今 メキシコが求める医療機器

2019年04月11日

中南米最大の医療機器市場、メキシコ。市場が拡大している背景には、同国ならではの事情がある。従来、医療施設の不足が課題となっていたが、近年、政府の取り組みでその数が増えつつあること。また、病院不足は都心だけでなく地方も同様だが、その対応のために作られた大型バスの「移動病院」には、車載に便利でポータブルなX線撮影装置のニーズも。そうしたなか、日墨EPAやTPP11により、日本製品は買いやすくなっており、買い替え需要の受け皿として関心が高まっている。現地のニーズと変化を捉えた医療機器ビジネスの可能性を、メキシコと日本で取材した。

(10分36秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明:  ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの世界地図。 その上に中が空洞になった地球儀が回転している。中からもうひとつの地球儀が飛び出し、拡大表示される。 さらにいくつもの輪が地球儀を取り巻き、タイトルが現れる。 「世界は今 ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。 地球儀と世界地図の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。 光沢のある薄いピンクのブラウスにグレーのスカート姿。

テロップ: 八木 ひとみ(やぎ ひとみ)

八木(やぎ)キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 昨年末、TPP11(ティーピーピー イレブン)が発効し、日本との経済的な結び付きがさらに強まっているメキシコ。近年、メキシコ政府は、公共医療の充実を図るため、不足していた病院の数を年々増やしていて、それに伴って医療機器の需要が高まっています。そこに、今どのようなチャンスがあるのでしょうか。現地を取材しました。

テロップ: 今 メキシコが求める医療機器

映像説明: 雲一つない青空に高くそびえるアンヘル独立記念塔。石造りの塔の頂上には、大きな翼を広げた金色の女性の像が立っている。何体もの彫像が置かれた台座に向かう緩やかな階段を人々が上り、脇の道を赤いバスが走り抜けていく。周りにはいくつもの高層ビルが建っている。 画面左上の四角い枠内に、北アメリカ大陸の地図。メキシコは、アメリカ合衆国の南に位置しており、緑色で示されている。メキシコシティはメキシコの南東部にあり、赤い星印で示されている。

テロップ: メキシコ Mexico

ナレーション: 太平洋とカリブ海に面した、中南米の国、メキシコ。

映像説明: 紫の花が咲く街路樹が並ぶ、片側3車線のまっすぐな道路。こちらに向かってくる通りだけ、交通量が多い。大勢の人々が行き交う幅の広い歩道。道沿いの石造りの建物には店の看板がずらりと並んでいる。

ナレーション: この5年間の経済成長率は、2%以上で、堅調に推移している。

映像説明: 道路沿いにある6階建てのビルの外観。水色の壁には、「H」と「O」を組み合わせたようなロゴマークと、スペイン語で「HOSPITAL OBREGÓN(ホスピタル オブレゴン)」と書かれた銀色の立体文字の看板が掲げられている。ビルの前の歩道には、大きな男性の彫像が車道を見下ろしている。

ナレーション: そのメキシコは、慢性的な病院不足だ。

映像説明: 6階建てのビルの前にある、幅の広い中央分離帯。中央に置かれた黒い銅像の台座の横には、小さな四角い噴水があり、低く水を噴き上げている。周りには、10人ほどの男女が腰を下ろしている。背中をまるめて話をする4人の女性たち。足を延ばして台座に寄りかかる年配の女性もいる。

テロップ: 病院の順番待ちの人々

ナレーション: 具合が悪くなって、病院へ行ってもすぐには診察してもらえず、予約だけして出直すことも多い。 容体が急変し、死に至る例も珍しくないという。

映像説明: 壁にスペイン語で「CENTRO MEDICO NACIONAL SIGLO XXI」(セントロ メディコ ナショナル シグロ ベインティウノ)の立体文字が掲げられた白い石造りの建物。緑色(みどりいろ)に縁取り(ふちどり)された入口には、「I MSS」と書かれている。 多くの車や連結バスなどが行き交う道路。通り向こうの緑の茂る街路樹の奥には黒っぽい建物が建っている。 6階建ての水色のビルの壁にスペイン語で「HOSPITAL OBREGÓN(ホスピタル オブレゴン)」と書かれた銀色の立体文字の看板のアップ。ビルの前には、帽子をかぶった男の彫像が腕組みをしている。

