シリーズ「ローカルの食×日本食品」 多彩な文化! ポーランド市場を攻める
2020年01月09日
「世界は今」のアクセシビリティ対応について
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4,000万の人口を擁する中・東欧最大の市場、ポーランド。東西のさまざまな国から影響を受けつつ、多彩な食文化を育んできた。例えば、ギョーザにそっくりなピエロギ。アジアからもたらされたものだが、すでにポーランドの国民食と言える料理だ。それに「ゆずこしょうソース」を試してみると? すしが浸透し、のりの良さが認知されるなど、日本食への関心は高まっているが、日本の食材はまだ普及していないポーランドにどのように売り込むか。販路拡大に挑む日本企業を取材した。
(11分28秒)
テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。
映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図の上で回転する、中が空洞になった地球儀から、もうひとつ地球儀が飛び出す。 拡大表示された地球儀の横にタイトルが現れる。 「世界は今ジェトログローバルアイ」
映像説明: スタジオ。 地球儀と世界地図の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。 襟の付いた濃いピンクの長そでワンピース姿。
テロップ: 八木 ひとみ(やぎ ひとみ)
八木(やぎ)キャスター: 世界は今、ジェトロ グローバル アイ。地元の食生活に、日本の味をどのように売り込むかを探るシリーズ。今回の舞台は、人口およそ4千万人、中・東欧地域最大の市場、ポーランドです。そこで、販路拡大に挑む日本企業(にほんきぎょう)を取材しました。
テロップ: シリーズ「ローカルの食×日本食品(にほんしょくひん)」 多彩な食文化! ポーランド市場を攻める
映像説明: 片側4車線の道路。乗用車のあいだを2両の車体をつなげた白や黒、山ぶき色(やまぶきいろ)の連結バスが走っている。幅の広い中央分離帯には停留所が設けられ、赤い屋根に山ぶき色(やまぶきいろ)のボディーの路面電車が道路の中央に敷かれた線路を走っていく。画面左手には、人気(ひとけ)のない広い歩道を挟んでクリーム色(いろ)の外壁の建物がある。画面右手の歩道には屋根のついたバス停があり、大勢の人が佇んでいる。歩道の向こうには、樹木が植えられ、緑の芝生が敷かれた広い公園のような敷地が広がる。画面左下の四角い枠内に東欧の地図。北がバルト海に面しているポーランドは、東はベラルーシとウクライナ、南はチェコとスロバキア、西はドイツと国境を接している。また、ベラルーシとウクライナの東にロシアがある。首都ワルシャワは、ポーランドの東部に位置している。 道路脇の公園のような敷地の奥に広々とした駐車場があり、宮殿のような巨大な建物へとつながっている。1階部分に数多くのローマ風の柱を配した薄茶色(うすちゃいろ)の建物は、上に行くにつれて段階的に幅が狭くなっていき、最上部は円い時計と尖塔のついた時計台となっている。背後には、同じくらいの高さの近代的な高層ビルがいくつもそびえ、遠くの方には複数の建築中のビルからクレーンが首をのばしている。
ナレーション: 西にドイツ、東はベラルーシ、ウクライナなどと国境を接するポーランド。
映像説明: 多くの人でにぎわう石畳の広場。中央には、パンダやウサギ、女の子などのキャラクターやサッカーボールなどの形をした色とりどりのバルーンが、数十個束ねられて白いスタンドに括りつけられ、風に揺れている。傍らには、白いパラソルを掲げた小さな屋台が立ち、周りを大勢の人々が通り過ぎる。広場に面して、白い格子窓がついた古めかしい建物が並んでいる。黄色(きいろ)や茶色、ライトグレーの建物は、いずれも入口がアーチ型にくりぬかれている。左手の濃いベージュの建物は1階が店舗になっており、建物の半分には工事用の足場が組まれ、「remmers(レメス)」のロゴがあるカバーで覆われている。建物の前の歩道には大きな白の四角いパラソルが立てられ、テラス席が設けられている。 石畳のテラス席。緑の葉をつけた樹木の下に4つの白い丸テーブルが並べられている。それぞれのテーブルにはパンの入った籐のカゴが置かれ、人々が籐の椅子に座って食事をしている。手前の席には、黒いワンピースを着てヒョウ柄のストッキングをはいた女性と、黒い半袖のTシャツに青いジーンズ姿の男性が座り、白いカーディガンを着た女性がテーブルに料理を並べている。隣には6人の女性グループや、サングラスを頭にのせた男女のいるグループなどがテーブルを囲んでいる。テラス席の奥のスペースには背の高い黒のバーテーブルが10台置ほどかれているが、人の姿はない。さらに奥には、通りを挟んでショーウィンドウのある白い建物が建っている。
ナレーション: さまざまな国から影響を受け、食文化は、多彩だ。
映像説明: フチに模様のある、白い丸皿(まるざら)に、しんなりしたサラダのような料理が盛り付けられている。細かく刻まれたキャベツのような白っぽい野菜の中に、オレンジ色(いろ)や緑色(みどりいろ)の野菜が少し混ざっている。
テロップ: ザワークラウト
映像説明: 赤と白のチェック柄のテーブルクロスの上に置かれたスープ。黒い丸皿(まるざら)に、表面にヒビが入った大きな丸いパンが載せられ、中身をくり抜いたパンの器にクリーム色のスープがなみなみと入っており、半分に切ったゆで卵も見える。スプーンですくい上げると、少しとろみがついたスープがしたたり落ちる。パンの器の横にフタのように水平にカットされたパン上部が立てかけられている。
テロップ: ライ麦を発酵させて作る ジュレック
ナレーション: ザワークラウトやライ麦を発酵させて作るスープなど、発酵食品が豊富。
映像説明: 白いゴム手袋を着けた手が、汁気のある具材が入ったフライパンをコンロの火にかけている。小さめのフライパンをリズミカルにゆすりながら、赤紫の丸い実と、茶色い肉をスプーンでかき混ぜている。コンロの脇には、くし切りのレモンや小さく刻んだ白や緑の食材が、それぞれ口の広い陶器の器に入っている。 中央が深くくぼんだフチの広い白の丸皿(まるざら)に、丸みを帯びた実などにワイン色(いろ)のソースがからめられた料理が盛りつけられている。上に細長い葉のハーブがあしらわれ、皿の広いフチにはココアパウダーのような茶色い粉が散らしてある。皿からはかすかに湯気が立っている。
テロップ: レバーのソテー サワーチェリーあえ
ナレーション: また、果物をソースに使った酸味の効いた料理もよく食べられている。
