岸
ナレーション: 狙うのはワインの一大産地、アメリカ西海岸。
映像説明: 木目の壁に囲まれた室内。白い文字で数字が書かれた酒樽が木製のラックに並べて積み重ねられている。黒いスーツを着て、マスクをつけた男性が積まれている酒樽のほうを指さしながら近づく。
テロップ: 酒蔵×ワイナリー!?
ナレーション: 福島の酒の新たな動きとは…!?
映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。
映像説明: スタジオ。横長の背景モニターに緑色(みどりいろ)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。前方にも小さいモニターが置いてあり、青空が広がる湖岸と奥には高い山々がかすんで見える様子が映し出されている。モニターの左側、スタジオ中央に女性キャスターが座っている。ピンクのカットソーを着て、白いスカートをはいている。
女性キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。
映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)のモニターを背景にした女性のバストショット。
テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)
江連(えづれ)キャスター: 東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)から10年。福島県で、日本酒(にほんしゅ)などアルコール飲料の新たな輸出拡大が期待されています。
映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターが左のほうに体の向きを変える。画面の左側に江連(えづれ)キャスター。右側に小型モニターがあり、アメリカ西海岸のサンフランシスコにあるゴールデン・ゲートブリッジやオープンカフェで食事をしている人々が映し出されている。江連(えづれ)キャスターが話を続ける。
江連(えづれ)キャスター: アメリカ西海岸への進出を狙う酒蔵の取り組みを取材しました。
テロップ: 福島の酒 米国西海岸へ ‐輸出拡大の新たな取り組み‐
映像説明: 雲1つない空の下に広がる広大なぶどう畑(ぶどうばたけ)。苗木のような背の低い木が等間隔に植えられている。遠くには土肌(つちはだ)が見える山並みがかすんで見える。その近くで、数種類の酒瓶(さかびん)やグラスが並ぶ長机(ながづくえ)を前に、眼鏡をかけ、黒いスーツを着た外国人男性が身振りを交えて話をしている。
テロップ: 米国 カリフォルニア州
黒いスーツを着た外国人男性・英語: ありがとう、皆さん。このような機会は久々です。
映像説明: 眼鏡をかけ、黒いスーツを着た外国人男性が緑のボトルから透明の液体をワイングラスに注ぎながら話を続ける。
黒いスーツを着た外国人男性・英語: 福島の日本酒(にほんしゅ)で乾杯しましょう。 福島について一緒に知っていきましょう。
映像説明: 眼鏡をかけ、黒いスーツを着た外国人男性が透明の液体が注がれたワイングラスを手に持ちながら話を続ける。
ナレーション: ぶどう畑(ぶどうばたけ)の前で福島の酒を紹介するのはソムリエ。
映像説明: 雲1つない青空が広がる広大なぶどう畑(ぶどうばたけ)。苗木のような背の低い木が等間隔に植えられている。遠くには土肌(つちはだ)が見える山並みが見える。画面左下の四角い枠にアメリカ合衆国の地図。カリフォルニア州はアメリカの西海岸、メキシコとの国境から太平洋沿いに伸びていて緑色(みどりいろ)で示されている。サンフランシスコの北部に位置するナパバレーは赤い星印で示されている。 ぶどう畑(ぶどうばたけ)の中。青々とした葉が生い茂っている。 たくさんの小さな緑色(みどりいろ)のぶどうの実が風に揺れている。
サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 福島の酒 輸出拡大へ 狙うのは米国西海岸
ナレーション: ぶどう畑(ぶどうばたけ)の前で福島の酒を紹介するのはソムリエ。ここはアメリカ有数のワインを生産する、カリフォルニア州ナパバレー。高品質なワインの産地として世界的に知られている。
映像説明: 20分割された画面。外国人や日本人など男女22人が話をしている様子が映し出されている。
テロップ: 2021年3月4日 KANPAI‐Fukushima(かんぱい ふくしま) 主催:ジェトロ
ナレーション: この日、行われていたのは、西海岸の輸入業者と、福島の酒蔵をオンラインでつないだ試飲のイベント。
映像説明: 薄暗い会場。ピンクや青、黒、緑色(みどりいろ)など、さまざまな色の法被を着た男女やスーツ姿にマスクをつけた大勢の人が透明のパーテーションで仕切られた黒の長机(ながづくえ)に2人ずつ座っている。それぞれ手にグラスを持ち、笑顔で手を振っている。 広大なぶどう畑(ぶどうばたけ)の前。数種類の酒瓶(さかびん)やグラスが並ぶ長机(ながづくえ)を前に、眼鏡をかけ、黒いスーツを着た外国人男性ソムリエと調理用の白衣の上にダークグリーンのエプロンをつけた外国人男性が並んで立ち、話をしている。
ナレーション: 震災から10年の節目に、福島県はアメリカ西海岸での日本酒(にほんしゅ)の販売促進に力を入れている。イベントでは福島の酒に合う料理は何か、現地のシェフによるプレゼンテーションが行われた。
映像説明: 広大なぶどう畑(ぶどうばたけ)の前。数種類の酒瓶(さかびん)やグラスが並ぶ長机(ながづくえ)を前に、眼鏡をかけ、黒いスーツを着た外国人男性ソムリエと調理用の白衣の上にダークグリーンのエプロンをつけた外国人男性シェフが並んで立ち、エプロンをつけた外国人男性シェフは、左手に酒の入ったグラスを、右手でオレンジ色(いろ)のにんじんのピューレを乗せたカナッペを持って紹介し、口に運ぶ。黒いスーツを着た外国人男性ソムリエもオレンジ色(いろ)のにんじんのピューレを乗せたカナッペを持って、前に出して見せながら紹介し、口に運ぶ。
エプロンをつけた外国人男性シェフ・英語: この福島の日本酒(にほんしゅ)と、にんじんのピューレをのせたカナッペを、合わせてみましょう。 乾杯!
