ジェトロ・グローバル・アクセラレーション・ハブ ムンバイ

金融機関や財閥が集積するインド随一の商業都市。州内人口も1.1億人を超え、金融に加え、小売、教育、医療、エンタメ分野に強み。

エコシステムの特徴・トレンド

  • ムンバイを州都とするマハーラーシュトラ(MH)州は、インド最大の産業集積地として知られ、代表的な企業30社で構成される株式指標「SENSEX」のうち約20社がMH州内に本社を構える。これら大手企業がCVCやメンターとして、スタートアップの成長にも貢献。州内人口が1億人を超える巨大な消費市場は、B2Cのテストマーケティングに適している。
  • 都市別スタートアップ企業数の割合は、ムンバイが12~13%で、ベンガルール(22~23%)、デリー(21~22%)に続き、国内第3位。フィンテックや小売、ヘルステック関連のスタートアップが集中している。
  • IITボンベイ、ムンバイ大学等の高等学術機関が集積し、地場企業との産学連携を積極的に行う。ムンバイ郊外のプネにも高度IT人材や日本語話者が豊富。大学も、学内創業のベンチャー支援、産学連携、インターンシップ等、様々な形で、学内の才能を活かす取り組みを実施。

提携先

Maharashtra State Innovation Society (MSInS)

  • 2018年2月、州政府内に創設。MH州内のスタートアップの振興を目的とし、政府へのロビイング、知財登録や登記等の法務支援、ピッチコンテスト開催、メンタリング、資金調達先の紹介を行う。
  • フィンテックを始め、小売、物流、医療、農業、食品等、様々な分野のスタートアップと関係を持ち、 州政府向けのピッチコンテスト「Start-up Week」を毎年開催。2020年度は、24社のスタートアップが表彰され、150万ルピー(約225万円)を上限とした州政府案件を受注した。
  • 国外ではTechStar(米国)等、海外アクセラレーターと連携し、インド発のグローバルなスタートアップ育成にも取り組んでいる。

メンター例

Mr. John Mithun, MSInS Joint CEO
インド国内のスタートアップ支援を前面的に掌握。海外のアクセラレーターとも連携。前職では、バンガロール、ムンバイのバイオサイエンス企業にて10年以上の事業開拓実績を持ち、米国、中東、南米、南西アジア等の複数地域でも事業を展開。2018年より現職。IIMバンガロール卒業生。
Mr. Mohit Soni, Chief Minister Fellowship Program, MSInS
MH州政府のフェローとして、MSInSの活動に従事。教育分野のスタートアップ企業でのスケールアップ、プロダクトデザイン等の新規事業構築のバックグラウンドを持つ。MH州政府の様々な起業家支援の事業設計等を担当。IITデリー校卒業生(化学エンジニアリング)。

関連ニュース

ハブ拠点ご利用について

お申し込みは随時受け付けています。
拠点での基本的なサービス内容や、対象企業、お申し込み方法は以下のページを参照ください。

ご質問・お問い合わせ

ジェトロ・スタートアップ支援課
Tel:03-3582-5770
E-mail: JHUB@jetro.go.jp