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四万十映画祭で地方創生 ‐映像の力で観光客を呼び込め!‐

2018年06月07日

清流、四万十川で知られる高知県四万十市。この町にもかつて映画館があったが、全て幕を下ろした。それでも映画の文化を残そうと、有志によって映画祭が立ち上げられた。それから5年、第3回「四万十映画祭」は、周辺6市町村を巻き込んだ地域一体となった取り組みへと拡大。四万十を舞台に製作した映画が台湾などで上映されることになった実績も踏まえ、関係者はこの映画祭を海外配給への登竜門にしていきたいと意気込む。映画を通じて地元の魅力を国内外に発信、観光客を呼び込んで地方創生につなげようとする地域の挑戦を取材した。

(10分51秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図から飛び出した、中が空洞になった地球儀が、 回転しながら拡大表示される。 さらに世界の様々な都市の画像が周囲を取り巻きタイトルが現れる。 「世界は今ジェトログローバルアイ」

映像説明: 地球儀が回転するコンピューターグラフィックスのスタジオに女性キャスターが入ってくる。 白いブラウスにグレーのワイドパンツ姿。

テロップ: 宮瀬 茉祐子(みやせ まゆこ)

宮瀬キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 清流、四万十川で有名な高知県四万十市(しまんとし)。 地域一体となった映画祭の開催で地方創生に取り組もうとしています。 その挑戦を取材しました。

タイトル: 四万十(しまんと)映画祭で地方創生 ‐映像の力で観光客を呼び込め! ‐

映像説明: ゆったりと流れる大河。両脇にそびえ立つ緑の山々。一角に砂地が広がる。 四角い枠内に地図のイラスト。四国南部の高知県は、太平洋に向かって弓なりにカーブしている。その南西部に「四万十市(しまんとし)」がある。

テロップ: 高知県 四万十市(しまんとし)

ナレーション: 高知県南西部に位置する四万十市(しまんとし)。

映像説明: 清流の水面(みなも)。ところどころに小さなしぶきが立っている。

テロップ: 四万十川

ナレーション: この町を流れる四万十川は、観光客に人気のスポットだ。

映像説明: 欄干がない橋の上を、たくさんの観光客が行き交う。 自転車を引きながら歩く、白いシャツを着た男性と緑のパーカーを着た女性。足を止めて橋の下を覗き込む。ヘルメットをかぶったスポーツウェアを着た男性2人も、自転車を引いている。 赤いスポーツウェアを来た男性もヘルメットをかぶっている。自転車を引きながら後ろを振り返る。 いくつもの柱に支えられた橋の向こうに、悠然と緑が広がる。

テロップ: 佐田沈下橋(さだちんかばし)

ナレーション: そのお目当ては、四万十川にかかる橋などを巡るサイクリング。 緑豊かな自然や美しい清流を満喫できるのが魅力だという。

映像説明: 十字路の角地。たくさんの自転車が停っている奥に、三角屋根の平屋。外壁の看板に「観光案内所」と書かれている。

ナレーション: 観光客が自転車を借りる場所は、市の観光案内所。

映像説明: 案内所の中。壁際の棚に何(なん)種類もの観光案内のパンフレットが並ぶ。 カウンターでスタッフの説明を聞く黒いパーカーを来た男性。奥のカウンターでも、別の男性2人がスタッフと話している。

ナレーション: その担当者は、ここ数年、利用客の傾向が変わってきていると話す。

映像説明: 紺色のジャンパー姿の男性が、観光案内のパンフレット棚の前でインタビューに答える。

テロップ: 四万十市(しまんとし)観光協会 熊谷 直史 さん

熊谷さん: 外国人しか来ない日なんかも、結構あったりします。 ここでレンタサイクルを借りて、佐田(さだ)の沈下橋(ちんかばし)に行くっていうのが、もう決まった状態で来るかたが、ほぼ9割ですね。

映像説明: 観光案内のパンフレットを見る白髪の外国人女性。背中のリュックに、お遍路笠(おへんろがさ)がかぶされている。 カウンターの前に、3人の観光客。スタッフ2人が対応している。

