お知らせ・記者発表
世界最大の水産専門見本市「Seafood Expo Global 2017」にジャパンパビリオンを設置:拡大するEU市場へ日本産水産物を売り込み
―レストランガイド「ゴーミヨ」(Gault et Millau)と連携し現地バイヤーを誘致―
2017年04月17日
ジェトロは、2017年4月25日(火曜)~27日(木曜)の3日間、ベルギー・ブリュッセルで開催される世界最大の水産専門見本市「Seafood Expo Global 2017(SEG 2017)」にジャパンパビリオンを設置します。設置は4年連続4回目となり、今年は10社・団体がジャパンパビリオンに出品します。
2016年の日本産水産物・水産加工品の輸出額は前年比4.2%減でしたが、EU向け輸出額は3.7%増の75.7億円(前年72.9億円)と伸びが続いております。ジャパンパビリオンでは、日本産水産物の一層の輸出拡大に向けた新たな試みとして、レストランガイドのゴーミヨ(Gault et Millau)[※注]と連携して日本食品バイヤーや水産関係企業を誘致し、出品企業の新たな顧客開拓を支援します。
- 参考:
- 2016年、日本からEU向けの水産物輸出額は前年比3.7%増の75.7億円でした。日本からの水産物輸出総額は同4.2%減の2,756.5億円で、そのうちEUの占める割合は3%ほどに過ぎませんが、2012年比で倍増しており、今後も輸出拡大が期待されています。
[※注]ゴーミヨBELUX版。年間発行部数は約3万5千部。フランスで創刊、現在、ベルギー・ルクセンブルクの他、13カ国で刊行されている。1点~20点の採点方式を採用しており、10点以上のレストランが掲載される。
EU向け水産物輸出額

(出所)農林水産省HP、財務省貿易統計よりジェトロ作成
1. 欧州有数のネットワークを活用しバイヤー誘致
今年のジャパンパビリオンでは、欧州でミシュランと並ぶ影響力を持つレストランガイドのゴーミヨ(Gault et Millau)と連携し、(1)欧州の日本食品バイヤー、水産関係企業の来場誘致活動を会期前に実施するほか、(2)会期中の料理デモの際は、英・仏・蘭語で司会・解説を実施するなど、見本市来場バイヤーが各出品者ブースを訪問しやすい環境を作ります。
2. 高品質な日本産水産物をオールジャパンで提供
EU向け水産物輸出には、安全・衛生管理の面でEU HACCP認証が必要となります。現在51の認証施設がありますが、出品者はEU HACCP以外にも、ISO9001、ISO22000、FSSC22000を取得しており、安心・安全で高品質な日本産水産物をEU市場へ提供します。
また、現地で人気の寿司には欠かせないわさび関連製品等を含めた、幅広い商品をラインナップするとともに、水産物の輸出促進を一層強化することを目的として国内の水産関連団体により設立された水産物・水産加工品輸出拡大協議会がジャパンパビリオンに出品し、オールジャパンで日本産水産物の輸出拡大に努めます。
ジャパンパビリオン概要
- 主催:
- ジェトロ
- 参加企業:
- 10社(添付資料参考)
- 参加規模:
- 184平方メートル
Seafood Expo Global 2017概要
- 会期:
- 2017年4月25日(火曜)~27日(木曜)
- 主催:
- Diversified Business Communications
- 出品者数:
- 1,664社(2016年実績)
- 会場面積:
- 35,862平方メートル(2016年実績)
- 来場者数:
- 22,166人(2016年実績)

SEG 2017 ジャパンパビリオンイメージ
-
ジェトロ農林水産・食品事業推進課(担当:和波)
Tel:03-3582-5546ジェトロ・ブリュッセル事務所(担当:土屋)
Tel:+32-2-282-0500