ナレーション: そうした事態を解消するため、政府の取り組みで、医療施設が年々、増えてきている。

映像説明: 街中(まちなか)の歩道。緑が茂る木(き)の下をふくよかな体型の男女が大勢歩いている。男性のうち、数人はサングラスをかけている。日向を歩く黄色いTシャツの女性は、まぶしさをやわらげるため、目のあたりに手を当てている。 「GERMANY」と書かれたパネルの前に、箱に入った赤、青、紫の聴診器が展示されている。 さまざまな商品が、値札がついたフックにかけられ、陳列されている。サポーターを巻いた腰やひざ、手の甲の写真がついたパッケージが並ぶ。

テロップ: 2016年 46億6,000万ドル 出所:Espicom Worldwide Medical Market Forecasts to 2021(エスピコム ワールドワイド メディカル マーケット フォーキャスツ トゥ トゥーサウザンド トゥェンティー ワン)

テロップ: ブラジルを抜き 中南米最大

ナレーション: メキシコの医療機器市場は、2016年に、46億6,000万ドルに達し、ブラジルを抜き、中南米最大。

映像説明: 陳列棚に並べられた、白や青の低反発枕や、白いネックピローの写真が入った箱。 赤い円に白い「A」のロゴとスペイン語の看板が掲げられた店の外観。入口ドアの上には、スペイン語で「FARMACIA(ファルマシア)」と書かれている。

ナレーション: 今後も平均して、年(ねん)10%程度の伸びが予想される、勢いがある市場だ。

映像説明: 道路沿いに立つ、4階建ての白いビルの外観。建物の片側が黒っぽいガラス張りになっている。外壁には、スペイン語で「Laboratorio Clínico de Jesús(ラボラトリオ クリニコ デ ヘスース)」と書かれた紫の立体文字が掲げられている。

テロップ: Laboratorio Clínico de Jesús(ラボラトリオ クリニコ デ ヘスース)

ナレーション: メキシコシティ郊外で、系列病院を3つ持つ、私立病院。

映像説明: 狭い室内。薄いグレーの撮影台の脇に背の高いベージュの装置が置かれている。銀色の太い筒がはめこまれたベージュの箱型の機器が、金属の柱の上部に取り付けられ、撮影台を見下ろすように突き出している。 奥の壁際には、細い柱の上部に濃いグレーの四角い板が取り付けられた機器が置かれている。 ベージュの装置に貼られた「TOSHIBA ROTANODE(トウシバ ロータノード)」と書かれたラベルのアップ。

ナレーション: こちらが、この病院のレントゲン室。 レントゲンを撮影する機器は、日本(にほん)メーカーの製品だ。 ドイツ製から韓国製に切り替え、数年前に日本製(にほんせい)を採用した。

映像説明: 病院の外観。外壁に紫色の立体文字で、「Laboratorio Clínico de Jesús(ラボラトリオ クリニコ デ ヘスース)」と書かれている。 「L」「C」「J」の文字を四角(しかく)で囲ったロゴマークと、「Laboratorio Clínico de Jesús(ラボラトリオ クリニコ デ ヘスース)」という文字が青で書かれた大きな白いバス。出入口には階段が置かれていて、開いたドアは、ひもで固定されている。

テロップ: 大型バスを改造した移動病院

ナレーション: 実はこの病院、メキシコの病院不足(びょういんぶそく)に対応する、あるものを持っていた。 それは、大型バスを改造した、移動病院。

映像説明: バスの側面には、白衣(はくい)を着た医者やMRI検査を受ける患者の写真、CT画像などがプリントされ、青を基調とした丸いロゴに、「ISO9001・2008」と書かれている。

