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ココア共和国の近代

コートジボワールの結社史と統合的革命

表紙画像

アジ研

研究双書 No.615

アフリカにはまれな「安定と発展の代名詞」と謳われたこの国が突如として不安定化の道をたどり,内戦にまで至ったのはなぜか。世界最大のココア生産国の1世紀にわたる政治史からこの問に迫る,本邦初のコートジボワール通史の試み。

佐藤 章著
2015年04月02日
A4356ページ

ISBN:9784258046157

価格(税込): 4,752円

目次

略語表

序論 ‐ココア共和国の近代を問い直す‐

  • はじめに
  • 第1節 ココア共和国
  • 第2節 結社史という方法論
  • 第3節 長期の視点に立った政治史の意義
  • 第4節 本研究の構成

第I部 危機の歴史的背景

第1章 コートジボワール植民地の成立

  • はじめに
  • 第1節 南部森林地帯と人口移動
  • 第2節 ヨーロッパ人との接触
  • 第3節 植民地化
  • 第4節 植民地期の社会経済変容
  • まとめ

第2章 胚胎した統治的結社‐「プランター主導」組織SAAの実像‐

  • はじめに
  • 第1節 SAAの政治的役割と社会経済的背景‐先行研究の整理‐
  • 第2節 SAAの登場‐植民地という文脈における意義‐
  • 第3節 SAAの組織面での特質
  • 結論

第3章 統治的結社の誕生と「脱プランター化」‐植民地期後期におけるPDCIの組織化の実態‐

  • はじめに
  • 第1節 植民地期の社会経済変容のなかのPDCI
  • 第2節 植民地期の選挙におけるPDCIの支持率の分析
  • 第3節 地域独自の政治的組織化の背景‐2地域の実例から
  • 第4節 植民地期の農業政策とPDCIの「脱プランター化」
  • むすび

第4章 ウフェ支配下の統治的結社と統合的革命

  • はじめに
  • 第1節 個人支配体制としてのウフェ支配
  • 第2節 ウフェの統治を支えた条件
  • 第3節 一党制下におけるPDCIの特質
  • 第4節 ウフェと統合的革命
  • むすびに代えて‐翳りゆく一党支配

第II部 危機の展開とその意味

第5章 イボワール人性問題の播種‐1990年代の新たな状況‐

  • はじめに
  • 第1節 民主化とウフェ後継争いの激化
  • 第2節 ポスト・ウフェ時代‐後継争いから与野党対立へ
  • 第3節 過剰代表による一党優位性の確立‐PDCIの「圧勝」の実態
  • 第4節 「恵まれた階層内でのゲーム」‐野党の両義性
  • むすび

第6章 イボワール人性思想の継承‐軍事政権と新たな局面転換‐

  • はじめに
  • 第1節 「軍服のサンタクロース」のクーデタ
  • 第2節 軍の変質‐1990年代に進行した変化の底流
  • 第3節 軍事政権がもたらした局面転換
  • 第4節 多極的な対立構図の到来‐民政移管選挙の分析
  • むすび

第7章 内戦と和解プロセスのなかのイボワール人性‐内戦期政治における連続性‐

  • はじめに
  • 第1節 内戦前史
  • 第2節 内戦とマルクーシ合意
  • 第3節 憲法と和平合意のはざま
  • 第4節 抵抗戦術の手段・資源・実態
  • 第5節 3者鼎立状態
  • 第6節 技術的不備と政党間対立‐有権者登録の難航
  • 第7節 新内戦
  • むすび

第8章 統治的結社とイデオロギー‐結社史から俯瞰するコートジボワール国家‐

  • はじめに
  • 第1節 コートジボワールにおける差別的・排除的実践
  • 第2節 コートジボワール史における中間集団
  • 第3節 メタ・ナショナリズム
  • 結論

結論

  • 結論にあたって
  • 第1節 ワタラ政権の現状と展望
  • 第2節 アフリカ政治研究としての本研究の意義
  • 第3節 コートジボワールにおける「近代」とは何か
  • むすびとして‐本研究の意義とアフリカ研究の未来

あとがき

コートジボワール政治史略年表

参考文献

関連情報

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