映像説明: 飲食店のちゅう房の中。黒っぽい調理用のユニフォームを着た男性が調理している様子と酒が注がれたワイングラス。 ちゅう房を背景にシャンパングラスにゆっくりとお酒が注がれる。グラスに細かい泡が立っている。 皿に盛り付けするシェフの姿を背景に、泡立つ透明の液体が注がれたシャンパングラス。 ムール貝やエビなどが入ったパエリア料理の皿。 フタをあけるとグツグツと煮え、湯気の立つ料理を背景にワイングラスにゆっくりと酒が注がれる様子。 火にかけたフライパンに酒が降りかけられ、勢いよく火が立つ。 ホタテ料理と酒が注がれたワイングラス。
テロップ: 日本酒(にほんしゅ)×アメリカの食事
ナレーション: ワインの産地である西海岸で、日常的に日本酒(にほんしゅ)を飲んでもらうために必要なのが、食事との合わせ方。福島の酒蔵からも、日本酒(にほんしゅ)に合う料理の提案が行われた。
映像説明: 室内。壁一面の白い棚にたくさんの種類の日本酒(にほんしゅ)の瓶が並べられている。紺色の服を着た女性が緑色(みどりいろ)の日本酒(にほんしゅ)の瓶を両手で持ちながら話している。 緑色(みどりいろ)の器の真ん中に肉料理が盛り付けられている。
福島の酒蔵: お肉料理のほうで、全般に合わせていただくような形でご提案させていただいております。
映像説明: 木目の壁に囲まれた部屋。壁際に設置されている木目の棚の上には、さまざまな大きさと種類の日本酒(にほんしゅ)の瓶が並べられている。その棚の前にストライプのシャツにダークグレーのジャケットを着て、ヒゲを生やした男性が椅子に座り、話をしている。 白い皿に盛り付けられた料理の上にハーブの葉を乗せて飾り付けている。料理の横にはワイングラスに注がれた酒が置いてある。
福島の酒蔵: ハーブとかスパイスとか豊富に使ったお料理にも、負けないような力強さがあります。
映像説明: 太陽光がさし込む室内。青い法被を着たポニーテールの女性が椅子に座り、白いテーブルの上に置いてあるノートパソコンに向かっている。モニターには、眼鏡をかけ、グレーのシャツを着た外国人男性が身振りを交えながら話をしている様子が映し出されている。 青い法被を着たポニーテールの女性が、青いラベルが貼られた日本酒(にほんしゅ)の瓶を手に持ち、ノートパソコンに向かって話をしている。机には、日本酒(にほんしゅ)の瓶3本とおちょこ、赤と緑色(みどりいろ)の2種類のテングのお面が置かれている。
サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): ワインのように楽しむ日本酒(にほんしゅ) 福島の老舗酒蔵が提案
ナレーション: イベントで、アメリカの食事にも合うと評価された日本酒(にほんしゅ)がある。
映像説明: 水色とピンク色のツートーンカラーのラベルが貼られた黒い瓶。ラベルには、ウサギのイラストと「卯酒(うさけ) usake」の文字がある。 濃い木目調の大きな棚が置かれた室内。白いテーブルの上にワイングラスが置かれ、青い法被を着た女性が酒を注ぐ。
テロップ: 卯酒(うさけ)
映像説明: ウサギのイラストと「卯酒(うさけ) usake」の文字があるラベルが貼られた黒い瓶と酒が注がれた透明のワイングラスが白いテーブルの上に並べて置かれている。
ナレーション: その中の1つが、「卯酒(うさけ)」。甘みと酸味が特徴的な日本酒(にほんしゅ)で、ワインにも通じる酸味が、シーフード料理にもマッチするという。
映像説明: 酒蔵の中。青や銀色の大きな筒型のタンクが並んでいる前で、青い法被を着たポニーテールの女性がインタビューに答える。 木目調の机にウサギのイラストと「卯酒(うさけ)」の文字がある酒瓶(さかびん)が4本並べられている。4本それぞれラベルの色が異なり、左から水色とピンク色のツートーンカラー、青と緑色(みどりいろ)のツートーンカラー、紫色と赤のツートーンカラー、青と紺色のツートーンカラーになっている。 薄暗い酒蔵の中。青い法被を着たポニーテールの女性が話を続ける。
テロップ: 大天狗酒造 杜氏 小針 沙織 さん
