■_J_E_T_R_O_Y_A_M_A_G_A_T_A_■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    ジェトロ山形メールマガジン  No.81                    http://www.jetro.go.jp/yamagata/ ━2005.05.16━━━━━━━━━━━━━ ■_J_E_T_R_O_Y_A_M_A_G_A_T_A_■  ┏▼コンテンツ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ┃ ○セミナー・イベント情報  ┃ ○ジェトロ・ワールド・レポート  ┃ ○ビジネス英語ワンポイント・レッスン  ┃ ○最新中国を知るキーワード  ┃ ○海外トピックス『ベンチャー・ビジネス最前線』  ┃ ○ジェトロの新着調査レポート  ┃ ○お知らせ  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■○■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○■ セミナー・イベント情報 ■┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆中国経済セミナー  「中国は今−最新の中国事情−最前線からの報告」 中国ビジネスに精通するお二人の講師をお迎えし、上海・華東地域、広東省の 最新事情や日系企業の動向等をご報告いただきます。 日 時:2005年5月26日(木)(酒田会場)13:00〜15:20     2005年5月27日(金)(山形会場)13:00〜15:20 場 所:(酒田会場)ガーデンパレスみずほ(酒田市みずほ2-17-8)     (山形会場)パレスグランデール(山形市荒楯町1-17-40) 講 演:第1部「華東地域(上海)の最新経済情勢と我が国地方の対応」(仮)      講師:ジェトロ アジア経済研究所 研究企画部 部長 丸屋豊二郎氏        (前ジェトロ上海所長)     第2部「華南地区の経済事情」      講師:(株)みずほコーポレート銀行深セン支店 支店長 児玉吉正氏 参加費:無料 申込締切:2005年5月24日(火) 申込先:荘内銀行法人業務部 海外取引支援室 TEL:023-626-9014 詳 細: http://www.jetro.go.jp/yamagata/ ◆海外マーケットへの販路拡大商談会  〜香港・上海に向けて貴社の商品(食品)を売り込みませんか〜 県内企業の皆様の販路拡大を目的に、永旺(香港)百貨有限公司(JUSCO香港) 及び上海石橋水産品有限公司(しんせん館)の仕入担当者をお招きし、商談会 を開催します。 日  時:2005年6月15日(水)     (午前の部)取引条件等の説明  9:00〜 9:30           商談会       9:30〜12:00     (午後の部)取引条件等の説明 13:00〜13:30           商談会      13:30〜17:00      ※1社あたり約20分:商談時間は後日事務局よりご連絡します。 場  所:山形県村山総合支庁 講堂及び会議室 商談方法:商談を希望する企業の皆様が直接サンプル及びカタログにより商品      説明(特徴、小売価格、成分等)を行います。 詳細・問合せ:山形県商業経済交流課 貿易担当 岡崎 TEL:023-630-2355 ■○■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○■ ジェトロ・ワールド・レポート ■┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【世界】 ■国際金融システムは安定(世界)−IMF報告−<デュッセルドルフ発> 良好な経済環境を背景に国際金融システムの安定性は強化されており、IMFは 金融システムの最大のリスクを安心からくる油断だとしている。 ■2004年の世界経済、過去30年間で最も高い成長率(世界)<国際経済研究課発> IMFが4月13日に発表した世界経済見通しによると、2004年の世界経済は5.1%成 長となった。また、世界貿易も20.4%増加した。 ■世界の政治・経済日程<5〜7月>(世界)<国際経済研究課発> WTOの非農産品市場アクセス交渉では、関税引き下げ方式に関する各国の提案が 一通り出揃い、激しい議論が交わされている。6月までの関税引き下げ方式の合 意を目指す。 【アジア・大洋州】 ■浙江省の電力事情、今夏は今年以上の厳しさ(中国)<上海発> 今夏の浙江省の電力事情は、昨年以上に深刻な事態となりそうだ。当局は現時 点では具体的な夏の電力対策を正式に決定していないとしながらも、非常に厳 しい状況にあることを認めた。 ■地方政府に物価統制強化を要求(中国)<北京発> 国家発展・改革委員会は、物価統制を強化し、全体の物価水準を安定させるた め、各地方政府に対し通達を出した。 ■上海市、企業信用情報システムを整備(中国)<上海発> 上海市政府は5月1日から、企業の信用調査に関する細則「上海市企業信用徴信 (信用記録)管理試行弁法」を施行した。 ■第1四半期のGDP成長率は9.5%(中国)<北京発> 2005年の第1四半期(1〜3月期)の国内総生産(GDP)は3兆1,355億元、成長率 は9.5%だった。 ■対内直接投資残高は実行ベース累計の4割弱(中国)<北京発> 商務部は、2005年第1四半期末時点の対内直接投資残高を初めて公表した。実 行ベース累計の4割弱にとどまっており、対中投資を実施した企業の中で、既 に撤退または事業を終了した企業が多くある実情が明らかとなった。 ■2004年の国際収支、経常・資本収支とも黒字幅が拡大(中国)<北京発> 2004年の経常収支、資本収支の黒字はともに2003年の実績から大幅に拡大した。 外貨準備高も大幅に増え、2004年末の外貨準備高は6,099億ドルと過去最高を 記録した。 ■通関の単一窓口システム構築(韓国)<ソウル発> 関税庁は輸出入企業の利便性向上と経費節減のため、食品医薬品安全庁など8 機関と協議して、通関単一窓口システムを構築し、10月初めから運営すること を明らかにした。 ■反日デモの在ASEAN日系企業への影響は限定的(ASEAN)<アジア大洋州課発> 中国の反日デモが、在ASEAN日系企業に与える影響は限定的だ。華人社会を抱 える東南アジア各国の政府は、デモの飛び火を警戒する一方で、日本企業の 「ASEAN回帰」に期待感を示している。 ■対内直接投資、7年ぶりに増加(フィリピン)<マニラ発> 外国直接投資受け入れ額(認可ベース)が7年ぶりに増加に転じた。ガス部門 での大型投資案件のほか、製造業分野で日本からの追加投資などが貢献した。 ■内需好調で業況は上向き(インドネシア)<ジャカルタ発> 進出日系企業の多くが、2004年の業況は上向いたとしている。また2005年の見 通しも好調に推移すると見込んでいる。 ■2004年の貿易、輸出入ともに大幅増(ベトナム)<ハノイ発> 2004年の貿易は、世界的な原材料価格の上昇により原油などの一次産品輸出が 増加し、輸出の伸び率が3年ぶりに輸入を上回った。 【北米・中南米】 ■日墨EPAによるビジネスの急拡大はない(米国・メキシコ)<ニューヨーク発> 日墨EPA発効によるビジネスへの影響について、在ニューヨークの日系企業に 聞いた。日系企業の多くは、関税が撤廃され政府調達分野での差別的取り扱い が解消されるほか、ビジネス環境が整備された点を評価している。しかし、需 給関係やカントリーリスクなどから、EPA発効ですぐにビジネスが拡大するこ とはないとの見方もある。 ■エネルギー価格上昇とインフレリスクが顕在化(米国)<ニューヨーク発> 連邦準備制度理事会(FRB)は4月20日、地区連銀経済報告を発表した。エネル ギー価格の上昇などを背景に、景気動向を見る眼に変化が生じている。今回の 報告では、企業の価格決定力が部分的に回復し、最終財への価格転嫁が進んで いる例が示されている。 ■FRBが8回連続で利上げ(米国)<ニューヨーク発> 連邦準備制度理事会(FRB)は5月3日、短期金利の指標となるFFレートの誘導 目標水準を2.75%から3.00%に引き上げることを決定した。2004年6月から8回 連続の利上げとなり、合計の上げ幅は2.00%ポイントとなった。 【欧州・CIS地域】 ■欧州委、成長と雇用のための3カ年計画を採択(EU)<ブリュッセル発> 欧州委員会は4月12日、成長と雇用の促進を目的とした2005〜2008年の「総合 ガイドライン」を採択した。同ガイドラインは各国計画の基礎となるもので、 マクロ経済政策、ミクロ経済政策、同ガイドラインの3項目に分けて、具体的 な優先課題を提示している。 ■VAT標準税率規定の下限15%の維持を提案(EU)<ブリュッセル発> 欧州委員会は4月14日、付加価値税(VAT)標準税率の下限を、2010年末まで現 行通り15%に維持することを提案した。 【中東・アフリカ】 ■組閣手続きが前進(イラク)<中東アフリカ課発> 暫定国民議会選挙から2カ月以上経った4月6日、国民議会議長、大統領、副大 統領、首相が選出された。 【日本】 ■九州圏内の農林水産物輸出(日本)<熊本発> 九州各県の「農林水産物・食品」輸出促進取り組み報告によると、傾向として 輸出先は中国、香港、台湾に集中し、産品は主としてイチゴ、ミカン、ナシな どである。これらの市場をターゲットとする背景には、地の利、市場の有望性、 交通基盤の充実など共通点がある。各県が個別に輸出支援事業を実施するだけ でなく、互いに連携することで九州ブランドとしての販売戦略を確立すること も重要と指摘された。 *これらの記事はジェトロデイリー「通商弘報」のヘッドラインから抜粋・要  約したものです。購読・詳細記事に関するお問合せはジェトロ山形  ( yat@jetro.go.jp )まで。 その他の「通商弘報」に関する情報は下記ウェ  ブサイトでもご覧いただけます。   