ナレーション: この日も、外国人客が次々と入ってきた。

映像説明: インタビューに答える白いコートを着た女性。

テロップ: 香港からの観光客

香港の女性: 日本は、5度、来ました。

映像説明: ポニーテールの髪型の女性がインタビューに応じる。

テロップ: 台湾からの観光客

台湾の女性: 泊まりは一応、高知なんですけど、電車で来て、サイクリングしてからまた高知に戻ります。

映像説明: にぎわうカウンター前。熊谷さんがリュックを背負った男女と話している。

ナレーション: 外国人を担当するのは、熊谷さんを含め、3人。

映像説明: 観光案内のパンフレットがぎっしりと並ぶ棚。段ごとに、英語で「イングリッシュ」「チャイニーズ」「ハングル」と書かれたステッカーが貼られている。

ナレーション: 増え続ける観光客に対応するため、英語や中国語など4ヵ国語で観光案内のパンフレットを作成。

映像説明: 丸テーブルに「四万十川サイクリングMAP」と書かれた地図。青いスイッチのついた白い端末が、ヘッドホンと共に添えられている。 端末にはカタカナで「ナビチャリ」の文字。「チ」と「リ」の下の部分はタイヤの形。 英語で「ナビ」「ガイド」と記されたスイッチがある。その下には、青やピンク、赤、緑のランプが光る。

ナレーション: 観光地へ誘導する音声ガイド端末も、電動アシストつき自転車とセットで提供している。

映像説明: 案内所の外。香港の女性に電動自転車の使い方を説明するスタッフ。 「四万十市(しまんとし)の外国人観光客数」と題された棒グラフ。2013年には1,000人を下回っていたが、年々増えて、2017年には4,000人を超えている。

ナレーション: 四万十市(しまんとし)を訪れる外国人観光客数は毎年順調に伸びており、昨年、その数は4,000人を突破。

映像説明: 赤い帽子をかぶった男性と香港の女性が、自転車に乗って漕ぎ出す。

ナレーション: これは、人口およそ3万2,000人の1割を超えたことになる。

映像説明: 眼鏡をかけたスーツ姿の男性が、ホールでインタビューに答える。

テロップ: 四万十市(しまんとし) 中平 正宏(なかひら まさひろ) 市長

ナレーション: その理由について、市長はこう分析する。

中平市長: 「(あらうんど四万十(しまんと))カールニカーラン」につきましては、かなりの各国で上映していただいておりますので、その関係でこっちに来ていただける人も結構おると思いますので、やはり大きな可能性があるのではないかなとは思います。

映像説明: 金色の枠の中で、映画の映像が流れる。 下には「あらうんど四万十(しまんと) -カールニカーラン-」の文字。上には小さく「コピーライト 2015 映画「あらうんど四万十(しまんと)」製作委員会」と書かれている。 白い背景に水色の文字で、「あらうんど四万十(しまんと) カールニカーラン」のタイトル。「あらうんど」はひらがなで、「ど」の濁点をタイヤに見立てた自転車のイラストが描かれている。

ナレーション: 市長が話す映画はこちら。あらうんど四万十(しまんと)、カールニカーラン。

映像説明: 映画の予告編映像。 砂浜に立つ、男性の後ろ姿。画面中央に「夢を追い求め、地元を去った俺」の文字。 アイボリーのシャツ姿の男性が、かばんを肩にかけて険しい表情で佇む。その横に「晃 職業:俳優」の文字。男性の声で「俺、役者辞めようかと思うよ」。 ベンチに腰かけて、帽子をかぶった男性とビールで乾杯する晃。女性の声で「つまらん意地も捨てれんと…」。晃が目を見張る。 片手で顔を覆い、うなだれる晃。女性の声で「ホンマにちっちゃい男やね!」。 晃を正面から見つめるオールバックの男性が口を開く。「君はとことん、役者をやりましたか?」。視線を落とす晃。 境内。階段に腰を下ろしてビールで乾杯する晃たち男性4人。 居酒屋。テーブルにビールや料理皿。はしゃぐ4人をバックに、「40歳を迎える(元駅伝部員)4人が再会」の文字。

ナレーション: 四万十川を舞台に、アラフォー男性4人組の奮闘を描いた物語。

映像説明: 映画の予告編映像。 田園地帯にまっすぐと伸びる道路。晃が朝日を背にロードバイクを走らせる。 川沿いの道。一心不乱にロードバイクをこぎ続ける晃。 店内。下を向く晃の傍らに、チェックのワンピース姿の女性とグレーのタートルネック姿の女性。「かっこいいやん!」と笑顔ではしゃいでいる。