小針さん: 季節ごとに合わせたお酒を提案したいということで、 冬でしたら新酒のフレッシュさ、香り高さ。 春ですと、外でも飲みやすいように火入れをした、こう、ライトな感じの商品であったりとか、 味わいも季節ごとに変化していくのを楽しんでいただければいいなと思っています。
映像説明: 太陽光がさし込む室内。小針さんが椅子に座り、白い机に置かれているノートパソコンに向かっている。パソコンの横には、「卯酒(うさけ)」の酒瓶(さかびん)と日本酒(にほんしゅ)が注がれた透明のワイングラスが置かれている。
テロップ: 5代目の杜氏
ナレーション: この「卯酒(うさけ)」を開発したのは、5代目の杜氏として実家を継いだ、小針さん。
映像説明: 車道沿いに建つ木造2階建てほどの建物。正面には歴史を感じさせる、大きな屋根付きの門がある。入り口には、「芳醇銘酒 大天狗」と書かれた木目の看板が掲げられている。 「芳醇銘酒」の木目の看板と横につるされた杉玉(すぎだま)のアップ。
テロップ: 福島県 本宮市(もとみやし)
テロップ: 大天狗酒造 日本酒(にほんしゅ)の製造・販売
映像説明: 酒造工場の中。白い衛生キャップをかぶり、えんじ色(いろ)の作業着を着た作業員が、空(から)の酒瓶(さかびん)を機械のベルト部分にのせている。 茶色い酒瓶(さかびん)に日本酒(にほんしゅ)が注がれている。
テロップ: 辛口
ナレーション: 創業1872年の大天狗酒造は、ミネラルの豊富な水で仕込む、「辛口」の酒が特徴。
映像説明: 薄暗い酒蔵の中。青や緑色(みどりいろ)、銀色の筒型のタンクがたくさん並べられている。 室内。木目調の台の上には、酒樽と赤と緑色(みどりいろ)の2種類のテングのお面が置かれている。 白いテーブルの上に「大天狗」と書かれたおちょこ、水色とピンク色のツートーン、青と緑色(みどりいろ)のツートーンのラベルがそれぞれ貼られた卯酒(うさけ)の酒瓶(さかびん)2本が置かれている。
ナレーション: しかし、小針さんはあえて辛口とは対照的な、 甘酸っぱい日本酒を開発することで、新たな顧客層の開拓を狙った。
映像説明: 薄暗い酒蔵の中。青や銀色の大きな筒型のタンクが並んでいる前で、青い法被を着た小針さんがインタビューに答える。 室内。小針さんが白いかっぽう着を着て衛生キャップをかぶり、青い手袋をした手で麹(こうじ)を混ぜている。 白いかっぽう着を着て衛生キャップをかぶった小針さんが白い液体が入ったろうとを差した三角フラスコを両手に持ちながらカウンターに運んでくる。 酒瓶(さかびん)に「卯酒(うさけ)」ラベルを丁寧に貼っている様子。
小針さん: 女性でも、それから日本酒(にほんしゅ)にあまりなじみのない方(かた)でも、飲みやすいようなことを意識して造っています。 品質の良いものが売れるというのが、もう年々、顕著になってきていると思うので、 量は多くないけれどもいいものを作っていれば、それがお客様に届くっていうようなことをしっかりやろうと思っています。
映像説明: 木目調の壁に囲まれた作業場の中。壁際にはダンボールや瓶が入ったプラスチックケースがたくさん積まれている。木目の大きな長机(ながつくえ)には、赤いテングの入れ物にろうとを差し、酒を注ぐ小針さんと、向かい側で酒瓶(さかびん)に卯酒(うさけ)のラベルを丁寧に貼っている男性と女性がいる。男性は黄土色(おうどいろ)のジャケットを着て眼鏡をかけている。女性はモスグリーンのジャケットを着ている。 酒瓶(さかびん)の表面をきれいに拭き、丁寧にラベルを貼る手元の様子。 4分割されたパソコン画面。画面左側には小針さん、画面右側にはグレーのシャツを着て眼鏡をかけた外国人男性が映し出されている。
ナレーション: 手作業で丁寧に作る卯酒(うさけ)。小量生産だが、こうした希少価値こそ、アメリカの消費者にアピールできると、現地のバイヤーは話す。