http://www5.jetro.go.jp/jet-bin/pro1.cgi/kouhou.html  ■○■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○■ ビジネス英語ワンポイント・レッスン No.81 ■┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (53)動詞TAKEを使ったビジネス会話頻出熟語 takeを使った熟語、成句はごまんとありますが、今回はその中でもビジネス会 話で良く使われ、しかも案外意味合いを間違って使ってしまう可能性のあるも のを幾つか復習しておきましょう。 1) take advantage of 〜:これを「〜を有効利用する」という意味に解釈し 使用する方が多いようですが、注意すべきはadvantageという語自体に「優位」 とか「好都合」の意味合いが濃いので、take advantage of は、自分にとって 都合の良い優位性を利用してとか、相手の弱みに付け込んでというニュアンス が含まれるということです。従い社内文書で実態を訴えるならともかく、交渉 相手に対し "We would like to take advantage of this situation and ask you to reduced your offer price further more."とか申し込むのは「貴社の 置かれている弱い立場に付け込んで更なる値引きを要求します」というエゲツ ナイ文章になるのでご注意を。 2) take a chance:これも和製英語的解釈として「この好機を捉えて大金を投 資しよう」と言うつもりで、Let's take a chance and invest more money in the project.などと言うのを耳にしますが、take a chanceは単に「機会を捉え る」の意味しかなく、逆に「いちかばちかやってみる」、「思い切ってやって みる」の意味合いが強いということを知っておいて下さい。従い上記の例文の 本意は「(上手く行くかどうか判らないが)そのプロジェクトに金をつぎ込ん で勝負に出よう」と解釈されます。 3) take it or leave it:商談の最終局面で、final proposalを受けるか否か を迫る際に使用されます。要は「この条件を受諾するか、捨て去るか」の原意 ですが、「これで決心してよ」とか「これ以上の譲歩は出来ないよ」といった 最終意思表示として、"You can take it or leave it."と使ってみて下さい。 4) take liberties:これは「勝手なことをする」の意味ですが、ビジネス会 話や、やや改まった会議の席上で take the liberty of doing という表現を 耳にすることがあります。謙遜しながらも自分の意見を言いたい時には、 "Let me take the liberty of stating my humble opinion" で「失礼を顧み ずに(自分勝手に)愚見を述べさせていただくならば」と前置きして自分の意 見を開陳されれば良いでしょう。要は下手に出ながら自分の意見を披露したい 場合に便利な表現です。 5) take opportunity: opportunity という語は最近は "equal opportunity" 「雇用機会均等」でお馴染みになっていますが、好機や機会を意味するちょっ と使い勝手の良い語です。種々の用法例は辞書を参照いただくとして、 会議などで「ちょっとこの場をお借りして・・・」と言いたい場合には、 Let me take this opportunity, I would like to say ・・・と切り出されれ ば良いでしょう。 6) give or take:最後に "give or take" ですが、これはaboutと同じ意味、 即ち「およそ」という意味で使われることは以前にこのメルマガで紹介した記 憶があります。しかしよく使われる "give and take"と混同しないようには注 意して下さい。    山形県立産業技術短期大学校庄内校 国際経営科 教育主幹 法島由昭            (ジェトロ認定貿易アドバイザー、公認通訳ガイド) ■○■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○■ 最新中国を知るキーワード No.44 ■┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 言葉から中国を知る 「紅色旅遊」(ホンスーリュイヨウ) 今年のゴールデン・ウィークは、休日と曜日の具合で大型連休となり、愛知万 博や行楽地は大変賑わったようだ。中国でも何年も前から、長期の休暇は観光、 交通、サービスなどの業種を発展させ、就業機会を拡大するとして評価される ようになり休日が増やされてきた。そして観光を楽しむ人々の中で、このとこ ろ「紅色旅遊」がブームを呼んでいるという。 「紅色旅遊」とは赤い観光、つまり革命聖地を訪ねること。