インドに医療革命を起こせ! ‐AIが生み出す未来の技術‐

2019年08月15日

インド南部の大都市、ベンガル―ル。世界的なIT企業が研究開発拠点を置き、インドのシリコンバレーと呼ばれるこの街は、数多くのスタートアップが生まれ、成長する環境が整う。そこに日本の医療系スタートアップの一行が訪れた。その一つが、ガンなどの病理診断を支援する技術を開発した企業。病理医が世界的に不足するなか、国や言語を問わず、AIで迅速に解析することができるという。市場の特徴や課題を調べるため、現地の医療関係者やIT分野の専門家などの意見を聞いていく。果たして、彼らからの評価は。インドを舞台に新たな可能性を探るスタートアップの挑戦を追った。

(9分41秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図から飛び出した、中が空洞になった地球儀が、回転しながら拡大表示される。 さらに世界のさまざまな都市の画像が周囲を取り巻きタイトルが現れる。 「世界は今ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。 地球儀と世界地図の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。ベージュのノースリーブワンピース姿。

テロップ: 八木 ひとみ(やぎ ひとみ)

八木(やぎ)キャスター: 世界は今ジェトログローバルアイ。 インドで、今、注目されている都市があります。IT(アイティー)産業が盛んなベンガルールです。そこで、AI(エーアイ)や再生医療を活用し、新たなビジネスを開拓する、日本のスタートアップがあります。その取り組みを追いました。

テロップ: インドに医療革命を起こせ! ‐AI(エーアイ)が生み出す未来の技術‐

映像説明: 遠くの方まで広がる市街地。ビルの合間に、背の高い木々(きぎ)が緑の葉をつけている。画面左上の四角い枠にインド半島の地図。インドは半島の大部分を占める、インド洋に面した巨大な国。ベンガルールはインド南部の内陸部に位置し、赤い星で示されている。

ナレーション: インド南部、ベンガルール。

映像説明: 低層の建物が密集している街。はるか遠くに、十数棟(じゅうすうとう)もの高層ビルが建ち並んでいる。 英語の看板を掲げたビルの前にある幅の広い道路。歩道には大きなピアスを付けた女性と、額(ひたい)に白のビンディーを付けた眼鏡の女性が歩いてくる。その少し後ろを、IDホルダーを首から下げたワイシャツ姿の男性たちが続く。

ナレーション: およそ一千万の人が暮らす巨大都市。

映像説明: 9階ほどの高さの白い大きな建物。正面の屋上部分は、三角屋根のようなデザインになっている。最上階のバルコニーには紺の看板が掲げられ、白いインクでアルファベットのNとHを組み合わせたマークの右に、「Mazumdar Shaw(マズムダル ショー) Medical Center」と書かれている。 エントランス前の車寄せはヤシのような木々(きぎ)に囲まれており、建物から突き出したひさしの正面には、「Mazumdar Shaw(マズムダル ショー) Medical Center」が現地の言葉で、側面には「Mazumdar Shaw(マズムダル ショー) Medical Center」と書かれた看板が取り付けられている。

テロップ: ナラヤナ・ヘルス インド有数の病院グループ

ナレーション: そこに、私立病院、ナラヤナ・ヘルスがある。

映像説明: 2階まで吹き抜けになっている広々としたロビー。大理石のフロアを、ジーパン姿の女性や色鮮やかなピンクのサリーを着た女性、えんじ色(いろ)の半袖シャツに白い布を腰に巻いた男性など、多くの人々が行き交っている。 正面の受付カウンターの後ろには金色の額縁に入った巨大なアート作品。左右の壁沿いには木製のカウンターが並び、それぞれ奥の壁にモニターが取り付けられている。正面2階の大きなガラス窓の奥には、4人の人物が座っている。左右に並ぶ窓いっぱいに、近代的な医療機器や男性の顔写真、英語のメッセージが入ったウィンドウグラフィックスが施されている。 ロビーの一角。並べられた椅子に大勢の人々が座る。膝の上で頬づえをつく赤と黒のサリーを着た女性の前を、子供を抱えたジーパン姿の男性に続いて、白地に赤の水玉模様のサリーを着た女性が歩いていく。 白を基調に、窓や柱などに薄いグリーンのアクセントが入った5階くらいの高さのビル。薄いグリーンの外壁には、濃い緑で描かれた目の形をしたマークの下に赤い文字で現地の言葉が書かれている。その下に濃い緑の文字で「NARAYANA NETHRALAYA(ナラヤナ ネトララヤ)」と書かれており、その下には、赤い文字で 「EYE HOSPITAL」と書かれている。エントランス前には、巨大な木が3階ほどの高さまで枝を伸ばしている。 大きな格子戸のある建物の出入口。半分開かれた扉の前に青いシャツに黒いズボンをはいた男性が立っている。脇には車いすがいくつか並んで置かれている。前のスペースには白い救急車が駐車されており、その脇を人々が歩いていく。

