海外におけるEC販売プロジェクト

Japan Mall

お知らせ

  • 2024年4月10日
    ジェトロは、2024年度もJAPAN MALL事業を実施します。本事業では「Japan Street」を活用して、連携する世界のECバイヤーに商品を紹介いたしますので、参加を希望される企業は「Japan Street」への商品のご登録をお願いいたします。

事業概要

JAPAN MALL事業は、ジェトロが世界各国で連携するECバイヤーに商品を紹介する事業です。
原則、国内納品・国内買取・円建て決済で取引が完結するため、複雑な輸出手続きが不要です。
また、成約した商品についてはジェトロと現地のECサイトが連携してプロモーションを実施します。

JAPAN MALL事業
のメリット

  • 原則、国内納品・国内買取・円建て決済で取引が完結。
  • ECバイヤーから関心が寄せられた企業に対して、商談(オンライン、リアル)のアレンジやサンプル依頼時の調整などを行います。
  • 商品はECバイヤーの買取となるため、返品リスクがありません。
  • ジェトロとECサイトが共同でプロモーションを行うことで、海外消費者の需要を喚起します。
  • 事業終了後、プロモーションの実施概要を共有します。
  • ECサイトごとに設定する有料オプションに参加した場合は、個別の商品に関してプロモーションやフィードバックを受けることが可能です。

有料オプション NEW!

  • 2023年度から、商品毎のプロモーションおよび当該プロモーションデータのフィードバックを行う「有料オプション」が選択可能となります。
  • 有料オプション参加企業の商品は、通常のプロモーションに加えて、個別のプロモーションやデータフィードバックの対象となります。
  • ECサイトごとの有料オプションの設定有無、参加費用、ジェトロによる補助及びプロモーション内容等は決まり次第、お知らせします。
お申込み対象 JAPAN MALLで連携するECバイヤーからの受注が確定した企業
ジェトロの支援サービス ECバイヤー の受注確定後、ジェトロからの個別の連絡に沿って、商品ごとにお申込み(ECサイトによる審査あり)
募集する商品数 ECサイトごとに上限あり

事業の流れ

2023年度から、次のとおり、事業の流れが一部変更となります。

  1. Japan Streetへの登録

    Japan Streetに商品を登録いただくと、ジェトロ内のデータベースに登録されます。

  2. 商品紹介・バイヤー商談

    Japan Streetを活用し、ECバイヤーが探している商品をジェトロが紹介します。ECバイヤーから商談リクエストが来た企業には商談のアレンジやサンプル送付方法等の調整などを行います。

  3. ご登録

    ECバイヤーと商談が成約し、発注が確定した場合に、JAPAN MALLへの参加登録、有料オプションのご選択をいただきます。
    ※ご登録方法やプロモーションの詳細は、対象企業にジェトロよりご案内します。

  4. 受注・納品

    受注確定後はECバイヤーまたは商社の指定倉庫に商品を納品ください。
    ※納品先、支払い条件はECバイヤーにより異なります。

  5. 現地EC販売とプロモーション

    現地ECサイト等で商品を販売・プロモーションします。終了後、プロモーションの実施概要を共有します。

取引の流れ

  • 事業参加企業

    ジェトロが海外ECバイヤーに商品情報を紹介。お引き合いのあった商品について、次のステップをご連絡します。

    ①ジェトロが海外ECバイヤーに商品情報を紹介。お引き合いのあった商品について、次のステップをご連絡します。支払いは事業参加企業・指定商社等の間で行われます。②バイヤー・指定商社等と条件を交渉し、受注が確定したら指定商社等に販売・納品ください。支払いは指定商社・海外ECサイト等の間で行われます。③指定商社等が商品を海外ECサイトに輸出・販売した後は、海外ECサイト内にて商品認知のためのプロモーションを実施します。(例外あり)支払いは海外ECサイト・海外消費者の間で行われます。④海外ECサイトが海外消費者に商品を販売・納品します。

  • 指定商社等

    ECバイヤー・指定商社等と条件を交渉し、受注が確定したらECバイヤー指定商社等と契約・納品ください。

  • 海外ECサイト

    海外ECサイト内にて、商品認知のためのプロモーションを実施します。(例外あり)

  • 海外消費者

    JAPAN MALL事業を通じて、様々な国の消費者に商品を販売する機会が広がります。

  • 原則、指定商社等が輸出業務を行うので初めての輸出でも安心
    国内納品・円建て決済で完結

  • 海外ECサイト内でプロモーションを実施
    プロモーションにより商品の需要を喚起します

詳細資料

ご参加前に必ずご確認ください。

よくある質問PDFファイル (852KB)

