世界2大オーガニック市場、米国とドイツで日本食品に特化した商談会を開催

‐健康志向特化型の海外商談会を初めて実施‐

2017年01月25日

ジェトロは、農林水産省の輸出サポート事業の一環として、3月10日に米国・ロサンゼルス、3月17日にドイツ・ハンブルクで、日本産農水産物・食品輸出商談会を開催します。健康志向の日本食品に特化した商談会を海外で行うことは初めてで、両商談会には公募した日本企業がオーガニック、健康食品、調味料など、米国及びドイツでの需要が高い食品を多く出品、両国のバイヤーに対し、おいしく、安全かつ高品質な日本食品をアピールします。
ロサンゼルスの商談会「日本産農水産物・食品輸出商談会in ロサンゼルス」(出品日本企業:28社)は、世界最大級の健康関連見本市「Natural Products Expo West 2017」(NPEW2017)(3月10日~13日)に合わせて近隣ホテルで開催します。昨年の「NPEW2016」には、3,000社が出展、77,000人以上のバイヤー等が来場しています。
ハンブルクの商談会「日本産農水産物・食品輸出商談会in ハンブルク」(出品日本企業:10社)は、ホテル・レストラン・ケータリング産業専門見本市「Internorga2017」(3月17日~21日)に合わせ実施します。昨年の「Internorga2016」には1,300社以上が出展、95,000人以上のバイヤー等の来場実績を有します。

世界のオーガニック市場(2014年約8.9兆円)において、米国(第1位)とドイツ(第2位)は市場の56%を占める有望市場です。この2大市場において日本食は「健康的でクール」というイメージと共に普及し、特にミレニアル世代と呼ばれる若い世代の間で人気が高まっています。こうした状況を捉えジェトロは、現地市場ニーズの健康志向に着目、日本企業の両国における両国でのオーガニック市場の開拓・販路拡大をサポートします。

【参考】2014年世界のオーガニック市場規模内訳

2014年のオーガニック市場規模の国別内訳を示す円グラフ。米国43%、ドイツ13%、フランス8%、中国6%、カナダ4%、その他26%。

(出所)国際有機農業運動連盟2016年発表よりジェトロ作成

【参考】2006年-2015年 米国オーガニック食品売上推移

2006年から2015年の、米国におけるオーガニック食品売上額の推移を示す棒グラフ。2006年にはオーガニック食品売上実績:約160億USドル、非オーガニック食品売上実績:約10億USドルであったが、毎年順調に数字を伸ばし、2015年はオーガニック食品:約380億USドル、非オーガニック食品:約30億USドルとなっている。

(転載)Organic Trade Associationよりジェトロ作成

1. 米国とドイツで人気の高いオーガニックや健康に配慮した商品を多く出品

両商談会では、オーガニック、健康食品、調味料など、米国及びドイツでの需要が高い食品を多く出品し、両国のバイヤーに対し、おいしく、安全かつ高品質な日本食品をアピールします。
ジェトロの支援により今回商談会に初参加するインスタント食品メーカーは、100%オーガニックのヴィーガン仕様(動物性不使用、化学調味料不使用、無添加、国内の放射能対策原料のみを使用、遺伝子組み換え原料不使用としたもの)の即席味噌汁を出品します。また、他の出品者も健康に配慮した食品として、グルテンフリーヌードル・クッキー・パスタ、有機抹茶、砂糖不使用の和菓子、米粉やこんにゃく製品などを出品し、現地のニーズに対応した商品を中心に売り込みを図ります。
なお、ロサンゼルス商談会の出品企業を品目別に見ると、加工食品(麺類、健康食品等含む)が最多の11社、茶、菓子がそれぞれ4社、水産物・加工品が3社、調味料が2社、果実、飲料、米、アルコール飲料がそれぞれ1社です。また、ハンブルク商談会の出品企業を品目別に見ると、調味料が最多の4社、加工食品(麺類、健康食品等含む)、茶がそれぞれ2社、日本酒、米がそれぞれ1社です。