映像説明: 立体感のある粒模様のエンジ色(いろ)の皿に、キャベツの葉で俵形(たわらがた)に具材を巻いた料理が盛り付けられている。オレンジ色(いろ)のソースの上に、濃い緑色のキャベツの葉と、白っぽいキャベツの葉で包んだものが1つずつ並び、上には小さな丸い緑の葉や、細長い葉のハーブが散らされている。皿からはうっすらと湯気が立ち上っている。
テロップ: ロールキャベツ
映像説明: 木のトレーに載せられたベーグルサンドイッチ。トレーに敷かれた薄紙には、ハンバーガーのイラストが入っている。真ん中に穴が開いた(あいた)ドーナツ形のベーグルパンは、表面に白ゴマがまぶされ、横から水平にカットされて、ベーコンやトマト、目玉焼きなどの具材が挟んである。木のトレーのそばには、ソーサー付きの白いコーヒーカップにティースプーンが添えられている。
テロップ: ベーグル
ナレーション: 伝統的な食品はバラエティーに富み、実は、日本でもよく食べられているものも多い。
映像説明: 木目調のカウンターとテーブル席のある、落ち着いた雰囲気の薄暗いレストラン。店内に置かれたテーブルライトが店内をぼんやりと照らしだす。赤いロングヘアを後ろで1つに束ねた女性が、中央にあるカウンターに向かって作業をしている。女性の前には大きな花瓶に黄色(きいろ)や白、 黄緑の花が生けられ、ガラスの器にキャンドルがともされている。カウンターの周りに置かれたテーブルには白いテーブルクロスが掛けられ、小さな花瓶にひまわりの花が飾られている。カウンターの横で、白い帽子に、茶色い縁取り(ふちどり)のある白いコックコートを身に着け、両手に白いゴム手袋をした男性が、右手に持つ包丁を素早く動かして、まな板の上の生肉(なまにく)をみじん切りにしていく。周りには、卵を割り入れた器や、ボトルと氷の入った銅製のワインクーラーが置かれている。テーブル席に座る白い半袖のシャツを着た男性が、白いコックコート姿の男性の方を見つめている。
ナレーション: アジアから伝わり、ポーランド流に根づいた料理もある。
映像説明: 両手に白いゴム手袋をつけ、左手でガラスのボウルをくるくると回しながら、右手に持つフォークで赤いミンチ肉と白や緑の野菜を刻んだものを手早く混ぜ合わせてゆく。 中央が浅くくぼんだフチが広くて白い丸皿(まるざら)に銀色の筒形の型を置き、野菜と混ぜ合わせた赤いミンチ肉をフォークで詰め込んでいく。 銀色の型を外され、筒形に盛りつけられた赤いミンチ肉。上から黒コショウが散らされ、広い皿のフチの左側に小さな茶色いキノコが5つ添えられている。皿の右半分のフチには、筆で飛ばした絵の具のように薄い緑のソースがかかっている。
テロップ: タルタルステーキ
ナレーション: 例えば、生の牛肉を使ったタルタルステーキや、
映像説明: 赤と白のチェック柄のテーブルクロスの上に、黒い丸皿(まるざら)が置かれ、ゆでたギョーザのような食べ物が9つ、皿いっぱいに盛り付けられている。半月形(はんげつがた)の白い皮は、ふちがひだを寄せて閉じられている。
テロップ: ピエロギ
ナレーション: ギョーザにそっくりな、ピエロギだ。
映像説明: 赤と白のチェック柄のテーブルクロスの上に、異なるタイプのピエロギの皿が並んでいる。黒い丸皿(まるざら)の上にはゆでた白いギョーザのようなピエロギ。アルミのフライパンの中には、焼き目のついたピエロギが盛り付けられ、茶色いそぼろのようなものがかけられている。隣には、白いクリームのような液体が入ったソースポットと、グラスに注がれたビールが並んで置かれている。
ナレーション: 特にピエロギは、ポーランドの国民食と言える料理。
映像説明: 半分に切った焼き目が付いたピエロギ。断面から見える白っぽい具材の中には黒い粒がのぞいている。 フライパンの中で半分にカットされた焼き目の付いた別のピエロギ。断面には、薄くスライスされた黒い具材がぎっしりと詰まっている。 黒い皿の上に置かれた焼き目のある別のピエロギ。半分に切られた断面から細切り(ほそぎり)のキャベツのような具材がはみ出ている。
ナレーション: 具は、肉やきのこ、ザワークラウトなどいろいろ。
映像説明: ソースポットに白いクリーム状のソースが入っている。 赤と白のチェック柄のテーブルクロスをかけたテーブル席。赤いマニキュアをつけた女性が、左手にフォークを持ったまま、黒い丸皿(まるざら)に盛りつけられた白いピエロギの上で、右手に持ったソースポットを振り、白いクリームをたくさんかけていく。向かいに座る、デニムのジャケットを着た人物の前に置かれた黒い丸皿(まるざら)に盛られたピエロギには茶色いそぼろのようなものがかかっている。サラダが入った黒いボウルには、キューブ型に切ったキュウリ、トマト、チーズなどが盛り付けられている。
ナレーション: サワークリームなどをかけて食べる。
映像説明: 食品売り場の陳列棚。生のピエロギが入った透明のパッケージがずらりと並ぶ。赤いラベルには半月形(はんげつがた)のピエロギと茶色い断面の絵とともに、「PIEROGI」やポーランド語の説明が書かれている。左側には、「RANA」「RAVIOLI」などの文字がある黄色っぽい(きいろっぽい)ラビオリが入ったパッケージが並び、右側には、別のピエロギのパッケージが並んでいる。 黄色いフチの中に、赤い屋根の家とひまわり畑(ばたけ)を背景にノースリーブの白い服を着た女性が皿とフォークを持っている絵が描かれたパッケージは、下半分の透明の丸い窓から白いピエロギが見えている。棚の上部に取り付けられたプライスカードには、「7.99Zl(ズロチ)」、「6.99Zl(ズロチ)」などの価格が表示されている。 別の陳列棚。白いトレーに透明のラップがかけられた、生のピエロギが置かれている。表面に貼られただ円形(だえんけい)のシールには、白いコック帽をかぶり、赤いコックコートを着てひげを蓄、両手を挙げている男性のイラストが描かれ、その下に「Pierogi z serem(ピエロギ ス セレム)」と書かれている。右側には赤いヨーグルトのパッケージが並んでいる。 別の陳列棚。透明なパッケージに入ったさまざまなメーカーのピエロギがずらりと並ぶ。パッケージに黒いフィルムを使用し、白い文字で「MANUFAKTURA(マヌファクトーラ)」のロゴやハートをモチーフが入った黄緑色(きみどりいろ)の円いシールを貼ったものや、白い器にピエロギが盛り付けられた写真が入ったパッケージなどが置かれている。
ナレーション: スーパーマーケットには、家庭で簡単に食べられるタイプの商品も数多く並ぶ。
映像説明: 建物のフチや窓枠に青いラインのアクセントが入った2階建ての白い建物の外観。屋上には青文字の「E.LECLERC(ルクレール)」の立体看板と、青い円の中に白い文字で「L」、その右上に赤い半円が描かれたロゴマークの看板が掲げられている。 建物の2階部分には、青い窓枠が連なり、駐車場には数多くの車が駐車されている。進入禁止の標識がある出口近くには、「障害者のための国際シンボルマーク」が描かれた白い標識があり、専用の駐車スペースであることを示している。
