お知らせ・記者発表
海外コンビニにおける加工食品・菓子類・飲料のテスト販売事業:シンガポール向け商品を発表、ベトナムで再度実施へ
2017年04月10日
ジェトロは、シンガポールのセブン-イレブン(※注)約350店舗にてテスト販売事業「J-TREATS FESTIVAL」(日本おやつ祭りの意)を、4月19日から6月13日にかけて実施します。
対象となる全店舗に専用コーナーを設置し、公募を通じて採択した11都道府県16社の30品目(うち、20品目がゼリーやスナックなどの菓子類)をテスト販売します。また、徳島県産・種子島産・対馬産のサツマイモを使用したチップスや焼き芋、富山県産の黒酢ドリンクなど、16品目がシンガポール初輸出の商品です。
なお、本事業は、昨年1月に経済産業省が設立した「コンビニエンス・ストアとジェトロの連携推進に関する協議会」の決定に基づき、ベトナムにおけるファミリーマート、ミニストップ、イオンの全店舗(約200店舗)で昨年11月に実施したテスト販売事業に続く取り組みです。
ベトナムにおけるテスト販売事業の第2回の開催も決定しました。2017年11月から2018年1月まで、最大3カ月の予定です。
(※注)香港を拠点とする小売大手のデアリー・ファーム社が運営会社。セブン-イレブン・ジャパンの100%子会社である7-Eleven, Inc.が同社にシンガポールにおけるエリアライセンスを付与。
1. シンガポールでのテスト販売事業「J-TREATS FESTIVAL」の特徴
- 実施期間は4月19日から6月13日までの約2カ月間。展開店舗は、シンガポールにおけるセブン-イレブンの約350店舗。
- 継続販売を目標に、シンガポールのセブン-イレブンが現地の消費者ニーズにマッチすると考える品目をジェトロが公募。実際の流通コスト等を反映させた小売価格でテスト販売を実施。
- 30の採択品目のうち、16品目がシンガポール初輸出となる菓子類、飲料等。
- 採択企業には消費者アンケート調査の結果や、POSデータを元にしたマーケティング情報等をフィードバックする予定。
2. 今回の採択品目のポイント
- シンガポールの消費者が受け入れ易い価格帯の商品(日本での小売単価が500円以下)
- 【参考】テスト販売時の平均小売単価は約3.7シンガポールドル(約300円)となる見込み。
- シンガポールであまり流通していない商品(黒酢飲料、缶詰入りのパン等)やニーズが高まっている商品(サツマイモなど国産原料を活かした菓子類 等)が選ばれた。
主な採択品目
- 徳島産・種子島産・対馬産のサツマイモを使用したチップスや焼き芋
- 国産黒酢を使用した黒酢ドリンク、缶詰入りのパン
- ドリップタイプのお茶、コーヒー、カップ味噌汁
- ゼリーやスナックなど菓子類 等
3. ベトナムにおける第2回のテスト販売事業の実施決定
- フェア実施期間は2017年11月から2018年1月までの最大3ヵ月間。展開店舗は、ベトナムにおけるファミリーマート、ミニストップ、イオンの全店舗(約300店舗の見込み)。
- 対象品目は、インスタントやレトルト等の加工食品、菓子類、飲料、その他農水産品・食品、日用品等。
- 公募締切は5月12日。4月24日から27日にかけ、日本国内での説明・商談会を実施。
4月24日(月曜) 札幌市
4月25日(火曜) 大阪市
4月26日(水曜) 福岡市、熊本市
4月27日(木曜) 東京都
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ジェトロ・サービス産業課(担当:下笠、石見)
Tel:03-3582-5238