映像説明: 白い壁に囲まれた室内。壁には木の大きなワインセラーが設置され、たくさんのワインが並べられている。グレーのシャツを着て眼鏡をかけた外国人男性が、インタビューに答える。(Zoomのビデオ通話)。 海外の飲食店の中。大きな木彫りのような作品が壁に飾られている。カウンターには、白地に薄いグレーの細いストライプ柄の半袖シャツを着た外国人男性とノートパソコンで作業しているグレーの服を着て眼鏡をかけた外国人男性が座っている。カウンターの中には、Tシャツにキャップをかぶった外国人男性がグラスにワインを注いでいる。白地に薄いグレーの細いストライプ柄の半袖シャツを着た外国人男性が手に持ったグラスのに入ったワインを回し、グラスを鼻に近づけ香りを確かめる。
テロップ: スズキマーケティング リチャード・ビショップ 副社長
ビショップ 副社長・英語: 季節ごとに商品が販売されるので、酒の専門家の関心が高いと思います。 ワインを日常的に飲む人が多い西海岸では、独創的なアルコール飲料が求められています。 高品質のワインを飲み慣れている西海岸の人に、この日本酒(にほんしゅ)はぴったりです。
映像説明: 酒造工場の中。小針さんが白い衛生キャップをかぶり、マスクをして機械のパネルを操作している。 スナップ写真。紺色の半袖のシャツを着た小針さんが、グレーと白のストライプ柄のシャツを着て濃い緑色(みどりいろ)のネクタイをした男性と並んで立ち、リュックを背負った外国人男性2人に日本酒(にほんしゅ)の紹介をしている様子。小針さんは酒瓶(さかびん)を両手で持ち、外国人男性に見せている。(写真提供 大天狗酒造)
ナレーション: 新たな味わいで、勝負に出た小針さん。今後も、積極的に海外販路を開拓していく予定だ。
映像説明: 薄暗い酒蔵の中。青や銀色の大きな筒型のタンクが並んでいる前で、青い法被を着た小針さんがインタビューに答える。 スナップ写真。薄暗いアンティーク調の部屋。紫色(むらさきいろ)の服を着た背の高い黒髪ロングヘアの女性と青い法被を着た小針さんが並んで立ち、笑顔で映っている。 別のスナップ写真。室内。濃い茶色の棚にたくさんの日本酒(にほんしゅ)の瓶が並べられている。青い法被を着て笑顔の小針さんがカラフルなチェック柄の服を着て髪を後ろで1つに結んでいる女性が持つグラスに酒を注いでいる。女性の隣で白いシャツの男性がグラスで酒を飲んでいる。
小針さん: 自分の造ったお酒を持って、海外へ行って、その海外の人たちと一緒にお酒を楽しむことができたらいいなと思っています。
映像説明: 青空が広がる湖岸。奥には高い山々が連なり、かすんで見える。 道路沿いにたくさんの酒蔵が並ぶ街並み。 酒造工場の中。機械のベルト部分にのせられた空(から)の酒瓶(さかびん)がゆっくりと流れている。 瓶詰めされた酒瓶(さかびん)を1本1本、丁寧にケースに入れている。
サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 福島の酒 輸出拡大へ 狙うのは米国西海岸
テロップ: 福島の酒蔵 約60
ナレーション: 福島県にはおよそ60の酒蔵があり、地域の特色を生かした酒造りが江戸時代から続いている。
映像説明: 大きな黒い字で「福島」などと書かれた白いラベルが貼られている黒っぽい日本酒(にほんしゅ)の瓶。 作業着を着て黒い手袋をした男性が稲刈りをする。刈られた稲が積み重ねられている。 スナップ写真。壁一面の木製の棚にぎっしりと酒の瓶が並べられている室内。紺色の法被を着た男性が笑顔でモスグリーンの服を着た男性が持つガラス製のおちょこに日本酒(にほんしゅ)を注いでいる。(映像提供 福島県庁) 別のスナップ写真。白い壁と柱がある広い会場。大勢の外国人男女や日本人男女が集まっている。手前には「ふくしまの酒」の文字がある紺色の法被を着た5人ほどの女性が、たくさんの外国人の男女に話をしている様子。外国人の男女は手に小さなグラスなどを持っている。
ナレーション: 震災後、福島の酒は風評被害の影響を受けたが、県をあげて酒造りやプロモーションに力を入れてきた。
映像説明: 集合写真。木目調の壁に囲まれた室内。黒や青や紺色など法被を着た男性とスーツを着た男性、オレンジの着物を着た女性など10人の男女が2段に並んで整列し、それぞれ片手に酒瓶(さかびん)を持ち、ポーズをとっている。前列の手前には「ふくしまの酒8回連続日本一」などと書かれた横長の看板が置かれている。