テロップ: ワルシャワ
映像説明: 天井の高い広々とした建物の中。ゆったりした通路の右手には、レジコーナーがずらりと並び、奥には白い陳列棚など、店内スペースが広がっている。はりがむき出しになった天井には、ルクレールの円いロゴマークが入った吊りさげバナーが十数枚ほど下げられている。手前のレジでは、フード付きの赤い上着を着た男性が、荷物を積んだ大きな黒いショッピングカートの横で財布を開いている。
テロップ: E.Leclerc(ルクレール)
ナレーション: 高品質な品ぞろえの、こちらの大型スーパーマーケット。
映像説明: 乾物(かんぶつ)コーナー。陳列棚に、乾麺や瓶詰、缶詰など、さまざまな食品がずらりと並び、上部には赤いプレートが掲げられている。右側の棚のプレートには、どんぶりに入った料理の写真の上に、赤い円が重ねられ、大きな黄色い星を小さな4つの星が囲む中国の国旗が描かれている。写真の隣には、現地の言葉で「KUCHNIA CHIŃSKA(クヒニャ シンスカ)」と書かれている。左側のプレートには、緑(みどり)やオレンジの野菜が入った料理の写真に、上から赤、白、紺、白、赤の順にラインが入ったタイの国旗が重ねられている。通路の奥の十字路を、白い軍手をはめ、紺のTシャツにグレーのズボンをはいた2人の男性が通り過ぎる。
ナレーション: 特に力を入れているのが、アジアの食品だ。
映像説明: 棚の上部にあるタイの国旗の入ったプレートの隣に、右から緑、白、赤に塗り分けられ、中央の白い部分に鳥が描かれたメキシコの国旗と、緑(みどり)や赤のディップの写真が入った赤いプレートが掲げられている。棚の中段には、アルファベットで「TACO(タコ)」と書かれた箱入りの商品や、さまざまな瓶詰がずらりと並ぶ。右隣のプレートには、緑の円にアラビア語が書かれたサウジアラビアの国旗と料理の写真がある。その隣のプレートには、上からオレンジ、白、緑に塗り分けられ、中央にチャクラの輪が描かれたインドの国旗と料理の写真がある。 日本の食材が置かれた棚。赤いプレートには、白い円に赤い日の丸の日本の国旗と、アボカドとエビや、卵黄をトッピングした軍艦巻きなどの写真が入っている。棚には酢や調味料などの瓶やワサビの箱などが並ぶ。黒いトップスを着た赤茶色の髪の女性がカートを押しながら通り過ぎ、黒いジャケットを羽織った男性が、手にした平たいパッケージを棚に戻している。
ナレーション: 国別に分けられた棚には、日本食材(にほんしょくざい)のコーナーも。
映像説明: 棚に並ぶ大きな四角い全型(ぜんけい)ののり。黒を基調としたパッケージには、白い文字で「入(はいる)」と「一」のあいだに赤の文字で「HOUSE OF ASIA」と書かれたロゴが描かれている。グレーの縁取り(ふちどり)のある赤枠の中に、白で書かれた「Sushi」、「Nori」の文字が、黒い枠で囲まれている。下部には、丸や四角(しかく)の切り口を見せた、具沢山の5種類の太巻き(ふとまき)の写真がある。 別の棚。「HOUSE OF ASIA」のロゴが入った細長い黒い箱が並んでいる。グレーの縁取り(ふちどり)のある赤枠の中には、現地の言葉で「Pasta Wasabi」、英語で「Wasabi Paste」と書かれている。一部のパッケージには薄い緑のペーストが黒い皿に盛りつけられ、輪切りのレモンが添えられた写真が入っている。 「HOUSE OF ASIA」の商品が並ぶ棚。「Sushi Nori」の横には、現地の言葉で「Ryż(ルース)」、英語で「Rice」と書かれ、巻きずしの写真が入ったパッケージや、現地の言葉で「Wodorosty(ウォドロスティー)」、英語で「Wakame」と書かれ、白い器に入ったスープの写真が入ったパッケージが置かれている。
ナレーション: 日本のメーカーのほか、のりやわさびなど、ポーランドブランドの商品も豊富だ。
映像説明: 生鮮食品売り場。むき出しの天井のはりの下に、たくさんのダウンライトが埋め込まれた細い板がワイヤーでつり下げられている。トタンの天井に開けられた明かり取りの窓から、外の光が差し込 んでいる。左手の棚には青いナスや黄色いトマトなどの野菜が並べられている。紺のダウンジャケットを着た女性がビニール袋に赤いプチトマトを入れて、カートに乗せた青い買い物カゴに入れる。通路の中央に置かれたラックには、黄色いフタで半透明のバケツが積み上げられ、その隣に赤いパプリカやトマト、オレンジ色(いろ)の大きなカボチャが山積みになっている。 野菜が並ぶ棚の前。薄いブルーのキャップをかぶり、白いひげを生やした男性が、腕に青い買い物カゴを提げて、ホワイトマッシュルームをいくつか手に取っている。紺のダウンジャケットを着た女性が、ビニール袋を手に棚の上のほうを見つめている。
テロップ: 平均月収 約13万円 (2018年) 出所:ポーランド中央統計局
ナレーション: ポーランドでは、この10年で、平均月収がおよそ1.5倍に上昇。
映像説明: 「HOUSE OF ASIA」の商品が並ぶ棚の前。黒いダウンジャケットを着て眼鏡をかけた男性が、赤いフタのついた瓶を左手に持ちながら、棚に並ぶ商品を見ている。 「Clearspring(クリアスプリング) ORGANIC TOFU」と書かれた紙箱が並ぶ棚。パッケージには、シソのような青い葉を敷いた黒い丸皿(まるざら)に、四角い豆腐が盛りつけられ、薄切りのネギとおろししょうがが添えられていて、片口箸が1膳置かれている写真が入っている。隣には、紺色の帯に白い文字で「Tofu」と書かれ、大豆の写真が入った箱と、黒の帯に白の文字で「Tofu」と書かれ、紫の花の写真が入った箱が並ぶ。パッケージの小さな透明の窓から薄茶色(うすちゃいろ)の中身がのぞいている。
テロップ: とうふ 約330円
映像説明: 赤や黄色(きいろ)のキャップのついた瓶が並ぶ棚。中には黒い液体が入っている。いずれも六角形の中に漢字の「萬(まん)」の字をデザインしたマークの下に、「KIKKOMAN(キッコーマン)」の文字が書かれた黒いロゴが入っている。黄色いキャップの瓶のラベルには「PONZU」、「LEMON」と書かれ、レモンのイラストが描かれている。赤いキャップの瓶のラベルには「TERIYAKI」と、現地の言葉で「MARYNATA(マリナタ)」と書かれ、野菜を添えた大きな焼いた肉の写真が入っている。
テロップ: テリヤキソース 約610円
テロップ: ポン酢 約530円
映像説明: 多少、値(ね)が張る海外の食材にも、関心が高まっているという。
