コロンボスタイル ‐健康志向で変わるスリランカの食とオシャレ‐
2017年11月29日
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注目都市のライフスタイルをまとめた冊子「スタイルシリーズ」から、今回、ご紹介するのは、スリランカ最大の商業都市コロンボ。ここでも今、市民の関心事の一つは“健康”だ。機運の高まりは、ペットボトルのソフトドリンクに糖分量のレベルを色で表示する制度の導入にも見てとれる。生活習慣病を抑えようとするものだが、こうした製品への感度の高い人たちには、それ以外の動機もあるようだ。伝統的なサリーに代わって欧米のファッションが普及するにつれ、体型を気にする女性が増えてきたという。健康意識の高まりで変化するコロンボのライフスタイルを取材した。
※番組で紹介している「スタイルシリーズ」は、2020年3月末で掲載を終了しました。
(9分31秒)
テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。
映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル 世界のさまざまな都市の映像が続き、やがていくつもの道のようになり、 立ち並ぶビルのイメージの間(あいだ)を通り抜け、地球に続く。 日本列島が輝き、光を放つ。 「世界は今ジェトログローバルアイ」
映像説明: スタジオに女性キャスターが登場。ブラウンのワンピース姿。
テロップ: 馬場 典子
馬場キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 ライフスタイルは現地のニーズを知るヒント。
映像説明: 「コロンボスタイル」というレポートの表紙が表示される。 ワールド・トレード・センター近くに残るレンガ造りの歴史のある建物、活気ある市場(いちば)、コロンボの子どもや、民族衣装・サリーを着た女性の写真が載っている。
馬場キャスター: 注目都市の生活シーンをまとめたスタイルシリーズ。 そのシリーズに、スリランカ最大の商業都市、コロンボが新しく加わります。 内戦終結から8年余り、平和の訪れによって投資が増え、観光客も集まるようになりました。 人々の暮らしにも変化が。その様子をご覧ください。
タイトル: コロンボスタイル ‐健康志向で変わるスリランカの食とオシャレ‐
映像説明: 四角い枠内に地図のイラスト。 ベンガル湾をはさんでミャンマーの南西、インドの南東に位置する島国、スリランカ。南西の湾岸都市、コロンボ。 青空の下、風に翻るたくさんの旗。 一際大きなスリランカの国旗。みどり色とオレンジ色(いろ)の帯と、四隅に菩提樹の葉が描かれた枠の中に剣を持ったライオンが描かれている。
テロップ: 光り輝く 島 Sri Lanka(すり らんか)
ナレーション: インド洋に浮かぶ光輝く島、スリランカ。
映像説明: ティーポットからカップにお茶を注ぐ。透き通るような琥珀(こはく)色のセイロンティー。
テロップ: セイロンティー
ナレーション: 日本ではセイロンティーの原産国としてもおなじみだ。
映像説明: 大通りを行きかう車。 野外に鎮座する黄金の大仏像。 真っ白な西洋風の建物。外壁にアーチ窓が規則正しく並んでいる。 道路標識。3つの言語で書かれている。
テロップ: 一人当たりGDP(2016年)※暫定値(ざんていち) スリランカ 3,789ドル インド 1,742ドル パキスタン 1,441ドル バングラディッシュ 1,414ドル 出所:IMF
ナレーション: 一人当たりのGDPは南アジアの中で、トップクラス。 イギリスの植民地だったため、その影響が強く、公用語であるシンハラ語やタミル語のほかに英語も通じる。
映像説明: 街中(まちなか)の大きな公園。子供がトンネル状の滑り台が付いた複合(ふくごう)遊具で遊び、親子が手をつないで歩いている。 恰幅の良い大人の姿も多い。 青空市(あおぞらいち)。テントに新鮮な葉物(はもの)が並んでいる。
テロップ: 識字率 92.6% 出所:UNDP (2015年)