ナレーション: 専門病棟や研究施設を持つ、インドでも有数の病院グループ。心臓手術など、高度な外科手術を、価格を抑えて提供することで知られている。

映像説明: 2階まで吹き抜けになっているロビーの一角。並べられた椅子に座る人々や、奥の部屋を行き交う人々を背景に、「インド医療サービスの市場規模」と題された棒グラフが現れる。縦軸は収益をドルで表したもので、ゼロを起点に800億ドルまでを200億ドル刻みで示している。横軸は2006年から2016年までの「年」を示している。2006年は400億ドルに満たない程度だった市場規模が年々上昇し、2016年には830億ドルに達している。(出所:WHO(ダブリュー エイチ オー))

ナレーション: インドの医療市場は、平均寿命が延びたことや、近代的な医療技術が浸透したことで、高い成長が続いている。

映像説明: たくさんのドアが並ぶ長い廊下。それぞれのドアの横に置かれた椅子に、人々が座っている。 廊下の奥は混雑しており、白い服を着た男性とエメラルドグリーンの服にIDホルダーを首から下げた女性が話をしている。 柱の前に設置された縦長の大型モニターの前に立つ、紺の布で頭を覆い、スマートフォンを耳に近づける女性や椅子に座る人々。

テロップ: 人口1万人に当たりの医師の割合 日本の国旗 24.1人(にじゅうよんてんいちにん) インドの国旗 7.8人 (出所:WHO(ダブリュー エイチ オー))

ナレーション: しかし、医師の数が少ないことや都市部と農村部の医療格差など、多くの課題があると、この病院の医師は言う。

映像説明: 茶色の壁の部屋。金色の額に入った絵の前で、フチなし眼鏡をかけ、白いワイシャツを着た男性がインタビューに答える。

テロップ ナラヤナ・ヘルス マズムダルショー医療センター ポール・サリンズ 副院長

サリンズ副院長・英語: 医療費が高いこと。 問題は、医療が本当に必要としている人のためではなく、 ビジネスとして捉えられていること。

映像説明: ホワイトボードが掛けられたエメラルドグリーンの壁の前にL字形(エルじがた)の白いカウンターが設置されている。緑の半袖のシャツとパンツを着て、薄手のキャップで髪を覆ったスタッフと、ピンクの制服を着た女性スタッフが、資料を広げたカウンターの前で話をしている。カウンターの奥には水色のシャツに聴診器を首にかけた女性スタッフや、ピンクの制服を着た女性スタッフたちが座って作業をしたり、段ボールを運んだりしている。

ナレーション: インドには、日本のような皆保険制度はない。

窓口カウンター。ガラス窓の奥にスタッフが3人座って対応している。カウンターの前は、銀色のポールに黒いベルトを張った3列のパーティションで区切られている。3つのレーンに並び、手続きをする人や待っている人の様子。

テロップ: インドの国旗 医療費の自己負担率が高い

ナレーション: 個人が負担する医療費の割合も高い。

映像説明: パソコンやプリンターの置かれたデスクや、棚のついた作業台が置かれた広い部屋。中央に、低いパーティションで細かく仕切られたカウンターが置かれ、4人の男女が座っている。白衣(はくい)を着た女性と濃いピンクのブラウスにIDホルダーを首から下げた女性が、ノートパソコンの画面を見ながら話しをしている。 白衣(はくい)を着た女性が、時折パソコンの画面を指さしながら、真剣な表情で話を続ける。 白衣(はくい)を着た女性が、赤いブラウスの女性の話をうなずきながら聞いている。

ナレーション: この病院では、できるだけ多くの人に医療を提供しようと、コストを下げる取り組みを重ねてきた。

映像説明: 薬品の並ぶ作業台が置かれた広い部屋。2台の作業台には中央に棚が設けられ、大小さまざまな薬品の瓶がずらりと並んでいる。たくさんの試験管が置かれた作業台の前に、紫のシャツにグレーのズボン姿の男性とロングヘアに紺のパーカーとジーンズ姿の女性が並んで立ち、話しながら手を動かしている。窓際のハンガーラックには、たくさんの白衣(はくい)が掛けられている。 紫のシャツを着た男性が、両手に紫のゴム手袋をし、左手に持った試験管に右手で持った細長いスポイトのようなものを差し込み、引き抜いたあとでスポイトのようなものの中を確かめる。 隣のロングヘアの女性は、作業台の上でペンを走らせたと、隣に立つ紫のシャツを着た男性の手元を見る。