対象者
日本企業及び海外進出日系企業
※ただし、商社や代理店など、生産者以外によるお申込みの場合は、製造者/生産者の承諾を得た上での共同提案とすること。

ご参加方法

※詳細資料に記載の参加要件を事前にご確認ください。

  1. Step

    01

    Japan Streetへの登録

    Japan Streetのお申込みページで必要事項を入力・送信してください。
    ※Japan Streetのお申込みページは以下の「お申込みページ」のリンクをクリックしてください。
    ※はじめてのお申込みの方は、「お客様情報登録」(無料)も必要です。

  2. Step

    02

    有料オプションの選択

    連携ECバイヤーに商品が採択され、プロモーション対象となることが決定した企業に個別にご案内をします。
    有料オプションを選択される場合は、お申込みを頂いた上で、所定の期日までに参加費の支払いが必要となります。
    ※お申込み後に、ジェトロより請求書を送付します。

Japan Street

「Japan Street」とは

ジェトロの基準を満たす限られた海外の有力バイヤーのみが閲覧可能な招待制オンラインカタログサイト(一般向け非公開)です。詳細はJapan Street事業ページをご参照ください。

JAPAN MALL事業 連携ECサイト一覧(予定)

EC連携先サイト 分野
米国 Tippsy SakePDFファイル(75KB) 日本酒
米国 MTC KitchenPDFファイル(69KB) 雑貨
米国 Yamibuy 食品
米国 Weee! 食品
米国 World Market 日用品、食品
カナダ IPPINKAPDFファイル(248KB) 雑貨・食品
カナダ Azuma FoodsPDFファイル(412KB) 食品
英国 Ocado Retail Ltd 食品
英国 Tazaki Foods LtdPDFファイル(430KB) 食品
英国 WASO Ltd 食品
英国 ArtertonPDFファイル(307KB) 日用品
英国 Paddlers UK ファッション、雑貨
フランス UMAMIPDFファイル(433KB) 食品
フランス irasshai 食品、日用品
ドイツ easy cook asia 食品
オランダ Hokkai SuisanPDFファイル(271KB) 食品
オランダ Taste of Sake
オランダ Japanse messen 日用品
オランダ Beagleycopperman 食品
スペイン Japón Gourmet 食品
チェコ Tako foodsPDFファイル(430KB) 食品
ルーマニア Tokyo StylePDFファイル(297KB) 食品、酒、キッチン用品
シンガポール OKAMURA TRADING SINGAPORE PTE. LTD. 食品
マレーシア Jaya GroceryPDFファイル(417KB) 食品
マレーシア Golden cornerPDFファイル(392KB) 化粧品
ベトナム Hachi HachiPDFファイル(432KB) 食品・日用品
オーストラリア OSARAPDFファイル(230KB) 日用品、テーブルウェア
中国 インタセクト・コミュニケーションズ株式会社PDFファイル(408KB) 酒類、菓子類、コスメ、生活用品等
中国 株式会社Sake RDPDFファイル(361KB) 酒類
香港 YATA(一田) 食品
インド Daily Need Exim Pvt. Ltd.PDFファイル(369KB) 食品
UAE Summit TradingPDFファイル(645KB) 食品
南アフリカ WemacoPDFファイル(467KB) 食品・日用品

参加企業の声

有限会社楠見材木店(茨城県)

ヒノキ製の品質を効果的にバイヤーに伝え、海外向けの初輸出に成功

JAPAN MALL事業をどのように活用しましたか?
自社製品を海外向けに販売したいとの思いでJAPAN MALL事業に登録しました。主な商品は茨城県産のヒノキを用いた商品ですが、当初は海外の方に木製製品が受け入れられるか不安がありました。
商品登録後、カナダのバイヤーから引き合いが来ました。オンライン商談にて商品の説明をしたところ、これまで見たことのない商品とのコメントがあり、無事に成約。挑戦して良かったと思います。
ECビジネスへの取り組みや工夫した点は?
ヒノキの効能や使ってみて分かる商品の品質をバイヤーに理解いただくため、第三者機関による調査報告書に加え、商品の使い方や感想等を商品情報と併せて提示するようにしました。第三者機関の確認を経ていることで信頼性を高め、感想を掲載する事で信憑性を高めるよう努めました。
IPPINKAとの取引が初の海外輸出でしたが、既に北米市場向けのECサイトで販売いただいているとのことで、スピード感をもって取引ができました。

販売サイト:IPPINKA(カナダ) 、販売国:米国・カナダ

採択商品:ヒノキ製の消臭アイテム

有限会社つかさサンプル(神奈川県)