映像説明:
白い壁の商談会場。キャンドルライトの壁掛け照明がともっている。エントランスに置かれたバナースタンドには、卵焼きやのり、焼き魚に納豆、みそ汁などが並ぶ食卓の写真がプリントされている。壁際には、白いパーティションで区切られたブースが並び、エントランス近くのブースの前には5人ほどの男女が立ち止まっている。隣のブースのパーティションには、「MEKABU」と書かれた青い垂れ幕が掲げられ、3人の男性たちがテーブルの後ろで話をしている。通路を挟んで正面のブースのパーティションには、黄色い文字で大きく「JAPANESE AOMORI Black Garlic」と書かれたポスターが貼られている。背中に「黒ごぼう茶」と書かれた法被を着た男性が隣にいるスタッフと話をしている。模様の入った金色のカーテンが下がったアーチ形の出入口の奥の部屋には、たくさんのブースが並び、大勢の人々でにぎわっている。
テロップ: 2019年10月17日 中・東欧 日本産農水産物(にほんさんのうすいさんぶつ)・食品輸出商談会 主催:ジェトロ
ナレーション: そうしたなか、首都ワルシャワで開催された日本産食品(にほんさんしょくひん)の輸出商談会。
映像説明: 模様の入った金色のカーテンが下がったアーチ形の出入口の前に、黒いTシャツを着てひげを生やした男性と、スキンヘッドの男性、黒いポロシャツを着た男性が並んで立ち、小さな白い紙コップに口をつける。黒いポロシャツを着た男性が小さくうなずき、スキンヘッドの男性が手振りを加えながら話をする。 壁際にコーヒーマシンが置かれた一角。コーヒーカップが置かれた台の横に、ミネラルウォーターのボトルが並んでいる。白地に薄いグレーのストライプが入ったシャツを着たロングヘアの女性と、ニットのジャンパーを着た男性が、スマートフォンやパンフレットを置いたテーブルの前に座り、小さなカップによそわれたうどんを、割り箸を使って食べている。傍らで、黒い法被を着て紫のネクタイを締め、小さなカップを載せたトレーを片手で持った男性が、右手の親指を立てたあとで一礼する。
ナレーション: 地元のポーランドだけでなく、中・東欧各国から商社やレストラン関係者など、100人余りが来場した。
映像説明: パーティションで区切られた一角。白いテーブルクロスを敷いた長机(ながづくえ)をはさみ、5人の男性が座っている。パーティションには、上から紺、白、紺の横縞に塗り分けられたポスターが貼られている。中央の白い部分には、青い波が幾何学模様にデザインされた紺の円形のマークと、「TAKAOKAYA」の文字が書かれている。その下の紺の部分に、白抜きで「Since 1890」と記されている。パーティションの横に座る眼鏡をかけた男性が話をし、隣には黒いジャンパーを羽織った男性と黒いエプロンを着けた男性が横並びに座って聞いている。向かい側には紺地に白のチェックのシャツを着た男性と濃いグレーのシャツを着た男性が腰かけ、時おりうなずいたり、互いに顔を見合わせたりしながら、耳を傾けている。テーブルの上にはたくさんの資料が広げられ、赤い盆の上に置かれた2つのグラスに、濃い緑色(みどりいろ)の液体が注がれている。
テロップ: 髙岡屋(たかおかや)
ナレーション: こちらは、創業130年ののりメーカー、髙岡屋(たかおかや)。
映像説明: 黒いジャンパーを羽織った男性が、資料やのりのサンプルを広げた長机(ながづくえ)に身を乗り出すようにして、向かいに座る男性たちに話しかけている。隣に座る眼鏡をかけた男性が机上に置いていたノートを膝の上に置きなおし、目を落としながら話を聞いている。
テロップ: 2018年 現地法人を設立
ナレーション: 50年前から海外での事業に取り組み、ポーランドには、おととし、現地法人を設立している。
映像説明: 青空の下に建つ、横に長い2階ほどの高さのシルバーの建物。2階部分には建物の端から端まで鏡面ガラスがはめ込まれた窓がある。シルバーの壁から一定の間隔で白い壁が突起し、それぞれにドアが付いている。手前のシルバーの壁から突き出すように、赤い小さな三角形のコンテナが2つ並んで建っている。中央には、3つの窓と4つのドアのついたプレハブのような建物がシルバーの壁に沿うように建ち、周囲は低い簡易フェンスで囲われている。
テロップ: 2020年 ポーランドの工場で のり製品の生産を始める予定
ナレーション: 年内にポーランドで、のりの生産を始める予定だ。
映像説明: 白い壁の会場の一角で、眼鏡をかけた男性がインタビューに答える。 3種類の全型(ぜんけい)ののりが並べられている。すべてのパッケージに青い波が幾何学模様にデザインされた紺の円形のマークの髙岡屋(たかおかや)のロゴがあり、「焼寿司海苔」、「ROASTED SEAWEED YAKINORI」などと書かれている。左のパッケージは金色で「九州」、「KYUSHU(きゅうしゅう)」と書かれている。中央は緑の四角(しかく)の中に白い文字で「彩(あや)」「AYA」と書かれたマークがある。右のものには紫の四角(しかく)の中に白い文字で「雅」「MIYABI」と書かれたマークがある。 白い壁の会場の一角で、眼鏡をかけた男性が話を続ける。
テロップ: 髙岡屋(たかおかや) 国際事業部 齋藤 秀和(さいとう ひでかず) 次長
齋藤次長: ポーランド工場の目的としては、 あのー、のりを、ま、原料のまま輸入して、こちらで焼成することによって、あの、関税を無税にして、 同じ同業他社の中で、いち早く、ま、よりフレッシュなものを販売できるっていうことの、まあ強みを生かして、 あのポーランドを、ま、はじめ、ま、その周辺諸国も含めて、伸ばしていければなと思います。
映像説明: 髙岡屋(たかおかや)のブース。黒や紺色、柄物の布地をつぎはぎしたデザインのバッグを肩に掛け、白いシャツに黒いベストを着た女性と黒いジャンパーを着た男性が握手をする。黒いジャンパーを着た男性が頭を下げ、名刺を受け取る。続いて、眼鏡をかけた齋藤次長が、名刺を手に女性と笑顔で握手をする。少し後ろに立つ黒いジャケットを着たロングソバージュヘアの女性が、ケースから名刺を取り出す。 テーブルを挟んで座る4人の男女。齋藤次長が、白い紙の帯で束ねられたのりが入ったビニール袋に触れながら話をする。膝の上にノートを置いたロングソバージュヘアの女性が、のりの入ったビニール袋を手に取る。 テーブルの上にはほかにも、のりのサンプルや茶色い茶葉(ちゃば)のようなもの、青い商品パッケージ、ガラスのコップに入った緑色(みどりいろ)の液体などが所せましと置かれている。
ナレーション: ヨーロッパへののりの出荷量が増えるなか、中・東欧地域での商機を見いだし、進出を決めた髙岡屋(たかおかや)。ブースには、のりを求めてバイヤーが商談に訪れる。