テロップ: Artificial Intelligence 人工知能

ナレーション: そこで、これから期待されているのが「AI(エーアイ)」、「人工知能」を使った革新的な技術だ。

映像説明: 茶色の壁の部屋。金色の額に入った絵の前で、白いワイシャツを着たサリンズ副院長がインタビューに答える。

テロップ ナラヤナ・ヘルス マズムダルショー医療センター ポール・サリンズ 副院長

サリンズ副院長・英語: AI(エーアイ)、人工知能はそれ自体がデータの見方を変えるもの。 未来に向けて、とても重要。 インドは、AI(エーアイ)の変革の機会を提供できる。

映像説明: 額に入った抽象画が飾られた白い壁の明るい部屋。黒いソファーと椅子、ガラスのテーブルの応接セットの前で、荷物を持った3人の男性と2人の女性が立ったまま談笑している。手前には、紺のスーツを着た茶色の髪の男性、紺のジャケットを着てサイドを刈り込んだ髪型の男性、グレーのジャケットを着た黒髪の女性が笑顔を見せている。その後ろには眼鏡を頭に乗せ、黒いTシャツに黒いズボン姿の男性が、黒いシャツに黒のスカート姿の女性と話をしている。 机がV字に並べられた部屋。V字の頂点の部分に、藍色のスーツを着た男性がノートを広げて座っている。右手の席には、サイドを刈り込んだ髪型の男性と茶色の髪の男性がパソコンを机上に置いて並んで座り、その横で黒いシャツを着た男性がノートを広げて座っている。大きなストロボ付きのカメラを持った男性が後ろを歩いていく。左手の席には水色のワイシャツ姿の男性が座っている。奥の壁際に並べられた赤い椅子には、黒いスカート姿の女性と口ひげを生やした男性が座っている。部屋の扉が開き、水色ブラウスを着て首にIDホルダーを下げた女性が入ってくる。

テロップ: 2019年7月16~(から)19日 医療・ヘルスケア分野 スタートアップミッション 主催:ジェトロ

ナレーション: この病院に視察に来たのが、日本のビジネスパーソンの一行。

映像説明: 広い部屋に、薬品が置かれた棚のある作業台が並ぶ。チェックのシャツに濃いグレーのストライプのジャケットを着た男性の後ろを茶色の髪の男性を先頭に一行が左右を見ながらついていく。黒いシャツを着て眼鏡を掛けた男性が立ち止まって部屋の奥を見ている。

ナレーション: 再生医療やAI(エーアイ)など、新しいビジネスに挑戦するスタートアップの面々だ。

映像説明: 壁全体にツタが這い、観葉植物が置かれた部屋の一角。黒いシャツを着た男性がインタビューに答える。

テロップ: 参加企業(デジタルヘルス)

黒いシャツの男性: (インドは)間違いなく大きいマーケットです。なので、ま、見ないことには始まらない。

映像説明: グレーの壁のビルの前。紫の葉をつけた低い植え込みの前で、茶色の髪に紺のスーツを着た男性がインタビューに答える。

テロップ: 参加企業(デジタル画像診断)

茶色の髪の男性: うち(自社)のAI(エーアイ)を実用化できればいいなと思って来ております。

映像説明: 薬品の並ぶ作業台が置かれた部屋に入っていく一行。警備員が開いたドアを押さえている。黒いシャツを着た男性が、頭にのせていた眼鏡を掛け直し、室内の棚に並んだ薬品をじっと見つめる。

ナレーション: 病院の施設を回り、インドの現状をつぶさに確認していく。

映像説明: 大きな機器が置かれた部屋。白にグレーのボーダーのポロシャツを着てあごひげを生やした男性が、グレーの機器の横の作業台に、上部に「CELLINK+」と書かれた、白い箱型の機器を設置する。前方のドアと側面の窓が透明になっている。作業台の向こうで、黒いシャツを着た男性とグレーのジャケット姿の女性、眼鏡をかけた男性が話をしている。 薄いグレーのYシャツに濃いグレーのスーツを着て、眼鏡をかけ、口ひげを生やした男性が、茶色の髪の男性とサイドを刈り込んだ髪型の男性に英語で説明をしている。

口ひげを生やした男性・英語: バイオプリンターは、人体の構造を作れるようになるが、 でも、まだ時間がかかります。

映像説明: 「LIFT‐8」と書かれたエレベーター前のホール。ガラスの壁の向こうに病院の廊下が続いている。エレベーターの扉には、にっこり笑った男性の顔の画像がプリントされている。上に向かうエレベーターの扉が開き、一行が歩み寄る。 白い壁の病室。側面にたくさんのボタンが並ぶ、医療用の白いベッドが置かれている。白いシーツが敷かれ、枕が置かれたベッドの上に、コードのついたスティック型のコントローラーが置かれている。枕の後ろは茶色の壁と収納になっており、収納部分にはコンセントの差込口(さしこみぐち)がたくさん配置されている。ベッドの横の棚にはモニターが付いたシルバーの機器が置かれている。 病室の一角。広々とした部屋の半分が薄い茶色の壁で仕切られており、手前には白い革張りのひじ掛け椅子と医療用ベッドが置かれ、サイドを刈り込んだ髪型の男性が医療用ベッドの方をスマートフォンで撮影している。薄い茶色の壁で仕切られた応接スペースのような場所の白い壁に取り付けられた薄型のテレビの前で、グレーのジャケットを着た女性と黒いスーツ姿の男性が話をしている。テレビの横の壁には、木をかたどったデコレーションが貼り付けられている(はりつけられている)。