テロップ: 新酒鑑評会(しんしゅかんぴょうかい)で
映像説明: 黒い布がかけられている台に22本ほどの、さまざまな種類の日本酒(にほんしゅ)がきれいに並べられている。
テロップ: 8年連続最多の金賞
ナレーション: そのかいもあって、国内の新酒鑑評会(しんしゅかんぴょうかい)では、福島の酒蔵が8年連続、最多の金賞を受賞。
映像説明: 日本酒(にほんしゅ)の瓶などがたくさんディスプレイされている商品棚を背景に、「福島県産アルコール類の輸出量の推移」を表した棒グラフのCGが表示される。縦軸の目盛りには0キロリットルから400キロリットルまでの容積が100キロリットル単位 で記されており、横軸には2012年から2019年までの年数が記されている。青で示された「日本酒(にほんしゅ)」の輸出量は2012年から2019年まで右肩上がりに増加している。続いてオレンジで「リキュール類ほか」の輸出量が示され、こちらも年々右肩上がりに増加している。(出所:福島県庁)
ナレーション: 海外でも売り上げは着実に伸びている。さらに輸出の伸びは、日本酒(にほんしゅ)以外のリキュールなどのアルコールにも波及している。
映像説明: 日本酒(にほんしゅ)がたくさんディスプレイされている商品棚を背景に、「福島県のアルコール類 輸出額」と書かれた表が映し出される。2019年を現状として4.8億円、2024年の目標額が6億円となっている。(出所:福島県庁)
ナレーション: そこで震災から10年となる今年、福島県では、アルコール類の輸出をさらに増やす新たな数値目標を掲げた。
映像説明: 日本酒(にほんしゅ)などの商品が並ぶ店内。ワインレッドのダウンジャケットを着た女性と赤いコートを着て眼鏡をかけた女性が、商品の日本酒(にほんしゅ)の瓶を手に取り話している。2人ともマスクをつけている。 店内の酒樽(さけだる)の上に4種類の日本酒(にほんしゅ)の瓶が並べられている。 木目の棚にさまざまなウイスキーの瓶が並べられている。
ナレーション: 食品に比べ輸入規制が緩和されつつある「アルコール類」は、輸出のけん引役として期待されている。日本酒(にほんしゅ)からほかのアルコールへビジネスチャンスも広がっている。
映像説明: 青空の下。広い敷地に平屋の建物があり、向かいには三角屋根の天井の高い倉庫のような建物がある。建物と倉庫のあいだのスペースには背の低いたくさんの木が植えられた植え込みがあり、その横を車がゆっくり走っていく。 白い外壁にえんじ色(いろ)の三角屋根の平屋の建物。真ん中には木製の重厚な観音扉がある。観音扉の両脇に「安積蒸留所」と書かれた茶色い立体看板が掲げられている。 蒸留所の中。三角屋根の梁見せ天井の構造で、白い壁に囲まれた空間に大きな銀色の筒型のタンクや木製の筒型の大きなたるが並べられている。
サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 江戸時代から続く酒蔵 西海岸ワイナリーとコラボ!?
テロップ: 福島県 郡山市
テロップ: 笹の川酒造 日本酒(にほんしゅ) ウイスキー 焼酎などの製造・販売
ナレーション: 福島県郡山市にある、笹の川酒造。江戸時代中期から250年続く老舗で、日本酒(にほんしゅ)をはじめ、ウイスキーや焼酎も製造している。
映像説明: 蒸留所の中。三角屋根の梁見せ天井の構造で、白い壁に囲まれた空間に木製の大きな円筒型(えんとうけい)のたるが2個並んで置かれている。 広いリカーショップの店内。白い壁で、天井にはボイラーの管などが露出配管されている。奥には太陽の光がさし込む大きな窓が壁一面に広がっている。店内にはところどころに木目調の商品棚が設置され、ワインや日本酒(にほんしゅ)など、さまざまな酒瓶(さかびん)がディスプレイされている。数人の外国人の男性客が店内の商品を見ている。全員マスクをつけている。 木目調の商品棚に並べられた5種類の日本酒(にほんしゅ)の瓶のアップ。
