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ラオス 未来への投資 ‐人材を育てビジネスに挑む‐

放送日:2017年05月10日

インドシナ半島の内陸に位置し、メコンの宝石と呼ばれるラオス。アジア各国における人件費が上昇するなか、多くの日本企業が立地するタイからのアクセス上のメリットからも、製造業の新たな進出先として注目されている。しかし、国民の多くが農業に従事しているため、工場での勤務経験が少ないことが課題だ。いかに人材を育て、事業を定着させるか。ラオスでのビジネスに挑む日本企業を追った。

(9分32秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル 世界の様々な都市の映像が続き、やがていくつもの道のようになり、 立ち並ぶビルのイメージの間を通り抜け、地球に続く。 日本列島が輝き、光を放つ。 「世界は今ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。木目調のテーブルに女性キャスターが座っている。黒地に白のストライプのインナー。白いジャケット。

テロップ: 馬場 典子

馬場キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 今回はメコンの宝石と呼ばれる、東南アジアのラオスです。 中国やタイで人件費が高騰する中、注目されています。 ラオスでビジネスに挑む企業の姿を追いました。

タイトル: ラオス未来への投資 -人材を育てビジネスに挑む-

場面1:パクセー 注目される都市

映像説明: 川のほとりに立つ黄金色の巨大な仏像。対岸に広がるパクセーの街並み。赤い屋根の建物が連なっている。高い建物はない。 四角の枠内に地図のイラスト。西側にタイ、南側にカンボジア、東側にベトナムに囲まれたラオス。その南部に位置するパクセー。 道路にはバイクや自動車の往来。商店が並ぶ市場のような界隈(かいわい)。女性たちが買物に来ている青果店。

ナレーション: 黄金色に輝く巨大な仏像。 そのまなざしの先に広がるのがラオス南部の街「パクセー」。 およそ10万人が暮らす、のどかな地方都市だ。 今、この街に、日本の企業が熱いまなざしを向けている。

映像説明: 大型バスからワイシャツ姿の日本人男性たちが降りて来る。施設の中で日本人男性の説明を聞くワイシャツ姿の人々。

テロップ: 2017年1月15日~21日 ラオス・ベトナム南部投資ミッション 主催・ジェトロ

ナレーション: こちらは、投資環境を視察しに来た一行。 17社の企業が参加し、ラオスの情報を熱心に吸収する。

映像説明: 建設業男性。黒縁眼鏡をかけ、開襟シャツにジャケット姿。

テロップ: 参加企業:建設業

建設業男性: タイからのアクセスを考えるとラオスっていうのはすごく魅力があると思います。

映像説明: 縫製業男性。白いストライプのワイシャツ姿。

テロップ: 参加企業:縫製業

縫製業男性: 開拓されていないところがあると思いますので、まだこれからもっと面白くなるんじゃないかと思います。

場面2:ラオスとは

映像説明: 東南アジアの地図のイラスト。インドシナ半島にある内陸国・ラオス。西部にタイ、南部にカンボジア、東部にベトナム、 北部をミャンマー及び中国に接している。 ラオスの街並み。石造りの凱旋門(がいせんもん)からまっすぐ続いている道路を多くの自動車が走っている。 街を見晴らす映像。高層ビルなどはないが広域にわたって建物が立ち並び、所々に緑が点在している。 欧米系の外国人に話しかけられるオレンジの僧衣をまとった僧侶たち。フルーツをザルに山盛りにした露天商(ろてんしょう)、市場やショッピングセンターの光景。

テロップ: 人口:716万人 成長率:6.9% 出所:IMF(2016年)

ナレーション: ラオスは東南アジアの内陸国。 人口はおよそ720万人。国民の多くが仏教徒だ。 毎年、7%前後の成長が続いている。

映像説明: ワーカー賃金(年間実負担額)を示す図。 4つの国名と国旗、その上にお金のイラストが並んでいる。左の国がお金の量が一番少なく、右に向かって増えていく。左から、ラオス(ビエンチャン) 2,325ドル、ベトナム(ハノイ) 3,619ドル、タイ(バンコク) 6,152ドル、中国(北京) 13,718ドル。右下に「2016年度アジア・オセアニア進出日系企業実態調査(ジェトロ)」より作成の文字。