ナレーション: 新しい技術の導入にも積極的な、この病院。研究設備だけでなく、入院施設も充実している。

映像説明: 机がV字に並べられた部屋。黒いVネックシャツに黒いジャケットを着た男性がプロジェクターやパソコンを置いた机の脇に立ち、英語で説明をしている。その横には、白いワイシャツを着たサリンズ副院長が、机上に置かれたモニターとキーボードを前に座り、プロジェクターが照らす先に目を向けながら話を聞いている。壁際の赤い椅子には眼鏡をかけた男性とグレーのジャケットを着た女性が座っている。隣の赤いソファーには、3人の男性が、プロジェクターが照らす先に目を向けている。 黒いVネックシャツに黒いジャケットを着た男性が、身振りを交えて説明を続ける。

ナレーション: 視察に参加した企業が、開発している技術について、医師を前にプレゼンを行なった。

映像説明: 茶色の髪の男性がサリンズ副院長の隣に立ち、前後を見回しながら英語で説明をし、机上に置いたノートパソコンの画面に目をやる。 サリンズ副院長が真剣なまなざしでプロジェクターが照らす先に目を向けながら話を聞いている。 茶色の髪の男性が、白い壁に映し出されたスライドのそばに立ち、指をさしながら説明している。 壁際の白い椅子に座る柄物のスカーフを首に巻いた女性が、膝の上にノートパソコンを乗せ、腕組みしながら話を聞いている。隣に座る黒地に花柄のシャツの女性と青いトレーナーを着た男性が、身をかがめたり反らしたりしながらスライドの方を見つめる。 テーブルの前に座るグレーヘアの男性と黒ぶち眼鏡の男性が真剣な表情でうなずきながら聞いている。

茶色の髪の男性・英語: 私たちのAI(エーアイ)は、とても使いやすい。 医師は画像をアップロードするだけで、診断できます

映像説明: 白いワイシャツを着たサリンズ副院長が口を開く。

テロップ: ナラヤナ・ヘルス マズムダルショー医療センター ポール・サリンズ 副院長

サリンズ副院長・英語: これは、とても興味深い。 とてもすばらしい。

映像説明: 車や自転車が行き交う街路樹のある通り。白い日傘をさし、ノースリーブの白いシャツに白いズボンをはいた女性が車道の向こうの歩道を歩いていく。

テロップ: 福岡市

映像説明: レンガ造りの外装の建物の一室。開け放たれたガラス扉の奥に白い長方形の看板が置かれ、水色の十字架のような形のマークの隣に「Medmain(メドメイン)」と書かれている。 コンクリートの打ちっぱなしの壁と白い床のオフィス。落ち着いた照明の下に、黒いパーティションで対面を仕切った白い長机(ながづくえ)が置かれている。茶色の髪の男性とサイドを刈り込んだ髪型の男性が並んで座り、ノートパソコンに向かっている。黒いパーティションを挟んで向かいに座る眼鏡をかけた男性の後ろにはパーティションのない白い長机(ながづくえ)が置かれ、壁際には本や額縁が並べられた木の棚が置かれている。

テロップ: メドメイン

ナレーション: インドの医師から高い評価を受けたのが、福岡から参加したメドメイン。

映像説明: シルバーのデスクライトの下で、茶色の髪の男性が真剣な表情でノートパソコンの画面を見つめる。 白い床のスペースから一段下がった木の床のスペース。黒いパーティションで区切られた白い長机(ながづくえ)と、オレンジと赤の椅子が並べられ、ボブヘアの女性がノートパソコンに向かっている。背中合わせ席には白いシャツのスタッフが座っている。

ナレーション: 2年前に九州大学から生まれたスタートアップ。社員は10名ほどだが、外部の人材も活用し、事業化を進めている。

映像説明: 壁際に置かれた大きなモニター。藍色の画面に白い文字で「PidPort(ピッドポート)」、「Marketplace for Pathological Image Diagnosis with AI((パソロジカル フォー イメージ ダイアグノーシス ウィズ エーアイ)」の文字と、会社のロゴが映し出されている。