ナレーション: 海外にも積極的に輸出しており、現在およそ40ヵ国で販売されている。コロナ禍で輸出は一時、半分にまで減ったが、今は持ち直し、日本酒(にほんしゅ)の新たな販路を探している。
映像説明: 室内。窓側にある棚に表彰状や酒瓶(さかびん)などが置かれている。グレーのワイシャツに黒っぽいジャケットを着た男性がソファーに座り、インタビューに答える。
テロップ: 笹の川酒造 山口 恭司 専務
山口専務: アメリカでも新しい案件が決まりましたので、 今年からですね、ま、去年減った分を回復できるように、頑張っていきたいと思っているところです。
映像説明: 雲1つない青空が広がる空の下。アメリカ西海岸のサンフランシスコのつり橋、ゴールデン・ゲートブリッジが見える。 オープンカフェで食事をしている人々と通りを歩く人。 広い歩道沿いのオープンカフェで2人組(ふたりぐみ)が食事をしている。そのテーブルの横にマスクをつけた女性が立ち、オーダーを取っている。
テロップ: 米国 カリフォルニア州
ナレーション: 今、一部の国では、市場のにぎわいが戻りつつある。
映像説明: 通り沿いのオープンカフェ。テーブルごとに木目調の板の上に乗せられた透明のボードのようなもので間仕切りされている。たくさんの外国人が食事を楽しんでいる。
テロップ: カリフォルニア州 飲食店が通常営業
ナレーション: アメリカ向けの輸出も好調で、西海岸、カリフォルニア州では、5月下旬から飲食店が通常営業となった。
映像説明: クリーム色(いろ)の壁の室内。部屋の真ん中に置かれている木目調の低いテーブルには4本の酒瓶(さかびん)が置かれ、八角柱(はっかくちゅう)の形をしたきり箱(きりばこ)の上にシルバーのタブレットがのせられている。山口専務がタブレットのほうを見ている。 山口専務が手に持っていた酒瓶(さかびん)を机の上に置く。 分割されたタブレット画面。アップにされた右上の枠に3人の外国人男性の姿が映し出されている。
テロップ: 米国西海岸のバイヤー
ナレーション: その追い風を受け、笹の川酒造も欧米を中心に、順調に商談を進めている。この日はアメリカ西海岸のバイヤーとの打ち合わせ。
映像説明: バーカウンターがある室内。壁一面の木目調の棚にはワインやウイスキーなど、さまざまな種類のボトルが並んでいる。木の一枚板のようなテーブルの上に置かれたタブレットの画面を見ながら、2人の外国人男性が話をしている。左手に木製の盛り付け板を持ち、調理用の白衣を着た外国人男性がテーブルの上に置かれているタブレットのほうへ近づいてきて、一礼する。 木製の盛り付け板に盛り付けられた厚切りのレアステーキ。レアステーキの上にはクレソンも添えられている。
外国人男性・英語: 和牛ステーキと笹の川酒造の日本酒(にほんしゅ)を合わせてみましょう。
映像説明: バーカウンターがある室内。壁一面の木目調の棚にはワインやウイスキーなどのさまざまな種類のボトルが並んでいる。棚の前で3人の外国人男性がワイングラスを片手に持ち、木の一枚板のようなテーブルの上に置かれているタブレット端末の画面を見ながら乾杯し、グラスを口に運ぶ。
3人の外国人男性・日本語: 乾杯!
映像説明: 山口専務がワインの封をワインオープナーで開ける。 ワインのコルクを抜き、ワインをグラスに注ぐ。
テロップ: 赤ワインの試飲
ナレーション: そして、日本酒(にほんしゅ)の商談のあとに始まったのは赤ワインの試飲。一体どういうことなのか。
映像説明: 赤ワインの入ったグラスを持った山口専務がタブレット画面のほうにグラスを差し出したあと、「乾杯」と言い、乾杯のポーズをする。
山口専務・英語: チアーズ!
山口専務: 乾杯!
映像説明: バーカウンターがある室内。壁一面の木目調の棚にはワインやウイスキーなど、さまざまな種類のボトルが並んでいる。棚の前で青いチェックのシャツを着て眼鏡をかけた外国人男性が赤ワインの入ったグラスを持って、乾杯のポーズをとる。
外国人男性・英語: チアーズ!
外国人男性・日本語: 乾杯!
