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2020年12月1日

日本貿易振興機構（JETRO）シンガポール

日本企業のデジタルトランスフォーメーションをASEANのパートナーと促進する共創型プログラムを始動し、1２月１日より参加企業申込み開始します

日本貿易振興機構（JETRO）は、日本企業のASEANを起点としたデジタルトランスフォーメーションの加速を目的とした共創型プログラム「ASEAN DXPF Corporate Innovation Program」（以下、本プログラム）を実施中です。12月1日から、新たに3社の日本企業をチャレンジオーナーとして迎え、本プログラムへ参加するASEANのスタートアップ／テック企業の募集を開始します。

◇本プログラムの目的・背景

JETROは、5月1日の日星経済大臣会合で合意された「日シンガポール強靭な経済活動の推進に関する共同声明」を具体化するため、シンガポール企業庁（エンタープライズ・シンガポール/政府対外ビジネス振興機関）などの政府機関とともに、オンライン上で企業間連携を促進する「DXプラットフォーム（DXPF）」を立ち上げ、ASEAN各国、インドなどで延べ30件以上のオンラインセミナーを開催しました。また、DXPF等を通じて組成されたプロジェクトの早期具体化のために、約45件の実証事業（PoC）プロジェクトを支援しています。

デジタル技術を活用した業務の効率化や新たなサービスを創造するデジタルトランスフォーメーション（以下、DX）は、世界中の企業や行政において取り組みが始まっています。新型コロナウィルスの感染症拡大により物理的な接触が制限されるなど、これまでのビジネスのあり方に危急の変革が求められる中で、この新たな社会課題に関してもDXを起点として克服することが期待されています。

近年ASEAN地域では、デジタル技術を活用した社会改革、DXが急速に進行しており、有力なスタートアップが次々に出現し、これまでの市場や価値観、社会構造そのものを抜本的に変革する原動力となっています。このような背景において、本プログラムではASEANのDXをリードするプレイヤーと日本企業をつなぐことで共創を実現し、企業のDXや新たな価値創造を実現することで日本をリードする新たなコーポレートのモデルを創造することを目的としています。

◇参加企業の募集

本プログラムに参加して、3社のチャレンジオーナーが設定した“コーポレートDX”の実現に向けたテーマに取り組んでいただけるスタートアップおよびテック企業を募集いたします。※チャレンジネームは暫定

チャレンジ１

“Smart Cloud Data Platform for IHI Future Smart City”

チャレンジオーナー：IHI Asia Pacific Pte Ltd

テーマ：同社の道路・交通情報に関するセンシング技術とそのデータ分析・活用を通じた「スマート交通」を切り口として、新たなスマートシティの構築に挑戦します

チャレンジ２

“Enhancing Industrial Customer Value in ‘New Normal’ Remotely”

チャレンジオーナー：NITTOKU Singapore Pte Ltd

テーマ：COVID-19の影響で長距離移動に制約がかかることで、機器メーカーである同社は、クライアント海外工場での機材組み立てや設備メンテナンス、修理業務に支障が出ています。本チャレンジではテクノロジーを活用し、New Normalにおける新たなメーカーの在り方の創造に挑戦します

チャレンジ３

“Building New Synergies by Digitalization of Human Resource Model”