商品説明や商品の見せ方を工夫し、海外向けの初輸出に成功

JAPAN MALL事業をどのように活用しましたか?
以前から海外に販路拡大を考えていました。とは言え、知識もなく自社だけで認知度を高めるのは難しいと考え、海外企業に当社の商品を知ってもらうべく、JAPAN MALL事業を活用しました。当社は海外輸出が初めての経験だったため、フランスのタクミ・フレーバーズからお引き合いがあった際には、商品の提案の仕方や価格設定などについてジェトロのサポートを受けて、商談の事前準備をすることができました。
ECビジネスへの取り組みや工夫した点は?
商談の機会を増やすため、海外バイヤーにも伝わりやすい商品説明や画像の載せ方を工夫しました。加えて、登録商品数を多くすることで商品ラインナップの豊富さをアピールし、自社商品がより認知されるよう意識しました。その結果、今回のお引き合いを海外向けの初輸出につなげることができました。

販売サイト:タクミ・フレーバーズ(フランス)、販売国:フランス

採択商品:食品サンプルのキーホルダー

株式会社マリーヌ(香川県)

JAPAN MALL開始当初から継続して参加し、タイでの販路開拓に成功

JAPAN MALL事業をどのように活用しましたか?
新市場開拓すべく、2019年に初めてJAPAN MALL事業へ登録し、2021年にオンライン商談を経て成約に至りました。登録から初成約にまで3年近くの時間がかかったものの、何もしなければ成約にさえ至ることはなかったことを考えると、まずは何かしらの情報を発信することの重要性を痛感しました。
海外にほとんど直接販路を持っていない当社にとって「JAPAN MALL」とは、「JAPAN MALL」なる“アバター”を通じて、 365日昼夜を問わず、全世界へ商品情報を発信できる魅力的な機会として捉えています。当社にとってタイ向けには初の輸出となりますので、今後も継続して取り組み、海外への販路拡大を図りたいと考えています。
ECビジネスへの取り組みや工夫した点は?
ECビジネスと海外とのビジネスは似通っていて、例えば、顧客と連絡を取るとなると連絡手段はメールかSNSが主となることや、顧客からの問い合わせを想定した資料を事前に十分に準備することなどです。
当社が海外ビジネスに限らずECビジネスでも大事にしているのは「即レスポンス」です。
連絡の点では、メールの場合は受信して30分以内、SNSの場合10分以内を目安に何らかの返信をするようにしています。「即レスポンス」することで、先方の知りたいニーズが即解消され、新たな課題に早く着手できます。 資料の事前準備という点では、海外でも日本でも問い合わせ内容は似ていることもあり、問い合わせを受けそうな内容は事前に揃え、海外向け対応としては顧客向け資料を英語化し、「即レスポンス」できるようにしています。
「即レスポンス」することで、先方との信頼関係が醸成され、延いては新規取引の成約や取引拡大に繋がるものと考えています。

販売サイト:Lazada、Shopee、Konvy(タイ)、 販売国:タイ

採択商品:除菌剤

南九通信株式会社(宮崎県)

海外輸出に初めて成功。手作り・無添加・賞味期限の長さが採択の決め手に

JAPAN MALL事業をどのように活用しましたか?
コロナ禍での国内市場の縮小から、海外向けの販売に興味を持ち、JAPAN MALL事業に登録しました。
登録後、韓国のバイヤーとメール商談を経て成約。賞味期限が120日と長く、添加物を一切使用していないことがバイヤーの目にとまり成約につながりました。本事業への参加をきっかけとして、海外輸出に初めて成功しました。
ECビジネスへの取り組みや工夫した点は?
もち粉を使った独自のせんべいを一から手作りで作っている点と、無添加で安心安全である点をアピールしました。採択商品は、添加物を一切使用していない上に、賞味期限を長くする工夫をしています。
今後は、商品の特徴をアピールすることに加え、バイヤーや消費者の傾向をみながら、海外ニーズに合わせた形で販売できるよう、工夫していきたいです。

販売サイト:Qoo10(韓国)、販売国:韓国

採択商品:せんべい

株式会社グリーンテクノ21(佐賀県)

小ロットでの販売と商品パッケージの工夫により、北米市場向けの販路開拓に成功

JAPAN MALL事業をどのように活用しましたか?
卵の殻の海外展開の可能性と市場の受容性を調査するべく、JAPAN MALL事業に申込みをおこないました。登録後、カナダのセレクトショップであるIPPINKAより、卵の殻100%の有機石灰の引き合いをいただきました。ジェトロの貿易投資相談も活用しながら、これまで輸出実績のなかった北米市場向けに輸出・販売をすることができました。
ECビジネスへの取り組みや工夫した点は?
卵の殻の有機石灰がどの程度販売が期待できるか不透明であったため、小ロットで取引ができるように社内調整を行いました。また、商品パッケージは卵の殻と野菜が記載された分かりやすいものを選定し、商談時にバイヤーに提案しました。