ナレーション: また、国民のほぼ全員が初等教育を受けており、識字率も90%以上と南アジアの中でも非常に高い。
映像説明: 四角い枠内に地図のイラスト。 インドの南東に位置する島国、スリランカ。南西の湾岸都市、コロンボ。 一方通行の4車線の道路を車が絶え間なく走る。 緑が残る海沿いの町。所々に建設途中の高層ビルがある。
ナレーション: そのスリランカ最大の商業都市は、コロンボだ。 町は今まさに建設ラッシュが続いている。
映像説明: クラブでバンドが演奏している。 フロアで踊る人々。ストライプ柄のシャツを着た男性がリズムに合わせて体をくねらせる。 カメラに向かって手を振ったり、ピースをする人もいる。 レストラン。ドレスアップした女性たちがマイクを向けられてほほ笑む。
ナレーション: 夜になると大勢の人がクラブに集まるなど治安も安定している。 サービス産業(さんぎょう)への投資は今後、期待される分野だ。
映像説明: 「GREEN CARE ORGANIC(ぐりーん けあ おーがにっく)」の垂れ幕のかかったテント。テーブルにバナナなどの果物や野菜が陳列されている。
テロップ: コロンボスタイル
ナレーション: そんなコロンボで、現地のライフスタイルからニーズを探る。
映像説明: 石畳の住宅街。緑あふれる黄色い家の前に緑のシャツの男性が立っている。
テロップ: コロンボスタイル 余暇 健康的な休日
ナレーション: コロンボの休日、メンディスさん宅にお邪魔した。
映像説明: 食卓を囲む一家。赤い水玉のノースリーブシャツを着た母親と、緑のシャツに口髭を蓄えた父親、20代くらいのワンピース姿の長女。 手振りを交えて説明をする父親。 椅子の下に横たわる大型犬。
テロップ: メンディスさん一家
ナレーション: 4人家族のうち、長男はすでに独立し、現在は長女と3人で暮らしている。父親は現役を引退し、アパート経営などを行っている、いわゆるアッパーミドルの家庭だ。
映像説明: 白いボウル型の器に具沢山のカレー。 平皿に盛られた料理。ご飯の周りにカレーや野菜などが盛りつけられている。 長女がご飯とおかずを右手ですくって食べる。 父親がゲストのお皿にご飯を取り分ける。
テロップ: スリランカカレー
ナレーション: この日のランチは、スリランカカレー。 スパイスの効いた何種類(なんしゅるい)ものおかずをご飯に混ぜて、 右手で食べる伝統的なスタイルだ。 食事には、特に気を遣って(つかって)いるという。
映像説明: 木製の飾りがついたソファーに父親と長女が座っている。
テロップ: 父親 ラランサさん
ラランサさん・英語: 一週間でしっかりとバランスを取り、健康的な食事をしなくてはならない
映像説明: 長女が冷蔵庫を開ける。ペットボトル飲料を取り出し、ラベルを指さす。
テロップ: 長女 ララニさん
ナレーション: 最近、スリランカではこのように健康に気をつける人が増えてきている。 そうした流れは、こんなところにも…。
ララニさん・英語: 最近、ソフトドリンクなどに入っている砂糖の量を示すラベルが貼られるようになった。スリランカでは、糖尿病になる人がたくさんいるから。
映像説明: 大きな公園にいた恰幅の良い大人たち。 メンディスさん一家の食卓に並ぶ、さまざまなカレーやピラフ、サラダ。 ハンバーガーショップ「BURGER KING」。壁にハンバーガーやカレーの写真が載ったタペストリー。 クリームたっぷりのアイスなどが描かれた移動販売店。女性客がビニールを破いて、ピンク色のアイスキャンディーを出す。
テロップ: 生活習慣病
ナレーション: 今、スリランカで問題視されているのが、生活習慣病。 味付けの濃さから、炭水化物を多くとりがちなスリランカカレーに加えて、ファストフードや甘いものを食べることも多い。そうした食生活によって、肥満や糖尿病が増えている。
映像説明: ドリンクコーナーに隙間なく並ぶペットボトル入りのジュース。
テロップ: シュガーラベリング制度
ナレーション: 危機感を感じた政府は、昨年8月、シュガーラベリング制度を導入。