テロップ: ワーカー賃金(年間実負担額)

ナレーション: こちらは、ワーカー賃金の比較。 ラオスの首都、ビエンチャンで年間2,300ドル、およそ25万円。 タイはその3倍、中国では6倍だ。 人件費が高騰しているタイや中国を補う進出先としてラオスが注目されている。

映像説明: 山のふもとに広がる更地。交通量が少ない道路。

ナレーション: さらに、地方であれば、進出している企業も少なく人材の確保も容易だ。

場面3:レオンカワールド

映像説明: 平屋建ての白と青に塗られた建物。建物の横に看板とラオスと日本の国旗が立っている。

テロップ: レオンカワールドラオス ウィッグ製造・販売

ナレーション: その地方都市のパクセーに、4年前に進出したのがレオンカワールド。

映像説明: 女性の頭部のマネキン。ショートカットのかつらをつけている。 水色の制服を着た外国人女性たちが作業している。その手元。ネットに人口の毛を手際よく、くくりつけていく。

テロップ: 労働集約型の企業

ナレーション: 女性用のカツラを製造している。 一本一本、人工の毛をくくりつけていく。 製造コストの9割を人件費が占める労働集約型の企業だ。

映像説明: 作業場。銀縁眼鏡をかけ、スーツを着た男性。

テロップ: レオンカワールド ラオス 上田 昌彦 (まさひこ)社長

上田社長: こうしてつくられた商品がオールハンドメイドの商品として、 タイで最終検査されたものが、日本へ出荷されていってます。 一本一本、植えていきますので、この手触りっていうのは こういった植え方しないと、あの手触りっていうのは出ないんです。

映像説明: 手作業で一本一本、人工の毛をネットにくくりつけていく女性従業員たち。

ナレーション: 以前は、タイで作っていたが、人件費など、コストの上昇が緩やかなラオスでの製造に切り替えた。

映像説明: 上田社長。オフィス。

上田社長: いろんなところを調査した結果ですね、やはりあのインフレのカーブが一番低いのがこの国だということがわかりましたので。

映像説明: 街なかの寺院。整然と並ぶ黄金の仏像。川。露天の市場。店頭に積まれた生鮮野菜。 広い草原。舗装されてない道を小さなバイクで走る男性。腰まで伸びた草の中に立つ女性が笑顔で手を振る。

ナレーション: ラオスには古き良きアジアの雰囲気が残っている。 国民の多くは農業で生計を立てており、会社や工場で働いた経験が乏しい。 そのため、雨が降ると出勤しない人もいるようだ。

映像説明: 作業場。上田社長が、作業する女性従業員たちの間を歩きながら、作業状況をチェックしている。

テロップ: 人材育成

ナレーション: そこで進出企業にとって、いかに人材を育てるのかがポイントになる。

映像説明:私服の女性従業員たち。

テロップ: 人材育成対策1 タイ人の活用

テロップ: タイ人のリーダー

ナレーション: レオンカワールドでは、以前、タイで雇っていた数名のスタッフを呼び寄せリーダーにした。 タイとラオスは言語が似ており、コミュニケーションもとれる。 ビジネスの基本や培って来た経験をスタッフに浸透させている。

場面4:表彰式

映像説明: 広い部屋に水色の制服を着た女性従業員たちが椅子を持って入ってくる。整列して座る。

テロップ: 取り組みはもう一つ

ナレーション: さらに、行っていることがもう一つ。 次々にスタッフが集まってくる。総勢140名。

映像説明: 女性従業員たちの前に、冷蔵庫、赤い電気調理器、白いスクーターが並べられる。 スクーターのエンジンをかけてみる男性従業員と上田社長。

テロップ: 人材育成対策2 努力を評価する仕組み

ナレーション: 彼女たちの前には、冷蔵庫やスクーターが・・・。 努力を評価する仕組みを取り入れた。 成績の良かったスタッフが呼ばれ、その中から抽選で景品がもらえる。