映像説明: 白い壁の会場の一角で、ライトグレーのジャケットを着た男性が、インタビューに答える。
テロップ: チェコのバイヤー
チェコのバイヤー・英語: のりの栄養価が知られるようになり、 おいしさと健康のために食べられている。
映像説明: テーブルに置かれた青い商品パッケージ。髙岡屋(たかおかや)のロゴマークの下に、透明の窓があり、「幸福のり」と書かれた透明の袋に個別に包装された短冊形ののりが見える。透明の窓の上には、緑、青、朱色、黒の順に一文字ずつ色分けされた「たのし味(たのしみ)」の文字の横に、朱色の短冊が描かれ、黒い文字で「味つけ海苔」と書かれている。パッケージの中央には、袋を閉じるかのように黒の縁取り(ふちどり)のある朱色と緑の帯が印刷されている。テーブルの左手に置かれたパッケージには、葉野菜やマグロの刺身を手巻きずしのようにピンク色の薄いシートで巻き、透明の筒形のスタンドに立てた写真が入っている。
ナレーション: ヨーロッパでは、健康志向の人に、人気が高まっている、のり。
映像説明: 髙岡屋(たかおかや)のブース。眼鏡をかけた齋藤次長が、個別包装された短冊形の小さな「味付け海苔」を袋から出し、対面に座る2人の女性に差し出す。ウェーブヘアの女性とセンター分けのロングヘアの女性が、1枚ずつ取り、少し見つめてから口に入れる。ウェーブヘアの女性が小さくうなずく。
テロップ: 栄養豊富なスーパーフードとして のりが注目されている
ナレーション: 実は今、ポーランドでは、ビタミンやミネラルが豊富なスーパーフードとして、のりが注目されているのだ。
映像説明: ガラスのショーケースに陳列されている、一口サイズにカットされた細巻き。レタスやきゅうり、サーモンが入った巻きずしが小さな木のトレーに種類別に載せられ、それぞれに黒いカードがクリップ留めされている。カードには現地の言葉で書かれた商品名と、15Zl(ズロチ)から19Zl(ズロチ)までの値段が書かれている。
ナレーション: のりを使う日本食といえば、すし。
映像説明: 白い建物の1階にあるすし店の外観。入口の上部に取り付けられた黒の突き出し看板には、白い文字で「SO‐AN(そーあん)」、「草庵(そうあん)」、「SUSHI CLUB」と書かれている。 店の軒先に取り付けられた可動式の黒の日よけテントの先端に下がっている布に、白い文字で「SO‐AN(そーあん) SUSHI」と書かれている。 別の店の看板。建物の2階の窓の下に木の板が掲げられ、「OTO!SUSHI」と書かれた立体文字 が取り付けられている。「OTO」の文字は朱色に塗られ、富士山と花をつけた木の枝が白で描かれている。「SUSHI」の文字は白で塗られている。 別のすし店。2階の窓の下に掲げられた黒い文字の立体看板と、軒先に取り付けられた日よけテントの先端に下がった布に、黒い文字で「TOKYO SUSHI」と書かれている。日よけテントに下がった布には、赤い文字で「東京」と書かれている。歩道には店の名前が入った木目調の板が貼られたプランターが並び、背の低い植物が植えられている。 フライドポテトやチキンを売る店の隣にすし店が並ぶ。黒い看板に白い文字で「Rock ‘n’ Roll (ロックンロール) SUSHI」と書かれ、弦楽器と箸を交差させて「X」の形にデザインしたマークが入っている。窓ガラスには写真付きの巻きずしのメニューが貼られている。ナレーション: なんと、ワルシャワだけでも300を超えるすし店があるという。すしは、ポーランドではローカルの食として、すっかり浸透しているのだ。
映像説明: うっそうと枝葉が茂る高い樹木と、きれいに刈り込まれた植え込みのある敷地の奥に建つ、鏡面ガラスで覆われた5階ほどの高さの建物。 つるをはわせたエントランス脇の低い塀に、黒地に白の文字で「IZUMI SUSHI」と書かれた看板が掲げられている。数名の男女が、足早に建物に向かって歩いてゆく。 外の光が差し込む広々とした店内。吹き抜けになっているエリアと天井のあるエリアがあり、どちらにも、木製の四角いテーブルが並べられ、黒いランチョンマットに白いナプキンが置かれている。ポロシャツなどのラフな格好の人や、スーツ姿の人などで多くのテーブルが埋まっており、数人がれんげを使って食事をしている。天井のあるエリアの奥は一面ガラス窓になっており、外には緑の木々(きぎ)が見える。吹き抜けのエリアには巨大な木が植えられ、濃い緑の葉を付けた枝を伸ばしている。
テロップ: IZUMI SUSHI
ナレーション: 地元で人気なのが、ポーランドで7店舗を展開する、いずみすし。
映像説明: 白木のすしカウンター。各席には、紫のランチョンマットの上に白い皿と紺のしょうゆさしが置かれている。右手には大きな四角いすし桶が5つ積まれている。カウンター奥の調理場には、5人のすし職人たちがグレーのコックコートに身を包んできびきびと動いている。奥の黒い壁には、魚の漢字が書かれた書が額に入って掲げられ、隣には金色のすし桶が木のはりで覆われた天井近くまで積まれている。木のはりのあいだにはダウンライトがいくつも取り付けられてやわらかな光を放っている。左手の壁に取り付けられた扇風機の下には、下から黄色(きいろ)の照明を当てられた大きな魚が、赤、青、緑の波の上を泳いでいるような置物が飾られている。 巻きすの上に載せたのりに、右手に丸く握りとったシャリを広げていく。右手の指の腹で軽くシャリを握り広げ、左手で追いかけるように押さえていく。 マグロとサーモン、卵焼きの握りが並べられた黒いだ円形の器に、オレンジと赤の具材が巻かれた細巻きを盛りつけていく。 2貫のマグロの握りの横に、サーモンの細巻きとマグロの細巻きが3つずつ並べられている。
ナレーション: これまでさまざまな種類ののりを使ってきたが、去年から、すべて質の高い髙岡屋(たかおかや)の商品に切り替えた。
映像説明: 白い壁の会場の一角で、黒いジャケットを着て、前髪を短くカットしたロングヘアの女性がインタビューに答える。
テロップ: IZUMI SUSHI 共同経営者 アリツィア・タン さん
タンさん・英語: パリッとしたのりがお客に好評。 のりは、すしのシャリをまとめているだけではないと気付きだした。 ポーランドのシェフは、品質の高いのりを使い始めているし、 スーパーフードだから人気がある。
映像説明: 巻きすの上に載せたのりとしゃりの上に、レタスとサーモン、アボカドを載せ、ひと巻きして軽く上から押さえる。 並べられた髙岡屋(たかおかや)の商品。全型(ぜんけい)の「焼寿司海苔」の「雅」のパッケージ。「幸福のり」、「おはよう 味付(あじつき) おかずのり」と書かれた緑の小さなパッケージ。「protein」、「NORI」などと書かれた青いパッケージも置かれている。