映像説明: 3本のドリンク。エナジードリンクにはみどり色の丸が描かれたラベル、オレンジジュースにはオレンジ色(いろ)の丸が描かれたラベル、ぶどうジュースには赤の丸が描かれたラベルがついている。 みどり色の丸の周りには「LOW SUGAR」、オレンジ色(いろ)の丸の周りには「MEDIUM SUGAR」、赤の丸の周りには「HIGH SUGAR」の文字。
テロップ: 100mlあたりの砂糖含有量 緑 2g未満 オレンジ 2~(から)11g 赤 11g超
ナレーション: 炭酸飲料やフルーツジュースなどに含まれる砂糖の量に応じて、 緑、オレンジ、赤のラベルを貼り、糖分を見える化してしまおうというのだ。
映像説明: 公園。整備された小道をトレーニングウェア姿の人々がマラソンしている。 ウォーキングやヨガをする人もいる。
ナレーション: 健康への取り組みは、制度の導入だけではない。 休日の朝、公園に出てみると、 ジョギングやウォーキングなどトレーニングをする人々が…。
映像説明: 足踏みを続けるジョギング中の男性。黒い帽子に赤いラインの入ったトレーニングウェアを着ている。
ジョギング中の男性・英語: 週に4~(から)5日来ている。健康のため。
映像説明: トレーニングマシンが並ぶガラス張りの建物。青いシャツの男性が歯を食いしばってバーを押し出し、腕の筋肉を鍛えている。 鏡の前にはダンベル運動中の男性。 屋外のトレーニングマシンで腹筋や足上げ運動をする人もいる。
ナレーション: 公園内に無料で使える健康器具も設置されており、利用者も増えている。
映像説明: 青空市(あおぞらいち)の野菜売り場のテント。新鮮な葉物(はもの)野菜を前にニコニコしている女性客。 飲食物のテントには行列ができている。
テロップ: コロンボスタイル 食 ヘルシーフード
ナレーション: このように健康に気を配る人が増えてきた影響で、 ここ最近、富裕層を中心にヘルシーフードが注目を集めている。
映像説明: フェンスの脇に黒い看板。ドリンクを持った太った男性のイラストの下に「CREATE HEALTHY HABITS,NOT RESTRICTIONS」の文字。 コンクリート造りのシンプルな平屋の店舗。店名「CA・LOR・IE COUNTER(かろりー かうんたー)」の下に「Eat Healthy, Stay Healthy.」と大きく書かれている。 色とりどりの野菜や果物が並ぶキッチン。店員がボウルに入った野菜をよく混ぜる。 鶏肉(とりにく)やグリルパンをセットしたオーブンのドアを閉める。
テロップ: Calorie Counter ヘルシーフード専門のレストラン
ナレーション: こちらの店は、ヘルシーフード専門のレストラン。 徹底したカロリー計算と、余計な油は一切使わない調理法が特徴だ。
映像説明: テーブルに並ぶ料理。3種類のスムージーや前菜、肉、魚のプレート。オーブン料理はグリルパンごと皿に乗っている。 魚のプレート。サーモンステーキにトウモロコシやグリル野菜、ご飯が添えられている。 カメラが食事中の女性客2人に近づく。
テロップ: サーモンステーキ 約1,300円
ナレーション: スリランカでは、テイクアウトのカレー弁当が一食およそ150円。 それに比べて1,300円は高いが、スリランカに3店舗を開く人気店で、訪れる人はあとを絶たない。
映像説明: 淡い水色のシャツを着たセミロングの女性客。
セミロングの女性客・英語: (このレストラン)すごく気に入っているわ。
映像説明: 白いシャツを着た髪を一纏めにした女性客。
髪を一纏めにした女性客・英語: 健康でいたいから。
映像説明: メニュー看板のそばにレストランのオーナーの男性。ネイビーのポロシャツ姿のスマートな体型。 オーナーの写真が2枚表示される。左側は大柄の体型で、第2ボタンまで開いたシャツを着ている。 右側はスマートな体型で、白いワイシャツにネクタイを締めている。
ナレーション: 実は、レストランのオーナー、かつては135キロの巨体。 体調を悪くしたことで、初めて食生活の重要性に気付いたのだという。
映像説明: 笑顔で話すオーナーの男性。
テロップ: Calorie Counter ドゥエイン・ピイリス 社長