映像説明: 青空の下。アメリカ国旗が掲げられた黒っぽい街頭と背の高いヤシの木。 1階建ての白い外壁の四角い建物。建物の上には「BACCHUS WINE SHOP(バッカス ワイン ショップ」と書かれただ円形の白い看板が掲げられ、店内入口にはアメリカ国旗が掲げられている。 数人の男女の買い物客が大きな紙袋を手に持ち、歩いている。店の前には車が数台停められている。 バーカウンターがある室内。壁一面の木目調の棚にはワインやウイスキーなど、さまざまな種類のボトルが並んでいる。棚の前で青いチェックのシャツを着て眼鏡をかけた外国人男性がテーブルの上に置かれているタブレットの画面を見ながら話をしている。 室内。木目調の台の上に4本のウイスキーの瓶が並べられている。 窓側の棚に表彰状や酒瓶(さかびん)などが並べられている部屋で山口専務がソファーに座り、インタビューに答える。
山口専務: サンフランシスコのバッカスさんっていう、リカーショップ(酒店)さんと商談することができましてね。 そこの店主のクイントンさんと商談しているときに、日本酒(にほんしゅ)を輸出する話だったので、 最初はずっと日本酒(にほんしゅ)の話をしてたんですけれども、当社でウイスキーもやってるということで、 クイントンさんの発案で「そうだ!」っていうことで…。
映像説明: クリーム色(いろ)のラベルに金色の文字で「YAMAZAKURA」、黒い文字で大きく「安積」と書かれたウイスキーの瓶、薄ピンクのラベルに金色の文字で「YAMAZAKURA」、黒い文字で大きく「安積」と書かれたウイスキーの瓶が2本並んでいる。
ナレーション: 店主のクイントンさんが新たに目を付けたのは、笹の川酒造のウイスキー。
映像説明: シャンパンゴールドのクラデーションを背景に2つの枠が表示される。左側にはワイン樽が並べられている映像、右側には「YAMAZAKURA」のウイスキーの瓶が4本並んで映っている。
テロップ: アメリカ国旗 ワイン樽×日本国旗(にほんこっき) ウイスキー
ナレーション: これを西海岸ナパバレーのワイン樽で熟成させてみてはどうか、とアイデアを出したのだ。
映像説明: 店内。壁一面の木目調の棚にはたくさんの種類のウイスキーの瓶が並べられている。 木目調の棚に並べられた、さまざまな日本のウイスキーの瓶。
テロップ: ジャパニーズ・ウイスキー
ナレーション: ジャパニーズ・ウイスキーの人気は急速に高まっており、海外の需要は伸びている。新商品を開発することで、新たな顧客層を狙おうというのだ。
映像説明: 室内。クリーム色(いろ)の壁の部屋。山口専務がソファーに座り、グラスに入ったワインを鼻に近づけ、香りを確かめたあとでワインを味わう。
テロップ: ワインを試飲して 樽の特徴をつかむ
ナレーション: ワインを試飲していたのは「樽」の特徴をつかむため。
映像説明: 室内。木製のワイン樽がたくさん積まれている。
ナレーション: 「熟成」は、ウイスキーの個性を形作る重要な過程だ。
映像説明: 薄暗い室内。木製のワイン樽がたくさん積まれ、置かれている。 室内。クリーム色(いろ)の壁の部屋。窓側の棚に表彰状や酒瓶(さかびん)などが並べられている。山口専務がソファーに座りインタビューに答える。
山口専務: 蒸留してから、ま、何年も何年も熟成をするんですけれども、 その樽によって、いろんなふうに風味が、変わった、特徴のある風味が出てくるんですね。
映像説明: 雲1つない青空が広がる広大なぶどう畑(ぶどうばたけ)。苗木のような背の低い木が等間隔に植えられている。山肌が見える歩道部分も等間隔に整備されていて、段々畑のように見える。 白い壁に一部茶色いアクセント壁があり2階建て部分と平屋部分のある建物。茶色いアクセント壁には「THE WINE FOUNDRY」と書かれた立体看板がある。右側の2階建ての建物には、こげ茶色(こげちゃいろ)の緩いカーブで出来た造作屋根が壁の前面についている。画面右下の四角い枠にアメリカ合衆国の地図。カリフォルニア州はアメリカの西海岸、メキシコとの国境から太平洋沿いに伸びていて緑色(みどりいろ)で示されている。ナパバレーは赤い星印で示されている。
テロップ: 米国 カリフォルニア州
映像説明: ワイナリーの中。コンクリート打ちっぱなしのような薄暗い室内。5段に積み上げられた木製のワイン樽が壁沿いに何列も保管されている。
ナレーション: 笹の川酒造が提携を模索する西海岸ナパバレーのワイナリーは、果実味(かじつみ)あふれる重厚な味わいのワインを造っている。
映像説明: ワイナリーの中。青いチェック柄のシャツを着た男性が、木製のワイン樽の栓をあけ、スポイトで吸い上げたワインをワイングラスに注いでいる。 木製のワイン樽。上下板(じょうげいた)の部分に「VTG MT 3Y(ブイティージー エムティー スリーワイ)」と刻印されている。
ナレーション: こちらが、笹の川酒造が試飲していたワイン樽。