ナレーション: 健康的で高品質な日本食品(にほんしょくひん)の需要が今、ポーランドで着実に高まっている。
映像説明: 大型スーパーマーケットの乾物売り場。黒のリュックを背負った男性がさまざまなパッケージが並ぶ陳列棚を見て歩く。
ナレーション: ポーランドで販路拡大に挑む企業がこちらにも。
映像説明: 日本の食材が並ぶ棚の前。黒いリュックを背負った男性が、黒と赤のパッケージで統一された「HOUSE OF ASIA」の商品にスマートフォンを向ける。 黒いリュックを背負った男性が、棚に並ぶ黒い小瓶をつまんでくるりと向きを変え、裏面(うらめん)のラベルを見つめる。ラベルの面を元に戻して置きなおし、棚の上の商品に目を向ける。
ナレーション: 大山食品の社長がチェックしているのは、スーパーマーケットの調味料売り場。
映像説明: 日本の食材が並ぶ陳列棚の前で、黒いリュックを大山食品の社長がインタビューに答える。
テロップ: 大山食品 大山 憲一郎 社長
大山社長: えっと、ゆず商品が、まだないですね。
映像説明: テーブルに並べられたさまざまな商品。黄色いラベルに茶色い文字で「アミノ黒酢(くろず)」と書かれた大小のペットボトルの隣に、白いラベルに赤茶色の文字で「綾のうめ玄米酢 はちみつ漬け」や「綾の有機黒玄米酢」などと書かれた4本の瓶が並ぶ。どの瓶にも「山形に「大」の字」の屋号が描かれており、薄い茶色から濃い茶色まで異なる色の液体が入っている。瓶の前に、金色のキャップのついた3種類のミニボトルがずらりと並べられている。黒いラベルのついた筒型ボトルと四角いボトルには、少し濁りのある黄緑色(きみどりいろ)の液体が入っている。ラベルには白や金色の手書き風のデザイン文字で「Mercy」と書かれている。赤いラベルのついた筒型のボトルには、濃い赤の液体が入っている。手前に1本だけ置かれた赤いラベルのペットボトルには、ひげそり跡が誇張して描かれた男性のイラストと円の中に「福」のマークと「おつかれーっ酢」と書かれている。 「Mercy」と書かれた黒いラベルの2種類のボトル。中にはタネのようなものが浮かんでいる。筒型のボトルには、ゆずのイラストが描かれ、「almighty hot yuzu sauce」などと書かれている。四角いボトルには「good for everything Hot Yuzu Sauce」と書かれ、「料理人自慢の味」などと書かれた円いシールが貼られている。
テロップ: 酢がベースのゆずこしょうソース
ナレーション: 大山食品が売り込みたい商品は、酢とゆずこしょうなどで作った酸味のある、辛い(からい)ソースだ。
映像説明: 白い皿に入った黄緑色(きみどりいろ)のソース。ハーブのような断片が混ざっている。 壁に貼られたポスター。「料理のジャンルを選びません」の文字の下に、「Mercy」と書かれた黒いラベルがある四角いボトルの写真が中央に配置され、両脇には料理の写真とともに、英語と日本語で料理の名前が書かれている。「ソーセージ」、「チーズ」、「ハンバーグ」、「鍋」、「寿司」、「そば」、「てんぷら」「刺し身」、「フィッシュ&チップス」など、さまざまな 料理が提案されている。また、英語と日本語で原材料名が記され、「醸造酢、柚子胡椒(柚子、唐辛子、食塩)、唐辛子、食塩」と書かれている。一番したには英語と日本語で大山食品の連絡先が記載されている。
ナレーション: 酢をベースに、材料を絶妙なバランスで配合し、熟成させることで、和食だけでなく、ソーセージやピザなど、いろいろな料理に合うのが売りで、世界中に広めたいと思っている。
映像説明: スーパーマーケットの陳列棚に手が伸びる。「TABASCO PEPPER」と書かれたオレンジの箱を取って、裏面(うらめん)を見たり、表面(おもてめん)を見たりしている。 黒いリュックを背負った大山社長が、アジア系食材コーナーの通路に立ち、手にしたオレンジの箱と陳列棚を交互に見る。
ナレーション: 売り場を見たところ、辛い(からい)ソースは多いものの、ゆずを使ったものは並んでいない。
映像説明: 大きな窓がある室内。窓の外にはたくさんの車で埋まる広い駐車場が見える。大山社長が紺のスーツに紺のネクタイを締めた男性と、黒いスーツ姿の男性に向かって話をしている。紺のネクタイを締めた男性が、手にした赤と緑の筒型のミニボトルを見つめ、黒いスーツを着た男性もボトルをのぞき込んでいる。 大山社長が、「Mercy」と書かれた黒いラベルがある四角いミニボトルを紺のネクタイを締めた男性に手渡したあと、黒いスーツを着た男性にパンフレットを手渡し、一礼する。そばに立つワンピース姿の女性がその様子を見守っている。
映像説明: このスーパーに可能性を感じ、商品を売り込む。
映像説明: 大型スーパーマーケットの陳列棚。「TABASCO」や 「JALAPENO(ハラペーニョ) PEPPER」などのソースが並ぶ。 チョコレートなどの菓子が並ぶ一角で、大山社長がインタビューに答える。
テロップ: 大山食品 大山 憲一郎 社長
大山社長: あの、ホットソースがかなりあったんで、うれしかったですね。あとまあ、日本(にほん)コーナーもあるし。 もっとなんか、ちっちゃい扱いかなと思ってたんで。よかったです。はい。 安心しました。 ま、あのー、可能性はあるっていうことですから、はい。
映像説明: 両脇に低い石垣が続くなだらかなスロープの前。石垣の上には手入れされた庭木が広がり、奥には瓦屋根の建物がのぞく。スロープを登り切った左手に、白地に黒い文字で「大山食品(株)」と書かれた、立て看板がある。
テロップ: 宮崎県 綾町
テロップ: 大山食品
ナレーション: 宮崎県にある大山食品は、1930年創業。
映像説明: 遠くに山並みを望む広々とした敷地に、底の部分を地面に埋め込んだ巨大なかめが、きれいに列を作って100個以上並んでいる。こげ茶色(こげちゃいろ)の胴体部分には白い文字で「有機専用」と書かれており、上部が尖った金属のふたがかぶせてある。 ダウンジャケットを着た大山社長が、金属のふたを外し、かめにかけてある薄茶色のシートをめくる。長い柄の竹のひしゃくで、かめの中から澄んだ茶色い液体をすくい上げる。
テロップ: 家業を引き継いだ14年前に 輸出は ほぼゼロになった
ナレーション: 野外のかめで作った黒酢(くろず)を、他社に先駆け、商社を通じてヨーロッパに輸出していたが、価格競争が激化。先代から家業を継いだ14年前には、輸出は、ほぼゼロになったという。