ピイリス社長・英語: とても不健康な生活を送っていた。目に入るものをなんでも構わず食べていた。でも自分は変われた(かわれた)。ほかの人も変われる(かわれる)はず。
映像説明: ピイリス社長がメニュー看板を指さす。料理の写真の横に材料や栄養素やカロリーが掲示されている。
ナレーション: 健康的な食生活を考え始める人が増えたのは、ここ最近。 まだまだ啓蒙を行っていく必要のある市場だが、需要は増えているという。
映像説明: 手振りを交えて答えるピイリス社長。
ピイリス社長: とても健康的な生活にシフトしてきている。5年前は、コロンボにジムは主に3つしかなかった。でも今は、そこら中(じゅう)にたくさんある。2020年までにスリランカはもっと健康な国になると思う。
映像説明: 商品棚。1番上にずらりと並ぶさまざまなインスタントのみそ汁。 2番目にはおむすびの素、3段目にはふりかけなど棚いっぱいに日本の食材が並んでいる。
テロップ: コロンボスタイル 食 健康でおいしい日本食
ナレーション: ヘルシー志向が高まるスリランカ。健康を気遣う消費者から注目を集めているのが日本食だ。
映像説明: 大通りに面した2階建ての店舗。壁面看板にはアルファベットで大きく「Jalanka(ジャランカ)」と書かれ、その上に日本語で「日本食材専門店 ジャランカ」と書かれている。 店内。日本のスーパーのように、お菓子やレトルト食品などが種類別に陳列されている。
テロップ: Jalanka(じゃらんか) 日本食材専門店
ナレーション: こちらはコロンボ市内にある国内唯一の日本食材専門店。
映像説明: ソファーに白いシャツを着た現地の男性と、ワンピースを着たロングヘアーの日本人女性。
テロップ: Jalanka(じゃらんか) サンジーワ・クルナゴダさん
テロップ: Jalanka(じゃらんか) 山森 伸代さん
ナレーション: 15年前から、日本人の妻と共に経営している。
映像説明: 店内。商品を袋詰めする台に幼児が腰かけている。母親が笑顔で抱き上げる。
ナレーション: 今では、お客の8割がスリランカ人というほど、人気を集めている。
映像説明: レジに、お会計中の青いシャツを着た男性客。
青いシャツを着た男性客: みそ汁、ごまだれ。 それは(ごまだれは)サラダね。野菜サラダ(に使う)。
映像説明: クルナゴダさんと山森さんが商品棚を指さす。のりが並んでいる。 別の棚にはチューブタイプの生わさび。
テロップ: わさび 約350円
ナレーション: 人気なのは、ヘルシーなお寿司関連。 のりや寿司酢(すしず)、わさびなどが特に売れているそう。
映像説明: 商品棚の前で説明する山森さん。
テロップ: Jalanka(じゃらんか) 山森 伸代さん
山森さん: (わさびだけで)一般の方(かた)が食事をされる2倍のお値段ですね。
映像説明: 山森さんがチューブタイプのわさびを手に取る。 お菓子コーナー。スティックタイプのスナック菓子やチョコレートなどが棚いっぱいに並んでいる。 商品の説明をする現地の店員の女性。 お茶のコーナー。産地違いの茶葉(ちゃば)や、メーカーの違うティーパック、粉末タイプなど豊富な品揃え。
ナレーション: 商品は高価だが、売れ行きは上々で12月には、2店舗目をオープン予定だという。 まだ中流階級以上を中心としたビジネスだが、日本食の需要は今後も伸びていくと考えている。
映像説明: ソファーに座って話すクルナゴダさんと山森さん。
テロップ: Jalanka(じゃらんか) サンジーワ・クルナゴダさん
クルナゴダさん・英語: 日本食は、中華料理などに比べて、(価格が)非常に高いが、スリランカの人たちは日本食がとても健康的だと知っている。
山森さん・英語: あと、おいしい。
クルナゴダさん・英語: そう、味もおいしい。
映像説明: 高級ブティックのような真っ赤な絨毯の部屋。壁際のハンガーラックに、さまざまな服が種類別にかかっている。
テロップ: コロンボスタイル ファッション ニーズはあるのに…
ナレーション: 健康機運の高まりで需要が増えているのは、食品だけではない。