ナレーション: メキシコシティだけでなく、地方都市も病院不足で、病院がない所へ移動して診療しているのだ。

映像説明: 移動病院の大型バスの中。たくさんの引き出しが付いた茶色の収納家具や、ビニールがかけられた診察台が置かれ、ピンク色のカーテンが下がっている。 ピンク色のカーテンの先には、クリーム色(いろ)の背の高い装置。床にはスイッチが2つ置かれ、柱の中央から、透明な箱を乗せた四角い台が突き出ている。この台を見下ろすように、柱の一番上に厚みのある大きな機器が設置されている。

ナレーション: バスの中には、診察室。 隣の部屋には、乳がんの検査をする機器や、レントゲン撮影機もある。

映像説明: 壁際に、金属製のアームに取り付けられた、白い長方形の機器が置かれている。 手前の面には小さな窓があり、窓の左右に銀色の小さな取っ手がついている。左の側面にはグレーのダイヤルが1つ、上部の面には白いダイヤルが3つ、ついている。

ナレーション: この小さな医療機器は、レントゲンを撮る、ポータブルなX線撮影装置。

映像説明: 機器にある銀色のラベルには、「JOB CORPORATION」「MADE IN JAPAN」などと印刷され、黒い枠の中に「JOB」と描かれたロゴと、そのロゴの下に「X‐RAY(エックスレイ)」と書かれている。

ナレーション: こちらの製品も日本製(にほんせい)だ。

映像説明: 白い壁の前に置いてある診療機器の前に立ち、チェック柄のシャツの上に白衣(はくい)を着たふくよかな男性が、インタビューに答える。

テロップ: Laboratorio Clínico de Jesús(ラボラトリオ クリニコ デ ヘスース) オスカル・メンドサ・エルナンデス 医師

メンドサ・エルナンデス医師・スペイン語吹き替え: とても使い勝手がいいし、 小型で持ち運びに便利だ。 入れ替えて良かったです。 前のものは、1日の使用回数が多いと故障し、修理にも、長い期間かかってました。

映像説明: 左の側面にグレーのダイヤル、上部の面に3つのダイヤルがついた、白いポータブルなX線撮影装置。 電源スイッチがついた背面に銀色のラベルが貼られている。その上には、黄色(きいろ)のシールが貼ってあり、黒の三つ葉の放射能標識と、英語の警告文が書かれている。 メンドサ・エルナンデス医師が、うなずきながら話を聞いている。

ナレーション: このように、日本製品(にほんせいひん)を使う理由について、担当医師は、サービスを向上させ、ほかの病院と差別化するためだと言う。

映像説明: メンドサ・エルナンデス医師が話を続ける。

メンドサ・エルナンデス医師・スペイン語吹き替え: 良い機器を使うと、レントゲンが1回で撮れ、患者に負担がかからず、 良いサービスにつながる。 だから、できるだけ、高品質なものを使いたいと思っています。

映像説明: 道路沿いに建つ、5階建ての濃いベージュ色(いろ)のビル。

テロップ: Medi Royal(メディ ロイヤル)

ナレーション: この病院に、レントゲンの撮影機を納入しているのは、医療機器を販売している、メディロイヤルだ。

映像説明: 白い壁の広い室内。転落防止用のフェンスの取り付けられたベッドや、黒やオレンジ色(いろ)のリクライニングベッドが置かれている。天井から伸びた曲がったパイプの先に、円形の大きな照明器具が取り付けられている。 壁際に、液晶ディスプレイと四角い操作パネルが一体化した装置が2台置かれている。パネルには数十個ものボタンやダイヤルがついており、1台のパネルにはキーボードが組み込まれている。 2段重ね(にだんがさね)の大きな展示台。側面には「SONY」と書かれたロゴがあり、展示台の中のライトに照らされて光っている。下段には、前面に小さな液晶画面とボタンがついた小型の白い機器が、上段には少し大きい横長の白い機器が展示されている。

ナレーション: この企業は、手術台や超音波診断装置、日本製(にほんせい)の医療用プリンターなどを取り扱っている。

映像説明: 移動病院の大型バスの中にあったものと同じ、上部の面に3つのダイヤル、左の面に1つのダイヤルがついた白い長方形の医療機器。 転落防止用のフェンスやテーブルが取り付けられた白いベッドがずらりと並び、そのあいだにはさまざまな種類のライトや点滴スタンドが置かれている。 円盤のような形をした大きな白いライト。中央に置かれた細長いハンドルを中心に、数多くの小さな電球が花のような形で配置されている。そのライトの下には、黒い手術台がずらりと並ぶ。

