お知らせ・記者発表
ニューヨークでテキスタイル展示会「Japan Textile Salon in NYC」を初開催 ‐8月24日から出展企業の募集を開始
2017年08月23日
ジェトロは、日本の高品質・高感度・高い技術力を有するテキスタイル企業の海外販路開拓支援と米国ミドル・ハイエンドゾーンでの需要発掘・喚起を目的とする展示会「Japan Textile Salon in NYC」を、2018年1月17日、18日に米国・ニューヨークで初めて開催します。
開催に向け、出展対象である日本の独自性を感じさせるテキスタイル企業20社(予定)の募集を、8月24日から開始します。なお、出展企業は輸出意欲が高く、市場ニーズに対応できる企業を選出するため、審査会を経て決定します。募集概要は添付資料を参照ください。
米国のミドル・ハイエンドゾーンのファッションマーケットで、日本素材の伝統的な匠の技、高い加工技術等の素材開発力は高く評価をされており、他にはない素材「Novelty Fabrics」を提供できるアパレル向けテキスタイル企業は多く存在すると認知されています。今回、日本企業が一堂に会し展示会を開催することは、日本素材の優位性・差別性の情報発信につながり、米国市場参入のきっかけとなるものと考えます。
Ⅰ.開催趣旨
- 高品質・高感度・高い技術力を有する厳選された出展者のグループにより情報発信性を高めることで米国ミドル・ハイエンドゾーンでの日本素材需要発掘・喚起を図ります。
- 招待者限定の商談会形式をとることでバイヤーの顧客化・固定化を図ります。
Ⅱ.概要
- 名称
- :Japan Textile Salon in NYC
- 会期
- :2018年1月17日(水曜)、18日(木曜)
- 会場
- :The Altman Building(1,254平方メートル)
135 West 18th Street, New York, NY 10011 - 出品対象物
- :アパレル向けテキスタイル
- 主催
- :ジェトロ
- 出展者
- :日本の独自性を感じさせるテキスタイル企業20数社予定
- 来場者
- :厳選された米国のデザイナー・メゾン、アパレルのバイヤー100名(予定)
- 運営事務局
- :一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW)

広報ブースイメージ1

広報ブースイメージ2
Ⅲ.出展企業募集概要
イベント情報:米国テキスタイル展示会「Japan Textile Salon in NYC」をご参照ください。
今回の取り組みのポイント
- 事前のフィージビリティ&動向調査を通じて市場概況を把握
ジェトロは、2016年7月と2017年1月にニューヨーク(以下、NY)にて、現地で開催されていた主要テキスタイル見本市を視察し、出展日本企業9社から市場動向についてヒアリング調査を実施するとともに、進出日系商社5社、現地エージェント5社(米国系3社、日系2社)、代表的アパレル4社と面談しました。その結果、日本素材に対する高い評価(クラフトマンシップや加工技術を含めた素材の開発力等)と共に、市場ニーズに対応するために求められるいくつかの課題(納期、価格、商流の整備等)が明らかになりました。そして、日本のテキスタイルがひとまとまりで見られることへの期待もあることが判りました。また、2016年11月に開催した調査報告会には定員を上回る参加者があり、日本企業の米国市場への関心が高いことも判りました。
- 審査会を開催して出展者を選定
調査結果を踏まえ、今回は展示会出展企業の決定にあたり、輸出意欲が高く、市場ニーズに対応できる企業を選出するために、米国市場で日本製テキスタイルの売込みを経験していた方々を審査員に加えて審査会を開催し、参加企業を決定することにしました。
- 日本独自のトレンドテーマをアピールする広報ブースを設置
この展示会では、単に、商談用の出展者ブースを設置するだけではなく、日本独自のトレンドテーマに基づき、出展者の代表的な素材を広報ブースで編集展示して見せることで、日本製テキスタイルの魅力をアピールします。
- 現地業界ニーズに沿った会場の選定となごやかな商談環境
1月の事前調査で8カ所11会場を視察したなかで、ファッション系企業の集積地であるマンハッタンのダウンタウン(ソーホー、トライベッカ地区)からアクセスが良いチェルシー地区の会場を選定しました。さらに、初日に招待バイヤーの歓迎も兼ねて「ハッピーアワー」を設けるなど、ケータリングサービスを伴うおもてなし企画を実施して、なごやかな雰囲気のなか商談ができる環境を整え、顧客の固定化を図ります。
- 出展者向け事前準備プログラム
10月初旬に開催予定の出展者向けの説明会やセミナー、展示会開催直前まで複数回開催予定の個別相談会において、イチオシ素材の絞り込み、現地ニーズへの対応、事前バイヤーアプローチ等に関する情報を提供し、品揃え等の出展者の準備を強力にサポートします。
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ジェトロ生活関連産業課 (担当:久保、荒居)
Tel:03-3582-1670