映像説明: ワイナリーの中。積み上げ並べられている木製のワイン樽の横に、青いチェック柄のシャツに黒いベストを着て眼鏡をかけた男性が立ち、ワイン樽に手を置きながらインタビューに答える。
テロップ: バッカス・ワイン・アンド・スピリッツ クイントン・ジェイ さん
ジェイさん・英語: 2017年収穫のワイン樽です。 この樽は日本のウイスキー造り向きですね。 豊かな果実味(かじつみ)が、マイルドな日本のウイスキーの味のバランスを整え、木樽の風味が仕上げる。 それぞれ個性のあるぶどう品種を2つ使っているのも特徴です。
映像説明: 室内。クリーム色(いろ)の壁の部屋。山口専務がソファーに座り、両手に持った2本のウイスキーの瓶をタブレット画面に向かって見せる。 バーカウンターがある室内。壁一面の木目調の棚にはワインやウイスキーなど、さまざまな種類のボトルが並んでいる。棚の前で青いチェック柄のシャツを着たジェイさんと調理用の白衣を着た外国人男性、赤と青のチェック柄のシャツを着た外国人男性がワイングラスを片手に持ち、木の一枚板のようなテーブルの上に置かれているタブレットの画面を見ながら、談笑している。
ナレーション: 始まったばかりの新しいウイスキーの開発。完成まで3年はかかる長い道のりだが新たな顧客開拓の期待は大きい。
映像説明: バーカウンターがある室内。さまざまな種類の酒瓶(さかびん)が並べられた棚の前で青いチェック柄のシャツを着たジェイさんがインタビューに答える。(Zoomのビデオ通話)
ジェイさん・英語: 最初は5~(から)10樽くらいの小規模から始めたほうがいいかもしれない。 笹の川酒造が培ってきたウイスキーの歴史と実績はすぐに評価されるでしょう。 ナパバレーのワイン樽で熟成させたと聞けば、大きな注目を集めますよ。
映像説明: 工場内。レールにのせられた大きな日本酒(にほんしゅ)の酒樽を2人の男性が慎重に支えながら移動している。 たくさんの緑色(みどりいろ)の空き瓶に、次々と日本酒(にほんしゅ)が注がれ、栓がされた日本酒(にほんしゅ)の瓶を女性が丁寧に拭いている。(映像提供 福島県庁)
ナレーション: こうした海外への取り組みが加速し、福島の味が世界に広がることを、山口さんも楽しみにしている。
映像説明: 広大な水田が一面に広がる町の空撮(くうさつ)映像。 木目の天井と壁の室内。紺色のTシャツを着た男性が日本酒(にほんしゅ)の麹(こうじ)を混ぜ合わせている。 外光(がいこう)がさし込む室内。青い法被を着て眼鏡をかけた男性がそば生地を綿棒でのばしている。 まな板の上に置いたそば生地を包丁で細い麺状に切っていく。 木目のテーブル。藍色のトレーの上にはざるに盛られたそばと割り箸、そばちょこなどがおかれている。升の中に置かれたグラスに日本酒(にほんしゅ)が注がれる。「天明」というラベルのある酒瓶(さかびん)が傍らに置かれている。 冷蔵ショーケースの中に並べられた、たくさんの日本酒(にほんしゅ)の瓶。 白い調理用の白衣を着た人物がガラス製の大きめのとっくりに日本酒(にほんしゅ)を注いでいる。 飲食店。着物の上に白いかっぽう着を着た女性がカウンターの中から料理を2皿、客席にいる人物に手渡す。 木目のテーブルの上に白い皿の盛られた料理があり、隣に置かれたガラス製のおちょこに日本酒(にほんしゅ)が注がれる。 室内。クリーム色(いろ)の壁の室内。窓側の棚に表彰状や酒瓶(さかびん)などが並べられている。山口専務がソファーに座り、インタビューに答える。
山口専務: 10年前は大変な事故があって、それはあの、非常に被害がありましたけども、 今は本当にあの立ち直って、どこにも負けないおいしいものがたくさんあるし、 画一的な方向じゃなくて、みんなそれぞれに作りたい味わいの目指すものを持って頑張っているので、 ますます福島県の酒はおいしくお楽しみいただけるように、まだまだいけると思います。
映像説明: スタジオ。画面左側に江連(えづれ)キャスターが写り、右側にはモニターが設置されている。モニターには濃い木目調の大きな棚が置かれた室内。白いテーブルの上に置かれたワイングラスに青い法被を着た女性が酒を注いでいる映像や木目調の机に4本の卯酒(うさけ)の酒瓶(さかびん)が並べられている映像、広いリカーショップの店内のところどころに木目調の商品棚が設置され、ワインや日本酒(にほんしゅ)など、さまざまな酒瓶(さかびん)がディスプレイされている映像、木目調の棚に4種類のウイスキーのボトルが並んでいる映像などが映し出されている。江連(えづれ)キャスターが話をする。
江連(えづれ)キャスター: 震災から10年を経た福島が、お酒を通じて世界とつながり、ビジネスチャンスをつかもうとしています。これからも海外でお酒の新たな可能性が広がることを期待したいですね。
映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。緑を基調とした、中が空洞になった地球儀が回転している。
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