ナレーション: 日本とメキシコは、実は、TPP11(ティーピーピー イレブン)に先立って、2005年に、EPA(イーピーエー)が発効し、多くの医療機器の関税はゼロになり、その後の買い替え需要が、買いやすくなった日本製品(にほんせいひん)に向いているという。

映像説明: 医療機器が展示された部屋で、紺色のシャツにワインレッドのネクタイを締め、ジャケットを着た、ひげを生やした男性がインタビューに答える。

テロップ: Medi Royal(メディ ロイヤル) 目黒 ロペス 雄己(めぐろ ろぺす ゆうき) 副社長

目黒副社長・日本語: あ、(関税は)影響してますねー。 医療(機器にかかる)関税が、ま、減ると、 うちも値段下げれるので、はい。 その分、買いやすいですよね、お客さんは。はい。

映像説明: 室内に置かれた背の高い装置。柱の上部から突き出ている箱型の機器には電球とダイヤルが2個ついている。機器の下に撮影台が置かれ、柱に固定されている。 医療機器が展示された部屋で、目黒副社長の話が続く。

ナレーション: 以前は、他国のレントゲン撮影機を扱っていたと話す、目黒副社長。日本製に変えた理由を、こう話す。

目黒副社長・日本語: (以前 扱っていたものは)故障がちょっと多かったので。 それでジョブさんに変えたら、まあ、その問題が解決できて。 ま、今ジョブさん、ものすごくよく売れてます、メキシコでは。

映像説明: 道路沿いに立つ、9階建てのグレーのビル。前面が全面水色のガラス張り(がらすばり)になっている。外壁に「JOB」と書かれたロゴ看板が掛かっている。 白い外壁の出入り口。自動ドアの上の看板には、紫をベースに「JOB X‐RAY(ジョブ エックス レイ)」と書かれたロゴ。その横に、「株式会社ジョブ」と書かれた看板が掛かっている。

テロップ: 横浜市

テロップ: ジョブ

ナレーション: この、レントゲンを撮影する、ポータブルX線撮影装置を、製造、販売しているのは、横浜市に本社を構える、ジョブ。

映像説明: 数多くの棚とテーブルが並んだ広い室内。棚には半透明のトレーが重ねられており、テーブルの上には大きな白い棚や青い工具が置かれている。 天板が緑色(みどりいろ)の作業台の上に、種類の異なる長方形のポータブルなX線撮影装置が3台置かれている。いずれも上部の面に3つの白いダイヤル、手前の面に小さな窓があり、窓の左右には銀色の持ち手(もちて)がついている。左に置かれた白い機器が一番大きく、中央に置かれた緑の機器は一番小さい。右に置かれた機器は白いダイヤルがついた面がグレーに塗り分けられている。

ナレーション: 食料品の異物混入の検査や、医療用撮影など、X線を使った装置の、専門メーカーだ。

映像説明: 天井から吊るされた白のパネル。緑の縁取り(ふちどり)の中に「組立作業区域」と書かれている。真下の天板が緑色(みどりいろ)の作業台には、上部の面に3つのダイヤルがついたポータブルなX線撮影装置が置かれ、青い作業服を着たグレーヘアの男性が座って作業をしている。 緑の機器を前にした青い作業服を着たグレーヘアの男性が、ダイヤルのついたグレーの上部の面の部品を手にしている。むき出しの基盤についたソケットに、上部の面の部品から伸びるケーブルをはめ込む。 青い作業服を着たグレーヘアの男性が白い機器の左側の面にダイヤルを取り付け、メモリを合わせている。奥のデスクでは、眼鏡をかけた青い作業服姿の男性が作業をしている。

ナレーション: この企業の売りは、製品の部品を、すべて日本製にこだわり、自社で製造しているところだ。設計から完成品の検査まで、一貫して自社で行うことで、高品質を維持しているのだという。