ナレーション: 元駅伝選手の4人が、かつての輝きを取り戻すべく、地元のロードレースに挑む。

映像説明: 映画の予告編映像。 黒い背景に白い文字で、「まだまだ俺たちは」の文字。「俺」だけ水色で、少し傾いている。 橋の上。ヘルメットにスポーツウェア姿の晃。「ああ!」と叫びながら両腕をばたつかせ、川に落ちる。水しぶきが上がり、仲間たちが橋の下を覗き込む。 商店街。駆け出す晃。仲間が自転車店から「晃!」と叫んで追いかける。 自転車店にはたくさんの自転車が展示されている。 映画の映像から、実在する自転車店の静止画に変わる。 看板にはアルファベットで「MORI」。「O」を車輪、「R」をハンドルに見立てた自転車のイラストが描かれている。その下には小さく、「森自転車店」の文字。

ナレーション: ロケ地の沈下橋(ちんかばし)のほか、4人が利用していた自転車店などは実在。 映画を見た外国人が聖地巡礼に来るという。

映像説明: インタビューに応じる自転車店の店主。眼鏡をかけ、カーキ色(のシャツを着ている。

テロップ: 自転車店 店主

店主の男性: 台湾で見た映画の舞台が四万十(しまんと)にあるということで、うちのお店に寄ってくれたことはありました。

映像説明: ガラス窓に、ギザギザと波打つようなロゴマーク。白い木造の建物。

テロップ: スタジオウェイブ

ナレーション: 観光客を呼び込んだ、この映画。製作したのは地元の企業だ。

映像説明: オフィスでインタビューに答える、ストライプシャツ姿の男性。

テロップ: スタジオウェイブ 米津 太(よねづ ふとし) 社長

米津(よねづ)社長: 台湾のかた、「あらうんど(四万十)(しまんと)」が台湾で上映された翌年、倍増してるっていう話をね、聞きましたので、そうやって考えると、それがもし一助となってるんであれば、それはホントにうれしいことですよね。

映像説明: 机の前に立つ米津(よねづ)社長。受話器を片手に資料に目をやる。

ナレーション: 予想外に、外国人観光客の取り込みにつながったという米津(よねづ)社長。

映像説明: デスクトップパソコンのモニターを見つめる米津(よねづ)社長。 壁には予定が書き込まれたホワイトボードが備えつけられている。

テロップ: 四万十(しまんと)映画祭

ナレーション: 彼は、四万十(しまんと)映画祭の発起人の一人。

映像説明: 空の青と山の緑に映える、鮮やかな赤い橋。 川の手前にはサッカーゴールが置かれたグラウンド。 英語で「シマント オキャク フィルム フェスティバル」と書かれたポスター。道路に敷かれたレッドカーペットが、山に向かって伸びているデザイン。

ナレーション: 映画館がなくなった四万十(しまんと)に、映画の文化を残していこうと、2013年に有名作品を上映するスタイルで映画祭をスタート。

映像説明: 金色の枠の中で、映画の映像が流れる。 下には「あらうんど四万十(しまんと) -カールニカーラン-」の文字。上には小さく「コピーライト 2015 映画「あらうんど四万十(しまんと)」製作委員会」と書かれている。 中平(なかひら)市長が、スターターピストルを高く掲げる。 スタートの合図と共に、ヘルメットをかぶった大勢の参加者たちが、一斉にロードバイクを走らせる。 揃い(そろい)のユニフォームの選手たちをバックに、「四万十(しまんと) DRAGON RIDE(ドラゴンライド)」の文字。 黒い背景に黄色い文字で「140キロメートルに挑戦!?」 ユニフォーム姿の晃が、叫びながらバイクを漕ぐ。 仲間の背中に手を添える選手。

ナレーション: 第2回目には、地元の活性化に力を入れ、その目玉として「あらうんど四万十(しまんと)」を製作した。

映像説明: 映画祭の会場。大きな建造物に黄色い垂れ幕。中央の階段にはレッドカーペットが敷かれている。 米津(よねづ)社長ら男性3人がカメラに笑顔を向けている。後ろには、英語で「ブレイクスルー フォー チェンジ」と書かれたパネル。ロードレース選手4人の写真が載っている。