映像説明: 赤いネクタイをした男性が、女性従業員にレクチャーをしている。その後ろに立っている上田社長。

テロップ: イベントに合わせて 職場環境の改善につなげる

ナレーション: この機会に、改善点の報告や奨励すべき取り組みを伝える。 イベントに合わせて、職場環境の改善につなげる狙いがある。

映像説明: 一人立っている笑顔の女性従業員。みんなから拍手が送られ、前に出ていく。

ナレーション: 電機調理器の栄誉に輝いたのが、こちらのスタッフ。

映像説明: 女性従業員が男性従業員の隣に立つ。男性従業員は赤い電気調理器を持っている。 女性従業員は照れて落ち着かない様子。

男性従業員・ラオス語: これいりますか?何に使うの?

女性従業員・ラオス語: (小声)ボソボソ…。

男性従業員が、え?と聞き返す。

男性従業員・ラオス語: 家に持って帰るのね。

映像説明: 一同が笑い、女性従業員もはにかんで笑う。

ナレーション: 一般的にシャイなのが、ラオス人の気質。 景品が当たっても、恥ずかしそうだ。

映像説明: 上田社長が抽選箱からくじを引いている。3人の女性従業員が並んで立っている。

ナレーション: 最後はスクーター。給料の数ヵ月分。 3人で、決戦のくじ引。 (手拍子)

映像説明: 会場のみんなが手拍子を打つ。上田社長がくじを開き、みんなを見る。

上田社長・ラオス語: 1、4、6番!

映像説明: 並んだ3人の1人が進み出る。恥ずかしながらもうれしそうな笑顔。 会場の女性従業員たちが温かい拍手を送る。

ナレーション: イベント通じて、職場にも一体感が。 生産効率も年々、上がっている。

映像説明: 建物の前で集合写真を撮っている。上田社長が100人を超える女性従業員の真ん中に立っている。 オフィスで椅子に座る上田社長。 作業する女性従業員たち。

上田社長: 大事なものをここで今、つかんでくれたら その方が、会社の未来にとって大事だと考えております。

場面5:工業団地 西松建設

映像説明: 自動車がアスファルトで舗装された幅の広い道路を進んでいく。道路の周囲は森林。 たどりついた場所は、広大な更地。

テロップ: パクセー・ジャパン日系中小企業専用経済特区

ナレーション: そのパクセーで、大規模な工事が進められている。 ここは、企業が進出するために整備されつつある工業団地。

映像説明: 工業団地の完成イメージのイラストの看板が建っている。ラオスと日本の国旗、パクセー・ジャパン日系中小企業専用経済特区のマークが描かれている。

ナレーション: 日系企業専用。さらに、中小企業限定だ。 開発と運営を行う建設会社の担当者は。

映像説明: 更地に立つ男性。黒縁眼鏡をかけ、白いワイシャツに黒のジャケット姿。

テロップ: ラオ西松建設 関戸 成文(せきと しげふみ)課長

関戸(せきと)課長: 日本のですね。やはり産業の中心、やはり産業の技術の集積したものっていうのは、 実質的に、中小(企業)にあると思っております。 特にですね、この場所に、私たちはその技術の集積した日本村を作りたいという風に夢を描いております。