2. 現地見本市の来場バイヤー誘致を図り、更なる商談成果創出を目指す

両商談会は、バイヤー集客の最大化を図るため、現地における大型有力見本市への来場バイヤーを誘致すべく、見本市開催地の近隣で開催します。有力見本市との連携効果により、同見本市のバイヤーとのマッチングが期待できます。

【開催概要】

1.「日本産農水産物・食品輸出商談会 in ロサンゼルス」

主催:
ジェトロ
会期:
3月10日(金曜)
会場:
Double Tree Suites by Hilton Hotel Anaheim Resort-Convention CenterTuscany ABC Room
参加企業:
28社・団体(別添参照)

世界最大級の健康関連見本市「Natural Products Expo West 2017」(NPEW2017)(3月10日~13日)に合わせて近隣ホテルで開催。昨年開催された「NPEW2016」では、3,000社の出展社に77,000人以上のバイヤー等が来場。

2.「日本産農水産物・食品輸出商談会 in ハンブルク」

主催:
ジェトロ
会期:
3月17日(金曜)
会場:
Ratsherrn Diele (ラーツヘルンディーレ)
参加企業:
10社・団体(別添参照)

ホテル・レストラン・ケータリング産業専門見本市「Internorga2017」(3月17日~21日)に合わせ実施します。昨年の「Internorga2016」には1,300社以上が出展、95,000人以上のバイヤー等が来場。

日本の農林水産物・食品の輸出総額推移

我が国の2015年米国向け農林水産物・食品の輸出総額は香港に次ぐ第2位の1,071億円(前年比14.9%増)を達成し、各輸出上位品目とも輸出額が増加しており、全体の輸出額は1,000億円を超過。ドイツ向け農林水産・食品の輸出総額は66.3億円であり、輸出額の約2割が緑茶で、米国に次ぐ第2位の緑茶輸出先となっています(下図参照)。

【図】米国向け農林水産物輸出額推移

米国向け農林水産物輸出額の推移を表す棒グラフ。2011年:666億円、2012年:688年、2013年:819億円、2014年:932億円、2015年:1071億円(2015年のうち、1月から11月:977億円)、2016年1月から11月:946億円

(出所)農林水産省HPよりジェトロ作成

【参考】2015年 米国向け輸出品目の内訳

2015年の米国向け農林水産物輸出の品目別内訳を表す円グラフ。農産物657億円(農林水産物全体の輸出額の61.3%)のうち、加工食品が400億円(同37.3%)、畜産品48億円(同3.8%)、穀物等41億円(同3.8%)、野菜・果実等35億円(同3.3%)、その他農産物133億円(同12.4%)。林産物は21億円(同1.9%)。水産物は393億円(同36.7%)。

(出所)農林水産省HPよりジェトロ作成

【図】ドイツ向け農林水産物輸出額推移

ドイツ向け農林水産物輸出額の推移を表す棒グラフ。2011年:44億円、2012年:43年、2013年:63億円、2014年:58億円、2015年:66億円(2015年のうち、1月から11月:59億円)、2016年1月から11月:61億円

(出所)農林水産省HPよりジェトロ作成

【参考】2015年 ドイツ向け輸出品目の内訳

2015年のドイツ向け農林水産物輸出の品目別内訳を表す円グラフ。農産物53.5億円(農林水産物全体の輸出額の80.7%)のうち、加工食品が23億円(同34.76%)、畜産品10.2億円(同15.4%)、穀物等1.4億円(同2.2%)、野菜・果実等0.8億円(同1.2%)、その他農産物18.1億円(同27.3%)。林産物は4.9億円(同7.4%)。水産物は7.9億円(同11.9%)。

(出所)農林水産省HPよりジェトロ作成

ジェトロ農林水産・食品課(担当:金成)
Tel:03-3582-4966