お知らせ・記者発表
18カ国の食品バイヤーが39都道府県の国内事業者と商談
‐FOODEX JAPAN 2017に合わせて実施‐
2017年03月02日
ジェトロは、3月第2週に開催される「FOODEX JAPAN 2017」に合わせて、海外バイヤーと、日本の農水産物・食品の海外販路開拓に意欲のある国内事業者との食品輸出商談会を幕張メッセにおいて開催します(農林水産省補助事業)。ジェトロでは、海外18カ国から、輸入・卸売業者、小売業者等を招へいし(添付資料(1))、商談をアレンジします。あわせて、国内商社と国内事業者が商談する輸出協力企業交流会(国内商社マッチング)を実施し、商社経由の間接貿易による輸出促進も支援します。
1.輸出を志向する163社・団体が参加
ジェトロが3月9~10日の2日間にわたり開催する食品輸出商談会には、輸出を志向する200社以上の国内事業者から申し込みがありました。これら国内事業者と海外バイヤー双方の要望や関心事項等を踏まえて事前に商談相手のマッチングをした結果、全国39都道府県から163社・団体の生産者、食品加工業者等が本商談会に参加します。
2.アジアをはじめとして欧米、南米からもバイヤーが参加
今回、海外からはアジア19社、欧州4社、北米3社、南米2社、ロシア・CIS地域1社の計29社31名のバイヤーが来日します。アジアからは、主な輸出先国である中国から6社、タイ、ベトナムから各3社を中心に、カンボジア、ブルネイといった将来的に市場としての可能性が期待できる国からも参加します。
中国の6社及び北米の3社は取扱希望品目に菓子・スイーツ類をあげており、日本産の菓子やスイーツの関心が高まっていることがうかがえます。欧州から参加する4社のうち、フランス、ベルギーのバイヤーはレストラン向けの業務用食材を探しており、調味料への関心を示しています。南米から初めて参加するチリバイヤーはチリとペルーの両国で展開するスーパーマーケットチェーンで、特に水産物の買い付けに関心を持っています。
2016年の農林水産物・食品の輸出額(速報値)は7,503億円(前年比0.7%増)と過去最高を記録しました。地域別では、中国が899億円(同7.2%増)と高い伸びを示しており、分野別では菓子類、調味料等の加工食品は2,356万円(同6.1%増)と今後も輸出の拡大が期待されています。
3.海外バイヤーが卸売市場視察、その後地方3都市でも商談会に参加
招へいバイヤーは、日本全国から多様で新鮮な水産物が集まる築地市場を視察します。またその後、3つのグループに分かれて、(1)北海道、(2)愛知、(3)四国(香川)で開催する商談会にて各地の国内事業者と商談します。
4. 輸出協力企業交流会(国内商社マッチング)を同時開催
ジェトロでは、国内商社(13社予定)と国内事業者のマッチングイベントである輸出協力企業交流会を開催します。海外バイヤーとの食品輸出商談会と同時に開催することで、自国へ物流ルートを持たない海外バイヤーと自社で輸出対応できない国内事業者を繋ぐ相乗効果が期待されます。

前回の食品輸出商談会の商談風景

招へいバイヤーの卸売市場視察
ジェトロ食品輸出商談会 at FOODEX JAPAN 2017
- 1.日時:
- 3月9日(木曜)、10日(金曜)10時00分~17時20分
- 2.会場:
- 幕張メッセ 国際会議場2階コンベンションホール
- 3.主催:
- ジェトロ
- 4.海外バイヤー:
- 18カ国の食品卸売業・小売業等 29社(添付資料(1))
- 5.国内参加事業者:
- 163社・団体 (予定)
- 6.対象品目:
- 加工食品全般(調味料、飲料(アルコール飲料含む)、菓子)、茶、水産物・同加工品等
ジェトロ輸出協力企業交流会 at FOODEX JAPAN 2017
- 1.日時:
- 3月9日(木曜)9時50分~16時40分、10日(金曜)9時50分~11時40分
- 2.会場:
- 幕張メッセ 国際会議場3階301会議室
- 3.主催:
- ジェトロ
- 4.国内商社:
- 13社(予定)
- 5.国内事業者:
- 47社(予定)
- 6.対象品目:
- 食品全般
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ジェトロ農林水産・食品事業推進課(担当:河村、小林)
Tel:03-3582-5546