ナレーション: 開発しているのが、診断を支援するソフト。

映像説明: 左上に「PidPort(ピッドポート)」のロゴマークの入った、ソフトウェアのシンプルなデモ画面。すべて英語で表記されており、ロゴマークの下に「Analysis #60」と表示されている。その下に 「Patient」、「Settings(セッティングス)」、「Images(イメージズ)」などのセクションの下にテキストボックスやプルダウンメニューボックス、画像アップロードの機能があり、一番下(いちばんした)に「Analyze」と「Delete」ボタンがある。「Images(イメージズ)」のボックスにあるアップロード済みの画像をクリックすると、紫色に染色され、左側に「1」、右側に「2」と番号が振られた組織の画像が拡大表示される。画像がさらに拡大され、色の違いや濃淡、組織の形などがさらに明確になっていく。

テロップ: 検体の画像処理を行い AI(エーアイ)でガンなどを発見する技術

ナレーション: 検体を画像処理し、AI(エーアイ)を使って、ガンなどを発見できる技術だ。

映像説明: 金属製のトレーに、紫色に染色された検体が入ったプレパラートが、2列に並べられている。上の列の10枚のプレパラートには、アルファベットのNとHを組み合わせた「ナラヤナ・ヘルス」のロゴマークと、「HISTOPATHOLOGY(ヒストパソロジー)」と書かれたシールが貼られている。そのすべてに手書きで「5848/19」と書かれ、左から順にAからLまでのアルファベットが振られている。 下の列には赤黒く染色された検体が入った6枚のプレパラートが並んでおり、左から「P3155/19」、「P3156/19」、「とP3158/19」、「P3158/19」、「P3085/19」、「P3085/19」と書かれたシールが貼られている。 透明なパーティションで囲まれたデスク。襟に幾何学模様の入ったエメラルドグリーンのブラウスを着て、ロングヘアを後ろで1つにまとめた女性が、接眼レンズが2つある顕微鏡をのぞき込んでいる。傍らのモニターとキーボードの前に、プレパラートを載せた金属製のトレーが置かれている。 顕微鏡のレンズの下に置かれた「P3085/19」と書かれたシールが貼られたプレパラートが明るく照らしだされている。プレパラートを固定した危惧が細かく動き、プレパラートの位置が変わっていく。

テロップ: 病理検査は 「病理医」が顕微鏡を使って行う(おこなう)

ナレーション: 現在、病理検査は、病理医と呼ばれる専門の医師が、顕微鏡を使って行なっている(おこなっている)。

映像説明: 打ちっぱなしのコンクリートの壁の部屋。机に置いたノートパソコンの前で、茶色の髪の男性がインタビューに答える。 パソコンを操作して、壁際に置かれたモニターに映るスライドを切り替える。 モニターに、「Required Time to Make a Diagnosis」と題された英語のスライド。「3weeks(スリーウィークス)」と書かれた紫色の小さな円から、「1min(ワンミニット)」と書かれた大きな水色の円に向かって、白い矢印が伸びている。 モニターの横で、茶色の髪の男性が話を続ける。

テロップ: メドメイン 吉田 起基(よしだ ゆうき) さん

吉田さん: 大きな問題があって。 ま、世界中で慢性的に病理医の先生が不足しているってことがあります。 そこでですね、弊社はディープラーニングを用いたAI(エーアイ)を開発しまして、 今まで3週間ほどかかっていた病理診断を1分で、というところでやっております。

映像説明: 「PidPort(ピッドポート)」で映し出された紫色に染色された検体。画像が拡大され、画面が動いて表示される位置が変わっていく。

ナレーション: メドメインの技術は、国や言語を問わない。

映像説明: 机の上に置かれた金属製のトレー。11枚のプレパラートのそれぞれに、紫色に染色された検体と、番号が振られたシールが貼り付けられている(はりつけられている)。 半透明のパーティションで区切られたデスク。接眼レンズが2つある大きな顕微鏡とモニター、キーボードが置かれている。小花模様のブラウスを着た女性がモニターに向かい、手にした紙を見ながら、キーボードのテンキーを叩いている。

ナレーション: AI(エーアイ)が解析するため、素早く、正確に判断ができる。

映像説明: 透明なパーティションで囲まれたデスク。エメラルドグリーンのブラウスを着て、ロングヘアを後ろで1つにまとめた女性が、紙を見ながらモニターに向かい、その紙を書類の束の上に置く。L字型の茶色のデスクの上には、接眼レンズが2つある大きな白い顕微鏡とプレパラートの載った金属製のトレーが2枚、ステンレスの水筒に紫の弁当箱が載っている。椅子の背中には白衣がかけられている。 顕微鏡をのぞき込み、左右についたダイヤルを操作してプレパラートを移動させる。 金属製のトレーに紫色に染色された検体が入ったプレパラートが、少なくとも5枚ほど載せられている。