テロップ: カンヌ・フィルムマーケットに出店し 台湾での上映が決定

ナレーション: 映画祭のあと、「あらうんど四万十(しまんと)」は、フランスのカンヌ・フィルムマーケットに出展し、台湾での上映が決定。

映像説明: 商談会の会場。米津(よねづ)社長が、短髪の男性やショートボブの女性と共に丸テーブルを囲む。いくつものテーブルが並び、ポスターが貼られた仕切りパネルで通路と区切られている。

テロップ: さまざまな商談会に参加し メキシコでも上映

ナレーション: その後、様々な商談会に参加し、メキシコでも上映された。

映像説明: 大きなパネルの半面に、四万十(しまんと)映画祭のロゴマーク。2つの山のあいだに川が流れ、その後ろに太陽が輝く。海や灯台、カツオやカヌーも描かれている。中央には、「四万十(しまんと)映画祭」の文字。ロゴマークの上には「第3回」、下には「2018年3月23. 24. 25日」と書かれている。もう半面には、白と水色の格子柄。白い部分に「高知家(こうちけ)」「KAGOME」「JETRO」などのロゴマークが描かれている。 談話室の前。眼鏡をかけた男性と打ち合わせをする、スタッフジャンパー姿の米津(よねづ)社長。

ナレーション: 四万十(しまんと)映画祭をどのように育てていくか試行錯誤が続く中、第3回目となる今回、米津(よねづ)社長はプロデューサーに徹した。

映像説明: 四万十(しまんと)映画祭のポスターの前でインタビューに答える米津(よねづ)プロデューサー。

テロップ: 四万十(しまんと)映画祭実行委員会 米津 太(よねづ ふとし) プロデューサー

米津(よねづ)プロデューサー: 日本全国ですね、地域で映画撮られてて、海外目指してないんだけども、海外でも通用しそうな、そういう作品があるんじゃないかっていうことで、要は「あらうんど四万十(しまんと)」に続くような形を映画祭でバックアップできないかなと。

映像説明: ドアを開ける米津(よねづ)プロデューサー。眼鏡をかけたスーツ姿の男性と共に部屋に入る。 着席して話し込む2人。米津(よねづ)プロデューサーの前にはノートパソコン。

テロップ: 海外配給への登竜門 地方創生のキラーコンテンツ

ナレーション: つまり、今回から全国のインディーズ映画の海外配給への登竜門にし、映画祭を地方創生のキラーコンテンツにしたいと考えているのだ。この取り組みを商工会議所も全面的に支援。

映像説明: 白髪にスタッフジャンパーを着た男性が、インタビューに応じる。

テロップ: 中村商工会議所 佐伯 達雄 専務理事

佐伯専務理事: 地域のかたがみんな元気になってですね、さらに、この四万十(しまんと)の良さをですね、映画を通じてですね、発信できればってことで、こういう映画祭をやっています。

映像説明: ステージの隅に、マイクを持った黒いスーツ姿の男性と黒いドレス姿の女性。拍手が起こる中、スーツ姿の中平市長がお辞儀をし、ステージ中央に進み出る。スポットライトを浴び、スタンドマイクの前で来場者に一礼する。

ナレーション: これまで四万十市(しまんとし)単独の主催だったが、今回から周辺の市町村も加わった。 その理由について市長は…。

映像説明: 中平市長がホールでインタビューに答える。

テロップ: 四万十市(しまんとし) 中平 正広 市長

中平市長: やはり地方創生という観点と、地方の生き残りをかけたいろんな形のあれですんで。

映像説明: 柱に貼られた四万十(しまんと)映画祭のポスター。開催場所は、「メイン会場 四万十市(しまんとし)文化センター(四万十市(しまんとし))」「サテライト会場 大方(おおがた)あかつき館 レクチャーホール(黒潮町(くろしおちょう))」と書かれている。 電柱に取りつけられた黄色い旗。四万十(しまんと)映画祭のロゴマークが描かれている。 中平市長のインタビューが続く。