映像説明: 天板が緑色(みどりいろ)の作業台の上に、上部の面に3つのダイヤルのついたポータブルなX線撮影装置が3種類並べられている。

ナレーション: ポータブルX線撮影装置の主な販売先は、日本ではなく、海外だ。

映像説明: 茶色の壁の室内。青い作業服を着た3人の男性従業員がテーブルを囲み、ホワイトボードを見つめている。ホワイトボードの前に立つ、青い作業服に赤紫のネクタイをつけた男性が、ホワイトボードに「海外展開」、「東南アジア、アフリカ」と書き、振り向いて話をしている。

テロップ: ジョブ 営業部 国際担当 原 健三郎 部長

ナレーション: では、なぜメキシコだったのだろうか。海外担当の営業部長は。

映像説明: 茶色の壁にいくつもの額縁が飾られた部屋。白いポータブルなX線撮影装置の横で、青い作業服に赤紫のネクタイをした原部長がインタビューに答える。

原部長: 病院は都市部に集中してるんで、 郊外の方には、あまりその、こういう、(レントゲンが撮れる)病院がないんで。 ま、そのへんであの、こういうポータブルの需要が、えー、あるということが、ま、判明したということで、 えー、販売、今、販売しております。

映像説明: メキシコシティの街並み。見渡す限りビルが建ち並んでいる。 街路樹が並ぶ道路にはたくさんの車が走っている。

ナレーション: メディ ロイヤル以外にも、日本製医療機器(にほんせいいりょうきき)に注目している企業がある。

映像説明: 開放されたガラスのドアの前に、赤でスペイン語で「BIENVENIDOS(ビエンベニードス)」と書かれた下に、紺と赤で書かれた「DMH」の周りを小さな文字で楕円に囲んだデザインのロゴが入った縦長の白いバナー。楕円部分には、スペイン語で「Distribuidora Medica Home Care(ディストリブイドラ メディカ ホーム ケア)」と書かれている。 ガラスのドアの手前にある銀色のカウンターでは、白いシャツを着た受付の女性が、白いノースリーブシャツにオレンジ色(いろ)のスカートをはいたセミロングの髪の女性と話をしている。

テロップ: Distribuidora Medica Home Care(ディストリブイドラ メディカ ホーム ケア)

ナレーション: メキシコシティに本社を構える、医療機器を販売する企業だ。

映像説明: 白い壁に木目調の床の部屋。壁際に、黒い大きな車椅子と黄色い枠組みに黒い布を張った車椅子が並んでいる。その横にはオレンジ色の小さな浮き輪のようなものと、5本のベルトがついたカーキ色(いろ)のブーツが置かれている。 紺色の布が掛かったテーブルに、たくさんの商品が置かれている。サポーターを腰に巻いた男性の写真がプリントされた箱や、膝用や腰用などの、ベージュや黒、茶色のサポーターがずらりと並ぶ。 黄緑、グレー、白の3種類の小さな機器。それぞれ大きさや形が違うが、縦長で丸みを帯び、ボディーの中央に液晶画面がついている。その奥には、ペンのような機器と乾電池をセットにした商品が、グレーと黒、青の色違いで置かれている。いずれの商品にも山型のマークの下に「Homecare」と書かれたロゴが描かれている。

ナレーション: コルセットや車いす、手術器具など、3,000を超えるアイテムを取り扱っている。

映像説明: 焦げ茶色(こげちゃいろ)のL字型デスクのある室内。デスクの奥には紺色のボタンダウンのシャツを着て、眼鏡をかけた男性が、ノートパソコンを操作している。手前には、白いTシャツを着た男性とグレーのポロシャツを着て、眼鏡をかけた男性が、デスクにノートを広げて座り、紺色のシャツを着て、眼鏡の男性の方を見ている。紺色のシャツを着て、眼鏡の男性が手前の2人に向き直り(むきなおり)、話を始める。