ナレーション: もちろん、実用化には乗り越えるべき課題も少なくない。それでも、AI(エーアイ)の活用が求められる時代になりつつある。

映像説明: 打ちっぱなしのコンクリートの壁の部屋で、茶色の髪の吉田さんが微笑みながらインタビューに答える。

テロップ: メドメイン 吉田 起基(よしだ ゆうき) さん

吉田さん: インドだったりタイ、ま、東南アジアっていうのは、ま、人口が多い一方でですね、あんまり十分な医療が届いてないってところなので。 ま、その、そういったところのビッグデータをですね、AI(エーアイ)に対して活用しながらですね、 ま、その(AI(エーアイ)で)迅速な医療っていうのを届けていけるように、ま、普及をやってる、目指してるっていうかたちになります。

映像説明: 市街地の陸橋の下にある渋滞している通り。カラフルなサリー姿の女性たちや、ワイシャツ姿の男性たちが行き交う歩道の脇に、緑のボディーに黄色い屋根がついた三輪タクシーが列をなしてゆっくりと進んでいる。

テロップ: ベンガルール

映像説明: たくさんの太い根を束ねたような巨大な幹を持つガジュマルの木のしたで、茶色の髪の吉田さんがスマートフォンを手に立っている。サイドを刈り込んだ髪型の男性が隣で吉田さんのスマートフォンをのぞき込む。

ナレーション: インドに開発中のAI(エーアイ)を導入できるか。

映像説明: 画面の左手にコンクリートの壁が続く静かな裏通り。左手に大きな黒いケースを持った吉田さんが、スマートフォンを右手に歩いていく。隣を歩くサイドを刈り込んだ髪型の男性に、スマートフォンの画面を見せる。 おのおの荷物を持って脇道を歩く2人。突き当りの陸橋の下には、車通りの多い幹線道路がある。

テロップ: メドメイン 村上 竜太 部長

ナレーション: メドメインの吉田さん、上司の村上さんと2人で、現地の状況や課題を確かめていく。

映像説明: 6人ほどの男女が、ガラスのドアを抜け、さまざまな企業のロゴマークが貼られたすりガラスの前を通り、奥に入っていく。 すりガラスには、青い横縞で「IBM」をデザインしたロゴや、青い円の中に「Intel」と書かれたロゴ、ほかにも「QUALCOMM(クアルコム)」や「CISCO(シスコ)」、「accenture(アクセンチュア)」など、13ほどのIT(アイティー)企業のロゴが描かれている。 室内の壁に貼られた、黒い巨大なポスター。白い文字で「WORLD AS YOUR LAB(ワールド アズ ユア ラボ)」と書かれ、日本、イスラエル、オーストラリアのほか、フランス、ドイツを含めた8つのヨーロッパの国々(くにぐに)の国旗と、場所を示した世界地図が描かれている。

ナレーション: ベンガルールは世界的なIT(アイティー)企業が多く集積し、「インドのシリコンバレー」と呼ばれる。

映像説明: 8人ほどが座れる白い長机(ながづくえ)が20台ほど並べられた広いオフィス。それぞれ机の中央で、青や黄色(きいろ)、緑など、異なるパーティションによって仕切られており、たくさんの人が机に向かっている。

テロップ: K‐tech(ケイテック) インキュベーション施設

映像説明: アイコンのようなイラストがたくさん描かれた青い壁のある部屋。電源タップから複数のコードが伸び、さまざまな機材が置かれた机の上で、黒いポロシャツを着た男性がはんだごてと赤い基板を手に作業をしている。 アイコンのようなイラストがたくさん描かれた青い壁の横の白い壁には、「K‐tech(ケイテック)」と書かれた紫のロゴや、さまざまな企業や組織のロゴが描かれている。さまざまな機材が置かれた机の脇で、茶色の髪の吉田さんとサイドを刈り込んだ髪型の村上部長、黒いシャツを着た男性、黒のスーツ姿の男性たちが、白いシャツを着て眼鏡を掛けた男性の話を聞いている。

ナレーション: スタートアップも次々に生まれ、成長する環境も整備されている。

映像説明: 白とグレーの壁のあいだがガラス張りになっている近代的なビル。手前の低層のビルの後ろに、高層ビルがそびえ立つ。最上階の壁には、「CoWrks(コワークス)」と書かれた立体看板が掲げられている。

テロップ: CoWrks(コワークス) Residency Road コワーキングスペース

ナレーション: やってきたのは、コワーキングスペース。

映像説明: 大きなカウンターのある広い部屋。天井から金属製のペンダントライトがいくつも吊るされたカウンターの中で、十数人の人が談笑している。カウンターの前にはたくさんのオフィスチェアが並べられ、20人ほどの人が座っている。部屋の奥のスクリーンにはスライドが映し出され、黒いシャツの男性がマイクを持ちながら話しをしている。 右上に「JETRO(ジェトロ)」のロゴなどがあるスライドが映るスクリーンの前で、白いワイシャツを着た2人の男性が話しをしている。