映像説明: 「Lanka Institute of Fashion Technology(らんか いんすてぃてゅーと おぶ ふぁっしょん てくのろじ)」と書かれた校舎。 入口の周りにはトルソーに布をあてて話し合うデザイナーたちの写真やエッフェル塔の模型が飾られている。 講義室。長いテーブルに生徒たちが向かい合わせに座り、パソコン作業をしている。 先生がプリントアウトした洋服のデザイン画をチェックする。テロップ: Lanka Institute of Fashion Technology(らんか いんすてぃてゅーと おぶ ふぁっしょん てくのろじー) ファッション・デザインの専門学校ナレーション: こちらは、スリランカ唯一のファッション・デザインの専門学校。 デザイナーの育成はもちろん、ファッション関連の経営なども教えている。
映像説明: みどり色のノースリーブを着たロングヘアの女性。
テロップ: Lanka Institute of Fashion Technology(らんか いんすてぃてゅーと おぶ ふぁっしょん てくのろじー) ニローシャニ・レナゲ学長ナレーション: 学長は、最近のトレンドとして、スポーツ用品のニーズが高まっていると言う。
レナゲ学長・英語: オシャレなスポーツウェアはすごく人気がある。スニーカーもスポーティーなものが好まれている。
映像説明: メンディスさんの家。ピンク色のサリーを着て見せる母親。 専門学校。ノースリーブやTシャツ姿の生徒たち。 真っ赤な絨毯の部屋。テレビにはファッションショーの映像が流れ、マネキンは光沢のある赤いドレスを着ている。
ナレーション: スリランカの伝統衣装であるサリーは、大きな布を巻いていくため、どのような体型にも合わせやすい。しかし、最近はフォーマルなとき以外は、サリーではなく欧米の服装を好む女性が多くなってきた。
映像説明: 真剣な表情で語る、レナゲ学長。
レナゲ学長・英語: 欧米の服は、ボディラインが目立つものが多い。だから、みんなスタイルを良くしたい。
映像説明: 真っ赤な絨毯の部屋。レナゲ学長が2枚のトップスの説明をしている。 茶色がかった黄色(きいろ)で麻のような質感のTシャツと、華やかな黄色(きいろ)で綿のような質感のTシャツ。
ナレーション: 欧米系のファッションの需要は高いが、まだ十分に入ってきてはいない。 同じようなことが美容関係にも言えるという。
映像説明: インタビューに答える、レナゲ学長。
レナゲ学長・英語: 脱毛サロンなどはもっと伸びると思う。(今は値段が)高くて、大半は富裕層に限られているから。中間層(ちゅうかんそう)に対してもっとプッシュすべき。
映像説明: 真っ赤な絨毯の部屋。女性がドレスの説明をしている。 三角や四角(しかく)の模様を色とりどりに組み合わせた柄(がら)のドレス。スカートの片側は黒い布で覆われて2重になっている。デザイン違いのミニスカートのドレスもある。
ナレーション: こうした状況は、ファッションや美容業界だけではない。 市場にニーズがあるにも関わらず、十分に商品が入ってきていないとジェトロ・コロンボ事務所の所長は指摘する。
映像説明: レストランを背に話す白いワイシャツの日本人男性。
テロップ: ジェトロ コロンボ事務所 所長 小濵 和彦(おばま かずひこ)
小濵(おばま)(ジェトロ・コロンボ事務所所長): やはり購買力が上がっていて所得が上がっているんですけど、 やっぱり買いたいものがないのでお金をどう使っていいかわからない。 潜在的に余っているお金を気持ちよく使わせるっていうところが日本企業のチャンスなんじゃないかなと思いますね。
映像説明: スタジオ。木目調のテーブルに馬場キャスターが座っている。
馬場キャスター: 多様性のあるファッションやバランスの取れた食事など、 より質の高いライフスタイルを求める人々が増えてきています。 しかし、そうしたニーズを捉えた海外ブランドの進出はまだこれからです。 先行して進出すれば、日本企業にもチャンスがありそうですね。 それではまた次回をお楽しみに。
映像説明: 馬場キャスターがお辞儀をする。
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