長征70周年を記念 して昨年10月、推進プロジェクトも始まった。長征は1934年10月、中国共産党 が国民党軍の包囲攻撃により江西省瑞金の根拠地を放棄し、福建、広東、貴州、 雲南、四川などを経て、翌年10月陜西省北部に到着するまで約1万2500キロの 大行軍で、中国革命に大きな役割を果たした。 行軍の経路地は、そのほとんどが内陸の山間部にあり、経済の発展に取り残さ れた地域である。それだけにこのプロジェクトは、内陸振興策であるとともに、 愛国心を発揚させるという一石二鳥の意味がある。各地ではそれぞれのゆかり にスポットをあて、観光客の呼び込みに力を入れている。今年1月には『紅色旅 遊』という分厚いガイドブックも刊行された。 先月20日、文化部、教育部、鉄道部などが全国会議を開催し、「紅色旅遊発展計 画」を定めた。国家旅遊局は2010年の「紅色旅遊」の収入目標を1000億元(1兆 3000億円)としている。中国の近現代史は日本との関わりが深く、襟を正して これと向き合うことが必要だが、それにしても内陸振興と愛国心の発揚を同時 に図る中国の人々のたくましさには感心する。                東北公益文科大学非常勤講師  岡崎 雄兒 ■○■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○■ 海外トピックス ■┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ベンチャー・ビジネス最前線 - Venture Business Front Line - (76) 「日露友好心理学者 - ババーラ・シドロバ - Varvara Sidorova 」 5月9日はロシア唯一の政治的祝日。対ドイツ戦勝60周年記念日です。テレビで は米国ブッシュ大統領がモスクワを訪れ記念式典に参加した様子が報道されま した。小泉首相の画像も出ました。私の住むAndover市では、米国に移住した (旧ソビエト)ロシアの人達が集まって、戦死した先祖や親戚、友人の霊を (ウオッカを飲みながら)弔っていました。 来る8月は日露戦争終結100周年です。国立公文書館・アジア歴史資料センター (Japan Center for Asian Historical Records)のHPに日露戦争特別展 - 公文書に見る日露戦争 - が掲載されています (http://www.jacar.go.jp/frame1.htm)。米国ではwww.portsmouthpeacetreaty. comでポーツマス講和条約等に関する説明またイベント案内を行っています。 グローバル化の進む中、日露関係は北方領土問題を抱えながら新局面を迎えて います。日本国・外務省は日露関係を下記HPで報告しています。また、ジェト ロはロシア・CIS情報を定期的に発行しています。 最近の日露関係 (平成16年11月) http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/russia/kankei.html 日露関係に関する意識調査 (平成13年2月) http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/russia/chosa01/ 複雑な政治・外交・貿易要因が今後の日露関係を左右していくと思いますが、 ロシア人と日本人を心理学レベルで分析・理解して日露関係に貢献しようとし ているパイオニア的女性がいます。モスクワのMoscow City University of Psychology and Pedagogy (www.mgppu.ru)で博士号を取得しながら、 International Professional Laboratory of Expressive Art-Therapy (www. exat-edu.ru)等で芸術療法の指導をするVarvara Sidorova(ババーラ・シド ロバ)さんです。 シドロバさんは、ロシアの有名な発達心理学者・L.S. Vygotsky (1896-1934) ヴィゴツキー博士が唱えた「近接発達領域」(zone of proximal development) の考え方に基づく認知発達理論を基礎に、ピクトグラムを使った新しい手法で ロシア人と日本人の深層心理にあるものを歴史・文化・言語面から研究するこ とにより、相互理解の為の鍵(現実的解決方法)を探しています。著者もシド ロバさんの訪米中にこの研究に使われているテストを受け、非常に画期的な手 法であると思いました。この手法では、試験を受ける人から描かれるピクトグ ラムに、人間感情の根底を表現する言葉(例えば、「楽しいお祝い事」・「開 発」・「病気」・「温かい風」・「公平」・「家族」・「裕福」等)が使われ ていました。テストを受けた後、シドロバさんから心の奥の奥まで見られた気 がしました。ちなみに同研究手法は他の異文化間考察にも有効です。 