ナレーション: 異なる職種の人が集まり、作業スペースを共有するオフィスだ。

映像説明: 「Medical Expenditure in Japan(メディカル エクスペンディチャー イン ジャパン)」というタイトルのスライドが映し出されたスクリーンの横に黒いシャツを着た男性が立ち、マイクを使って話をしている。オフィスチェアに座った15名ほどの人がスクリーンの方を見ながら話を聞いている。大きなストロボがついたカメラを持った男性が、スクリーンの横を歩いている。 黒いシャツを着た男性がスライドを手で示しながら話を続ける。スクリーンには、「Life Expectancy」、「Healthy Life Expectancy」などと書かれている。 黒っぽいジャケットにグレーのズボン姿の男性が、スライドが映し出されたスクリーンの脇でマイクを握る。 ソファーやオフィスチェアに座った大勢の参加者たち。真剣な表情でうなずく人や、メモを取る人もいる。

ナレーション: そのオープンスペースで、ビジネスモデルについてプレゼンを行なった。集まっているのはメンターと呼ばれる人々。投資家やIT(アイティー)分野の専門家だ。

映像説明: 茶色の髪の吉田さんがマイクを片手に身振りを交えて話をする。

ナレーション: 客観的な意見をもらい、成長につなげる。

映像説明: 顕微鏡をのぞく白衣の男性が映し出されているスライドの横に茶色の髪の吉田さんが立ち、マイクを片手に身振りを交えて話をする。

吉田さん・英語: ガンにかかっているのか、そうでないのか。 どのようにガンが進行しているのか、最終的な診断ができます。

映像説明: 5人の男性が、ソファーに座って話を聞いている。薄いグレーに紺と黒のストライプのシャツを着た男性がペンと資料を手に、うなずきながら話を聞いている。

ナレーション: プレゼンを聞いたメンターの反応は。

映像説明: 空調のダクトなどがむき出しになった部屋の一角で、薄いグレーに紺と黒のストライプのシャツを着た男性がインタビューに答える。

テロップ: スタートアップ支援組織

ストライプのシャツを着た男性・英語: インドの医療分野に参入したいのであれば、医師の協力も得ること。 ここでは医師は神だから。

映像説明: 空調のダクトなどがむき出しになった部屋の別の一角。透明なフレームの眼鏡をかけた男性がインタビューに答える。後ろでは、スーツ姿の男性たちが立ち話をしている。 透明なフレームの眼鏡を掛けた男性が、最後にほほ笑む。

テロップ: IT(アイティー)協会

透明なフレームの眼鏡を掛けた男性・英語: インド市場、特に医療分野は、 日本の仕組みをそのまま持ってきても、うまくいかない。 なぜなら、現地の問題や課題、規則があるから。 もし、両者の長所を生かせれば、奇跡が起きると思う。

映像説明: 白い壁の建物の中。金属製の手すりのついた階段を茶色い髪の吉田さんがのぼっていく。 長い廊下。天井から、丸い形の青い紙がいくつもぶら下がっており、「TEAMWORK」、「INTEGRITY」、「OWNERSHIP」、「PASSION」、「RESPECT」といったスローガンなど書かれている。 茶色の髪の吉田さんとサイドを刈り込んだ髪型の村上部長が、壁に赤い掲示板が掛かった部屋に入っていく。青いジャンパーを着た男性が廊下でその様子を見守る。 大きな白い建物の外観。屋上には、4枚の花びらを十字の形に配置したマークと、黒い文字で「SAKRA WORLD HOSPITAL(サクラ ワールド ホスピタル)」と書かれた立体看板が掲げられ、奥には大きなパラボラアンテナが3台設置されている。 6階建ての建物は、両端(りょうはし)と中央の壁が鏡面ガラス張りになっている。左右の鏡面ガラス張りの屋上部分には4枚の花びらを十字の形に配置したロゴと黒い文字で「SAKRA(サクラ)」と書かれた立体看板が掲げられている。右手のエントランスには、大きなひさしがあり、「SAKRA WORLD HOSPITAL(サクラ ワールド ホスピタル)」のロゴが掲げられている。シュロの木が植えられたエントランス前に、白いコンパクトカーが到着する。左手の車寄せには小さなひさしがついており、赤い文字で「EMERGENCY」と書かれた立体看板がある。近くには、一部が赤と青に塗り分けられた白い救急車が3台駐車されている。

テロップ: サクラ・ワールド・ホスピタル セコムと豊田通商が共同運営

ナレーション: この日、メドメインの2人が訪問したのが、今、インドで注目を集めている総合病院。日本のセコムと豊田通商が共同運営している。

映像説明: 青いマットや平行棒などが置かれた板張りの広い部屋で、5人ほどの患者がリハビリを受けている。 車椅子に座った薄紫色(うすむらさきいろ)の寝巻き姿の女性患者が、呼吸器のチューブをつけた状態で、前に置かれた歩行器の手すりを握りしめ、上下ともに青の制服やうすいグレーの半袖シャツに黒いズボン姿のスタッフがサポートしている。 その奥には、車椅子の前に置かれた平行棒を握り、上下ともに青の制服やうすいグレーの半袖シャツに黒いズボン姿の数人のスタッフに支えられて立つ患者。正面には鏡が置かれている。ベッドに横たわった患者の体をマッサージしている上下ともに青の制服を着たスタッフもいる。