中平市長: 今回は幡多(地域)3市2町(ちょう)1村(そん)の6市町村で連携してやっていますので、可能性をこれから外へ出していく、その一つの一歩になればいいかなと思ってます。

映像説明: 黒潮町(くろしおちょう)役場の外(そと)。縦型の看板に「黒潮町(くろしおちょう)役場」、その横に英語で「クロシオ タウン オフィス」の文字。 窓がたくさんある3階建ての建物。広々とした駐車場に数台の車が停まっている。 四角い枠内に地図のイラスト。黒潮町(くろしおちょう)は四万十市(しまんとし)の東に位置する。

ナレーション: 映画祭の主催を6市町村へ広げることに賛同したのが、黒潮町(くろしおちょう)。

映像説明: 広々とした砂浜の海岸。静かに波が寄せる。

テロップ: 入野海岸

ナレーション: この町の観光資源の一つ、砂浜が4キロにもおよぶ入野海岸。知る人ぞ知る穴場スポットだ。

映像説明: 海の向こうには山々が連なる。 岸から水平線に向かって伸びる突堤もある。

ナレーション: 映画祭は、黒潮町(くろしおちょう)の魅力を国内外へ発信する絶好のチャンスだと、大西町長は言う。

映像説明: 海辺の町を背景に、黒いスーツを来た大西町長がインタビューに応じる。

テロップ: 黒潮町(くろしおちょう) 大西 勝也 町長

大西町長: (四万十(しまんと)映画祭の)サテライト会場に足をお運びいただくことが、黒潮町(くろしおちょう)の魅力に気づいていただけるきっかけになればなと、そんなふうに期待しています。

映像説明: テーブルで資料を読む大西町長。その向かいに、眼鏡をかけた短髪の男性。

ナレーション: この四万十(しまんと)映画祭をジェトロもバックアップ。

映像説明: ステージでスポットライトを浴びながら、スタンドマイクの前に立つ短髪の男性。

テロップ: ジェトロ高知 山口 和紀 所長

山口(ジェトロ高知・所長): 優秀な作品を海外に送り出すお手伝いをさせていただきたいと思っております。

映像説明: 金色の枠の中で、映画の映像が流れる。 下には「センターライン」のタイトル。上には小さく「コピーライト 下向拓生(しもむかい たくみ)」と書かれている。 緑に囲まれた歩道。モップの形をしたロボットが「この町をきれいにします」と言いながら動き回る。 柄(がら)シャツ姿の男。白いスニーカーの足元が蹴飛ばすように動く。ロボットが飛ばされ、地面に叩きつけられる。 「自動運転AI(エーアイ)が実用化されるも 人工知能が感情を持つほどには発達していない近未来」の文字。その背景には、動画サイトのページ。白いシャツ姿の男がモップ型ロボットを殴りつけている。 首を微かに動かす小型カメラ。 人々がマイクのあるテーブルにつき、真剣な表情で前を向く。 法廷。傍聴席を埋める女性たち。スーツ姿の男性が証言台で語っている。 弁護士バッジをつけた男性が、証言台にいる青い服の男性を鋭い目で見る。 一点を見つめていた青い服の男性が、パッと振り返る。 白いシャツ姿の女性、ショートカットの女性、エレベーターに乗っている女性らが、次々と映し出される。皆、こわばった表情を浮かべている。

ナレーション: 今回、初めてコンペティションを開催し、映画祭で上映する作品を全国から募集。 34作品のインディーズ映画が集まった。

映像説明: 会議室で米津(よねづ)プロデューサーら数名が話し合う。 テーブルにノートパソコンや資料を広げている。

ナレーション: そして、選考委員による審査が行われた。

映像説明: スーツ姿の審査委員のコメントに、米津(よねづ)プロデューサーが頷く。続いて、米津(よねづ)プロデューサーが口を開く。

審査委員: 監督がもう少し演出を入れてくれたらよかったかな、と思った。

米津(よねづ)プロデューサー: ああ…。まだちょっと監督は若いですよね。

映像説明: 米津(よねづ)プロデューサーの向かいに座る白髪でスーツ姿の男性が、身振りを交えて話す。

ジェトロの専門家: 主人公がヒアリングするところがドキュメンタリーなんだけども、それがその物語に入るのにちゃんとつながっていってた。

映像説明: 米津(よねづ)プロデューサーらが意見を交わす。

ナレーション: 今回の審査のポイントは?

