中国・上海で開催される中国最大級の総合食品見本市「SIAL China 2019」に過去最大規模のジャパンパビリオンを設置

2019年05月08日

ジェトロは、2019年5月14日(火曜)~16日(木曜)の3日間、農林水産省「戦略的輸出拡大サポート事業」の一環として、中国・上海で開催される総合食品見本市「SIAL China 2019」にジャパンパビリオンを設置します(3年連続4回目)。本見本市は、中国はもちろんのこと、アジア近隣諸国から11万人以上のバイヤーが来場する中国最大級の総合食品見本市です。前回の約1.5倍となる過去最大規模のパビリオンを設置し、中国市場への初輸出を目指す9社を含む41社・団体が中国市場への新規参入、輸出拡大を目指します。

1. 国別農林水産物・食品輸出額第2位となった中国

2018年の日本から中国への農林水産物の輸出額は、前年比32.8%増の1,338億円に達し、初めて米国を抜き、香港に次ぐ第2位と大きく拡大しています(図参照)。さらに、日本食レストランの店舗数(2017年4万800店)の増加や、中国向けに日本産精米を輸出できる精米工場及びくん蒸倉庫の追加等、今後更なる日本産食品の輸出拡大が期待されます。

【図】中国向け農林水産物・食品の輸出額推移(単位:億円)

2013年508億円、2014年662億円、2015年839億円、2016年899億円、2017年1,007億円、2018年1,338億円

(出典)農林水産省ウェブサイト、財務省貿易統計よりジェトロ作成

2. 過去最大規模のジャパンパビリオンを設置、41社・団体が出品

「SIAL China」は11万人以上(2018年実績)のバイヤーが来場する中国最大級の総合食品見本市です。今回、ジャパンパビリオンは出展面積が前回の約1.5倍となる過去最大規模に拡大、41社・団体が出品します。

中国向け品目別輸出額(2018年)が前年に比べて大幅に増加しているアルコール飲料(8社、49.4%増)、菓子(12社、47.2%増)に加え、2018年11月に7年ぶりに解禁された新潟産コメ等の米・包装米飯(5社)、出汁、醤油、味噌など調味料(5社)等が出品します。また、輸出未経験の5社を含む計9社が中国への初輸出を目指し、ナッツ、青汁などを売り込みます。

3. 事前の出品者説明会にて知的財産セミナーを実施

1月に行った出品者説明会では、「知的財産に関する注意喚起」と題し、ジェトロ知的財産課所属のアドバイザーによる輸出に関する知的財産権についてのセミナーを実施。知的財産権の基本知識や農水産物・商品の輸出時の知的財産保護に加え、海外見本市に出展する際に注意すべき事項について説明を行いました。知的財産権の侵害防止について予め注意喚起を行うことで、多面的な角度から出品者支援を行いました。


ジャパンパビリオン概要

主催
:日本貿易振興機構(ジェトロ)
会期
:2019年5月14日(火曜)~16日(木曜)
会場
:上海新国際博覧会中心
参加企業
:41社・団体(別添参照)
参加規模
:432平方メートル
参加ホール
:E2

SIALChina2019実績(※主催者発表による)

出品者数
:3,400社・団体(出品国数:70カ国・地域)
来場者数
:110,635人
展示面積
:162,500平方メートル
開催頻度
:毎年
主催者
:Comexposium