映像説明: 板壁の事務所の中。4つあるデスクや壁際の棚にもは多くの書類があり、奥に並べられたスチール製の棚にはキングファイルが並んで置かれ、側面にはたくさんの書類や郵便物がマグネットで貼り付けられている。 白とグレーのボーダー柄のパーカーを着た女性と、黒いフード付きの上着を着た女性が書類を見ながら作業をしている。すぐそばのデスクでは、チェック柄のシャツの上にカーキ色(いろ)のダウンベストを着た女性が立ちながら作業しており、向かいのデスクには黒いダウンジャケットを着た大山社長が座っている。 書類が山積みのデスクに座り、大山社長がキーボードを叩いている。デスクの上にはさまざまな液体が入ったボトルが5本ほど置かれ、背後のキャビネットの上にも資料や備品に紛れて、ミニボトルが並んでいる。
ナレーション: そこから復活を目指し、さまざまな新商品を開発。
映像説明: ゆずのイラストが入った「Mercy」と書かれた黒いラベルがあるミニボトルが5本並んでいる。 ハーブのような断片が混ざった黄緑色(きみどりいろ)の液体が白い皿に注がれる。
ナレーション: そうして誕生したのが、こだわりの酢とゆずこしょうで作られたこのソースだった。
映像説明: 展示会のブースの写真。入口に掲げられた白い看板には、頭にヤシの木を生やし、青と白のボーダーシャツを着たしっぽのついたキャラクターのイラストが描かれ、赤いラインの上に、「Ohyama Foods Co.,Ltd(オオヤマ フーズ コー リミテッド)」と書かれている。黒いポロシャツを着た男性をあいだに挟んで、ショートヘアの女性と大山社長がおそろいの黄色い法被を着て笑顔を見せている。法被の右襟は黄緑色(きみどりいろ)になっており、白い文字で「みやざき」と書かれ、左の青い襟には白い文字で「MIYAZAKI」と書かれている。ブース内のテーブルにはパンフレットが積まれ、3段のラックに「Mercy」の黒いラベルがあるミニボトルが並べられている。テーブルの前に貼られたポスターには、英語と日本語で、『日本の柚子ホットソース「マーシー」』、『「マーシー」は、料理のジャンルを選びません。』と書かれている。ブースの中では数名のスタッフが丸テーブルを囲み、奥の白い壁には、ビールや甘酒のポスターが貼られている。
ナレーション: 最初に取り組んだアジア市場は、5年かけても成果に結びつかなかった。
映像説明: 別の展示会場の写真。黒いパーティションで囲まれたブースの前で、黄色いラベルのミニペットボトルを両手で持った大山社長が満面の笑みを浮かべている。隣に立つ黒いジャケットに青いズボンをはいた男性が、片手に「Mercy」の赤いラベルがあるミニボトルを持って笑顔を見せている。黒いジャケットを着た男性の前に、「Pepper Yuzu」の文字と、赤と緑の唐辛子やゆずのイラストが描かれたパンフレットが置いてある。黒いパーティションには、商品の写真や解説が記されたポスターが貼られている。ブースの上は、木のはりが切妻型に組まれ、ブースの出入り口から「JETRO(ジェトロ)」の看板が見えている。
テロップ: 米国の大手スーパーマーケットから 大口発注を獲得
ナレーション: しかし、2016年、海外でのゆず人気の時流に乗り、初めて出展したアメリカの見本市で、大口発注を受けたのだ。
映像説明: 板壁の事務所の中。デスクに座った大山社長がインタビューに答える。大山社長の後ろで、水色のダウンジャケットを着て、つばの付いた白い衛生帽をかぶった男性が作業をしている。作業が終わると、クリップボードを手に取って歩き去る。
テロップ: 大山食品 大山 憲一郎 社長
大山社長: 試験販売ベースで、えっと、20万本のオーダーが入りまして。 (それまでは)月に3,000本くらいの、あの売り上げの商品でしたので。 作り方も、ま、あの手作りに近いような方法でやっておりましたんで。 試行錯誤を重ねて、あのー、(大量発注に)少しずつ量が対応できるようにしていったんですけども。
映像説明: 金属製の壁の工場。ベルトコンベヤーのレーンの横に、たくさんのパイプやコードが組み合わされ た大きな機械が設置されている。「DONG SUNG」と書かれた大きな透明のケースで覆われている。ケースの右手に、10個ほどのボタンやダイヤルがついた制御盤がついており、傍らにビニールで覆われた大きなダンボール箱が置かれている。白い衛生帽に白いマスク、手には水色の手袋をつけ、白い作業服を着た作業員が、ダンボール箱から何かを取り出してレーンの上に載せている。ケースの左側にも同じ格好をした作業員が立ち、作業を見守っている。 レーンの上。機械の下にガラスの瓶が流れてくると、8本のパイプから下向きに突き出た金属製の管(くだ)が、瓶の口から中へ入っていき、黄緑色(きみどりいろ)の液体を充てんする。 レーンの上の別の場所。液体が充填され、金色のフタが軽く載せられた瓶が機械の下で止まると、先端に白い器具がついた金属の棒が降りてきて、瓶のフタを下へ押し下げる。白い衛生帽に白いマスク、手には水色の手袋をつけ、白い作業服を着た作業員が、フタがしっかりしまった瓶を2本ずつまとめてレーンから引き上げ、1分ずつの紙の仕切りがあるダンボール箱に収めてゆく。作業員の左側に置かれたビニールで覆われたダンボール箱には、金色のフタがたくさん入っている。 レーンの奥にいる作業員が、充填された瓶の口を1本ずつ丁寧に拭いている。
テロップ: ポーランド人が酸味のある食品を 好むことに商機を感じた
ナレーション: これまで7ヵ国へ輸出してきた、ゆずこしょうソース。去年、参加した海外の見本市で、ポーランドのバイヤーから、ポーランド人が酸味のある食品を好むことを聞き、商機を感じたという。
映像説明: 白い壁の会場。大山食品のブースで、グレーのジャケットを着たブロンドヘアの女性に、大山社長が英語で自己紹介をしながら名刺を差し出す。 グレーのジャケットを着たブロンドヘアの女性に、大山社長が着席を案内する。テーブルの上には、瓶入りの酢やペットボトル入りのドリンク、「Mercy」のミニボトルなど、大山食品の商品がずらりと並んでいる。椅子に座った大山社長の隣に、グレーのスーツを着た男性が腰を下ろす。
テロップ: ワルシャワ
ナレーション: そして臨んだ、ワルシャワの商談会。
映像説明: 大山食品のブースに2人の男性が座っている。サイドの髪を刈り上げた男性と、白いシャツの上にグレーのセーターを着た男性がパンフレットを見つめている。大山社長が立ったまま、身振りを交えて話をしている。 グレーのスーツを着た男性が大山社長と並んで立ち、うなずきながら話を聞いている。
ナレーション: 大山社長が思ったとおり、ゆずこしょうのソースは、多くのバイヤーから注目を集めた。
映像説明: 大山食品のブースで、紺色のジャケットを着た男性と、紺のシャツを着た男性が並んで座り、笑顔で大山社長に話しかける。笑って応える大山社長。大山社長の隣に座るグレーのスーツを着た男性もうれしそうな表情になる。
紺色のジャケットを着た男性: It’s(イッツ) very オイシイ!