場面6:三幸(さんこう)工務店

映像説明: 更地の光景から、三幸(さんこう)工務店本社ビルの外観に切り替わる。 オフィスの中は窓から明るい日差しが入り、広々としている。デスクで働く人々。

テロップ: 岡山市 三幸(さんこう)工務店

ナレーション: この工業団地に、最初に進出を決めた企業が岡山県にある。 建設業を営む「三幸(さんこう)工務店」。

映像説明: まっすぐに伸びる山間の道路、高架上の道路、大きな川に掛かる橋。

テロップ: 手がけた公共事業

ナレーション: 道路や橋をつくってきた、社員数80名の企業だ。

映像説明: チャコールグレーのスーツに刺繍入りの黒のネクタイをした男性。

ナレーション: 一代で会社を築いた村社(むらこそ)社長。

テロップ: 三幸(さんこう)工務店 村社 勝(むらこそ まさる)社長

村社(むらこそ)社長: 日本で展開するよりも、ラオスはこれから夢が見られる大きなドリームだなあと。 うーん。我々がその出向いていく要因がたくさんあるなあと。

映像説明: ラオス。川にかかった橋を自動車やスクーターが走っている。

ナレーション: ラオスのインフラ整備はこれから。 その需要を見込んで進出を決めた。

映像説明: 岡山県総社(そうじゃ)市にある工場。 工場内で作業する人々。

テロップ: 岡山コンクリート工業 総社(そうじゃ)工場

ナレーション: 地元企業の協力を得て、コンクリート製品の加工工場を建てる。 ここでも、事業を支える中核人材をどのように育てるかが課題になっていた。

テロップ: 日本で人材を育てる

ナレーション: 三幸(さんこう)工務店は日本で育てる。

場面7:日本にやってきた研修生

映像説明: 成田国際空港。北ウィングの到着便の案内掲示板。

テロップ: 成田国際空港

ナレーション: 4月中旬、日本の玄関口、成田空港。

映像説明: 空港ロビーに座っている男性。眼鏡をかけ、黒のネクタイに黒のスーツ姿。

テロップ: 三幸(さんこう)工務店 池田 哲也常務

ナレーション: ラオスで採用したスタッフがやってくる。 事業を取り仕切る池田常務が迎えに来ていた。

映像説明: 20代くらいのラオス人男性たちが到着口から出て来る。待っていた池田常務が引率の日本人男性に声をかける。

引率の日本人男性: おはようございます。

映像説明: 池田常務がラオス人男性一人一人とどうも、どうもと言いながら握手をし、笑顔で頷く。

ナレーション: ラオスの未来を背負う6人の若者。 海外に行くのも、日本に来るのも初めてだ。

映像説明: 池田常務を先頭に、スーツケースを持ったラオス人男性たちが市街地を歩いている。 海外産業人材育成協会HIDA(ハイダ)と書かれた建物に入っていく。

テロップ: 東京都足立区 海外産業人材育成協会(HIDA(ハイダ)) 東京研修センター

ナレーション: 向かったのが研修センター。 ここで、日本語を身につける。

映像説明: 建物内。ソファに座ったラオス人男性たち。池田常務や女性スタッフが書類の説明をしたり、ペンを貸したりしている。

ナレーション: 三幸(さんこう)工務店にとっても、外国人材を受け入れるのは初めて。 池田常務は心配そう。

映像説明: 書類を回収する池田常務。紙幣を外国人スタッフに見せる。

池田常務: お金わかるかな? 日本円、一万円、一万円。

ナレーション: 日本語も英語も、まだ、ほとんどしゃべれない。

池田常務: 大変ですね。 みんな(言葉が)わからなくて。

映像説明: 女性スタッフがラオス人スタッフに説明している。

女性スタッフ: タイ語。英語?イングリッシュ?タイ語?

映像説明: 受付で手続をしているラオス人男性たち。 その後、各自の部屋に案内される。

テロップ: 半年かけて日本語と コンクリート加工の技術を身につける

ナレーション: 半年をかけて、日本語の習得と コンクリート加工の技術を身につける。 こうした人材の育成には補助金を受けることができる。 三幸(さんこう)工務店もコストを抑えて、外国人材を育てていく。

映像説明: 部屋に入るラオス人男性。池田常務が部屋の中の机を指さす。

ラオス人スタッフ・日本語: すごい!

池田常務: スタディデスク ハードスタディ、エブリデイ 毎日OK?

ナレーション: 人材を育て、ラオスでのビジネスが動き出す。

映像説明: 村社(むらこそ)社長。

テロップ: 三幸(さんこう)工務店 村社(むらこそ)勝社長

村社(むらこそ)社長: まあその彼らが持っているものは無限でしょうからな。 こういう地方の企業がですよ。ラオスに足跡を残してですね、やっていけるんならですね。 我々もその価値があると思いますからなあ。

スタジオの馬場キャスター: ラオスの女性のはにかんだ表情や研修生の期待に胸を膨らませる様子が印象的でしたね。 日本企業を通して人材が育成され、そうしたラオスの人々の魅力が最大限にいかされるといいですね。 それでは、また次回をお楽しみに。

映像説明: 馬場キャスターがお辞儀をする。

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