映像説明: 会議室で米津(よねづ)プロデューサーがインタビューに答える。

テロップ: 四万十(しまんと)映画祭実行委員会 米津 太(よねづ ふとし) プロデューサー

米津(よねづ)プロデューサー: 審査の基準がですね、もう単純明快に、海外で配給できそうな作品っていうことなので、そのことについて、ちょっと皆さんからご意見を聞きたいなと。

映像説明: 佐田沈下橋(さだちんかばし)。敷かれたレッドカーペットの上を、着飾った男女数名がゆっくりと歩く。後ろにもたくさんの人がいる。

テロップ: 3月23~25日 第3回 四万十(しまんと)映画祭2018 主催:四万十(しまんと)映画祭実行委員会

ナレーション: そして、3年ぶりとなる第3回 四万十(しまんと)映画祭が開催。

映像説明: ステージでスタッフジャンパー姿の米津(よねづ)プロデューサーが挨拶をする。 後ろにスタッフたちが並ぶ。

米津(よねづ)プロデューサー: よろしくお願いします。ありがとうございました。

映像説明: お辞儀をする米津(よねづ)プロデューサー。拍手が沸き起こるなか、スタッフの列に加わる。

ナレーション: 映画館のない四万十市(しまんとし)。

映像説明: ホール前の階段にできた長い列。会場へ続く通路にもたくさんの人々が並んでいる。 会場の入口。スタッフたちが来場者にパンフレットを手渡す。

ナレーション: 上映会場となった四万十(しまんと)市立文化会館には、映画を心待ちにした人たちで長蛇の列。

映像説明: 暗転した会場。正面のスクリーンに髪の短い男性が映し出される。

ナレーション: コンペで選ばれた映画が上映された。

映像説明: 金色の枠の中で、映画の映像が流れる。 下には「ハッピーアイランド」のタイトル。上には小さく「コピーライト 2015 ExPerson(エクスパーソン)」と書かれている。 夜道。明かりが灯る店の看板の脇を、金髪の男性が歩いている。その横に、「仕事に定着できない若者 シンヤ」の文字。 広々とした畑で収穫作業をするジャージ姿のシンヤ。「シンヤがいった場所は…」の文字。 部屋で作業着姿の男性がシンヤの胸倉をつかんで怒鳴りつける。田舎道を颯爽と歩くシンヤが、腰の曲がった老人に目をとめる。画面中央に、「現代の若者が」の文字。 ビニールハウス内で黙々と作業するシンヤ。室内でシンヤら4人が笑顔で語らう。傍らに、やかんが載ったストーブ。手に持つ湯飲みから湯気が立っている。画面中央に、「迷い」の文字。 カラのコンテナを運ぶシンヤと作業着姿の男性。画面中央に、「苦しみ」の文字。

ナレーション: 主人公の若者は福島県での農業を通じ、厳しさや人の温かさを感じ、風評被害に向き合い懸命に生きる農家と接する。彼の中で何かが芽生え始める。

映像説明: 金色の枠の中で、映画の映像が流れる。 下には「リバースダイアリー」のタイトル。上には小さく「コピーライト 2017 CiNEAST(シネアスト)」と書かれている。 うつむいて座っている黒いジャケットを着た若者。奥にいた男性が「誰も…」と言いながら席を立ち、画面から消える。黒い背景に白い文字で「自分の声を失った小説家」の文字。 映画のパネルが並ぶ壁の前を、ベレー帽をかぶったロングヘアの女性が歩く。笑顔でついてくるパーカー姿の男性。 スケート場。ニット帽をかぶったロングヘアの女性が笑顔で滑っている。

ナレーション: 特別上映、コンペティションを含め、17作品が上映され、映画祭を盛り上げた。

映像説明: 会場の中。ステージのスクリーンに、四万十(しまんと)映画祭のロゴマークと「第3回四万十(しまんと)映画祭 コンペティション授賞式」の文字が映し出されている。客席が続々と埋まっていく。 ステージの隅に、マイクを持った黒いスーツ姿の男性と黒いドレス姿の女性。スポットライトに照らされて、司会を務める。