テロップ: Distribuidora Medica Home Care(ディストリブイドラ メディカ ホーム ケア) アルビン・フェルナンデス 副社長

ナレーション: フェルナンデス副社長は、病院の増加や、医療機器の買い替えで、需要が高まっていると話す。

映像説明: 商品が並んだ店内。画面右の方の陳列用のフックには、足首やひざ、ひじ用の白いサポーターが描かれたパッケージが掛けられている。画面左の方の陳列用フックには青、オレンジ、黄色(きいろ)、紫、赤などのさまざまな色や形のクッションが並べられている。棚の上には、オレンジ色(いろ)のマネキンや、白い枕などの商品の箱が置かれている。商品の前で、肩の部分から下にオレンジの刺しゅうが入った白いシャツを着て、眼鏡を掛けたフェルナンデス副社長が、インタビューに答える。

フェルナンデス副社長・スペイン語: われわれの売り上げは、 このところ、毎年16~(から)18%伸びている。

映像説明: ショーケースが置かれた店内。ケースや棚にさまざまな商品が並んでいる。 転落防止用のフェンスやテーブルの取り付けられた白や茶色のベッドが並び、壁のフックには、ビニール袋に入ったさまざまな色のクッションがぶら下がっている。 陳列場所の一画に、「Homecare」ロゴの入った黒やピンク、青色の聴診器のパッケージがフックに掛けられている。 棚に並んだ箱には、「Homecare」ロゴと液晶画面が付いた電話機のような形の超音波センサーの写真。 たくさんの商品が並んだショーケース。奥には、ストライプのシャツを着た女性店員が立ち、横には、紺色のポロシャツを着た男性店員が商品を袋に入れている。手前には、白いパンツをはいてカーキ色(いろ)のジャンパーを着た女性客と、草色のシャツの上に黒いノースリーブダウンジャケットを着て、紺色のズボンをはいた男性客が、店員の後ろにある棚の商品を眺めている。

ナレーション: この企業が商品を納めているのは、通院患者や、一般客が購入する、医療用品の店舗以外に、公立病院や、医師、医学生などの病院関係者が、医療器具を購入する店舗だ。

映像説明: 広い店舗の中。黒いジャケットを着た男性が、回転式のゲートを通って店に入ってくる。続いてグレーヘアの女性がゲートを通る。入口横のレジカウンターでは、赤と黒のシャツを着た男性店員がモニターの前に座ってキーボードを操作している。白と緑の太い横縞のシャツを着た男性店員がカウンターの横に立ち、薄紫のワイシャツを着た男性に商品を入れた袋を渡す。黒っぽいシャツを着た男性が、小さなキャリーカートにダンボール箱を乗せて、順番を待っている。その横には無人のレジカウンターが3つ並び、奥には折りたたみの車椅子が数台置かれている。棚がぎっしりと並んだ店内に、たくさんの商品が陳列されている。

ナレーション: この店舗では、サービス向上のため、今まで以上に、高品質な商品を求めるようになったという。

映像説明: ショーケースが置かれた店内。肩の部分から下にオレンジの刺しゅうが入った白いシャツを着て、眼鏡をかけたフェルナンデス副社長がデニムのシャツを着たポニーテールの女性と、談笑しながら歩いている。 フェンスが取り付けられた白いベッドの前で、ポニーテールの女性が身ぶり手ぶりを交えて話をしている。フェルナンデス副社長が商品を見ながら話を聞いている。

ナレーション: こういった要望に応えるために、フェルナンデス副社長が考えたのは、日本の医療機器の輸入だ。

映像説明: 木目調の壁の部屋で、青いシャツにエンジ色(いろ)のネクタイをして、その上に赤いセーターを着て、眼鏡をかけたフェルナンデス副社長が、インタビューに答える。

フェルナンデス副社長・英語: 今まで扱っていない分野の市場をさらに広げたいと思っていた。 特に高品質なものがある日本などから、取り扱い商品を増やしたい。

映像説明: 全面ガラス張りの低層のビルの中央にドーム型の屋根のある大きな建物。薄雲が広がる空の下、入口から続く、広々とした広場を3人の外国人が歩いてくる。 広場に立てられた大きな案内看板。「第5回 医療と介護の総合展 大阪」「メディカル ジャパン 大阪 2019」と題され、「医療機器・設備」や「病院運営支援」「医療IT(アイティー)」「介護&看護」「地域包括ケア」「ヘルスケア・医療機器開発」といった展示会名が書かれている。 さまざまなブースが並ぶ会場内。スーツを着た人々が通路を行き交い、パネルやバナーが置かれたブースで展示を見ながら話をしている。