シドロバさんの父親は霊気治療師で、子供の時から日本文化に興味を持ち、三 味線を勉強して"Wa-on"(和音) - www.pae.desertmusic.ru - という日本古典 音楽アンサンブルで演奏活動を続けています。2001年8月には日本文化研究の為 に訪日。京都で仏教の研究をしながら沢井忠夫氏の師弟から三味線を学びまし た。また、シドロバさんの芸術治療カリキュラムの一部として墨絵、陶器、面 作りなども指導しています。最近では舞踊、剣道も始めたそうです。 シドロバさんにお願いして、モスクワの学生達に日露関係に関する簡単な(普 通の)意識調査をしてもらいました。それによると、日本の文化(特に最近の アニメ・音楽)はロシアの若者で流行していますが、歴史・政治的なことには 関心が薄いようです。例えば日露戦争のことを知っている学生は皆無でした。 一方、第2次世界大戦にはほとんどの学生が関心を持っていました。 ロシア情報ステーション(www.russigator.ru/index.html)によると、昨年10 月、ロシアで初めてサハリン州トマリノ市に日系の市長が誕生しました。ニシ ヤマ・ソウキチ新トマリノ市長は1945年、サハリンで農業を営む日本人の両親 の間に生まれ、ユジノサハリンスク教育大学を卒業後は地理の教師として働き ました。ペレストロイカ後にビジネスを始め、ジリノフスキー氏を党首とする 自由民主党に入党しました。ニシヤマ・ソウキチ氏は自由民主党所属なので、 北方領土返還には反対しているそうです。 日本生存の為には、日露友好関係は必須条件だと思います。今のうちにシドロ バさんが提案している手法を各界で用いながら、長い歴史・文化の壁を乗り越 えるべきだと考えます。 黒木嗣也・くろき つぐなり - Edward Kuroki - kuroki@validtechnology.com バリッド・テクノロジー・グループ 代表 - http://www.validtechnology.com          (黒木氏はアメリカのベンチャー企業で活躍中の人物) ■○■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○■ ジェトロの新着調査レポート ■┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆「実戦食品輸出読本」のご紹介 最近わが国の食品輸出がクローズアップされています。ジェトロが2000年に発 行した標記書籍は具体的な成功事例を記述しており、食品輸出戦略策定に役立 つと思われますので改めてご紹介します。定価は2,500円+消費税です。 第一章 食品輸出のチャレンジャー達    (調味料、日本酒等の伝統食品、菓子、果物、米等の農産物に分けて、     具体的な成功事例を紹介) 第二章 日本食品の海外マーケティング    (大学教授、食品専門商社、食品メーカーの三人が提案する有益なマー     ケティング方法) 第三章 世界の日本食市場    (米国、英国、フランス、中国、香港、タイ国の市場紹介) 資料編(日本食品の主要国への輸出可能性を食品別に整理した一覧表、世界の     主要国際食品見本市の名称、開催地、概要、連絡先などを掲載) 詳細についてはジェトロ山形(TEL:023-622-8225, yat@jetro.go.jp)まで ■○■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○■ お知らせ ■┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇◇「貿易実務オンライン講座〜基礎編・応用編」のご案内◇◇ ジェトロは、インターネットを通じて「貿易実務」の基礎および「プロのノウ ハウ」までを体系的に学習できる講座を開講しています。 貿易実務の基本を楽しく学習できる講座【基礎編】と、「リスク回避」「コス ト削減」のノウハウの習得、トラブル対応のシミュレーションを体験できる講 座【応用編】を提供しております。  ◇受講期間 2005年7月19日(火)〜10月2日(日)  ◇申込締切 2005年6月19日(日)  ◇お問合せ ジェトロ 人材開発支援課 eラーニング事務局          e-mail: ecollege@jetro.go.jp  ▽詳しくは、ホームページをご覧下さい。(無料サンプル有り)     http://www.jetro.go.jp/elearning/  ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  発行: ジェトロ山形 山形市本町2-4-3 本町ビル 4F  TEL : 023-622-8225  FAX :023-623-1014  URL : http://www.jetro.go.jp/yamagata/  Mail: yat@jetro.go.jp  登録内容の変更・解除: http://www.jetro.go.jp/mail/ ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