販売サイト:IPPINKA(カナダ)、販売国:米国・カナダ

採択商品:エコ肥料

株式会社佐治陶器(三重県)

日本のものとわかるオーセンティックなデザインが「高品質な日本商品」というイメージを消費者にアピール

JAPAN MALL事業をどのように活用しましたか?
主要商品を申込んだ後にカナダ・中国のバイヤーから引き合いが来ました。メール商談を経て無事成約。佐治陶器の土鍋はIPPINKAのオンラインプロモーション重点商品となり、北米市場の土鍋需要を喚起、Google、AmazonなどでSEO対策を実施した後に販売を4倍に伸ばしました。
ECビジネスへの取り組みや工夫した点は?
ECでの販売は写真が大事なのでプロに撮影を依頼しています。商品単体写真だけでなく土鍋で作った料理の盛り付け実例なども撮影し商品の魅力を発信。バイヤーから動画作成の依頼もきており検討を進めています。 コロナ禍では国内外共通でEC販売が強力な販路であることを実感しました。今後よりECに注力していきたいと考えています。今後の取り組みとしては海外からの引き合いが増えてきたので、商品に同梱する説明書を英語・中国語にする準備を進めています。

販売サイト:IPPINKA(カナダ)、 販売国:米国、カナダ

採択商品:土鍋

株式会社わかたむ(長崎県)

海外向け商品開発後、中東で無添加・無着色・賞味期限240日以上のカステラが初めて採択

JAPAN MALL事業をどのように活用しましたか?
国内市場の縮小や商品認知度の低さをきっかけにジェトロ事業に参加しました。
主要商品を申込んだ結果、引き合いが出たバイヤーとオンライン商談を実施。事業参加を通して、オンライン環境における外国バイヤーへの商品印象付けに自信を深めました。
ECビジネスへの取り組みや工夫した点は?
海外ビジネス用に無添加・無着色・賞味期限240日以上のカステラを商品開発しました。
また長崎県内に居住する外国人留学生を数多く採用し、外国バイヤー向けに工場見学をオンライン配信。商品PRや動画も作成しました。 JAPAN MALL事業をはじめ、ジェトロのオンライン商談に積極的に参加。商談後5分以内に資料を送るといった即時性やオンライン空間での雰囲気作りを意識しました。

販売サイト:1004Gourmet(中東)・Qoo10(韓国)、 販売国:中東、韓国

採択商品:カステラ

アイスタイル株式会社

JAPAN MALL事業でタイ・韓国での販路開拓に成功

JAPAN MALL事業をどのように活用しましたか?
自社で代理店を持っていた中国・台湾等以外のアジア地域で日本の化粧品のニーズが高まっていることを受け、販路開拓のためにJAPAN MALL事業に参加。自社での商談としては初めてタイ、マレーシアのバイヤーとの直接取引に成功しました。
ECビジネスへの取り組みや工夫した点は?
オンラインでも商品の魅力を伝えるため、30秒の商品紹介動画を作成しています。
またアジアのインバウンド需要に応えるため、パッケージの色やデザインも工夫しています。(例:中国で人気の高い馬油成分使用であることを明記する。金箔入り化粧水など華やかな見た目の商品にするなど)

販売サイト:LAZADA・Konvy(タイ)、Qoo10(韓国)、 販売国:タイ・韓国

採択商品:化粧品

有限会社志津刃物製作所(岐阜県)

Provider Storeとの商談で関市のハンドメイド包丁が採択。別バイヤーとの商談、OEM企画も進行中。

JAPAN MALL事業をどのように活用しましたか?
バイヤーとメール(英語)で商談を実施し成約に至りました。商品登録では商品情報を英語で入力し、各商品の特徴を丁寧に説明。ECサイト向けには写真が重要なのでプロが撮影した写真を登録しました。
ECビジネスへの取り組みや工夫した点は?
英語で海外ビジネスを行う人材を採用しました。 自社ブランドの開発を行い、受注生産の割合を減らしていきました。今では自社ブランドのビジネスが9割程度となっています。
(コロナ前は)海外展示会に毎年出展し徐々に来場バイヤーに覚えてもらえるようになりました。最初5年はなかなか成約につながらず我慢の期間であることを実感しましたが、現在は海外からの引き合いが年々増加しています。

販売サイト:Provider Store(オーストラリア)、 販売国:オーストラリア

採択商品:包丁、パン切りナイフ

お問い合せ

ご不明な点がありましたら、よくある質問PDFファイル(852KB)もご参照ください。
その他不明点がございましたら以下のフォームよりお問い合わせください。

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