貿易実務の流れ
貿易実務は、商品、代金、書類と情報(届出 の流れが同時並行で動くため、この3つの流れを押さえておくことが重要です。
特に、通関業者・税関など様々な関係者が絡む、書類・情報の流れは複雑ですので、それぞれの関係者の役割を理解することが大切です。
輸出における書類と情報および貨物の流れ
誰が | 何をする | 備考 | |
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輸出入の当事者 | 契約を締結する | ||
輸出者 | 輸出者は海運・通関業者に貨物の通関および船積みを依頼(船積依頼書) | ||
輸出貨物を保税地域に運ぶ | |||
海運・通関業者 | 海運・通関業者は、船積依頼書に基づいて税関に輸出申告を行う | オンライン処理が主流です。 | |
税関 | 税関は必要に応じて書類審査、現物検査を行い、輸出許可を出す | ||
船会社 | 船積を行う | ||
船会社 | 船荷証券を発行し、海運・通関業者に渡す | ||
海運・通関業者 | 輸出許可書、船荷証券を含む船積書類を輸出者に届ける | ||
輸出者 | 為替手形に船積書類を添えた荷為替手形を銀行に提示し、決済する |