映像説明 大山食品のブースで、サイドの髪を刈り上げた男性が、小さな紙コップを手に笑顔で話をする。
サイドの髪を刈り上げた男性・英語: とてもスパイシー。気に入った。
映像説明: 大山食品のブースの近くで、黒いカットソーを着たショートヘアの女性が笑顔を見せ、身振りを加えながらインタビューに答える。
テロップ: TAN‐VIET International(タンビエト インターナショナル) 輸出入担当 マグダレーナ・スラビンスカ さん
スラビンスカさん・英語: フレッシュなゆずの味がする。 新しくて、とても興味深い商品。ポーランドでうけると思う。
映像説明: 大山食品のブースの前。エンジ色(いろ)の上着を羽織った男性がパンフレットやサンプルなどを抱えて立ち、手にした小さな紙コップを鼻に近づける。カップの中をじっくり見て、再び鼻に近づけながら話をする。紙コップに口をつけると、舌を鳴らして味わうように口を動かす。再度、紙コップの底をじっと眺めながら話をする。
ナレーション: こちらは、ポーランドで初めてミシュランの星を獲得したポーランド料理のシェフ。ゆずこしょうを口にするのは初めてだという。
テロップ: アトリエ アマロ アマロ・ボイチエフ シェフ
ボイチエフ シェフ・英語: いいね。
映像説明: レンガ色(いろ)の上着を羽織ったポイチエフ シェフが、大山食品のブースの前でインタビューに答える。「Mercy」の四角いミニボトルを手に、時折、身振りを交えながら話を続ける。
ボイチエフ シェフ・英語: ポーランド人は好奇心旺盛で、新しい食品を試すのが好き。 歴史的にアジアの影響を受けた食事をしてきた。 最近では、特に日本産(にほんさん)の新しい高品質な食品が求められている。
映像説明: レストランの広いテラス席。白い大きなパラソルの下に並べられたテーブルには、赤と白のチェック柄のテーブルクロスがかけられている。 テラス席を囲う低いフェンスには、赤い花を咲かせたプランターが置かれ、フェンスの柱の上に取り付けられた四角い照明器具に明かりが灯っている。フェンスの所々に細長い木の柱が建てられ、裸電球をいくつもつるしたケーブルが括りつけられている。 出入り口左手のテラス席。スエットシャツやジャージを着た若い男女が食事をしている。テーブルの上にはコカ・コーラの小さなボトルやビールが注がれたグラスが置かれている。奥の席には椅子の背もたれの上部に頭を乗せ、上を見あげている子どもと4人の男女がテーブルを囲んでいる。 テラス席の別の一角。テーブル席に、つばがレンガ色(いろ)の紺のソフト帽をかぶった男性が座り、白いピエロギをフォークで口に運ぶ。
ナレーション: 商談会で手応えを感じた大山社長がやって来たのは、地元で人気のピエロギの店。
映像説明: テラス席の一角。ビールが注がれたグラスや銀色のボウルに盛られた軽く焼き目のついたピエロギ、フタが開いた状態の筒形の「Mercy」のミニボトルが載っている。白と水色のストライプのシャツを着た大山社長がフォークに刺した軽く焼き目のついたピエロギを黒い皿の上に載せ、「Mercy」のミニボトルを手に取り、軽く焼き目のついたピエロギの上にたっぷりとかけて口に入れる。
ナレーション: ゆずこしょうといえば、九州ではギョーザの薬味としてもおなじみ。そこで、ポーランド版ギョーザ、ピエロギとの相性を試してみる。
映像説明: ほおばったまま小さくうなずく大山社長。親指を上に向けて、満足そうな顔をする。
大山社長: よく合います。おいしいです。
映像説明: テラス席に座るグレーのTシャツを着た男性が、「Mercy」をかけたピエロギを口に入れ、テーブルの上の皿を指さしながらインタビューに答える。
ナレーション: 地元の人にも味見してもらう。
グレーのTシャツを着た男性・ポーランド語: とてもいいソースだ。
映像説明: テラス席の別のテーブル。水色のシャツに紺色のジャケットを羽織った男性の前に、黒い皿とサワークリームのソースポットが重ねて置かれている。脇に置かれた小さな黒い皿に、2つの白いピエロギが盛りつけられ、その上からテーブルのそばに立つ人が持つ筒形の「Mercy」のミニボトルから液体を少し垂らす。水色のシャツに紺色のジャケットを着た男性がフォークでピエロギにかけられたソースを触る。 水色のシャツに紺色のジャケットを着た男性が、「Mercy」がかかったピエロギをナイフで一口大に切り、口に運ぶ。 水色のシャツに紺色のジャケットを着た男性がインタビューに答える。
水色のシャツに紺色のジャケットを着た男性・ポーランド語: ピエロギよりも、魚料理にぴったりだと思う。
映像説明: レストランの店内。白い壁に赤や緑、黒や青など、極彩色で大きなニワトリが描かれている。壁に取り付けられた、扉の付いた飾り棚(だな)には、ハートや花などカラフルな模様が描かれたガラスのコップが飾られている。小花柄(こばながら)のブラウスを羽織った女性店員が「Mercy」のミニボトルを手に、インタビューに答える。
テロップ: 店員
小花柄(こばながら)のブラウスを羽織った女性店員・ポーランド語: タバスコが欲しいというお客に、このソースを出せば喜ばれると思う。
映像説明: レストランの店内。小花柄(こばながら)のブラウスを羽織った女性店員が、近くに立っていた大山社長に軽く頭を下げると、大山社長も会釈をする。女性店員が、手に持った「Mercy」のミニボトルを見ながら大山社長に話かける。大山社長がボトルを手で示しながら、チェックのマフラーを巻いた通訳の女性に話しかける。 3人のあいだに笑顔が広がり、大山社長が差し出した右手を女性店員が握りかえい、握手をする。
ナレーション: 地元の人の反応に自信を得た大山社長。今回のポーランド視察で、市場開拓の意欲が増したという。
映像説明: 市街地のバス停の前で、大山社長がインタビューに答える。道幅の広い道路の向こうに、時計台のついた塔がある宮殿のような建物や近代的なビルが建っている。 大型スーパーの日本食品(にほんしょくひん)コーナーで、大山社長が商品にスマートフォンを向ける。 棚の上にキッコーマンのしょうゆの小さなボトルが並べられている。 さまざまな酒の瓶が並ぶ棚。右手の3本のボトルには、 「CHOYA(チョーヤ)」と書かれたラベルに、枝葉の付いた黄色い梅の実のイラストが添えられている。一番手前の黒いボトルは肩の部分のラベルがメダルのようなデザインになっていて「梅酒」の文字が入っている。ボトルの下部のラベルには「CHOYA(チョーヤ) ORIGINAL Sparkling」と書かれている。 酒類製品のコーナー。さまざまな種類のボトルがずらりと並ぶ。黒いリュックを背負った大山社長が棚の前で、商品にスマートフォンを向ける。壁一面に並ぶボトルを見回しながら、ワインが並ぶ棚の前で再びスマートフォンを構える。通路の飾り棚やガラス張りの棚には、化粧箱入りの酒が置かれ、ライトアップされている。 市街地のバス停の前で、大山社長が話を続ける。
テロップ: 大山食品 大山 憲一郎 社長
大山社長: 市内を回ったり、あるいは、お店とかレストランを見て、 ま、非常に今、すごい勢いで日本食品(しょくひん)が入ってくるような感じを受けましたんで、 あの非常にあの、期待できるんではないかと思ってます。 これから力を入れて、ポーランド、営業活動していきたいと思います。
スタジオの八木(やぎ)キャスター: ポーランドの食、というと、あまり、なじみがないと思っていましたが、今回の取材を通じて身近に感じられ、食文化の懐の深さを見ることができました。歴史的にさまざまな地域の食品を取り入れてきたこの国で、さらに日本の食品が広がり、どんな味が生みだされていくのか、楽しみですね。
映像説明: 八木(やぎ)キャスターがお辞儀をする。
次の番組も併せてご覧ください:
- シリーズ「ローカルの食×日本食品」 スウェーデン流のライフスタイルに商機! (2019年11月21日)
- 食のニーズをつかむ! 新発想の商品開発(2021年5月20日)
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