ナレーション: 最終日にはコンペ作品の中から受賞作品を発表。

映像説明: ステージでマイクスタンドの前に立つ、ジェトロ高知の所長、山口。

山口: 優秀賞、作品名「リバースダイアリー」。

映像説明: 山口が受賞者に目録を手渡す。互いにお辞儀し合う。

司会の女性: 濃縮ジュース、3ヵ月分が贈呈されました。

映像説明: ステージでマイクスタンドの前に立つ、蝶ネクタイの男性。

蝶ネクタイの男性: 最優秀賞、「ハッピーアイランド」。

映像説明: 拍手を送る来場者たち。 客席で立ち上がる1人の男性。来場者に会釈してから足早にステージに向かう。スポットライトが男性を追いかける。

司会の女性: おめでとうございます。最優秀賞は「ハッピーアイランド」。

映像説明: それぞれの作品のパネルを持った受賞者らが、ステージに集結。客席に笑顔を向けている。

ナレーション: 海外配給へ向け、受賞者の期待が膨らむ。

映像説明: 黒いスーツを着た男性が、映画祭のパネルの前でインタビューに応じる。

テロップ: 優秀賞受賞作品 「リバースダイアリー」 CiNEAST(シネアスト) 園田 新 監督

園田監督: そういった(海外進出の)機会をいただけるのであれば、しっかりと世界の人たちに向けて届けていきたいなと思っています。

映像説明: インタビューに答える、パーカーを着た男性。

テロップ: 最優秀賞受賞作品 「ハッピーアイランド」出演俳優 三輪 江一(みわ こういち)) さん

三輪さん: 映画祭で上映して、それだけでは終わらせない。で、その先の海外も見据えている、っていうことをすごくお話聞いていて、一人でも多くの人のもとに届く可能性があるっていうことに、ホントに今はうれしいしワクワクしています。

映像説明: 会議室で隣の男性と話し込む米津(よねづ)プロデューサー。 反対隣に座る審査委員は、ノートパソコンを操作している。 向かいに座る白髪の男性が耳を傾ける。

ナレーション: どんな映画が海外に通用するのか? ジェトロのコンテンツ分野の専門家は、こう語る。

映像説明: インタビューに答えるジェトロのコンテンツ分野の専門家。

テロップ: ジェトロの専門家(コンテンツ分野) 坂本 光正

坂本(ジェトロの専門家): (世界各国で)共通して皆さん、オーディエンスが感じる作品。ハートにですね、タッチされるだとか、共感するとか。ああいう内容が、必ずやっぱり必要だろうなと思いますよね。

映像説明: 授賞式会場のステージ。紺色のジャケットを着た米津(よねづ)プロデューサーが、来場者に語りかける。

ナレーション: 映画祭を成功させるために奮闘していた米津(よねづ)さん。 第4回四万十(しまんと)映画祭開催へ向けての抱負を語った。

映像説明: スタッフジャンパーを着た米津(よねづ)プロデューサーが、四万十(しまんと)映画祭のポスターの前でインタビューに応じる。

テロップ: 四万十(しまんと)映画祭実行委員会 米津 太(よねづ ふとし) プロデューサー

米津(よねづ)プロデューサー: 2時間かけてでも、5時間かけてでも、お客様として映画祭を楽しみにこのエリアに来ていただく。しっかりとした映画祭っていうコンテンツをこの地域に根ざして、将来的には世界に発信していけるコンテンツの、やっと種まきができたなと、というふうに思ってますね。

映像説明: レッドカーペットが敷かれた佐田沈下橋(さだちんかばし)。米津(よねづ)プロデューサーや大勢の人たちが立っている。その脇を、ヘルメットをかぶった2人の男性が自転車を押しながら通り過ぎる。 橋の下の大河が、山あいを穏やかに流れていく。

ナレーション: 四万十(しまんと)映画祭の地方創生への道、海外への道は、今、走り始めたばかりだ。

スタジオの宮瀬キャスター: 映画館がなくなった地方都市に、映画祭というコンテンツを作り、地域の活性化に取り組んでいる四万十市(しまんとし)。なければ作るという発想は、他の地方にも参考になるのではないでしょうか。

映像説明: 宮瀬キャスターが笑顔でお辞儀する。

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