テロップ: メディカル ジャパン大阪 主催:リード エグジビション ジャパン

ナレーション: メキシコが、日本の医療機器に注目するなか、大阪で開かれた、医療と介護の総合見本市、メディカルジャパンに合わせて、

映像説明: 白地に青のラインが入ったマイクロバスから、眼鏡をかけたスーツ姿の男性とチェックのシャツにマスクをした男性が荷物を持って降りてくる。続いて、赤いセーターの上にグレーのジャケットを着たフェルナンデス副社長、赤いネクタイにグレーのマフラーの男性、黒いコートの男性が次々と降りてくる。

テロップ: 2019年2月19日、21~(から)22日 東京・大阪 海外医療機器商談会 主催:ジェトロ

ナレーション: ジェトロは、マレーシアなど、5ヵ国から、医療機器のバイヤーを招へいし、東京と大阪で、商談会を開催した。

映像説明: 木目調の壁の前で、細いストライプ柄のシャツに赤いネクタイを締め、濃いグレーのジャケットを着たて、フチなし眼鏡をかけた男性がインタビューに答える。

マレーシアのバイヤー・英語: 日本は非常に高い技術で作られた製品が多い。 日本で良い商品を探したかった。

映像説明: 木目調の壁の前で、水色のシャツに青やピンク、赤などの花柄のネクタイを締めて、黒のジャケットを着た男性がインタビューに答える。

UAEのバイヤー・英語: 日本の医療分野のイノベーション関連の展示会を見ることが重要だと思って、ここに来た。

映像説明: 木目調の壁の会議室。青いシャツにエンジ色(いろ)のネクタイをして、その上に赤いセーターを着て、眼鏡をかけたフェルナンデス副社長が、テーブルに書類を広げ、向かいに座るグレーのスーツを着て眼鏡をかけた男性と話をしている。フェルナンデス副社長と並んで座る女性が、書類をめくりながら話を聞いている。

ナレーション: この中に、メキシコのバイヤー、フェルナンデス副社長の姿があった。

映像説明: 白い壁の部屋。テーブルにはたくさんの資料が広げられている。窓際に立つフェルナンデス副社長と、スーツを着て、コートを手にした3人の日本人の男女が、テーブルを挟んで握手を交わす。

ナレーション: 彼の所には、メキシコ市場を目指す、日本企業(にほんきぎょう)が押し寄せた。

映像説明: 白い壁の部屋。グレーのジャケットを着たフェルナンデス副社長が、テーブルで商品のカタログに目を通している。向かいには、白のシャツに薄いグレーのネクタイをして、濃いグレーのジャケットを着た男性と、焦げ茶のジャケットを着たセミロングの髪の女性、白のシャツにえんじ色(いろ)のネクタイをして、濃いグレーのジャケットを着て、口ひげを生やした男性が座っている。 ブースに置かれたリクライニング式のベッド。紫の細長いクッションを横に並べたようなマットレスに、水色のシーツが半分ほどかけられている。水色のシーツには、青で「AIR SUPPORT AS‐M001」と書かれている。ベッドの足元のフレームには、いくつかのボタンが付いたベージュの箱型の機械が取り付けられている。

ナレーション: 商談しているのは、エアサポート。 肥満や寝たきりの人が、床ずれしにくいマットレスなどを製造、販売する企業だ。

映像説明: 男性の手が、紫のマットレスの細長いクッションをつまみ上げ、指で押している。 白い壁の部屋。白のシャツに薄いグレーのネクタイをして、濃いグレーのジャケットを着た男性と、焦げ茶のジャケットを着た女性が、白のシャツにえんじ色(いろ)のネクタイをして、濃いグレーのジャケットを着て、口ひげを生やした男性の話にうなずいている。3人の向かいに座り、話を聞くフェルナンデス副社長が、空気の入った筒状のグレーのクッションを左腕にはめ、触って感触を確かめている。