テロップ: リハビリ施設

ナレーション: 現地の医療関係者が注目しているのが、最新式のリハビリ施設だ。

映像説明: 白い壁の広くて明るい部屋。中央にコの字型のカウンターがあり、カウンターの中には、上下ともに青の制服をきたスタッフや白いシャツに紺のベストの制服姿の女性たちがいる。左手には白いカーテンが吊るされていて、その横で白いシャツに黒のジャケットを着た男性がインタビューに答える。

テロップ: サクラ・ワールド・ホスピタル 牧 卓(まき たかし) 社長

牧社長: そういう施設が、このバンガロール(ベンガルール)にはですね、ほとんどないという、あの現状があって、 非常に皆さん困っていた。 同じような施設を作ろう、というふうな、流れができつつあります。

映像説明: 吹き抜けになった広いロビー。中央にある円形のカウンターの中で、自分の前に置かれている女性スタッフがモニターを見つめている。カウンターの左右にはたくさんの椅子やソファーが置かれ、大勢の人が座っている。 椅子に座っている人々が、スマートフォンを見たり、本を読んだり、話をするなどしている。 箱型の機器が置かれた作業台が並ぶ部屋。突き当りのガラス窓の前に白衣(はくい)や紫色の制服を着たスタッフが、17~18人(じゅうしち、はちにん)ほどが集まっている。

ナレーション: 事業を拡大していくには、新しい技術の導入が求められる。この病院でも、新たな分野に挑戦する計画だ。

映像説明: 白い椅子が横に3列ずらりと並べられた待合スペースの脇にある広い通路。白い文字で「REGISTRATION」、「TOKEN FOR BILLING」などと書かれた濃いピンクの案内板が天井から吊り下げられている。 「サクラ・ワールド・ホスピタル」などのタペストリーが掲げられた壁の前で、白いシャツに黒のジャケットを着た牧社長がインタビューに答える。

テロップ: サクラ・ワールド・ホスピタル 牧 卓(まきたかし) 社長

牧社長: AI(エーアイ)を活用した、えー、診断支援とか、 あとはAI(エーアイ)を活用した、発作の予知とかですね。 そういったものを、えー、日本企業(にほんきぎょう)および、えー、インドのスタートアップ企業、バンガロール(ベンガルール)のスタートアップ企業と組んで、 あのジョイントで、あの研究をする。そういうふうなことを計画しております。

映像説明: 木目調の背の高いキャビネットがある白い壁の部屋。白衣(はくい)を着て眼鏡をかけた3人の女性が並んで立っている。見つめる先には、顕微鏡とノートパソコンが置かれた黒いテーブルの前に座る茶色い髪の吉田さん。パソコンを操作して、女性たちに画面を見せながら話をしている。 白衣(はくい)を着て眼鏡を掛けた3人の女性が話を聞いている。中央の女性は腕組みをしながら真剣な表情で数回小さくうなずいたあとで、大きくうなずく。

ナレーション: 画像診断の有用性について説明する、メドメインの吉田さん。現地の専門医からも、実際に利用したいと高い評価を得た。

映像説明: テーブルがV字に並べられた部屋。茶色い髪の吉田さんがスライドの映し出された白い壁の前に立ち、画面を指さしながら話をする。白いワイシャツ姿のサリンズ副院長が口に手を当てながら聞いている。 透明なパーティションで囲まれたデスク。襟に幾何学模様の入ったエメラルドグリーンのブラウスを着て、ロングヘアを後ろで1つにまとめた女性が、接岸レンズが2つある顕微鏡をのぞき込み、左右についたダイヤルを回してプレパラートの位置を調節する。 「PidPort(ピッドポート)」のデモ画面。拡大された紫に染色された検体の上をマウスポインターが動き、画像の位置を移動させていく。

ナレーション: AI(エーアイ)を活用し、人の命を守る。国も言語も超え、革新を起こせるのか?世界を舞台に挑戦が続く。

映像説明: 黒い建物の前。緑の葉が茂る生け垣の前で茶色い髪の吉田さんがインタビューに答える。

吉田さん: すごく積極的に、すごく大変興味があるということでですね、 向こう(インドの医療機関)のほうからですね、共同研究のお話、および、その、弊社AI(エーアイ)の実用化ですね。実運用も含めて、 今後やっていけるんじゃないかというところで、お話はできています。

映像説明: 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 中が空洞になった地球儀が回転している。

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