ナレーション: その技術を応用して、筋肉や骨の硬直を予防する商品も売り込んだ。メキシコにはない商品と、バイヤーの評価が良かったと、担当者は話す。

映像説明: 青を基調としたタペストリーの前で、白のシャツに薄いグレーのネクタイをして、濃いグレーのジャケットを着た男性が、身ぶり手ぶりを交えてインタビューに答える。

テロップ: エアサポート 営業部 粟井 正寿(あわい まさとし) 部長

粟井部長: ま、価格のことについては、あの、アナウンスさせていただいたんですけれども。 台数ですとか、まあ、あのー、ま、実際、正確な輸送費用だとかっていうふうになってくると、 またどう変わってくるかっていうのが、まだ見えない部分がありますので。 ま、ただここは、取り組みとしてはちょっと続けていきたいなというふうに思っとりますですね。

映像説明: 白い壁の部屋。グレーのジャケットを着たフェルナンデス副社長と、セミロングの黒髪の女性が、並んでテーブルに座っている。その向かいで、白いカットソーに黒いスーツを着た日本人女性が、商品のカタログを指さしながら話をしている。 白いカットソーに黒いスーツを着た女性が、黒いメッシュ素材を使った、幅広のベルトのような商品をテーブルの上に広げている。 3枚の商品の写真。画面左上に、左足の親指と足の甲、かかとを包み込む形になっている、ベージュの薄い素材で作られた商品の写真。画面右側半分に、ベージュの商品の右足仕様のものを装着した足の写真。画面左下に、黒いメッシュ素材を使った、幅広の黒いベルトのような商品の写真。

ナレーション: メキシコのバイヤーから指名された企業もあった。 コルセットや外反ぼし(がいはんぼし)を予防するサポーターを、製造、販売する、ダイヤ工業(だいやこうぎょう)だ。

映像説明: フェルナンデス副社長が、黄緑色(いろ)のストライプのワイシャツの上から、黒いメッシュ素材の幅広のベルトのような形のコルセットを腰に巻きつけている。 黒くて細いベルトのような商品を腰に巻き、手を当てて腰をひねるフェルナンデス副社長。その様子を、白いカットソーに黒いスーツを着た女性が笑顔で見ている。

ナレーション: フェルナンデス副社長は、コルセットを腰に巻き、フィット感を確かめ、サンプル品の購入を決めた。

映像説明: ベージュのタペストリーがかかった壁を背に、グレーのストライプのスーツを着た女性がインタビューに答える。

テロップ: ダイヤ工業(だいやこうぎょう) 海外営業部門 原田 真紀 さん

原田さん: えっと、メキシコの方のバイヤーさんから、お申し込みいただきまして。 たくさん、共通点のあるような、あの、商材を取り扱ってらっしゃる会社さんでしたので。 今後、取引に、あのー、つながりそうな、えー、お話をさせていただくことができました。

映像説明: フェルナンデス副社長が、パンフレットを広げたテーブルで熱心に話を聞いている。

ナレーション: フェルナンデス副社長に、商談の成果を聞いた。

映像説明: ブラインドの掛かった窓のそばで、フェルナンデス副社長がインタビューに答える。

テロップ: Distribuidora Medica Home Care(ディストリブイドラ メディカ ホーム ケア) アルビン・フェルナンデス 副社長

フェルナンデス副社長・英語: おもしろいと思ったのが、整形外科用品。 とてもよく出来ているので、メキシコ市場でうまくいくと思う。 ビジネス上(じょう)の目標としていたものは、ほぼ達成できた。 日本と、どういったことをやっていけば良いかが分かった。

スタジオの八木(やぎ)キャスター: 日本では、健康診断用のバスは見かけますが、メキシコにはさらに大きなバスを改良した、移動病院もあるんですね。そうしたところでは、今回ご紹介したもの以外にも、ポータブルな小型医療機器に、需要があるのかもしれません。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターがお辞儀をする。

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10月17日(予定)
テーマ:世界に羽ばたく 埼玉の麺

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